【旅行や出張で使うポータブル電源】飛行機内に持ち込めるおすすめモデルと選び方

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飛行機内に持ち込めるポータブル電源



みなさん こんにちは!管理人のありーなです


飛行機にポータブル電源を持ち込む際は、扱いを誤ると重大な事故につながるため、国土交通省が定める基準や航空会社のルールを必ず理解しておく必要があります。

近年はリチウムイオン電池による火災事例が増えており、ポータブル電源もモバイルバッテリーと同じ基準で厳しく管理されています。

主なポイントは、預け入れ荷物への収納禁止、端子の短絡防止、容量(Wh)の確認、棚への収納禁止、そして使用時は常に状態を確認できる場所で扱うことです。

この記事では、旅の安全を守りながらポータブル電源を機内で使用するために、国土交通省などの基準を分かりやすく紹介するとともに、機内持ち込み可能なモデルの選び方やおすすめ製品も詳しく解説します。



目次

出張や旅行で使う飛行機にポータブル電源は持ち込めるの? 基本的なルール



近年、国内外でバッテリーによる火災やトラブルが報告されています。

スマートフォンやポータブル電源などに使われる「リチウムイオン電池」は発熱・発火のリスクがあるため、航空機内では厳格なルールが定められています。

自分の大切な旅と安全を守るため、国土交通省の定める以下の持ち込み基準と注意点を必ず守るようにしてください



国土交通省は「モバイルバッテリー等」について、次の基準を設けていますが、リチウムイオン電池が搭載されている「ポータブル電源」にも、同じルールが適用されます



モバイルバッテリーの持ち込みにご注意下さい!


モバイルバッテリーに使用されているリチウムイオン電池は、衝撃や損傷等により発火し、火災に至るおそれがあります。航空機内におけるモバイルバッテリーの発火等への対応を強化し、客室安全の一層の向上を図るため、モバイルバッテリーの機内持込みについて、以下の対応をお願いいたします



1) 機内預け入れ荷物に入れないで!

2) 短絡しないように個々に保護!

3) ワット時定格量(Wh)を確認!

4) 収納棚に収納しないで!

5) 使用する際は常に状態が確認できる場所で!

※ 国土交通省 機内持込・お預け手荷物における危険物について
モバイルバッテリーの持ち込みにご注意下さい(PDF)」より一部引用




1) 機内預け入れ荷物に入れないで!



モバイルバッテリー(ポータブル電源)を、カウンターで預ける「機内預け入れ荷物(受託荷物)に入れるのは禁止されています。

飛行機の手荷物は、「機内持込み手荷物」か「機内預け入れ荷物(受託手荷物)」の2種類に分かれますが、モバイルバッテリー(ポータブル電源)は発火の危険があるため、貨物室には預けられません。

3) で後述する規定の容量(Wh)以下のポータブル電源の場合は、必ず「機内持ち込み手荷物」として、ご自身で機内へお持ちください


【飛行機の手荷物の分類】

〇 機内持込み手荷物:
航空機内に持ち込み、機内において身に着け、または携帯する手荷物


× 機内預け入れ荷物(受託手荷物):
搭乗前に航空会社のチェックインカウンターで預ける スーツケースなどの手荷物




2) 短絡しないように個々に保護!



「短絡(たんらく)」とは、一般的に「ショート」と呼ばれる現象のことです。

ポータブル電源の出力ポート(コンセントやUSBなどの差込口)に金属が触れると、「短絡(ショート)」を起こし、発火や故障につながる恐れがあります。

移動中に、付属のケーブル・工具・アクセサリー類(ネックレスやヘアピン等)の金具が端子に入り込まないよう、以下の対策をしておきましょう。

  • 専用のキャップやカバーを閉じる
  • ケーブル類とは別の収納ポケットに入れる
  • 専用ケースに入れて運ぶ など

特に、むき出しの状態で、ケーブルや金属類と一緒にバッグやコンテナに詰め込むのは非常に危険です。


3) ワット時定格量(Wh)を確認!


機内に持ち込めるモバイルバッテリー(ポータブル電源)には、容量(Wh)と個数に厳格な制限があります。

特に注意が必要なのは、ワット時定格量(Wh=ポータブル電源の容量)が160Whを超えるバッテリーです。これらは危険物とみなされ、機内持ち込みも預け入れも一切禁止されています

詳しくは次の通りです。

バッテリー容量機内持込み
100Wh以下のもの
100Whを超え、160Wh以下のもの〇 
但し、2個まで
160Whを超えるもの×



もし空港で160Wh超のポータブル電源を持っていることが発覚した場合、「その場で商品を捨てるか、飛行機に乗るのを諦めるか」という究極の選択を迫られます。コインロッカーに預ける、車に戻す、見送りの人に渡す、宅配で送るといった回避策もなくはありませんが、搭乗手続きの時間は待ってくれません。高価なポータブル電源を泣く泣く廃棄することにならないよう、最初から空港には持って行かないのが唯一の正解です




4) 収納棚に収納しないで!


モバイルバッテリー(ポータブル電源)を機内に持ち込めたとしても、座席上にある収納棚に入れることは禁止されています。

目の届かない棚の中で発熱や発火が起きると、発見が遅れてしまい大変危険だからです。

異変にすぐ気づけるよう、手元で保管してください。



5) 使用する際は常に状態が確認できる場所で!



機内でモバイルバッテリー(ポータブル電源)を充電する場合、また、モバイルバッテリー(ポータブル電源)から携帯用電子機器へ給電する場合は、必ず状態が確認できる場所で行ってください

バッテリーが発熱したり、異臭がしたりといった異常にすぐに気づけるよう、カバンの中や座席の下に深く埋めたりせず、監視できる手元で使用しましょう。

ここで紹介したルールは、国土交通省が発表している一般的な基準です。海外の航空会社やLCC(格安航空会社)など、航空会社によって細かな規定や対応が異なる場合があります。搭乗前には必ず、各航空会社の公式サイトなどで最新のルールを確認し、その指示に従うようにしてください




機内持ち込みするポータブル電源の選び方

1) 機内持ち込み可能な容量「160Wh以下」であること

先に説明したとおり、容量が160Whを超えるポータブル電源は、機内持ち込み手荷物としても、預け入れ荷物としても飛行機に載せることはできません。

したがって、飛行機に持ち込めるポータブル電源は、160Wh以下であることが絶対条件になります。

2) 使用目的に合った出力ポートを備えていること

160Wh以下のポータブル電源は、サイズが小型でコンパクトなものが多く、搭載できる機能も限られます。

そのため、

  • AC出力ポートがなくDC(直流)出力のみのモデル
  • ノートパソコンの充電に特化したモデル

など、特徴がはっきりした製品が出ています。

自分の用途に必要な出力ポートが揃っているかどうかは、製品選びの重要なポイントです。


飛行機の機内持ち込みできるおすすめポータブル電源


Jackery ポータブル電源 100Plus

容量(Wh):99.2Wh

定格出力(W):128W

最大出力(W):100W(USB-C)

バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池

サイクル数:2,000回(80%)

環境温度(動作温度):-10℃〜40℃

環境温度(充電温度):0℃〜40℃

重量:0.965Kg

出力ポート:3口:USB-Ax1(最大18W)、USB-Cx2(各最大100W)

充電:AC(USB-C)最速1.8時間、ソーラー最速2時間

パススルー:, UPS:×, LEDライト:×, スマホアプリ:×

2023年12月に発売されたJackery Explorer 100 Plusは、飛行機に持ち込み可能なモデルとして設計された、手の平サイズのコンパクトなポータブル電源です。その容量は99.2Whであり、これは各航空会社の機内持ち込み制限容量である160Wh以下という基準を満たしています。この小型ボディにもかかわらず、定格出力は128Wを実現しており、USB-Cを2口、USB-Aを1口搭載することで、ノートPCやスマートフォンなど複数のデバイスへの同時充電に対応しています。ただし、本製品ではACコンセントは使用できません。バッテリーには長寿命のリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、約2,000回(80%)の充放電サイクルを持っています。充電速度も非常に速く、最大100WのUSB-C入力により、約1.8時間でフル充電が可能です。また、最大100Wのソーラー充電にも対応しているため、停電時やアウトドアでも電力を確保できます。安全性にも優れており、6つの保護機能と耐火性、さらにUL規格の耐衝撃テストをクリアしているため、屋内だけでなくキャンプや登山などの屋外環境でも安心して使用できます。色は黒とオレンジのジャクリカラーか、新色サンドゴールドから選べます




Bluetti ポータブル電源 AORA10

容量(Wh):128Wh

定格出力(W):200W(電力リフト400W)

最大出力(W):300W

バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池

サイクル数:3,000回(80%)

環境温度(動作温度):-20℃〜40℃

環境温度(充電温度):0℃〜40℃

重量:1.8Kg

出力ポート:6口:ACx1(最大200W)、USB-Ax2(各最大15W)、USB-Cx1(各最大100W)、DC5521x1(最大67.5W)

充電:AC最速70分、ソーラー最速90分、シガー最速90分

パススルー:, UPS:〇10ms, LEDライト:, スマホアプリ:〇Bluetooth

2025年11月に発売されたBluetti AORA10 は、「日本の暮らしに最適なパワー」を提供することをコンセプトとしたAORAシリーズの新作ミニ ポータブル電源です。容量128Wh、定格出力200W、最大出力400Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源で、重さわずか1.8KgとAORAシリーズの中でも最もコンパクトなモデルとして位置づけられます。AC・DCの両方に対応したモデルとしては非常に珍しい、飛行機の機内に持ち込むことが可能なポータブル電源です。AC充電は70分ソーラー充電なら90分で満充電可能で、アプリ連携やLEDライト、10Ms以内に切り替わるUPS機能などの機能満載です。通常価格は19,900円と非常に手頃で、キャンプ、車中泊、防災コラムで紹介されるような屋外アクティビティや緊急時の備えといった多様な使用シーンで活躍します




Bluetti X20 ポータブルパワーバンク

容量(Wh):153.6Wh

定格出力(W):288W

最大出力(W):160W(DC093)

バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池

サイクル数:2,500回(80%)

環境温度(動作温度):-20℃〜40℃

環境温度(充電温度):0℃〜40℃

重量:2.3Kg

出力ポート:4口:USB-Ax1(最大10.5W)、USB-Ax1(最大18W)、USB-Cx1(最大100W)、DC093x1(最大160W)

充電:AC(USB-C)最速2時間

パススルー:, UPS:×, LEDライト:×, スマホアプリ:×

2024年10月に発売されたBluetti X20 は、288W、153.6Whの容量を持ち、特にノートパソコンなどの電力供給に特化して設計されています。最大の特長は、市販ノートパソコンの90%以上に対応するユニバーサルな互換性です。標準で12種類のDCプラグが付属し、最大160Wの電力供給が可能。リモートワークや外出先、キャンプなど、場所を選ばずにノートパソコンを充電できます。耐久性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)安全認証も取得しており、安心して利用可能です。100W USB-Cポートによる双方向充電に対応し、デバイスの充電と同時にX20本体への急速充電も可能。別売りの100Wアダプターを使用すれば、約2時間で満充電になります。モダンで軽量なデザインは持ち運びにも便利で、スマートフォンやタブレットなど他のデバイスへの電力供給も行えます。2年間の製品保証と90日エクスプレス代替交換サービスが付帯しています





各航空会社のルール(リチウムイオン電池の機内持込み要件)とお問い合わせ先



日本の航空会社のリチウムイオン電池の機内持込み要件は、国土交通省の基準に従っているため、全キャリア共通でした。

しかし、キャリア各社のWEBサイトに書かれた「短絡防止のための具体的な措置(テープの貼り方等)」には多少の違いがあったため、機内持込み承認の基準は会社によって多少違うことも考えられます

搭乗前には必ず各社WEBサイトを確認し、最新のルールや指示に従うことをおすすめします。

「参考リンク」欄に、各社WEBサイトの該当部分へのリンクを載せましたのでそちらからご確認下さい。

リチウムイオン電池
機内持込み可能要件
100Wh超え~160Wh以下
機内持込み個数制限
参考リンク
ANA(全日本空輸)160Wh以下2個まで可能手荷物について
モバイルバッテリーの取扱
JAL(日本航空)160Wh以下2個まで可能制限のあるお手荷物
危険物の代表例
Peach Aviation(ピーチ)160Wh以下2個まで可能制限ある手荷物
スカイマーク(SKY)160Wh以下2個まで可能リチウムイオン電池の取扱
携帯型充電器の取扱
Jetstar Japan(ジェットスター)160Wh以下2個まで可能危険物/制限のある手荷物
Air Do(エア・ドゥ)160Wh以下2個まで可能制限がある手荷物
モバイルバッテリーの輸送について
Solaseed Air(ソラシドエア)160Wh以下2個まで可能制限のあるお手荷物について
Star Flyer(スターフライヤー)160Wh以下2個まで可能お手荷物のご案内(国内線)
国内線:よくある質問



国土交通省のWEBサイトには、「機内持込み・お預け手荷物における危険物についてのお問い合わせ先」が掲載されています。日本の航空会社に、電話での問い合わせが必要なときにご利用下さい




まとめ:飛行機の機内持ち込みできるおすすめポータブル電源と選び方



ポータブル電源を飛行機に持ち込む上で最も重要なのは、「安全第一」と「容量制限」です。

リチウムイオン電池の発火リスクを避けるため、国土交通省の定める基本ルールを厳守する必要があります。

1) 機内預け入れ荷物に入れない!
 貨物室への収納は厳禁

2) 短絡しないように個々に保護!
 端子部分をキャップなどで必ず保護

3) ワット時定格量(Wh)を確認!
 160Wh超は持込み・預け入れ共に不可

4) 収納棚に収納しないで!
 目の届く手元で保管

5) 使用する際は常に状態が確認できる場所で!
 異常時にすぐ対応できるようにする



飛行機に持ち込むポータブル電源を選ぶ際は、「160Wh以下」であることを絶対条件とし、その上で「ご自身の使用目的に合った出力ポート」を備えているかを確認しましょう。

コンパクトなモデルにはAC出力がない場合もあるため、用途(ノートPC充電など)に合わせて選ぶことが重要です。

最後に、本記事で紹介したルールは一般的な基準です。

搭乗する航空会社や海外のLCCによっては、さらに厳しい独自の規定を設けている場合があります。

ご出発前には、必ず各航空会社の公式サイトで最新の持ち込み要件をご確認ください。

安全な準備をして、快適で安心な旅を楽しみましょう。






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