【ポータブル電源の選びのヒント】持ち運びやすさ(重さ・サイズなど)を考える

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みなさんこんにちは!管理人のありーなです

ポータブル電源を購入した後、「思っていたより重くて結局使わなくなった」「持ち運びが億劫でストレスになる」といった「持ち運びのしやすさ」に関する不満は、多くの方が抱えやすい問題の一つです。

特に大容量モデルを選ぶ際には、重さ、サイズ、そして持ち手の形状といった要素が、実際の使用感を大きく左右します。

この記事では、人気メーカー5社のポータブル電源のデータを徹底比較し、「持ち運びやすさ」を構成する全ての要素を深掘りしていきます。

「容量と重さのリアルな関係」、「サイズや形状の体感比較」、「持ち手の種類ごとのメリット・デメリット」などを詳しく解説することで、スペック表だけでは分からないポータブル電源の「持ち運びやすさ」をリアルに体感できるよう努めました。

この記事を読んで、あなたの利用シーンに合った無理のない最適な一台を見つける参考にしてください!



目次

ポータブル電源の「重さ」を考える


一般的には、容量(Wh)が大きくなるほど本体の重量も重くなる傾向があります。

しかし、必ずしも容量と重量が比例するわけではありません。

出力性能の高さ、搭載機能、メーカーの技術レベルや設計方針などによっても重量は変わるため、同じ容量帯でも大きく重さが異なる場合があります

また、場合によっては、容量の小さいモデルの方が容量の大きいモデルより重いというケースも存在します。

そこでまず最初に、人気ポータブル電源メーカー5社(アンカー、ブルーティ、ダブソン、エコフロー、ジャクリ)の製品を7つの容量帯に分類し、各容量帯ごとに「最軽量モデル」と「最重量モデル」を比較した表を作成しました。

この表を見ることで、容量帯ごとのおおまかな重量感がつかめるとともに、同じ容量帯でどれほど重さに差があるのかが分かるはずです。


スクロールできます
容量帯最軽量モデル(容量)最重量モデル(容量)
499Wh以下0.965Kg
Jackery 100Plus
(99.2Wh)
6.7Kg
Bluetti AC50B
(448Wh)
500Wh~999Wh以下5.7Kg
Jackery 500NEW
(512Wh)
10.9Kg
Anker Solix C800 Plus
(768Wh)
1000Wh~1499Wh台10.6Kg
Dabbsson 1000L
(1008Wh)
26.5Kg
Bluetti AC180T
(1433.6Wh)
1500Wh~1999Wh16.5Kg
Jackery 1500NEW
(1536Wh)
33Kg
Bluetti AC240
(1536Wh)
2000Wh台17.9Kg
Jackery 2000NEW
(2042Wh)
51.1Kg
Bluetti AC300+B300K
(2764.8Wh)
3000Wh台25.8Kg
Dabbsson 3000L
(3072Wh)
60Kg
Anker Solix F3000
(3840Wh)
4000Wh以上51.5Kg
EcoFlow DELTA Pro3
(4096Wh)
82.4Kg
EcoFlow DELTA Pro ULTRA
(6000Wh)


ポータブル電源の購入前、実際に手に取って重さを確かめる機会はほとんどありません。

家電量販店などにはポータブル電源がいくつか陳列されていますが、そのほとんどは外観だけの模型で、本来の重さを体感することはできません。

そのため、購入者レビューには以下のような「重さに関する戸惑い」が多く見られます。

【ポータブル電源の重さに関する戸惑いの声の例】

・商品が届いたら予想以上に重かった
・キャンプやアウトドアに持ち出すのが億劫になり、結局使わなかった
・ソーラー充電のために外へ出すのが面倒で、使うのを諦めてしまった
・2階への移動やテーブルへの上げ下ろしで、思わず腰を痛めてしまった


こうした事態を避けるため、ポータブル電源の重さをイメージしやすくするための2つの目安を次にまとめました。



1) 具体的な物との比較



身近にあるものの重さと比較することで、なんとなくですがポータブル電源の重さを想像できます。

たとえば、「2ℓのペットボトル」は1本あたり2Kgで、そのペットボトル6本入りの1ケースは12Kgです。

そう考えると、2ℓのペットボトル1ケース(12Kg)の重さは、容量1000Wh程度のポータブル電源に該当するのかと分かります。

また、「5Kgのお米」というのも重さを感じやすい比較対象です。

お米5Kgを購入したときに、持ち帰りに苦労しているような人なら、容量499Wh以下のポータブル電源を選ぶのが良いのかもしれません。

使う目的や使い方によって、ポータブル電源の重さの重要度は変わってきます。アウトドアで頻繁に持ち歩く人にとって重さはとても重要ですが、それほど頻繁にそれほど長い距離動かさない人にとってはさほど重視しなくても良いかもしれません。ご自身の使い道・使い方を想定しながらポータブル電源の重さを考えてください

【参考:子供の体重との比較】


子育てされた方なら、自分の子供が何Kgだったかは把握しているかと思いますが、参考まで、0歳~6歳児の体重を紹介します。容量499Wh以下のポータブル電源は0歳児、容量500Wh~999Whが1歳児、容量1000Wh~1499Whが2歳、3歳児、1500Wh~1999Whが4歳児以上と言ったところでしょうか?

スクロールできます
年齢男子
体重中央値 (kg)
女子
体重中央値 (kg)
0歳7.917.47
1歳10.8410.30
2歳12.9412.60
3歳14.7214.28
4歳16.6216.21
5歳18.7418.34
6歳19.8519.53

※ こども家庭庁 令和5年乳幼児身体発育調査結果より一部引用して作表 
0歳は (6~7月未満)、1~5歳は (6~12月未満)、6歳は(0~6月未満)の数値を採用





2) 重量帯ごとの運搬難易度目安(比較表)

スクロールできます
重量帯成人男性
(20代〜50代)
体重70Kgを想定
成人女性
(20代〜50代)
体重55Kgを想定
ポータブル電源
運搬/利用シーンの例
〜 5kg◎ 楽々
(片手で頻繁な移動可)
◎ 楽々
(片手で頻繁な移動可)
テーブル上、短時間充電、スマホ充電が主
5kg 〜 10kg◎ 容易
(片手で運搬可)
〇 普通
(両手で無理なく運搬可)
キャンプでの持ち運び、車への積み込みは楽。軽量モデルの主流
10kg 〜 15kg〇 普通
(両手で運搬。頻繁な移動は負担)
△ 困難
(短距離・平地なら可。階段は厳しい)
大容量モデルの軽量級。車中泊・災害時の据え置き利用が主
15kg 〜 20kg〇 やや負担
(両手で持ち上げ可。長距離は厳しい)
× 非常に困難
(持ち運びはほぼ不可)
家庭のバックアップ電源、据え置き型。移動は台車推奨
20kg 〜△ 困難
(移動に体力が必要)
×× 不可能
(非推奨)
大容量・高出力の本格的な据え置き型

※ ◎:非常に楽:片手や、体力をほとんど使わずに運搬できる、〇:普通:両手で運搬可能。短距離(10m以内)の移動なら問題ない、△:困難:両手で持ち上げるのがやっと。階段や長距離移動は休憩が必要、×:非常に困難:持ち上げること自体に負担がかかる。運搬は避けるべき、××:不可能:推奨しない。台車や複数人での運搬が必要

次に「どれくらいの重さのポータブル電源なら比較的楽に移動できるか?」ということを知るために、成人男性・成人女性に分けて、運搬難易度の目安を作成しました。

労働安全衛生の一般的な目安と、日常生活における身体的負荷の経験則に基づき、「安全に、無理なく、短時間で運搬できるか」を基準として作成した目安です。

実際の体感には個人差がありますので、あくまで参考としてご覧ください。



3) 容量別 ポータブル電源の重さの比較(人気メーカー5社の全モデル)

容量499Wh以下ポータブル電源

容量500Wh~999Whポータブル電源

容量1000Wh台ポータブル電源

容量2000Wh台ポータブル電源

容量3000Wh以上ポータブル電源



最後に、人気メーカー5社(アンカー、ブルーティ、ダブソン、エコフロー、ジャクリ)のポータブル電源の重さを比較したグラフを掲載します。

5つの容量帯(499Wh以下、500Wh~999Wh、1000Wh台、2000Wh台、3000Wh以上)に分類し、それぞれの容量帯の中で容量の大きい順に左から並べたグラフです。

グラフ全体を見ると、容量の大きさと重さにはおおむね比例関係があることが分かります。しかし、中には特定の容量帯において、容量が大きくても(あるいは小さくても)、その一般的な比例関係を覆すような軽量モデルや重量級モデルが多数存在していることも確認できます




ポータブル電源の「大きさ(サイズ)」と「形状」を考える



ポータブル電源を選ぶ際、持ち運びのしやすさという点では「重量」が最重要で、「本体の大きさ(サイズ)」や「形状」はそれほど影響を与えません。

しかし、「どこに設置するか」や「どのように使うか」といった利用シーンによっては、本体の「大きさ(サイズ)」や「形状」がとても重要になります。

この章では2つの切り口でポータブル電源の「大きさ(サイズ)」と「形状」を紹介します。


1) 容量別 ポータブル電源の「大きさ」「形状」の比較(人気メーカー5社の全モデル)

容量499Wh以下ポータブル電源(1/6縮尺)

容量500Wh~999Whポータブル電源(1/8縮尺)

容量1000Wh台ポータブル電源(1/10縮尺)

容量2000Wh台ポータブル電源(1/10縮尺)

容量3000Wh以上ポータブル電源(1/10縮尺)



ポータブル電源の「大きさ(サイズ)」や「形状」は、家電量販店などに陳列されている模型で知ることができますが、全てのモデルを知ることは不可能です。

そこで、人気ポータブル電源メーカー5社(アンカー、ブルーティ、ダブソン、エコフロー、ジャクリ)の全モデルを対象としたサイズ比較画像を掲載しました。

ポータブル電源を5つの容量帯(499Wh以下、500Wh~999Wh、1000Wh台、2000Wh台、3000Wh以上)に分類し、それぞれの容量帯の中で容量の大きい順に左上から並べています。


画像を見ると、同じ容量帯のモデルであっても、その大きさや形状にはかなりの違いがあることが分かります。設置場所や収納スペースに合わせて、ご自身の利用環境に合ったサイズを選ぶ際の参考にしてください




2) 容量別 ポータブル電源の「大きさ」「形状」の比較(人気メーカー5社の全モデル)





ポータブル電源の実際の大きさ(サイズ)や形状をより具体的にイメージしていただけるよう、比較図を用意しました。

左側の図では「30歳~39歳の平均身長の男女」を、右側の図では「4人家族の平均的な食卓テーブル」と「トヨタ カローラ(セダン)の車内(後部座席)」を、すべて同じ縮尺で描いています。

これらの図の上に、ポータブル電源を重ねて配置することで、日常的な環境とのサイズ比をご確認いただけます。

全モデルを掲載するわけにもいかないので、前の章「1) 容量別 ポータブル電源の「大きさ」「形状」の比較(人気メーカー5社の全モデル)」で掲載した5枚の画像から、以下の2機種をそれぞれ選びました。

  • 最大容量の機種(左上)
  • 最小容量の機種(右下)

最大容量の機種と最少容量の機種を見比べることで、それぞれの容量帯に属するポータブル電源の具体的なイメージをつかんでください。


「容量499Wh以下のポータブル電源」だけはアコーディオンを開き最初から見える状態にしています。

その他の容量帯(容量500Wh~999Whなど)は、アコーディオンの右端にある




容量499Wh以下ポータブル電源
容量500Wh~999Whポータブル電源
容量1000Wh台ポータブル電源
容量2000Wh台ポータブル電源
容量3000Wh以上ポータブル電源

なお、30~39歳の男女の平均身長は、厚生労働省 令和5年国民健康・栄養調査報告 第2部身体状況調査の結果 第14表 身長・体重の平均値及び標準偏差に基づき採用しています





ポータブル電源の持ちやすさ



ポータブル電源の持ち運び安さを論じるとき、「持ち手」も一つの大切な要素です。

小型・軽量なポータブル電源には「片手で持てる持ち手」、容量が大きく、重さも増えると「両手で持つ持ち手」、持ちあげるのが困難なサイズとなると本体にキャスターが付いた「ハンドル持ち手」になるのが一般的です。

「持ち運び安さ」を検証しているこの記事では、「片手で持てる持ち手」と「両手で持つ持ち手」の主要な形状3つを紹介します。

1) 折り畳み式持ち手

折り畳んでポータブル電源上部に格納でき、使用時には引き出して使う持ち手

Jackeryのほぼ全てのポータブル電源で採用されています

2)固定式持ち手(1か所)

ポータブル電源上部中央に1か所だけ付いている持ち手

Bluetti、Dabbsson、EcoFlowの主に小容量モデルで採用されています

3)固定式持ち手(2か所)

ポータブル電源上部の左右に2か所付いている持ち手

Anker、Bluetti、Dabbsson、EcoFlowの主に中・大容量モデルで採用されています


【2) 固定式持ち手(1か所)の種類】

2)固定式持ち手(1か所)には、上部が平面となる持ち手(上の写真)の他に、上部に飛び出た形で固定されている持ち手(左の写真)もあります。この持ち手は、AnkerのSolixシリーズ以外で採用されています

2)固定式持ち手(1か所)には、持ち手の他にストラップを使い首にかけて持ち運べるモデルもあります。AnkerやJackeryの超小型モデル(DC専用機など)で採用されています

このほかにもAnkerのSolixシリーズ以外で採用されている「固定式持ち手」やAnkerやJackeryの縦長モデルで採用されている「ストラップ型」などもあります


1) 「折り畳み式持ち手」のメリット・デメリット



有名メーカー5社(アンカー、ブルーティ、ダブソン、エコフロー、ジャクリ)の中で、「折り畳み持ち手」が採用されているのは、ジャクリだけです。

実際に使ってみると、折り畳み式持ち手には、収納性運搬時の利便性使用時の快適性に関わる多くのメリットがあることが分かります

ポータブル電源の「折り畳み式持ち手」のメリット

① 優れた収納性とデザイン性
メリット詳細
邪魔にならず、収納しやすい持ち手を使用しない時に本体内部に格納できるため、周囲の邪魔になりません
スタッキング(積み重ね)に最適天面が平らになるため、上に他の荷物や物を置きやすく積み重ねて収納するのに適しています
デザインがすっきりする持ち手が露出しないため、製品全体の見た目がシンプルで洗練されます
② 持ち運びの安定性と自由度
メリット詳細
バランス良く持てる持ち手が本体の中心に位置する構造のため、偏りが少なく安定した持ち運びが可能です
握る位置の自由度が高い持ち手部分が大きいため、好きな位置を掴むことができ、握りやすさを調整しやすいです
多様な持ち方が可能軽量モデルであれば、片手で持つことはもちろん、ハンドバッグのように腕に掛けて運ぶことも可能です
③ 使用時の負担軽減と取り扱いやすさ
メリット詳細
低い位置からでも持ちやすい持ち手を起こすと少し高い位置に来るため、ポータブル電源を床に置いた状態でも、それほど深くかがむ必要がありません
狭い場所からの引き上げが容易車の足元などの狭いスペースに置いても、持ち手を掴みやすく、無理なく引き上げることができます
掴みやすく体に負担がかからない持ち手が水平な位置で固定されるため、体に無理な負荷をかけずに自然な体勢で掴むことができます




ポータブル電源の「折り畳み式持ち手」のデメリット

デメリット詳細
耐久性が固定式に劣る持ち手が可動する構造上、固定式に比べて部品点数が多く、長期的な耐久性や耐荷重性能がわずかに劣る可能性があります
製造コストが高い部品数が多く、組み立ての工数(手間)が増えるため、固定式の持ち手よりも製造コストが高くなります。結果として、販売価格に反映される可能性があります
重量負担が手の指に集中しやすい折り畳み式持ち手は、肘を伸ばし、手を下げた状態で指先で握る持ち方になりがちです。特に重いポータブル電源の場合、負荷が手の指に集中するため、長時間握っていると痛みを感じやすい構造です。固定式持ち手(2か所)のように、肘を曲げて体幹に近い位置で持つことが難しく、重量負担を指と肘、あるいは全身に分散させにくいという欠点があります


2) 固定式持ち手(1か所)のメリット・デメリット


先に触れたように、「固定式持ち手(1か所)」にはメーカーやモデルによっていくつかのタイプがあります。

ここでは、上の写真ある「EcoFlow RIVER2 Pro」の固定式持ち手を例に、メリットとデメリットを紹介します

ポータブル電源の「固定式持ち手(1か所)」のメリット

メリット詳細
構造がシンプルで耐久性が高い持ち手が本体と一体化しているか、または強固に固定されているため、可動部分が少なく、高い耐久性耐荷重性能に優れています。長期の使用や重い負荷にも安心です
頑丈で安心感がある持ち手が取れてしまう心配がほぼないため、ユーザーは安心してポータブル電源を持つことができます
製造コストが比較的低い部品点数が少なく、組み立ての工数(手間)がかからないため、折り畳み式持ち手よりも製造コストが安く抑えられます
片手での運搬が安定ポータブル電源本体に持ち手が含まれているため、取れてしまう不安なく安心して持つことができます



ポータブル電源の「固定式持ち手(1か所)」のデメリット

デメリット詳細
下ろす時、角に負担がかかりやすいポータブル電源を床に下ろす際、持ち手と対角線上にある角が先に床に触れる構造になっています。この角の面が床にこすれたり、強い衝撃を受けたりするリスクが高く、製品の傷や故障への心配が生じやすいです
運搬時に周囲にぶつけやすい片手で体の横で持った場合、持ち手が本体上部裏面にあるため、ポータブル電源の前後が体から大きく出っ張ります。これにより、周囲の壁や物、人にぶつけてしまうリスクが高くなります
設置スペースが多く必要となる持ち手部分が本体から常に突き出しているため、壁際などに置いて使う場合、持ち手の突出した分だけ壁から離す必要があり、より多くの設置スペースを占有します
両手で持ちにくい比較的軽量なモデルに採用されていますが、非力な人などが両手で持ちたい場合、持ち手が一つで小さく設計されているため、両手で同時に掴むと窮屈になり持ちにくいことがあります




【ブランドによって異なる固定式持ち手(1か所)のメリット・デメリット】

上で挙げたメリット、デメリットはエコフローで採用している持ち手を例に挙げました。一方、他社の固定式持ち手(1か所)はエコフローと異なった形状をしているものが多く、エコフローとは違ったメリット・デメリットがあります。なお、同じ文ランドでも固定式持ち手の形状が違うモデルもありますので、それぞれのモデルをご確認ください

Ankerで採用している固定式持ち手(1か所)は、天面から突き出した形状をしているため、デメリットとして挙げた上から3つは当てはまりません。その一方で、天面に物が置けない、積み重ねることができないといったデメリットがあります

Bluettiで採用している固定式持ち手(1か所)は、ポータブル電源から飛び出ておらず、真四角に近い形です。そのため、デメリットとして挙げた上から3つ目は該当せず、1つ目、2つ目もEcoFlowよりは影響が小さめです。一方、形がシンプルで使いやすいメリットがあります

Dabbssonで採用している固定式持ち手(1か所)は、デメリットの影響を最も大きく受けやすい形状をしています。持ち手の大きさは小さく、そもそも持ち手は片手で持つ用に設計され、両手で持つことが必要なときは、持ち手の下側の本体をおさえるように持つことを想定しているようです

3) 固定式持ち手(2か所)のメリット・デメリット




「固定式持ち手(2か所)」は、主に容量が大きく重量のあるモデルに採用されており、安全な運搬を最優先した構造になっています。

ポータブル電源の「固定式持ち手(2か所)」のメリット

メリット詳細
重いモデルでも安全に運べる持ち手が左右に2か所あるため、両手でしっかりと掴むことができ、重い大容量モデルでも安定して安全に運搬できます
構造がシンプルで耐久性が高い持ち手が本体と強固に固定されており、可動部分がないため、高い耐久性と耐荷重性能に優れています。長期の使用や重い負荷にも安心です


ポータブル電源の「固定式持ち手(2か所)」のデメリット

デメリット詳細
持ち上げ開始時に腰を痛めるリスクがあるポータブル電源が床にある場合、持ち手を掴む位置が床に近くなるため、持ち上げる際に深い前屈姿勢が必要になります。これにより、腰を痛めるリスクが高くなります
持ち上げに大きな腕力が必要持ち上げる初動時、上半身の重さ(体重)を利用できず、純粋な手の力と腕力だけで重い本体を持ち上げることになります。そのため、瞬間的に大きな力が必要となり、特に重いモデルではより大変です





まとめ:【ポータブル電源の選びのヒント】持ち運びやすさ(重さとサイズなど)を考える



ポータブル電源を選ぶ際、「持ち運びやすさ」は、購入後の満足度を大きく左右する重要な要素です。この要素は、主に「重さ」「サイズ・形状」、そして「持ち手の形状」の3つから構成されます。

  • 重さの現実:容量との関係と運搬難易度
    • 容量(Wh)が大きくなると重くなる傾向がありますが、メーカーの技術や機能により、同じ容量帯でも重さに大きな差が出ます
    • 購入前に重さをイメージするため、「2Lペットボトル6本ケース(約12Kg)」など、身近な物と比較するのが有効です
    • 10kgを超えると成人女性でも運搬が難しくなり、15kg以上はかなり困難になります
  • サイズ・形状:利用シーンへの影響
    • 持ち運びやすさにおいては重さが最重要ですが、「設置場所」や「収納」を考慮するとサイズと形状が重要になります
    • 同じ容量帯でも、モデルによって大きさや形状にかなりの違いがあるため、利用環境に合うかを確認しましょう

  • 持ち手の種類:運搬時の安定性と負担
    • 折り畳み式(Jackeryなど)は持ち運びやすさや負担軽減など多くのメリットがありますが、重いモデルでは指先に負担が集中しやすい欠点があります
    • 小型軽量モデルに多い固定式(1か所)は、耐久性が高い反面、デザインから来る細かなデメリットがあります
    • 大容量モデルに多い固定式(2か所)は、床から持ち上げる際に腰を痛めるリスクや瞬間的な腕力が必要となります


最適な一台を見つけるには、スペックだけでなく、ご自身の利用シーン(頻繁に持ち運ぶのか、据え置きなのか、運搬者の体力)を考慮し、無理なく扱える「持ち運びやすさ」のバランスを検討することが大切です。





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