こんにちは あり~なです。
今回は、家庭で使う大容量ポータブル電源をお探しの方で「どのメーカーの製品を選べばいいのだろう」と迷っている人に向け記事を書きました。
結論から言うと、おすすめする3社は、EcoFlow(エコフロー)、Jackery(ジャックリ)、Bluetti(ブルーティ)です。
この記事ではこの3社の会社概要や、大容量ポータブル電源ラインナップを紹介します。
安心・安全が求められるポータブル電源は、信頼できるメーカーの製品を選ぶことが大切です。
大容量ポータブル電源ともなると、その金額は決して安いものではありません。
まずは3社それぞれの特徴を把握し、信頼できそうな会社かどうかを見極めてください。
この記事を読むと、次のようなことが分かります。
✔ 各社の概要を知る事で、信頼おける会社であるかが分かります。
✔ 製品ラインナップを知る事で、各社が重視している点が分かります。
是非最後までご覧ください。
家庭用ポータブル電源のおすすめメーカー3社
日本で購入できるポータブル電源の種類は数多くありますが、家庭で使える大容量ポータブル電源を発売しているメーカーは限られます。
その中から人気が高くおすすめのメーカー3社を紹介します。
いずれもポータブル電源業界の最先端を走るリーディングカンパニーで、製品品質の良さ、信頼性の高さは世界中から認められている会社です。



エコフロー
ジャクリ
ブルーティ
ECOFLOW(エコフロー)
EcoFlow 会社の概要
会社名:EcoFlow Technology Ltd.(エコフローテクノロジー)
設立年:2017年
設立場所:中国深セン
日本法人:2019年 EcoFlow Technology日本支社設立
EcoFlow(エコフロー) を展開するEcoFlow Technology(エコフローテクノロジー)社は2017年に中国深センで設立された企業です。
ドローン(無人航空機)分野で世界シェア7割以上と言われる中国のDJI社の元社員3名と、アメリカ経済開発センター投資マネジャーのたった4名で設立されました。
現在では従業員数2,000名を超える規模に成長し、深センだけでなくサンフランシスコや香港、日本に拠点を置きグローバルに事業を展開しています。
信頼性評価項目 | 内 容 |
会社の理念/使命 | クリーンな電力を誰でも簡単にアクセス出来るような社会を実現する |
独自の特徴 | 研究開発に力を入れている企業で、他社製品にない斬新な機能を備えるポータブル電源が魅力。他社にはない独自の急速充電技術(V-Stream) や、高出力な家電も使えるX-Boostテクノロジー、外付けエクストラバッテリーを使った拡張性などが特徴的 |
日本での拠点 | 2019年に日本支社(EcoFlow Technology Japan)を設立 |
世界での評価 | 世界100ヵ国以上で販売、200万人以上に愛用 |
最近の受賞 | ・EcoFlow DELTA Proエコシステムが、世界三大デザイン賞の一つ「reddot design award 2022」の「プロダクトデザイン賞」受賞 ・DELTA ProがTIME誌が選ぶ「2021年の発明ベスト100(THE BEST INVENTIONS OF 2021)」に選出 |
EcoFlow 大容量ポータブル電源のラインアップ
エコフローののポータブル電源は他社にはない技術・機能が特徴です。
急速充電が可能な「X-Stream機能」や定格出力以上の電化製品を動かせる「X-Boost機能」、エクストラバッテリーによる拡張性やスマートフォンアプリによる遠隔操作など最先端の技術が搭載されています。
【DELTA Pro】3,600Wh
2022年1月に発売された機種です。定格出力(3,000W)、容量(3,600Wh)、最大瞬間出力(6,000W)の全てがモンスター級のポータブル電源です。オプションを使えば最大10,800Whまで拡張できます。リン酸鉄リチウムイオンを採用し(サイクル寿命3,500回)、EVステーションでも充電可能です。
【DELTA Max 2000】2,016Wh
2021年9月に発売された機種です。定格出力(2,000W)、容量(2,016Wh)、最大瞬間出力(4,200W)と基本性能が優れているにも関わらず、サイズや重さが比較的コンパクトに抑えられています。オプションのエクストラバッテリーをつければ最大6,048Whまで容量を増やせます。急速充電機能も優れており大容量ながら2時間で満充電できます。三元系リチウムイオン電池採用です。
【DELTA Max 1600】1,612Wh
2021年10月に発売された機種です。定格出力(2,000W)、容量(1,612Wh)、最大瞬間出力(4,200W)と容量だけDELTA Max2000より多少落ちますが、その他に目立った違いはなく価格が安く購入できます。エクストラバッテリーで最大5,644Whまで拡張可能。三元系リチウムイオン電池採用です。
【EF DELTA】1,260Wh
2020年6月に発売された機種です。定格出力(1,600W)、容量(1,260Wh)、最大瞬間出力(3,100W)で先の3機種と比べると見劣りしますが十分なスペックを持った一台です。スペックが十分なためX-Boostは搭載されていませんが、V-Stream機能は搭載されています。三元系リチウムイオン電池採用です。
【DELTA 2】1,024Wh
2022年8月に発売された機種です。定格出力(1,400W)、容量(1,024Wh)、最大瞬間出力(2,250W)で他と比べると多少スペックが落ちています。しかし、リン酸鉄リチウムイオンを採用しサイクル寿命が3,000回と各段に向上したこと、充電速度の速さ、スマホ遠隔操作可能、エクストラバッテリー接続可能などの強味があります

Jackery(ジャクリ)
Jackery 会社の概要
会社名:Jackery Inc.(ジャクリ)
設立年:2012年
設立場所:アメリカ シリコンバレー
日本法人:2019年 株式会社Jackery Japan設立
Jackery(ジャクリ) は2012年にアメリカのシリコンバレーで設立された企業です。
2015年に世界初のリチウムポータブル電源を開発しました。
設立はアメリカですが工場は中国の深センにあるため、中国製のポータブル電源です。
「Jackery」の語源は「Jacket」と「Battery」を組み合わせたもので、「まるで身に着けるように、バッテリーを簡単に使えるようにしたい」という思いが由来となって名付けられました。
環境保全を通して社会貢献を行う基本理念のもと、「冒険に、限りないパワーを」をスローガンに掲げています。災害支援や寄付、防災布教活動にも積極的な会社です。
信頼性評価項目 | 内 容 |
会社の理念/使命 | グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する |
独自の特徴 | 2016年世界初となるアウドトア⽤ポータブル電源を発売。2018年世界初のポータブルソーラーパネルを開発。 アメリカ発のデザイン性、操作性に優れたポータブル電源が特徴的 |
日本での拠点 | 2019年に日本法人 ㈱Jackery Japanを設立、JVCケンウッドとの共同開発モデルも販売 |
世界での評価 | 世界累計販売台数200万台超え、世界150社以上の有名メディア・団体が推奨 |
最近の受賞 | ・Jackery SolarSaga 80とJackery 2000Proが2022年グッドデザイン賞受賞 ・Jackery 1500が、世界三大デザイン賞の一つ「reddot design award 2021」の「プロダクトデザイン賞」受賞 |
Jackery 大容量ポータブル電源のラインアップ
ジャクリの製品ラインナップを見ると、会社の理念「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」が製品作りにも反映されていることが分かります。
その最たるものが「使いやすさ」です。
大容量ながら出力ポートの種類や数などが必要最低限に抑えられており、はじめてポータブル電源を使う人にも優しい設計です。
またサイズや重さがコンパクトなため、持ち運んでどこでも使える機種がほとんどです。
オレンジと黒のお洒落なデザインも、男女問わず人気のある一因となっています。
【Jackery 2000Pro】2,200Wh
2022年5月に発売されたJackery最大容量の機種です。定格出力(2,200W)、容量(2,160Wh)、最大瞬間出力(4,400W)と基本性能が高いだけでなく、静音設計やLEDライト搭載など使いやすさに優れています。これだけのスペックを持っているにも関わらずサイズ・重量が他社より小さくなっています。三元系リチウムイオン電池採用です。
【Jackery 1500】1,534,68Wh
2021年3月に発売された機種です (PTB151)。半導体チップの供給不足の影響により2021年6月から一部スペックを変更して販売中(PTB152)です。定格出力(1,800W)、容量(1,534.68Wh)、最大瞬間出力(3,600W)と大容量ながら、サイズ・重量共に非常にコンパクトな機種です。三元系リチウムイオン電池採用です。
【Jackery 1500Pro】1,512Wh
2023年2月に発売された機種です 。Jackery 1500と同程度の容量・定格出力ながら、充電速度、ソーラー入力数、使用寿命、周波数50/60Hz自動切換えなどで各段の進歩を遂げました。家で使う電化製品のほぼすべてが十分に動かせるスペックで、家用(防災・普段使い)に最も適した1台です。
【Jackery 1000Pro】1,002Wh
2022年9月に発売された機種です。定格出力(1,000W)、容量(1,002Wh)、最大瞬間出力(2,000W)は他製品より多少劣りますが、三元系リチウムイオン電池採用ながらサイクル寿命1,000回を実現しています。充電スピードの速さや保証期間の長さも特徴です。

Bluetti(ブルーティ)
Bluetti 会社の概要
会社名:Shenzhen Poweroak NewEner Co., Ltd
設立年:2009年
設立場所:中国深セン
日本法人:2021年 BLUETTI JAPAN設立
Bluettyは2009年に中国の深センで設立されたパワーオーク㈱のポータブル電源ブランドです。
パワーオーク㈱はポータブル電源、蓄電池市場のリーディングカンパニーで、アメリカ・日本・欧州を中心とした世界70以上の国と地域で販売しています。
現在は研究開発スタッフ約100名、生産部門スタッフが約1,000名いる会社です。
信頼性評価項目 | 内 容 |
会社の理念/使命 | 「エコ」を心得にして、「未来」に向いて、「技術」を極めて、「創新」を続く |
売りにしている点 | ワイヤレス充電やタッチパネル、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーなど、他社に先駆け新しい技術を製品に取り入れている企業。厳しい品質基準を設けて安全性と安定性を最優先とする設計思想の下で開発され、材料選定から生産システムまで業界最高クラスの高品質な製品づくりを実現している。 |
日本での拠点 | 日本市場における本格的な市場参入は2019年にスタートし、2021年に日本法人BLUETTI JAPAN ![]() |
世界での評価 | 本社は ISO 9001/ISO 14001/ISO 45001/SA8000などの認定を取得。製品はTTV-Mark(アジア初の企業)、VDE、PSE、KC、BIS、UL、JIS_C8714などの認定を取得 |
最近の受賞 | ・AC200Pが「第1回BE-PALアウトドアアワード2021」で「キャンプツールオブザイヤー」を受賞 ・AC300が「2021年度グッドデザイン賞」受賞 |
Bluetti 大容量ポータブル電源のラインアップ
ブルーティのポータブル電源はバランスの良さが特徴です。
他社に先駆けてバッテリーには最も安全性が高いと言われるリン酸鉄リチウムイオン電池を大容量ポータブル電源に採用しているだけでなく、タッチ式LCDパネル、スマホ専用アプリ、スマホのワイアレス充電などの新しい技術も取り入れています。
【EP500】5,100Wh
2021年4月に発売された機種です。定格出力(2,000W)、容量(5,100Wh)、最大瞬間出力(4,800W)と超モンスター級の機種です。リン酸鉄系リチウム電池を採用し、満充電可能充放電サイクル6,000回以上を誇ります。停電時に機器を守るUPS(無停電電源装置)として使える優れものですがスペックが高い分巨大です。
【EB200P】2,048Wh
定格出力(2,200W)、容量(2,048Wh)、最大瞬間出力(4,800W)の大容量で消費電力の大きな電化製品も問題なく動かせます。リン酸鉄系リチウム電池を採用し満充電可能充放電サイクルは3,500回以上。タッチ式LEDパネルやワイヤレス充電などを採用し使いやすさにも優れた機種です。
【AC200MAX】2,048Wh
2021年6月に発売された機種です。定格出力(2,200W)、容量(2,048Wh)、最大瞬間出力(4,800W)の大容量で消費電力の大きな電化製品も問題なく動かせます。オプションのエクストラバッテリーを使えば最大8,192Whまで容量を拡張できます。リン酸鉄系リチウム電池(充放電サイクル3500回以上)、専用アプリで遠隔操作が可能なども特徴です。
【AC200P】2,000Wh
定格出力(2,000W)、容量(2,000Wh)、最大瞬間出力(4,800W)で他製品よりは劣りますが十分すぎるほどの大容量です。AC200Maxと同様に発電機、鉛蓄電池からも充電できます。リン酸鉄系リチウム電池を採用し充放電サイクル2500回以上を実現しています。
まとめ
家庭で使う大容量ポータブル電源のおすすめメーカー3社(EcoFlow、Jackery、Bluetti)について紹介しましたが、各社の概要・特徴は理解いただけたでしょうか。
ポータブル電源選びはその使う人、使う場所、使い方などにより、人それぞれです。
このブログでは、電気代節約や防災のため家庭で普段使いするためのポータブル電源を紹介しています。
家庭用ポータブル電源の選び方については、こちらの記事もぜひご覧ください。



