みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
暑い季節のキャンプや車中泊で使いたい扇風機。最近の電気代の値上がりで、省エネ家電としても注目が集まっています。この記事では「扇風機をポータブル電源で使いたい」という人が抱くであろう疑問にお答えしていきます。
●ポータブル電源で扇風機を何時間使えるのかを知りたい!
●扇風機を使うときの注意点/知っておくべきことを知りたい!
●どのポータブル電源を選べばいいのか知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。
小電力で涼をとることができる扇風機はポータブル電源と相性が良い電化製品です。消費電力が小さいため小型のポータブル電源でも動かせますが、容量が大きめなポータブル電源の方が長時間使えるので便利です
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1. ジャクリポータブル電源で扇風機はどれくらい使えるの?
ジャクリの商品ページで見かけるこのようなイラスト。
ポータブル電源を使い電化製品を動かしたときの、使用可能時間や充電可能回数の参考値です。
例えば上のイラストの赤丸部分で言えば、消費電力15Wの扇風機をJackery 240NEWで使った場合、約16時間使えるということを意味しています。
ポータブル電源は機種により容量が違うため、同じ消費電力の同じ家電を使った場合でも使える時間は異なります。
メーカー商品ページに掲載されているイラストを見比べることで、そのポータブル電源で何にどれくらい使えるのかをイメージすることができます。
1) ジャクリが公表している扇風機使用可能時間(公称データ)
それでは、ジャクリの各ポータブル電源で「扇風機」を使った場合、どれくらいの長さ使うことができるのでしょうか?
商品ページに載っているイラストのデータで見べてみましょう。
下の一覧表は、各商品ページに載っているイラストから扇風機に関する数字を抜き出してまとめたものです。
消費電力が異なる扇風機(15Wor20Wor45W)で計測しているケースや、扇風機の計測結果自体載っていない機種もありますが、ジャクリが公開している公称数字です。
機種名 | 扇風機(15W) | 扇風機(20W) | 扇風機(45W) |
Jackery240 | ー | 約9時間 | ー |
Jackery240NEW | 約16時間 | ー | ー |
Jackery300Plus | ー | ー | 約4.5時間 |
Jackery400 | ー | ー | ー |
Jackery600Plus | ー | ー | 約10時間 |
Jackery708 | ー | ー | ー |
Jackery1000 | ー | ー | ー |
Jackery1000Pro | ー | ー | ー |
Jackery1000NEW | ー | ー | ー |
Jackery1000Plus | ー | ー | ー |
Jackery1500 | ー | ー | ー |
Jackery1500Pro | ー | ー | ー |
Jackery2000NEW | ー | ー | ー |
Jackery2000Plus | ー | ー | ー |
Jackery2000Pro | ー | ー | ー |
Jackery3000Pro | ー | ー | ー |
2) わが家の扇風機はどれだけの時間使えるの?
「Jackery 1000NEWを買いたいのですが、Jackery 1000NEWで扇風機がどれだけ使えるののデータは載ってませんでした」
そんな場合は、ジャクリ公式サイトの商品ページにある「稼働時間のシミュレーション(上写真)」を使いご自宅にある電化製品の消費電力(W数)を入力してください。
ポータブル電源は機種によって容量が違うので、「稼働時間のシミュレーション」を使う場合は、お目当ての機種の商品ページ掲載のものを使う必要があります。
参考まで、Jackery 240NEWの「稼働時間のシミュレーション」のリンク を貼りました(開いたページの中ほどにあります)。
稼働時間が一瞬で計算されますので、試してみてください。
「稼働時間のシミュレーション」の稼働時間算出方法
ジャクリのポータブル電源の稼働時間は、全機種共通、以下の数式で算出されます。つまり「稼働時間のシミュレーション」を使わなくても、この数式に当てはめるだけで稼働時間が簡単に分かります
稼働時間 =
ポータブル電源容量 × 0.8 ÷ 電化製品の消費電力
ポータブル電源容量に掛けられている「0.8」は、電気を変換するときに生じる「DC(直流)・AC(交流)変換効率」の値です。20%の変換ロスが生じてその分の電気は使えないと想定しています
3) ジャクリ人気機種の 扇風機稼働時間 一覧
「扇風機」の消費電力がどれくらいなのかを確かめるため、価格.comの人気売れ筋ランキング上位の商品で調べました。
DCモーター扇風機とACモーター扇風機で多少の違いがありましたが、一般的な扇風機は5~45Wの範囲内に収まりそうです。
【扇風機 売れ筋商品の消費電力】
DCモーター扇風機:5~20W程度
ACモーター扇風機:20~45W程度
また、扇風機の類似商品「サーキュレーター」についても消費電力をしらべたところ、一般的なサーキュレーターは20~45Wの範囲内でした。
【サーキュレーター 売れ筋商品の消費電力】
DCモーター扇風機:20W程度
ACモーター扇風機:40~45W程度
そこで先に紹介した「稼働時間のシミュレーション」を使い、5~45Wの扇風機/サーキュレーターを使った場合の各ポータブル電源の稼働時間を調べました。
その結果を、表にまとめましたので、ご自宅にある扇風機/サーキュレーターの消費電力を確認した上でご覧ください。
ちなみにこの表に書かれた4機種は、2024年に発売されたばかりの新機種で、扇風機/サーキュレーターを使うにもおすすめな機種ばかりです。
機種名 | 容量 | 5W | 15W | 25W | 35W | 45W |
Jackery240NEW | 256Wh | 41 | 13.7 | 8.2 | 5.9 | 4.6 |
Jackery600Plus | 632Wh | 101.1 | 33.7 | 20.2 | 14.4 | 11.2 |
Jackery1000NEW | 1070Wh | 171.2 | 57.1 | 34.2 | 24.5 | 19 |
Jackery2000NEW | 2042Wh | 326.7 | 108.9 | 65.3 | 46.7 | 36.3 |
2. 扇風機をポタ電で使う時に知っておくとよいことは?
扇風機をポータブル電源で使う時に知っておくとよいことをまとめて紹介します。
1) ポータブル電源で電気代(冷・暖房)を節約するなら「扇風機」
最近の暑い夏を乗り切るためには、エアコンがなくてはならない状況です。
しかし物価は上がる一方で、冷房にかかる電気代を節約したいと考える人が増えています。
ソーラー発電した電気をポータブル電源に溜め、その電気でエアコンを動かせば、電気代を節約できますが、実は多くのポータブル電源でエアコンは使えません。
リビングなど広い畳数で使う「AC200Vのエアコン」は、AC200Vの出力ポートを持つ数少ない大容量機種でしか動きません。
6畳用や8畳用に多い「AC100Vのエアコン」でも、最大消費電力がポータブル電源の定格出力を上回ってしまうものがほとんどです。
そう考えると「AC100Vのエアコン」を動かせるのは、容量1000Whを超えるような大容量ポータブル電源に限られます。
しかし エアコンを動かせたとしても、かなり容量の大きな機種でなければ「短時間」しか動かせないのが事実です。
そこで注目されるのが消費電力の小さな「扇風機」。
扇風機なら、小型のポータブル電源でも使えます。
エアコンを冷房で使うことを想定して文章を書きましたが、書いた内容は暖房で使う時でも同じです
2) 「エアコン」と「扇風機」を併用すれば電気代を節約できる
エアコン(冷房)を使うのをやめて、扇風機だけを使うようにすれば電気代の節約になりますが、最近のうだるような暑さの中ではそうもいきません。
そこでおすすめしたいのが「エアコンを効率よく使うために扇風機を使う」方法で、その時にポータブル電源を使います。
扇風機に使う電気をソーラー発電した電気でまかなえれば、その分の電気代は0円です。
エアコンを効率よく動かせれば、そこで減らせた電気の分の電気代も安くできます。
そのやり方は次の通りです
【エアコン(冷房)と扇風機を併用して電気代を節約する方法】
1.エアコンの温度を少し高めに設定し、冷やしすぎない
2.ソーラー発電した電気をポータブル電源に溜め、その電気で扇風機を動かす
3. エアコンで冷やされた風が体に当たるように扇風機を調節する
※ポータブル電源でサーキュレーター(扇風機)を動かし、室内の冷気を循環させることでも電気代の節約が期待できます
エアコンの設定温度を1度上げると、電気代を10%以上節約できると言います。エアコンの設定温度を下げすぎず、エアコンで冷えた風をポータブル電源の電気で効率よく使うことができれば、電気代の節約につながります。
【エアコンを暖房として使う時の扇風機の併用】
エアコンを暖房として使う時も、扇風機を併用することで電気代を節約できます。その場合は、
1.エアコンの温度を少し低めに設定し、あたためすぎない
2.ソーラー発電した電気をポータブル電源に溜め、その電気で扇風機/サーキュレータ―を動かす
3. エアコンで温められた空気が循環するように扇風機/サーキュレータ―でかき混ぜる
※あたたかい空気は上(天井)の方に溜まるため、エアコンを暖房で使う時は空気をかき混ぜてあたたかい空気を循環させるのが効果的です
3) DCモーター扇風機とACモーター扇風機の違い
扇風機やサーキュレーターにはDCモーターを使った商品とACモーターを使った商品があります。
それぞれに特徴がありますので、扇風機をこれから買う人は参考にしてください。
【DCモーターとACモーターの違い】
DC(直流)モーターの扇風機/サーキュレーターは、電圧が常に一定で、電流は一方向にしか流れません。そのため消費電力や動作音はさほど大きくありません。風量を細かく設定できるのも特徴です
AC(交流)モーターの扇風機/サーキュレーターは、電圧が一定周期でプラスとマイナスに切り替わり、電流が流れる方向が常に変化します(昔からある扇風機に多い)。そのため消費電力や動作音が大きくなる傾向があります。風量は細かく調整できませんが(強・中・弱の3段階など)、DCモーター扇風機より価格が安い傾向があります
4) 扇風機の風量設定を弱くすれば、より長時間使用できる
ほとんどの扇風機には「風量整機能」が付いています。
風量の違いで消費電力も変わるため、風量設定を弱くすれば扇風機をより長時間使えるようになります。
とはいえ扇風機の消費電力はもともと小さいため、消費電力の違いはさほど大きくありません。
5) ポータブル電源のAC出力ポート数は少なくても大丈夫
小容量の小型ポータブル電源、例えばJackery 240NEWなどにはAC出力ポートが1口しか付いていません。
1つしかないAC出力ポートに扇風機をつないでしまったら、同時に他の電化製品をつなぐことができないように感じますがそこは大丈夫です。
ポータブル電源のAC出力ポートが足りない場合は、3又コンセントや電源タップをつないでポートを増やして普通に使えるからです。
ちなみに、ジャクリポータブル電源7機種のAC100V出力ポートの数は次の通りです。
機種名 | 容量 | 定格出力 | AC100V 出力ポート |
Jackery240NEW | 256Wh | 300W | 1口 |
Jackery600Plus | 632Wh | 800W | 2口 |
Jackery1000NEW | 1070Wh | 1500W | 3口 |
Jackery2000NEW | 2042Wh | 2200W | 3口 |
6) 極端に高温・低温な場所で使うと、使用可能時間が短くなる
扇風機を極端に高温・低温な場所で使うケースはほとんど想定できませんが、参考まで載せておきます。
ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は周辺温度の変化に影響を受けてしまいます。
ポータブル電源を極端に高温・低温な場所で使用すると、出力低下などの可能性があるため、ポータブル電源には「環境温度」が定められています。
電化製品を使うときは特に「動作温度(ポータブル電源を適正に使用できる周辺温度の許容範囲)」を気にする必要がありますが、最近発売されたジャクリのPlusシリーズやNEWシリーズの動作温度は「-10℃~45℃」となっています。
3. ジャクリのどのポータブル電源を選べばいいの?
ポータブル電源選びの参考に、扇風機を使うのにおすすめのジャクリポータブル電源4機種を紹介します。
紹介する4機種は2024年に発売された最新機種で、スペックや機能、安全性、使いやすさなど、あらゆる面で優れています。
どの機種も容量の割には軽量・コンパクトで、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載しているため安全性も高く長寿命です。
実際に使う扇風機/サーキュレーターの消費電力や使いたい時間数などを考慮しながら、自分の使い方に合った機種を選ぶ参考としてください。
1) Jackery 240NEW:2024年5月発売
2024年5月に発売されたJackery 240NEW は、容量256Wh、定格出力300Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の小型ポータブル電源。ACで1.9時間、ソーラパネルで3.3時間の急速充電や緊急充電(AC1時間)に対応し、4000回(70%)のサイクル数、UPS機能、アプリ対応、LEDライト搭載の多機能機種ながら3.6Kgと軽量コンパクトなのが魅力です。スペック・機能共にJackery240から大幅にグレードアップしました
\ Jackery 240NEWをもっと詳しく /
Jackery 240NEWについては、こちらの記事もご覧ください
2) Jackery 600Plus:2024年4月発売
2024年4月発売のJackery 600Plus は、容量632Wh、定格出力800Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の中容量ポータブル電源。ACなら最速1.7時間、200Wのソーラーパネルなら4.3時間で満充電可能な急速充電や、4000回(70%)のサイクル数、20msのUPS機能、WiFi/Bluetoothで接続可能なアプリ対応など、7.3Kgとコンパクトなボディに多くの機能が搭載されています。緊急時には60分で充電できる緊急充電モードも備わっています
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Jackery 600Plusについては、こちらの記事もご覧ください
3) Jackery 1000NEW:2024年7月発売
2024年7月に発売されたJackery 1000NEW は、容量1070Wh、定格出力1500Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の大容量ポータブル電源。三元系リチウム電池搭載機種Jackery 1000とJackery 1000Proの後継モデルでながらサイズは1000Proの20%OFF、重量は10.8Kgと軽量コンパクトです。最短1.7時間の高速充電(緊急モードなら最短60分)や4000回(70%)のサイクル数、20msで切り替わるUPS機能を搭載した多機能機種です
\ Jackery 1000NEWをもっと詳しく /
Jackery 1000NEWについては、こちらの記事もご覧ください
4) Jackery 2000NEW:2024年8月発売
Jackery 2000NEW は2024年8月に発売されたリン酸鉄リチウムイオン電池搭載の超大容量ポータブル電源。家庭にあるほぼすべての家電が動かせるスペック(容量2042Wh、定格出力2200W)を持ちながら、同クラスの機種よりサイズは40%小さく、重量で34%の軽量化を実現しています。4000回のサイクル数で毎日使っても約10年間使える長寿命。ACでは2時間、ソーラー400Wなら4時間でフル充電でき、緊急時に役立つ緊急充電モード(1.7時間で満充電)も備えています。世界初CTB技術採用やUL安全認証、UL1778認証済のUPSなど、他社製品にない魅力がいっぱいです
\ Jackery 2000NEWをもっと詳しく /
まとめ
扇風機/サーキュレーターは消費電力が小さいので、ポータブル電源と相性の良い電化製品です。
ポータブル電源で長時間使えるだけでなく、ソーラー発電して溜めた電気を使えばさまざまな形で電気代の節約にも貢献してくれます。
エアコンと扇風機を併用する使い方はとくにおすすめで、夏の冷房でも冬の暖房でも重宝します。
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