ドローン操縦士にポータブル電源が必要な理由とは?プロの1日とおすすめ3選

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ドローン操縦士におすすめポータブル電源


皆さん、こんにちは! 管理人のアリーナです

ドローンを仕事にする上で、「現場でバッテリーが尽きて仕事が止まる」ことほど恐ろしいことはありません。

プロのドローン操縦士にとって、現場でのバッテリー切れは単なるミスではなく、仕事の放棄に等しい致命的な問題です。

実は、高価な予備バッテリーを何十本も買い揃えるより、高性能なポータブル電源を1台導入するほうが、コスト的にも運用的にも圧倒的にスマート。しかし、選び方を間違えると「充電が遅くて使い物にならない」「重すぎて現場まで運べない」といった失敗を招くことも。

本記事では、プロの過酷な1日のスケジュールを紐解きながら、現場で本当に必要な電源のスペックを徹底解説します。ドローンを使った仕事を目指すあなたの操縦士ライフを支える「最強の相棒」を一緒に見つけましょう。

この記事では、このようなことが分かります

プロが現場でどうやって電源を確保しているのか、そのリアルな運用術

自分の機体(Mavic 3など)に必要な容量を割り出す、失敗しない計算方法

DJI純正から最新モデルまで、今選ぶべきおすすめポータブル電源3選


記事の最後で紹介するポータブル電源のおすすめ3選は次の通りです。これら3台を選んだ背景を詳しく解説していますので、最後までご覧ください



ドローンを仕事にしたい人に!! おすすめポータブル電源



BLUETTI AORA 100 V2


目次

1. ドローン操縦士の主な仕事内容と現場のリアル

ドローン操縦士の仕事


ドローン操縦士と一口に言っても、その活躍の場は驚くほど多岐にわたります。それぞれの現場特有の苦労や、ポータブル電源に求められる役割などを深掘りしてみましょう。

1) 空撮(映像制作・プロモーション)

テレビ番組、CM、映画、観光PR、不動産物件の紹介などを撮影する仕事です。

現場のリアル:
空撮は「待ち」の仕事でもあります。雲の切れ間から光が差し込む瞬間や、マジックアワーと呼ばれる数分間のチャンスを逃さないため、数時間にわたって現場でスタンバイすることも珍しくありません。納得がいくまでテイクを重ねるため、飛行回数は予想以上に増えていきます

電源事情:
何度も飛ばす機体のバッテリーはもちろん、「現場編集」のための電源が重要です。撮影した映像をその場で大型モニターに映してクライアントに確認してもらったり、ノートPCでバックアップを取ったりする必要があるため、複数の機器を同時に動かせる電源が重宝されます



2) 測量(建設・土木)

建設現場や地形を上空から撮影し、専用ソフトで解析して3Dデータを作成する仕事です。

現場のリアル:
広大な土地を一定の高度・速度で網羅するように飛ばす「自動航行フライト」がメインです。数キロメートルに及ぶ現場では、1日中ドローンを出し入れし続ける過酷なスケジュールになります

電源事情:
測量では数千枚におよぶ高解像度写真を撮影します。この膨大なデータを現場で仮処理したり、オフィスへ送るためのハイスペックPC(消費電力が高い)を常にフル充電しておく必要があるため、ACポートの安定した出力が欠かせません




3) 点検(インフラ・設備)

橋梁、ダム、送電線、太陽光パネル、工場の煙突などの異常を確認する仕事です。

現場のリアル:
人間が近づけない高所や危険な場所を、赤外線カメラや高倍率ズームカメラを積んだ「産業用ドローン」で調査します。機体自体が大型で、風に抗いながらホバリングを続けるため、電力消費が非常に激しいのが特徴です

電源事情:
産業用ドローンのバッテリーは電子レンジ並みの電力を消費して充電するものもあります。そのため、ポータブル電源には1000W〜2000WクラスのハイパワーなAC出力が求められます。使い終わったバッテリーを次々と充電器にかける「継ぎ足し充電」のサイクルを止めてはいけない現場です




4) 農業(農薬散布・生育調査)

広大な田畑への農薬散布や、センサーによる作物の生育状況解析を行う仕事です。

現場のリアル:
風が穏やかで涼しい「早朝」が勝負です。10リットル以上の薬剤を積んで飛ぶ散布ドローンは、人間で言えばフルマラソンをしているような状態。バッテリーはすぐに(15分程度)空になります

電源事情:
多くの場合、軽トラの荷台が作業基地になります。車両のエンジンをかけっぱなしにして充電するとバッテリー上がりのリスクがあるため、独立した大容量ポータブル電源を「外部燃料タンク」のような感覚で持ち込むのがプロのスタイルです




5) 災害調査・警備

地震や土砂崩れの被害確認、イベント会場の警備、行方不明者の捜索などを行う仕事です。

現場のリアル:
「いつ、どこで」起きるか予測不能な現場です。特に災害現場では道が寸断され、コンセントはおろか、ガソリンの補給すらままならない孤立した状況での活動を強いられます

電源事情:
停電環境が前提となるため、ポータブル電源はまさに命綱。本体の容量だけでなく、「ソーラーパネル」で自己発電できる仕組みがあるかどうかが、調査を継続できるかどうかの分かれ目になります





2. ドローン操縦士の1日のスケジュール(空撮・点検の例)

プロのドローン操縦士の1日は、常に「残りの電力」との戦いです。ここでは、最も一般的な「空撮」や「インフラ点検」を例に、どのようなタイミングでポータブル電源が必要になるのか、そのリアルな流れを見ていきましょう。

時間仕事内容現場の裏側とポータブル電源の働き
7:00機材チェック出発前の最終確認。バッテリーの満充電はもちろん、SDカードの空き容量やプロペラの亀裂をチェックします。万が一、ここで充電忘れが発覚した際、車内で急速充電できるポータブル電源があると救われます。その場合、ポータブル電源の減った電気を追加充電するための走行充電器があると便利です
8:30現場到着・準備クライアントや補助者と「今日の撮影・点検ポイント」を最終確認。安全確保のためのコーン設置や、離着陸場所(ヘリポート)の設営を行います。この間に、送信機やモニターなどの周辺機器の残量を確認します
9:30フライト開始気象条件(風速・日照)が良い時間帯を狙って、午前中に3〜4フライト実施します。1フライト約20分。午前中だけで手持ちのバッテリーの半分以上を使い切ることも珍しくありません
12:00休憩・データ・充電ここがポータブル電源のメインステージです。 昼食を取りながら、午前中に使い切った3〜4本のバッテリーを全て急速充電器へ。同時に、PCへデータをバックアップし、映像の写りをチェックします
13:30午後のフライト昼に充電が完了した「復活したバッテリー」で午後の業務を開始。光の向きや風の状態を見極めながら、未撮影ポイントを確実に潰していきます。バッテリーの使い回しがスムーズなら、業務は一気に加速します
16:00撤収・清掃・コピー日没前に業務終了。機体の汚れを落とし、ログを記録します。車での帰り道、ポータブル電源を使って移動中にPC作業や、予備バッテリーのケアを行うのもプロの効率術です
19:00納品・レポート作成帰宅・帰社後、撮影データの整理や点検レポートの作成。翌日の業務に備え、機材を再びコンセントに繋いで1日が終わります




【なぜ12:00が勝負なのか】


多くの操縦士が、予備バッテリーを3〜4本持っています。しかし、午前のフライトだけでそれらは空になります

空撮の場合: 「もう少し別の角度からも撮りたい」という急な要望に応えられるか

点検の場合: 思わぬ異常箇所が見つかり、入念に再確認が必要になったとき対応できるか

これらは全て、「お昼休みの間に、どれだけバッテリーを復活(充電)させられたか」にかかっています。ポータブル電源がない現場では、この時点で「本日の業務終了」となってしまうのです






3. ドローン操縦士にポータブル電源が「必須」な2つの理由

ドローン操縦士のポータブル電源選び方



プロの現場において、ポータブル電源は単なる「便利グッズ」ではありません。ビジネスを成立させるための戦略的な重要装備です。なぜこれほどまでに必要とされるのか、2つの決定的な理由を解説します。

1) 予備バッテリーを買い足すより圧倒的に「コスパが良い」

ドローン運用の最大の悩みは、純正バッテリーの価格の高さです。

バッテリー地獄からの脱出:
例えば、プロに人気の「DJI Mavic 3」の予備バッテリーの純正品は1本約2万円強。1日の業務を全て予備バッテリーだけで賄おうとすると、最低でも10本(20万円以上)は必要になります。

初期投資の賢いバランス:
しかし、バッテリーを3本程度に抑え、10万円ほどでポータブル電源を1台導入すればどうでしょうか? 「1本飛ばしている間に、使い終わった1本を充電する」というサイクルを回せば、合計20万円以下の投資で、1日中途切れることなくフライトを続けられます。 浮いたお金を、レンズフィルターや他のアクセサリー、あるいは予備機材の購入に充てるのが賢い選択です。

2)電源喪失は「仕事の終わり」と「信頼の失墜」を意味する

プロの世界では、どんな理由があろうとも「撮影できませんでした」は許されません。

現場での「想定外」に対応する保険:
「現場に行ってみたら、予定より撮影箇所が増えた」「強風で予想以上に電力を消費した」…ドローンの現場にトラブルは付き物です。ポータブル電源がない状態でバッテリーを使い果たせば、その瞬間に業務は強制終了となります。

プロとしての社会的信頼:
もし電源がないために撮影が未完了になれば、予備日の設定やスタッフの再手配で多額の追加コストが発生します。何より、クライアントからの信頼は地に落ち、「次の仕事」は二度と来ないでしょう。


「どこでも充電できる」という心理的余裕:
ポータブル電源が手元にあるだけで、「いざとなればすぐ充電できる」という心の余裕が生まれます。この余裕が、落ち着いた操縦と、質の高いクリエイティブな仕事へと繋がるのです。


4. 現場で使うポータブル電源の出力ポートの種類と選び方

ポータブル電源にはさまざまなポートが並んでいますが、ドローンの現場では「どのポートで何を充電するか」の優先順位が決まっています。見た目が同じコンセントやUSBでも、中身の性能が仕事の効率を左右します。

1)AC出力(コンセント):メインバッテリー充電の生命線

ドローンのメインバッテリーを充電するための、最も重要なポートです。


「純正弦波(せいげんは)」が絶対条件:
安価なポータブル電源には「擬似正弦波(修正正弦波)」というタイプがありますが、ドローン関連の精密機器には厳禁です。ドローンの充電ハブやACアダプターを壊してしまう恐れがあるため、必ず家庭用コンセントと同じ安定した波形である「純正弦波」対応モデルを選びましょう。


充電ハブとの連携:
産業用や本格空撮機(DJI Mavic 3やAir 3など)のバッテリーは電圧が高いため、USBからは直接充電できません。専用の「充電ハブ」にポータブル電源のACポートから給電し、複数のバッテリーを効率よく回すのが基本スタイルです。


定格出力のチェック:
複数の充電ハブを同時に使いたい場合や、急速充電器を使用する場合は、ポータブル電源の「定格出力(W)」に余裕があるか確認しましょう。


2)USB出力(USB-C / USB-A):操縦システムとデータ管理用

メインバッテリー以外にも、ドローン操縦には多くの電子機器が必要です。これらを効率よく捌くのがUSBポートの役割です。


送信機(プロポ:プロポーショナル)とモニター端末:
最新のドローン送信機の多くはUSB-Cポートから直接充電可能です。また、モニターとして使用するiPadやスマートフォンの電池切れを防ぐためにも、常に給電しながら作業することが多いです。

USB-C PD(Power Delivery)対応の重要性:
USB-Cポートが「PD 65W以上」に対応しているモデルなら、専用の重いACアダプターを使わずにノートPCを直接充電できます。撮影現場で動画をチェックしたり、測量データをバックアップしたりする際、PCの電源確保に困ることはありません。

最新小型機の直接充電:
DJI Mini 4 Proなどの小型ドローンは、USB-Cケーブルを本体に直接挿して急速充電できるものもあります。高出力なUSB-Cポートを備えたポータブル電源なら、ACポートを塞がずにスマートに運用できます。

「ポートが多い=便利」と思いがちですが、大切なのは「同時に使っても大丈夫か」です。メインバッテリーをACでフルパワー充電しながら、同時にUSB-CでPCを急速充電できるだけのパワー(定格出力の合計)があるかどうかが、ポータブル電源選びのポイントの一つです





5. 失敗しない!ドローン操縦士向けポータブル電源選びのポイント

「大容量ならどれでもいい」わけではありません。過酷な現場で後悔しないために、プロが必ずチェックする5つのポイントを解説します。

1)【容量】自分のスタイルに必要な「Wh」を計算する

ポータブル電源の必要容量は、どんな仕事でどの程度ドローンを飛ばすかによって変わってきます。まずは、自分が1日に何フライトしたいかから逆算しましょう。

計算式: ドローンバッテリーの容量(Wh)× フライト回数÷0.8(変換ロス)



計算の具体例:
DJI Mavic 3(5000mAh )を5回フル充電したい場合、77Wh( = 5000mAh x 15.4V)x 5回 ÷ 0.8 = 481.25Wh
よって、 最低でも500Wh以上のモデルが必要になります。

ポータブル電源の必要容量の目安は、趣味・小規模空撮で300Wh〜500Wh、1日の本格業務で1000Wh(1kWh)前後くらいでしょうか。いずれにせよ自分のスタイルに必要な容量をきちんと計算した上で、ポータブル電源を選ぶ必要があります





2)【定格出力】急速充電器の「同時使用」に耐えられるか

「容量」がガソリンタンクの大きさなら、「出力」はエンジンのパワーです。

同時充電の出力を想定する:
ドローンの急速充電ハブは、1つで100W〜150Wほど消費します。2セット同時に回し、さらにPC(約60W)も繋ぐと、合計で300W〜400Wを安定して出し続ける必要があります。

産業用・ハイエンド機は要注意:
例えば、映画やCM撮影で使われるハイエンド空撮機DJI Inspire 3の急速充電ハブは約450Wを消費します。これを2セット同時に使用したり、他の機材(大型モニターやPC)を併用すると、あっという間に消費電力は1000W近くに達します。

また、少し前の産業機であるMatrice 300 RTKの充電ステーションも、設定次第で1000W程度の電力を要求します。将来的にこうした上位機種を扱う可能性があるなら、定格出力1000W〜1500Wあるモデルを選んでおくと、機材をアップグレードしても買い替える必要がなく、長く愛用できます



3)【充電・リカバリー性能】ポータブル電源自体の「補給能力」

プロの現場で最も避けたいミスは、機体バッテリーの「充電忘れ」です。出発直前に気づいて血の気が引く…そんな絶望的な状況でも、ポータブル電源があれば移動中の車内でリカバリーが可能です。しかし、そこで使った電力の分、ポータブル電源自体の残量は減ってしまいます。「現場で使う予定の電力が足りない!」という二次災害を防ぐために、ポータブル電源を現場で「補給」できる能力が重要になります。

移動中にポータブル電源を回復させる「走行充電」:
現場に向かう車内でポータブル電源を充電できる「走行充電器」。最近のモデルには、高出力で急速走行充電ができるものも増えています。移動の1〜2時間でポータブル電源の残量を大きく回復できれば、到着後の不安をゼロにできます。ポータブル電源を選ぶ際は、走行充電に対応できるモデルを選んで置くことをおすすめします。

電源のない場所で「自給自足」する「ソーラー充電」:
「ポータブル電源の電力を使い切ってしまった…」そんな時の最終手段がソーラーパネルによる充電です。 太陽さえ出ていれば、撮影の合間にポータブル電源を「自給自足」で回復させることが可能です。特に、数日にわたる連泊での撮影や、電気が遮断された災害調査の現場では、ソーラーパネルとの連携能力が仕事の継続可否を左右します。万が一に備え、ソーラー充電能力の高い機種を選び、ソーラーパネルも備えておくことをおすすめします。


4)【USB-C PD出力】急速充電に対応しているか

メインバッテリー以外にも、ドローン操縦には多くの電子機器が必要です。ここで注目すべきはUSB-Cの「ワット数」です。

「PD 65W〜100W」は現役の標準:
多くのノートPCや送信機を急速充電するには、最低でも65W、できれば100W対応のポートがあると安心です。USB-CでノートPCなどを急速充電できるなら、専用の重いACアダプターを持ち歩く必要がなくなります。

最新規格「PD 3.1(最大140W以上)」への対応:
最新のポータブル電源の一部には、最大140Wの出力が可能な「USB PD 3.1」規格が採用されているモデルもあります。PD3.1なら、16インチMacBook ProのようなハイエンドPCをフルスピードで充電できるほか、将来的に登場する「USB-Cで直接急速充電できる大型ドローン」にも対応できます。

PD3.1で140Wの恩恵を受けるには、デバイス側もPD 3.1に対応しており、かつ「240W対応USB-Cケーブル」を使用する必要があります




5)【重量と耐久性】10kg〜15kgが「持ち運び」の限界

ドローンを使った仕事では、駐車場から離れた離着陸ポイントまで機材を運ぶことも多くあります。その場合、重たいポータブル電源は大きな負担で、できれば10kg〜12kg、重くても15kg以内に抑えないと、1日の終わりに体力が削られます。

また、砂埃や振動が多い現場で使うこともあるため、防塵構造や耐衝撃設計を採用しているモデルならより安心して使えます。




6. ドローン操縦士におすすめのポータブル電源3選

プロが現場で信頼を寄せる最新モデルをピックアップしました。

推奨モデルDJI Power 1000 V2Anker Solix C1000 Gen 2Bluetti AORA 100 V2
画像
容量1024Wh1024Wh1024Wh
定格出力/電力ブースト2600W1550W1800W/2700W
充電/リカバリー性能走行充電 60~70分(1000W)
ソーラー充電40分 (1800W)
走行充電 N/D
ソーラー充電 1.8時間(600W)
走行充電 1時間10分(1200W)
ソーラー充電 70分(1000W)
USB-C出力
(PD対応)
PD 140W x2口PD 100W x2口PD 140W x1口
PD 100W x1口
重量/耐久性14.2Kg
最大1tの耐荷重性能
11.3Kg
難燃性素材/長寿命設計
11.5Kg
難燃性素材/耐衝撃設計
詳細はこちら詳細はこちら詳細はこちら






DJIのドローンユーザーに特におすすめ
DJI (ディージェイアイ)ポータブル電源 Power 1000 V2

容量(Wh):1024Wh

定格出力(W):2600W 

最大出力(W):N/D

バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池

サイクル数:4000回(80%)

重量:14.2Kg

サイズ:448×225×230 mm

静音性:26dB(充電時)

出力ポート:10口 (AC4、USB-A2、USB-C2、SDC 1、SDC Lite 1)

充電:AC最速56分、ソーラー最速40分(1800W)、走行60-70分(1000W)

パススルー: 拡張バッテリー:〇 (最大11264Wh)
UPS:〇10Ms LEDライト:× スマホアプリ: (Wi-Fi/Bluetooth)

保証期間:最大5年

2025年6月に発売されたDJI Power 1000 V2は、ドローン業界の最大手メーカー DJIが発売しているポータブル電源です。容量1024Wh、定格出力2600Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源で、サイクル数が4000回と長寿命です。ドローンや送信機などの充電に適した独自の出力ポート(SDC/SDC Lite)を搭載し、互換性のあるアクセサリーと併用することで、超急速充電が可能です。また、2口あるUSB-Cポートは最大140WのPD3.1に対応し、ハイエンドPCなどを急速充電できます。ポータブル電源本体の急速充電や高機能UPS、スマホアプリ連携機能も搭載され、静音性や操作性に優れたモデルです。なお、DJIはこのほかにもDJI POWER 2000(2048Wh/2700W)やDJI POWER 500(512Wh/1000W)などの商品を展開しています

SDC / SDC Lite 出力ポートは DJI 独自の DC 出力ポートで、DJI のドローンや送信機、ノートPC、スマホなどを充電できます。SDC ポートは高出力デバイス向け(最大 1,000W)、SDC Lite ポートは小型・中出力機器向け(最大 140W)です







Ankerが誇る、1000Whクラス 軽量・急速充電モデル
Anker(アンカー)ポータブル電源 Solix C1000 Gen 2

容量(Wh):1056Wh

定格出力(W):1550W 

最大出力(W):2300W

バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池

サイクル数:4000回(80%)

重量:11.3Kg

サイズ:384x208x244mm

静音性:N/D

出力ポート:10口 (AC5、USB-A1、USB-C3、シガー1)

充電:AC最速54分、ソーラー最速1.8時間(600W)、走行N/D

パススルー: 拡張バッテリー:× UPS:〇10Ms 
LEDライト:× スマホアプリ: (Wi-Fi/Bluetooth)

保証期間:最長5年

2025年5月に発売されたAnker Solix C1000 Gen2は、大人気ポータブル電源Anker Solix C1000の後継モデルです。前モデルから約12%軽量化され、1024Whの大容量モデルの中での世界最小クラスを実現しています。定格出力は1550Wで、99%以上の家電に対応する出力を持っています。独自のHyperFlash™急速充電技術により、わずか54分で100%満充電が可能な世界最速クラスの充電速度が特徴の1つ。リン酸鉄リチウムイオン電池と独自技術InfiniPower™により、4,000回以上のサイクル寿命10年以上毎日使える長寿命を実現しています。専用アプリで遠隔操作や節電設定、UPS機能による停電時バックアップも可能で、防災、キャンプ、リモートワークなど多岐にわたるシーンで活躍します。Anker Solix C1000 Gen2より大容量機種が欲しい場合は、Anker Solix C2000 Gen2(2048Wh/3000W)というモデルがあります

Anker は自社独自の走行充電器を発売していませんが、Anker Solixシリーズは他社(例えばBluetti)の走行充電器で使用することができます



Anker Solix C1000 Gen2を詳しく知りたい方はこちらもチェック!/






Bluetti が誇る、1000Whクラス 軽量・急速充電モデル
Bluetti(ブルーティ)ポータブル電源 AORA 100 V2

容量(Wh):1024Wh

定格出力(W):1800W 電力ブースト:2700W 

最大出力(W):2700W

バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池

サイクル数:4000回(80%)

重量:11.5Kg

サイズ:320×215×250mm

静音性:30dB

出力ポート:11口(AC4、USB-A2、USB-C2、シガー1、DC5521 2)

充電:AC最速70分、ソーラー最速70分(1000W)、走行1時間10分(1200W)

パススルー: 拡張バッテリー:× UPS:〇10Ms 
LEDライト:× スマホアプリ:(Wi-Fi/Bluetooth)

保証期間:最長5年

2025年7月に発売されたBLUETTI AORA 100 V2 は、日本限定の「AORAシリーズ」に加わったポータブル電源です。このモデルは「安心の容量と、コンパクト性の“いいとこどり”」をコンセプトに、BLUETTIが掲げる「日本の暮らしに最適なパワーを」「あらゆるシーンにプロ級の電力を」という理念を体現しています。容量は1,024Wh、定格出力は1,800Wで、電力リフト機能を使えば最大2,700Wまで対応します。また、30dBの静音性や10msで切り替わるUPS機能など、最新の機能が多数搭載されています。ミントグリーンとグレーの2色展開で、キャンプ、車中泊、防災用など、さまざまなシーンに合わせて選べる一台です




Bluetti AORA 100 V2を詳しく知りたい方はこちらもチェック!/







7. まとめ:最適な電源選びがプロへの第一歩


ドローン操縦士にとって、ポータブル電源は単なる予備バッテリーの代わりではありません。過酷な現場で確実にミッションを遂行し、クライアントからの信頼を守り抜くための「プロとしての必須装備」です。

1日の仕事の流れを振り返れば分かる通り、昼休憩中の急速充電や移動中のリカバリー能力が、午後のフライトの質を左右します。

自分の機体が必要とする容量(Wh)を正しく計算すること

現場の機材を同時に動かせる定格出力(W)を備えていること

走行充電やソーラー、最新のUSB PD規格に対応していること



これらのポイントを押さえて選んだ1台は、あなたのドローンビジネスを支える最強の相棒になってくれるはずです。

今回ご紹介した3モデルは、いずれも2025年最新のスペックを誇る信頼の一台です。

あなたの操縦スタイルや将来目指す仕事に合わせて、最適な電源を選んでみてください。バッテリー切れの不安をゼロにして、目の前のフライトに全集中しましょう!




推奨モデルDJI Power 1000 V2Anker Solix C1000 Gen 2Bluetti AORA 100 V2
画像
容量1024Wh1024Wh1024Wh
定格出力/電力ブースト2600W1550W1800W/2700W
充電/リカバリー性能走行充電 60~70分(1000W)
ソーラー充電40分 (1800W)
走行充電 N/D
ソーラー充電 1.8時間(600W)
走行充電 1時間10分(1200W)
ソーラー充電 70分(1000W)
USB-C出力
(PD対応)
PD 140W x2口PD 100W x2口PD 140W x1口
PD 100W x1口
重量/耐久性14.2Kg
最大1tの耐荷重性能
11.3Kg
難燃性素材/長寿命設計
11.5Kg
難燃性素材/耐衝撃設計
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