切替分電盤とセットのポータブル電源!家庭用蓄電池システムのおすすめと選び方

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切替分電盤対応のポータブル電源


みなさんこんにちは! 管理人のありーなです


停電時でもストレスなく普段通りの生活を維持したいなら、ポータブル電源を家庭の切替分電盤に接続するべきです。従来の非常用電源とは一線を画す、最も実用的で安全な防災対策だからです。

従来のポータブル電源利用法、すなわち「家電を直接ACポートに繋ぐ」方法では、暗闇での重い本体の移動や、延長コードの接続といった煩雑な作業が避けられません。さらに、天井照明のようにコンセントのない重要な機器には電力供給ができないという決定的な限界がありました。

しかし、切替分電盤を導入すれば、電源の切り替えが自動または手動で瞬時に行われ、リビングの照明や冷蔵庫、壁のコンセントなど、家中の必要な電気がそのまま使えます。面倒なコードの抜き差しや、暗闇での重労働は一切不要になります。

本当の安心とは、家全体のインフラを活用し、手間なく電力を供給できる環境を整えることです。本記事では、この新しい防災スタイルを実現するための最適なポータブル電源と分電盤セットのおすすめと、その選び方をご紹介します。



目次

ポータブル電源を分電盤につなぐことで生まれるメリット



切替分電盤は、ご家庭の既存の分電盤とポータブル電源の間に設置して使用する、電力の「交通整理」を行うための装置です。

その主な役割は、電力会社から送られてくる商用電力と、ポータブル電源から供給される電力を、安全かつ確実に切り替えることにあります。

この装置を介することで、ポータブル電源の電気が既存の分電盤の電気の流れと同じように家中のコンセントへ供給可能となります。

それでは、この「切替分電盤」がある時とない時とで、停電時の使い勝手にどのようなメリット・デメリットがあるのかを見ていきましょう。


停電時、従来のポータブル電源を利用したときの限界(デメリット)

停電が発生した際、ポータブル電源を実際に使用するには、家電製品の近くまで重い本体を移動させ、AC出力ポートにコンセントを挿し直す作業が必要です。

大容量モデルほど本体重量があるため、部屋中が暗くて足元もおぼつかない中で、この作業を行うのはかなりの重労働であり、大きな手間となります。

また、意外と見落としがちですが、天井照明のように配線で直結されており、コンセントのない機器にはポータブル電源から直接電力を供給できません

その上、冷蔵庫など特定の家電を優先して動かしたい場合、ポータブル電源をその家電の近くに固定して置く必要が生じ、使用場所が限定されてしまうという限界(デメリット)もありました。



分電盤接続で得られる最大のメリット

一般家庭の「分電盤」は、電力会社から送られた電気を家中の回路に分配するための装置であり、主幹・漏電・安全ブレーカーで構成される基礎設備です。

一方、ポータブル電源と連携させる切替分電盤は、停電時に電源を「電力会社」から「ポータブル電源」へ瞬時に切り替えるための専用装置です。

「切替分電盤」には、ポータブル電源の電気が電力会社側へ逆流する現象(逆潮流)を防ぐ安全機能が組み込まれています。

切替分電盤を導入することで、ポータブル電源は「一時的な充電器」から「家庭用サブ蓄電池」へと進化します。

最大のメリットは、リビングの照明、壁のコンセント、重要な通信機器などを、停電前と同じように使えることです。

面倒なコードの抜き差しは不要で、自動で切り替えができる、安心感の高いシステムが実現します。



切替分電盤の接続に必要なもの

ポータブル電源を分電盤につなぐには、単に大容量の電源があれば良いわけではありません。

メーカーが提供する「切替分電盤」と、それに対応したポータブル電源本体が必要です。

特に重要なのは、これらの機器を家庭の配線に組み込むには、電気工事士による専門的な設置工事が法律で義務付けられている点です。

安全性を確保するためにも、必ずメーカー提携または専門の施工業者に依頼しましょう。

なお、メーカーによっては、ポータブル電源と切替分電盤のセットだけでなく、設置サービスまでもセットとして販売しているものもありますし、設置費用別負担で工事を手配・実施してくれるものもあります。詳しくは後の章で説明します




家庭用蓄電池システムとしてのポータブル電源と切替分電盤の選び方



突然の停電に備え、自宅のライフラインを守るためには、切替分電盤(ATS)とポータブル電源を組み合わせて、家庭用蓄電池のようなシステムを構築することが非常に有効です。

この章では、ご家庭に最適な防災ソリューションを見つけるため、切替分電盤と対応するポータブル電源を選ぶ際のポイントを紹介します。

ご自宅の環境や予算と照らし合わせながら、後悔のない選択をするための比較検討にお役立てください。


1) 切替分電盤のバックアップ対象回路の範囲



切替分電盤が停電時にカバーする回路の範囲には、以下の2種類があります。

  • 全負荷(全ての回路を対象とするタイプ)

  • 特定負荷/重要負荷(特定の回路だけを対象とするタイプ)

現在、ポータブル電源と組み合わせて使用するシステムは、ほとんどが後者の「特定負荷/重要負荷」をバックアップする設計です。

選定の際は、「供給可能な回路数」を確認することが重要です。

【バックアップ対象回路の違い】


バックアップ対象回路の違いを具体的にイメージするために、次の章で出てくる3つのメーカーの商品における、バックアップ対象回路の違いを紹介します。


例えば、Jackery(ジャクリ)切替分電盤(ATS)+Jackery Power Output Cable Kitセットは、停電時に家のコンセントに接続されている最大9回路に自動で給電できるとされています。

また、EcoFlow(エコフロー)電源切替盤(切替分電盤)では、1回路の最大出力は1800Wとなり、2回路合わせて最大3600Wまで同時出力が可能と書かれています。

さらに、Anker(アンカー) Solix Power Link Systemのカバーできる回路数について具体的な記述はありませんが、商品ページに掲載されている動画(本記事にもリンク添付)では、1つの回路を選んで設置することが紹介されています





2) ポータブル電源の容量と出力とその拡張性


切替分電盤を通じて使える電力の「容量」と「出力」は、セットで使用するポータブル電源の性能に完全に依存します。

「容量」はどれだけ長く電気が使えるかに関係し、「出力」は同時にいくつの電化製品を使えるかに関係してきます。

どれくらい続く停電を想定するのか? その停電時にどの電化製品をどの程度使用したいのか?を想定し、必要な「容量」と「出力」をまかなえるシステムを構築しましょう。

なお、ポータブル電源によっては「拡張バッテリー(エクストラバッテリー)」をつなげることで、「容量」を拡張できるモデルがあります。

拡張バッテリーと組み合わせることで、超大容量の家庭用蓄電池システムを構築することも可能です。

また、拡張バッテリーは後から追加して増やすこともできるため、将来的にバックアップ時間を延ばしたい可能性がある場合は、拡張性のあるポータブル電源を選んでおくと安心です。

【切替分電盤対応ポータブル電源の拡張性】


切替分電盤に対応しているポータブル電源の拡張性をイメージするために、次の章で出てくる3つのメーカーの切替分電盤に対応するポータブル電源の拡張性をグラフ化しました。

拡張バッテリー(エクストラバッテリー)を追加したときに、容量をどれくらいまで増やせるかが分かります



3) 対応電圧(100V vs 200V)


家庭用蓄電システムとして導入する際、対応電圧の確認も重要です。

一般的な照明や小型家電は100Vで動作しますが、消費電力の大きいエアコンやIH調理器、特定の給湯器などの大型家電は200V電源を使用します。

停電時にこれらの大型家電をバックアップ対象に含めたい場合は、必ず200V出力に対応した切替分電盤とポータブル電源のセットを選ぶ必要があります。

100Vのみ対応のシステムでは、これらの高電圧家電を動かすことはできません。

停電時にどの家電をバックアップしたいかを明確にし、システムがその要求電圧を満たしているかを確認しましょう。


4) 設置の手軽さ、設置工事のサポートの有無


切替分電盤を家庭の配線に組み込む工事は、電気工事士による専門的な設置工事が法律で義務付けられています

この専門工事が導入のハードルとなりがちですが、最近は切替分電盤を販売するポータブル電源メーカーが、設置工事まで含めたサポートを提供しているケースが一般的です。

サポート内容は各社で異なるため、工事費用やサービス内容を事前に確認し、予算とサービスが自分に合ったメーカーの商品を選ぶと良いでしょう。




【切替分電盤の自動切替時間】


切替分電盤の仕様の一つに、停電時に電源がポータブル電源に自動で切り替わるまでの時間を示す「自動切替時間」があります。

この切替時間は短い方が望ましいともいえますが、それほど重視すべき項目ではないともいえます。

なぜなら、どの切替分電盤を使おうと「自動切替時間」はある程度かかってしまうからです(とはいえ短時間ですが)。

中には、パソコンなどの精密機器のデータや機器の心配しながら、切替分電盤の「自動切替時間」を検討する人もいるかもしれません。

しかし、大切な機器やデータを保護したいなら、その対策はポータブル電源のUPS機能を使うべきです。

高性能UPS機能が付いたポータブル電源を直接それらの機器につなぎ、UPS機能で保護することをおすすめします。

高性能UPS機能付ポータブル電源についてはこちらの記事で紹介しています。こちらもぜひご覧ください。





分電盤の使えるおすすめポータブル電源セット


ポータブル電源各社が出している、切替分電盤とポータブル電源のセットを紹介します。

商品によりさまざまな違いがあるため、掲載した動画や公式サイトの説明なども参考に、慎重に選ぶことをお薦めします。




EcoFlow(エコフロー) 電源切替盤(切替分電盤)


通常費用:110,000円

対応ポータブル電源:EcoFlow DELTA Pro3/DELTA Pro Ultra

最大出力:最大3600W(2回路合計、DELTA Pro3使用時)

対応電圧:単相3線 100/200V対応

自動切替時間:30ミリ秒以内(電力網からの電力停止時)

本体サイズ:情報なし

保証期間:1年

設置/工事サポート:提携施工業者による設置サービスあり(21都府県に対応※)単相三線式の電源配線方式のみ対応

設置場所の条件:情報なし(単相三線式のみ対応)

EcoFlowの電源切替盤(または切替分電盤)は、ポータブル電源を住宅の電力システムに組み込み、本格的な家庭用蓄電池として運用するためのアクセサリーです。この切替分電盤を住宅の分電盤に単相3線式で接続することで、大容量ポータブル電源(DELTA Pro3やDELTA Pro Ultra)が家庭用蓄電池に変貌します。これにより、ケーブルを外せば屋外で使えるポータブル電源として、また自宅では節電や防災対策に役立つ蓄電池として、一台二役で活躍します。特に災害や停電時には、切替分電盤経由で接続することで、一般的な家電だけでなく、大型エアコンやIH、電気給湯器まで、ほとんどの機器への給電が可能となります。切替分電盤と接続した場合、1回路の最大出力は1800W、2回路合わせて最大3600Wまで同時に出力できます。また、EcoFlowのソーラーパネルや既存の家庭用太陽光発電システムと組み合わせることで、日中の発電電力を蓄電し、夜間に家庭全体へ給電するなど自家消費型の電力運用を実現し、電気代の削減にも役立ちます。スマホアプリと連携してTOU(時間帯別料金)モードを使えば、オフピーク時間に貯めた電力を電気料金が高いピーク時にお得に使うことも可能です、従来の家庭用蓄電池と比較して、切替分電盤の設置と接続を含む総施工費を抑えることができ、設置工事の手間が大幅に簡略化されている点も特長です。切替分電盤は、DELTA Pro 3や専用エクストラバッテリーとのセットとしても提供されています。設置にあたっては、自宅の使用状況に合わせた回路選定が必要なため、施工会社に相談することが推奨されています。「設置サービス付きのセット」も用意されています

※現在、設置サービスに対応している21都府県とは、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県、長野県、愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、福井県、石川県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、岡山県です



詳しくはこちらもご覧ください




ポータブル電源とのセット商品

EcoFlow DELTA Pro3セット




通常価格:649,000円

【容量4kWh】
DELTA Pro3+切替分電盤

容量4,096Wh、定格出力3600W、最大出力7,200WのDELTA Pro3と切替分電盤のセット




通常価格:799,000円

【容量4kWh】
DELTA Pro3+切替分電盤+設置サービス

容量4,096Wh、定格出力3600W、最大出力7,200WのDELTA Pro3と切替分電盤および設置サービスのセット
提携施工業者による設置により、見積もりを取る手間を省き、スムーズで安心して導入できます




通常価格:1,045,000円

【容量8kWh】
DELTA Pro3+エクストラバッテリー+切替分電盤

容量4,096Wh、定格出力3600W、最大出力7,200WのDELTA Pro3にエクストラバッテリー(容量4,096Wh)をプラスして容量8,192Whに拡張されたセット。さらに切替分電盤を加えたセットです




通常価格:1,195,000円

【容量8kWh】
DELTA Pro3+エクストラバッテリー+切替分電盤+設置サービス

容量4,096Wh、定格出力3600W、最大出力7,200WのDELTA Pro3にエクストラバッテリー(容量4,096Wh)をプラスして容量8,192Whに拡張されたセット。さらに切替分電盤とその設置サービスを加えたセットです




通常価格:1,441,000円

【容量12kWh】
DELTA Pro3+エクストラバッテリーx2+切替分電盤

容量4,096Wh、定格出力3600W、最大出力7,200WのDELTA Pro3にエクストラバッテリー(容量4,096Wh)を2台プラスして容量12,288Whに拡張されたセット。さらに切替分電盤を加えたセットです




通常価格:1,591,000円

【容量12kWh】
DELTA Pro3+エクストラバッテリーx2+切替分電盤+設置サービス

容量4,096Wh、定格出力3600W、最大出力7,200WのDELTA Pro3にエクストラバッテリー(容量4,096Wh)を2台プラスして容量12,288Whに拡張されたセット。さらに切替分電盤とその設置サービスを加えたセットです



EcoFlow DELTA Pro Ultraセット




通常価格:1,630,000円

【容量6kWh】
DELTA Pro Ultra+Power Switch Kitセット

容量6,000Wh、定格出力6,000W、最大出力9,000WのDELTA Pro Ultraと切替分電盤とEVアダプターのセット




通常価格:2,050,000円

【容量6kWh】
DELTA Pro Ultra+Power Switch Kit+設置サービス

容量6,000Wh、定格出力6,000W、最大出力9,000WのDELTA Pro Ultraと切替分電盤+EVアダプター、それに設置サービスが付いたセット



単相3線式に対応しているため、大型のエアコンやIH、電気給湯器までほとんどの機器への給電が可能です。電力網からの電力が停止した場合、ポータブル電源は30ミリ秒以内に自動的にバッテリー給電に切り替わります(EPS機能)




\EcoFlow電源切替盤対応ポータブル電源の詳細はこちら/






ジャクリ切替分電盤(ATS)+Jackery Power Output Cable Kitセット

通常価格:220,000円

対応ポータブル電源:Jackery 5000Plus

最大出力:最大6000W

対応電圧:単相3線 100/200V対応

自動切替時間:10~20-ミリ秒以内(電力網からの電力停止時)

本体サイズ:幅43cm x 奥行き30cm x 高さ25cm

保証期間:ATS本体は設置完了日から1年間

設置/工事サポート:公式サイト購入で設置作業まで一括サポート 設置作業全体で約3〜4時間が目安。既存の太陽光発電システムに接続可能

設置場所の条件:壁掛け式で室内に設置可能

Jackery(ジャクリ)の「切替分電盤(ATS)+Jackery Power Output Cable Kitセット」は、ポータブル電源Jackery 5000 Plus専用の分電盤と取付工具キットであり、本格的な電源バックアップソリューションを提供します。このセットの最大の特徴は、自動切替分電盤(ATS:Automatic Transfer Switch)単相3線(100V/200V・6kW出力)で直接接続できる点です。停電が発生し電力会社からの供給が遮断されると、10〜200ミリ秒以内でポータブル電源へ自動で切り替わり、最大9回路(冷蔵庫、照明、エアコンなど)に持続的な電力を供給します。これにより、停電時も普段通りの暮らしの維持が可能となります。また、Jackeryのソーラーパネルや既存の家庭用太陽光発電システムと組み合わせることで、日中の発電電力を蓄電し、夜間に家庭全体へ給電する自家消費型の電力運用を実現し、電気代の削減にも役立ちます。分電盤のサイズは幅43cm、奥行き30cm、高さ25cmとコンパクトな壁掛け設計で室内に設置可能です。Jackery公式オンラインストアからの購入の場合、分電盤設置工事のスケジュール調整から設置作業まで一括サポートを受けられます。本製品は、戸建住宅や集合住宅、事務所など幅広い分野で活用可能です



対応機種はハイエンドモデルのJackery 5000Plusだけです。6000Wという高出力で、家庭やオフィスの電気回路に単相3線で直接接続でき、停電時には冷蔵庫、照明、エアコンなど最大9回路に自動で給電されます。高出力が必要なユーザーに適しています。ただし、ATS本体の保証期間は1年間です



詳しくはこちらもご覧ください




ポータブル電源とのセット商品



通常価格:1,189,000円

Jackery 5000Plus+分電盤セット

容量5,040Wh、定格出力6,000W、最大出力12,000WのJackery 5000Plus+ソーラーパネル200Wx2枚+分電盤(ATS)+Jackery Power Output Cable Kit(L14-30)のセット



ジャクリに設置のための施工業者を依頼した場合、設置費用は10~12万円程度だそうです。その費用には、分電盤設置工事費用、Jackery Power Output Cable Kitの設置、回線変更等の工事費用などが含まれます



\ジャクリ切替分電盤(ATS)対応ポータブル電源の詳細はこちら/





Anker(アンカー) Solix Power Link System

通常価格:199,900円

対応ポータブル電源:容量1000Wh以上、定格出力1500W以上

最大出力:1500W以上

対応電圧:ポータブル電源による(100V)

自動切替時間:情報なし

本体サイズ:幅16.0cm x 奥行き11.8cm x 高さ32.0cm

保証期間:最大6年保証 (Anker Japan 公式サイト会員対象。Power Link System本体のみ)

設置/工事サポート:施工サービスあり。Anker製以外のポータブル電源を使用した場合、保証対象外。メイン分電盤から5m以下にポータブル電源設置が必要(室内)

設置場所の条件:メイン分電盤の左右または上下に横幅21cm程度、高さ40cm程度のスペースが必要

その他:対象となるのは重要回路のみで、家全体ではないことに注意。設置可否のチェックから設置までAnkerが一括サポートしてくれます

Anker Solix Power Link Systemは、Anker Solixが提供する家庭用電力ソリューションの一部であり、切替分電盤システムとして分類されています。このシステムは、マンションなどの集合住宅や戸建てにおける停電対策を主な目的として設計されています。本製品は、容量が1000Wh以上、かつAC定格出力が1500W以上のポータブル電源に対応していますが、Anker製以外のポータブル電源は保証の対象外となるため、Anker Solix C1000 Gen 2などのAnker製ポータブル電源の利用が推奨されています。製品の寸法は約16.0 x 11.8 x 32.0 cm、重さは約1.6Kgです。設置にあたっては、メイン分電盤の近くに設置スペースの確保が必要であり、ポータブル電源を分電盤から5m以下に設置する(室内設置の場合)など、いくつかの施工条件があります。購入前に、自分に合ったプランを見つけるための診断機能「Power Link 診断」をWEBサイト上で受けることができ、あなたに合った組合せを提案してもらえます。また、認定工事サポートを使えば施工はわずか数時間、費用も対応するポータブル電源を持っていれば工事費込みで19万9,900円(=本体価格)で完了します。なお、Anker Japan公式サイト会員を対象に、通常5年の製品保証が最大6年へ自動延長される特典が適用されます(Anker Solix Power Link Systemのみ対象)



対応するポータブル電源が、容量1000Wh以上、定格出力1500W以上と幅広いのが特徴です。ただし、Anker製以外のポータブル電源は保証の対象外となります。なお、保証期間は6年と非常に長期なのも魅力です




詳しくはこちらもご覧ください


ポータブル電源とのセット商品



通常価格:298,900円

Anker Solix C1000 Gen2 セット(ダークグレー)

容量1,024Wh、定格出力1,550W、最大出力2,300WのAnker Solix C1000 Gen2(ダークグレー)とAnker Solix Power Link Systemのセット(設置サービス含む)



通常価格:298,900円

Anker Solix C1000 Gen2 セット(オフホワイト)

容量1,024Wh、定格出力1,550W、最大出力2,300WのAnker Solix C1000 Gen2(オフホワイト)とAnker Solix Power Link Systemのセット(設置サービス含む)



通常価格:309,900円

Anker Solix C1000セット

容量1,056Wh、定格出力1,500W、最大出力2,000WのAnker Solix C1000とAnker Solix Power Link Systemのセット(設置サービス含む)



通常価格:398,900円

Anker Solix 767セット

容量2,048Wh、定格出力2,000W、最大出力4,000WのAnker 767とAnker Solix Power Link Systemのセット(設置サービス含む)



通常価格:399,800円

Anker Solix C2000 Gen2 セット(ダークグレー)

容量2,048Wh、定格出力3,000W、最大出力3,300WのAnker Solix C2000 Gen2(ダークグレー)とAnker Solix Power Link Systemのセット(設置サービス含む)



通常価格:499,800円

Anker Solix F3000セット

容量3,072Wh、定格出力3,000W、最大出力4,500WのAnker Solix F3000とAnker Solix Power Link Systemのセット(設置サービス含む)



一部の回路だけでなく、家全体を保護したい場合は、家庭用蓄電池(Solix XJシリーズ)をご検討下さい。詳しくは こちら をご覧ください





\Anker Solix Power Link System対応ポータブル電源の詳細はこちら/





日東工業のポータブル電源用手動切替盤

ポータブル電源を既にお持ちの方で、手元にあるポータブル電源を家庭の切替分電盤に接続したいという人もいるのではないでしょうか?

そんな方に日東工業の「ポータブル電源用手動切替盤」を紹介します。

日東工業は、分電盤や高圧受電設備(キュービクル)などの電気・情報インフラ関連機器を製造・販売するメーカーで、住宅や施設に欠かせないキャビネットやブレーカなどで国内トップシェアクラスを誇ります。

先に紹介した「EcoFlow 電源切替盤(切替分電盤)」も日東工業の製品で、ポータブル電源の電力を天井照明や壁面コンセントに送る商品も作っています。

200V電圧には対応していませんが、お手持ちのポータブル電源を家庭用蓄電池システムに使えるのはメリットです。

日東工業のWEBサイトには、「ライフスタイルに合わせてバッテリー容量など使用するポータブル電源を自由に選択可能です」と書かれていますが、詳細はメーカーにご確認下さい。

詳しくはこちらもご覧ください





まとめ:切替分電盤とセットのポータブル電源!家庭用蓄電池システムのおすすめと選び方


今回は、ポータブル電源を切替分電盤に接続し、停電時も家中の設備をそのまま使える家庭用蓄電池システムのメリットと選び方を解説しました。

従来の利用法と異なり、煩雑なコード接続や重い本体の移動が不要になり、リビング照明や冷蔵庫など重要機器への自動給電を実現します。本当の安心は、この手間のかからないインフラ活用で得られます。

最適なシステムを選ぶ際は、以下の点がポイントです。

  1. バックアップ対象回路の範囲(特定負荷か全負荷か)
  2. 容量と出力(拡張性の有無)
  3. 対応電圧(100V/200V対応)
  4. 専門工事のサポート体制(設置義務があるため)

エコフロー、ジャクリ、アンカーなど、設置サービスを提供しているメーカーの対応製品を参考に、ご自宅に最適な防災システムを構築しましょう。




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切替分電盤対応のポータブル電源

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