みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
リン酸鉄リチウムイオン電池搭載のPlusシリーズとして2024年4月に発売されたJackery 600Plus。実際に使ってみて感じた良いところ、イマイチなところを具体的な写真や動画を交えて紹介します。
●Jackery 600Plusはどんなポータブル電源なのか全体像を知りたい!
●Jackery 600Plusを使って分かった良いところイマイチなところを知りたい!
●Jackery 600Plusのレビュー詳細を知りたい!
●Jackery 600Plusを安く手に入れる方法を知りたい!
●Jackery 600Plusの詳細スペックを知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。
Jackery 600Plusは軽量・コンパクトな中容量ポータブル電源です。定格出力800Wなので家庭の電化製品の中には動かせないものもありますが、キャンプや車中泊などで小型や省エネ家電を使う人に適しています。新色Jackery 600Plus(サンドゴールド)も人気です
この記事で紹介しているJackery 600Plusは、「ゲオあれこれレンタル 」からレンタルしたものです
「ゲオあれこれレンタル」はジャクリレンタルパートナーの一つで、ジャクリ製品を多数取り揃えています
Jackeryのポータブル電源を購入前に試してみたい人や、いろいろな機種を使ってみたい人にとって、レンタルは一つの選択肢です
今人気のさまざまなポータブル電源を使い比べて、忖度なしのレビューをしていきます
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目次
Jackery 600Plusの全体像
ジャクリの製品ラインナップで、Jackery 600Plusはリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のPlusシリーズ内で3番目に容量の大きな機種です(Jackery 2000Plus、1000Plus、600Plus)。
【Jackery 600Plusの主なスペック・機能】
Jackery 600Plusは、容量(632Wh)の割に定格出力(800W)、最大出力(1600W)が大きく、軽量で長寿命、急速充電なのが主な特徴です。ジャクリPlusシリーズでは、重さが課題でもある リン酸鉄リチウムイオン電池 を採用していますが、Jackery 600Plusは「リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種の割には、軽さもスペックも両立している」という印象を持ちました
詳しくはレビューの中で説明します
\ Jackery 600Plusをもっと詳しく /
使ってみて感じた良いところ、イマイチなところ
詳しいレビューに入る前に、まずはこの記事の結論から。
Jackery 600Plusを使ってみた結果、「Jackery 600Plusはこんな人に向いている商品」だと感じています。
✔ 安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種で、どこにでも持ち運べる軽めのポータブル電源が欲しい人
✔ ポータブル電源の軽さだけでなく、できるだけ高スペック、多機能なポータブル電源を探している人
✔ ポータブル電源を防災用・普段使いにも使いたいが、どちらかというとアウトドアでの使用をメインに考えている人
ジャクリ製品はポータブル電源を初めて買う人に特におすすめです。使いやすさやサポート体制、長期保証、信頼性、購入者の口コミなど、ジャクリ製品共通の魅力についてはこちらをご覧ください
1) Jackery 600Plusの良いところ
上の結論に至った根拠を、まとめて紹介します。
Jackery 600Plusを実際に使ってみて、「良いところ」と感じたポイントです。
〇 誰でも気軽に持ち運べる重さのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種
・600Wh以上のリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源で、最軽量(7.3Kg)
〇 容量の割に使える電化製品の幅が広い
・容量 (632Wh) の割りに、高出力(定格出力800W、最大出力1600W)
〇 毎日使っても10年使える長寿命
・容量500~999Whクラスで、サイクル数4000回(70%)あるのはJackery600Plusだけ
〇 緊急時にも対応できる充電速度の速さ
・ACの高速充電が速いだけでなく、緊急時に役立つ緊急スピード充電モードが搭載されている
〇 スタイリッシュで使いやすさにこだわったデザイン
・オレンジと黒のスタイリッシュなデザイン
・天面が平らで物が置きやすい形状
〇 静音性の高さ
・充電時でも出力時でも高い静音性
〇 大容量機種と同サイズのパーツ採用による、使いやすさ
・小さいボディに同サイズの大きなディスプレイやボタンが採用されている
〇 欲しい機能を搭載した多機能機種
・UPS機能やアプリ連携(Bluetooth/Wi-Fi)、LEDライトなど搭載
〇 BluetoothだけでなくWi-Fiでもつながるスマホアプリ
・外出先など遠隔地からの操作可能
※ 記事内に出てくる「容量500~999Whクラス」とは、人気ポータブル電源メーカー4社 (Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackery)の容量500~999Wh機種を指しています
2) Jackery 600Plusのイマイチなところ
次に、「イマイチかなぁ」と感じたポイントをまとめて紹介します。
△ 長細く凹凸の少ないボタン形状
・暗い場所など手探りで見つける必要があるときに探しづらい
△ 立ち上げに数秒かかる主電源
・改善されているとはいえ、Jackery Basic/Proシリーズと比べるとストレス
△ ソーラー入力W数(最大)が200W
・入力W数を上げて、ソーラー充電時間をさらに短くできるとよい
△ 12V車からしか充電できないシガーソケット充電
・24V車から充電することはできない
・シガーソケット充電ケーブルを別途購入する必要がある
具体的なレビューを、次の章で説明します。文中に出てくるピンク色の下線は「良いところ」、水色の下線は「イマイチなところ」です
Jackery 600Plusのレビュー
それではいくつかの項目にそって、具体的なレビューを紹介します。
・掲載されている写真はクリックすると拡大して見られます
・動画内で紹介しているファン回転音などは聞こえづらいため、ボリュームを調整してご覧ください
1) Jackery 600Plusのサイズ感・重量感
Jackery 600Plusのサイズは300×219×197mm(3辺合計716mm)で、容量500~999Whクラスのポータブル電源の中では小さめのサイズです。
350mlの缶ビールと大きさを比べてみました。
容量1Wh当りのサイズに換算して比べてみると、Jackery 600Plusは500~999Whクラス内のほぼ中間に位置します(1.13mm/Wh)
容量500~999Whクラスポータブル電源ランキングは、こちらをご覧ください
① 車内で使った時のサイズ感
Toyotaの1000CC乗用車(ヤリス)の車内でJackery 600Plusを撮影しました。
Jackery 600Plusのサイズはさほど大きくないため、小さい車の助手席足元に置いても邪魔とまでは感じません。
しかし折り畳み式の持ち手が頭上のグローブボックスに当たってしまうのは、他のジャクリの機種と同じで、引き出してからでないと持ち手を使えませんでした。
② 家の中で使った時のサイズ感
ポータブル電源の普段使いを想定して、キッチン(写真左)とテーブル(写真右)で使った様子を撮影しました。
Jackery 600Plusくらいの大きさであれば、屋内で使っても大きさが気になることはありませんでした。
③ 手で持った時のサイズ感・重量感
Jackery 600Plusの重さは7.3Kgなので、2L入りのペットボトルの水3.65本分(水1本=約2Kg)です。
上の写真は152cmの小柄な女性に持ってもらったときの様子ですが、持った感じ重そうな印象は受けません。
持った時に出たひと言は「これなら私でも持てる」でした。
Jackery 600Plusは、片手で持ってもいけそうです。
Jackery Plusシリーズの1サイズ上の機種(Jackery 1000Plus)と比べると、Jackery 600Plusの重量はほぼ1/2であることが分かります
Jackery 1000Plus | Jackery 600Plus | |
重量 | 14.5Kg | 7.3Kg |
一方でJackery 600Plusの「容量」は、1サイズ上の機種(Jackery 1000Plus:容量1264.64Wh)と比べ約1/2(621Wh)になっています
ここから推測するに、Jackery 600Plusは「誰でも気軽に持ち運べる重さのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源」を目指して開発されたのではないでしょうか?その結果が、7.3Kgという重さと、632Whという容量です。7.5Kgを切るリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源で、これだけの容量、これだけのスペックを備えている機種は他にはありません※
※比較の対象は、人気ポータブル電源メーカー4社 (Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackery)の製品です
ジャクリのポータブル電源は「折り畳み式の持ち手」を採用しています。重量のある機種にメリットの多い持ち手ですが、Jakery 600Plusレベルの軽い機種にとってのメリットもあるので、紹介します
【ジャクリポータブル電源の持ち手】
「折り畳み式の大きな持ち手」はジャクリポータブル電源の特徴の一つですが、他の持ち手と使い比べるといくつかの良いところを感じます。
他社ポータブル電源で見られる「3種類の持ち手」と比較して、紹介します。
(左端のイラストはポータブル電源を真上から見たイメージです)
① 持ち手穴(1か所)と比べた時の、Jackery折り畳み式持ち手のメリット
持ち手穴(1か所)
・持ち手が本体の中心にあるので、バランスがとりやすい
・持ち手の幅が広く端まで握れるので、両手で持った時に窮屈にならない(肘を曲げやすい)
②持ち手穴(2か所)と比べた時の、Jackery折り畳み式持ち手のメリット
持ち手穴(2か所)
・掴む場所が決められておらずどこを掴んでも良いので、状況に合わせた持ち方ができる
・持ち上げるときに、上半身の重みを使い引き上げることができる
(持ち手穴(2か所)の機種は手のひらに力を入れて手首で持ち上げるイメージ)
・折り畳み持ち手の分高さが出るので、下までかがまなくても持ち上げられる
③ 固定式持ち手と比べた時の、Jackery折り畳み式持ち手のメリット
固定式持ち手
・持ち手を折りたためば邪魔にならない
・持ち手を折りたためば平らになるので、上に物が置ける
・固定式持ち手と遜色ないくらい、折り畳み式持ち手もしっかりしている
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2) Jackery 600Plusの外観・デザイン
① 前面・裏面
ジャクリのポータブル電源は、ブランドカラーのオレンジと高級感のある質感を持ったカリフォルニア生まれのスタイリッシュなデザインが特徴です。
所有感を満たしてくれるデザインは、家の中ではインテリアとなじみ、外に持ち出せば周りの人からの注目を浴びます。
そんなJackery 600Plusの前面には、ディスプレイやLEDライト、出力ボタン、出力ポートなどが配置されていますが、裏面には何も配置されていません。
Jackery 600Plusの「前面」の良いところ、イマイチなところ
Jackeryのポータブル電源は前面に付いているディスプレイの見やすさが特徴です。
濃い黒のディスプレイ上にオレンジと白の文字がはっきりと浮かび、必要最低限のシンプルな表示で見やすさ抜群です。
ディスプレイはワンサイズ上のJackery 1000Plusと同じサイズ(約6.5cmx3cm)なため、本体サイズが小さなJackery 600Plusの方が相対的に大画面となっています。
一方、ジャクリのポータブル電源に共通して言えることですが、「出力ボタン」は小さくて長細く、凹凸の少ない「デザインを重視したであろう形」をしています。
普段使う時には問題ありませんが、勉強机の下など少し暗くて見づらいところにポータブル電源を置いて使う場合、ボタンが見つけづらく少し不便に感じるかもしれません。
手探りで探すようなときには少し手間取ります。
ボタンサイズもJackery 1000Plusと同じ(約1.6cmx0.6cm)です。本体サイズの小さいJackery 600Plusの方が、相対的に大きくて使いやすいとも言えます
Jackery Plusシリーズに共通して言えることですが、「主電源(POWER)」のあつかいに少し戸惑います
ONにするときは「主電源(POWER)」をボタンを一度軽く押すだけですが、OFFにするときはボタンの長押しです。起動するまで数秒の時間差があるため、少し混乱するかもしれません
主電源ボタンについてはJackery 600Plusで少し改善されたようです。Plusシリーズの他機種と比べると、立ち上がるまでの秒数が多少短くなりました
ON (ディスプレイ表示迄) | OFF長押し (シャットダウン迄) | |
Jackery 1000Plus (2023.7月発売) | 約4秒 | 約3.5秒 |
Jackery 300Plus (2023.9月発売) | 約4秒 | 約3.5秒 |
Jackery 600Plus (2024.4月発売) | 約2.5秒 | 約3.5秒 |
Jackery 600Plusの「裏面」の良いところ、イマイチなところ
Jackery 600Plusの裏面には、何のポートも付いていません。
充電のためのAC入力ポート、DC入力ポートを本体左側に付け、裏面には何もないためポータブル電源を壁に付けた状態で充電ができます。
狭い場所でも使いやすい仕様です。
② 右面・左面
右面はオレンジ色のシンプルな通風孔が付いているだけですが、左面に充電のためのAC入力ポート、DC入力ポートが付いています。
本体の中心に来るように、折り畳み式の持ち手が付いています。
③ 上面・底面
Jackery 600Plusには折り畳み式の持ち手が付いていますが、持ち手を収納した状態で、上面が平らになります。
平らになるので上に物を置きやすい形状です。
底面にはブランドカラーでもあるオレンジ色のゴムマット(防振や滑り止め用)が付いており、細かな部分までデザイン性を追求していることが分かります。
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3) Jackery 600Plusの入力(ポータブル電源に電気を溜める)
① AC入力(ACコンセントからの充電)
ACコンセントからの充電は、本体左面の「AC入力ポート」に「AC充電ケーブル」を差し込んで行います。
充電に使う「AC充電ケーブル」は、ブランドカラーの鮮やかなオレンジ色で、長さは約160cmです。
充電速度も急速で、100分ほどで満充電できました(公称最短1.7時間で満充電)
【Jackery 600Plusの充電モード切替】
Jackery 600Plusの充電モードは、「高速充電モード」と「静かな充電モード」の2つから選べます。
「静かな充電モード」への切替はスマホのアプリでのみ行えるため、本体のボタン操作で切替はできません。
購入したときのデフォルトは高速充電モードとなっており、高速充電モードで充電したときでも静音値が42dB以下です。
高速充電時で42dB以下という数字は、他社ポータブル電源と比べてもかなり静かですが、「静かな充電モード」で充電すると静音値が30dB以下とさらに静かになります
静音値42dB以下の「高速充電モード」では約1.7時間で満充電できますが、静音値30dB以下の「静かな充電モード」では満充電まで5時間かかります。充電時間の違いを考えると、静けさがよほど必要な時以外は「高速充電モード」の方が便利です。モード切替の頻度がさほど多くないことを考えると、切替えできるのがスマホからだけでもよさそうです
充電時の音についてはこちらでご確認ください(ファン回転音は聞こえづらいのでボリュームを調整してお聞きください)。
動画:高速充電モードと静かな充電モードのファン回転音
【Jackery 600Plusにだけ搭載されている緊急スピード充電モード】
Jackery 600Plusに搭載されている「緊急スピード充電モード」は、時間が限られた緊急時に力を発揮する機能です。
緊急事態でのみ利用することが推奨されているモードで、Jackery 600Plusを最短1時間で満充電できます。
高速充電モードの満充電時間が1.7時間なので、緊急スピードモードがいかに速いのかが分かります。
緊急スピード充電モードの様子はこちらの動画をご覧ください。
② DC入力(ソーラーパネルやシガーソケットからの充電)
Jackery 600Plusの同梱品はACアダプター(写真左)だけです。
Jackery 1000Plusや2000Plusに同梱されているトランスジャックや、車載用充電シガーアダプターは同梱されていません。
ソーラーパネルからJackery 600Plusに充電するときは、ソーラーパネル(Jackery SolarSaga)側に付いているトランスジャックを使いDCコネクタ(DC8020)で接続します(写真右)。
DC入力ポートは1口で、ソーラー入力W数(最大)は200Wです。
ソーラー充電で満充電できる最速時間は4.3時間(200W分のソーラーパネル使用)と急速ですが、とびぬけて速いというほどではありません。
ジャクリのポータブル電源はソーラー充電に強みがあるのも特徴の一つですので、Jackery 600Plusのソーラー入力W数(最大)はもう少しあるとよいなと感じました。
また、シガーソケットからの充電は12V車のみ対応で、24V車からの充電はできないので注意が必要です。
なおシガーソケットから充電する場合は、車載シガーソケット充電ケーブル(4,599円)が別途必要になります。
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4) Jackery 600Plusの出力(ポータブル電源の電気を使う)
① AC出力ポートで家電を動かす
Jackery 600Plus前面パネルの右下には2口のAC出力ポートが付いています。
「2口じゃ足りないのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、もし足りない時は3又や電源タップをつないでポートを増やして使えます。
ディスプレイの左にある「主電源」を押して電源を入れた後、AC出力ポート脇の「AC出力ボタン」をONにすればAC出力ポートが使えます(ONになると緑色のライトが点灯します)。
2ポート合計800Wまで出力が可能なので、一部の調理家電や、消費電力が大きな冷暖房器具でも、温度設定や設定切替ができる機種なら設定を選べば使えます。
出力800Wの調理家電(ホットクック)を使ったときの動画と、設定切替ができる電気ヒーターを使ったときの動画を載せておきます
1.Jackery600Plusで、消費電力800Wの自動調理器(ホットクック)を動かして鶏のトマト煮を作ってみました
2.Jackery600Plusで、消費電力950Wの電気ヒーター(切替有)を使ってみました
特殊なケースかもしれませんが、定格出力800WのJackery 600Plusで、我が家の炊飯器(消費電力1210W)を動かしてお米が炊けるんです。
わが家の炊飯器は消費電力1210WのスチームIH炊飯器です。IH炊飯器は一時的に高出力になりますが、加熱の状況に応じて出力がコロコロと変わります。そのため炊飯器の出力が定格出力を超えても、ポータブル電源の電気が落ちずに動き続ける場合があります。
今回はその炊飯器で4合のお米を炊きました。こんなケースもあるのかと、参考までご覧ください
消費電力1210Wの炊飯器を定格出力800Wのポータブル電源で使うというのは、バッテリーの劣化を早めるであろうお勧めできない使い方かもしれません。とはいえ、緊急時などのやむを得ない場合、こんな使い方もできるということを知っておいても損はないかと思います
② DC出力(DC出力ポートからの出力)
Jackery 600Plus前面パネルの左下にはUSB-A出力ポート1口と、USB-C出力ポート2口、左上にはシガーソケットのDC出力ポートが1口付いています。
出力ポートの隣にある「DC出力ボタン」を押すと、これらの出力ポートに通電します。
USB-Cは100Wと30W出力、USB-Aは18W出力に対応しています。
シガーソケットのDC出力ポートはほとんどすべてのポータブル電源に搭載されています。「シガーソケット出力は何に使うの?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、車中泊などで使う車載用電化製品(小型炊飯器や冷蔵庫、ケトルなど)はシガーソケットから給電するタイプが一般的です
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5) Jackery 600Plusとスマートフォンの連携・遠隔操作
スマートフォンにアプリをインストールしてJackery 600Plusと連携させると、離れたところからJackery 600Plusを遠隔操作できるようになります。
できることは電力充電・使用状況のモニタリングや主電源などのON/OFF、充電モードの設定切替などですが、手元で操作ができるのは思いのほか便利です。
BluetoothだけでなくWiFiでも接続できるため、外出先などからポータブル電源を遠隔操作することが可能です。
スマホの遠隔操作で何ができるのかは、こちらの動画をご覧ください。
スマホにタウンロードしたアプリでのJackery 600Plus遠隔操作デモ
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6) Jackery 600PlusのUPS(非常用電源装置)機能
Jackery 600Plusには、UPS機能が搭載されていますが、この機能はJackery Plusシリーズの他機種(2000Plus, 1000Plus, 3000Plus)に搭載されているEPS機能と同じものです。
UPS:Uninterruptible Power Supply(無停電電源装置)
EPS:Emergency Power Supply(非常用電源装置)
どちらの機能も、突然停電になった時でも電力供給をポータブル電源に20ms(0.02秒)以内に切り替えるものですが、単なる認証上の差異によりUPSとEPSになってしまったとのことです(今後統一するかについては検討中)。
急な停電によるパソコンデータの破損や損失、ペットの冷暖房や水槽の生命維持装置の停止など、万が一に対する備えに有益な機能です。
Jackery 600PlusのUPS機能については、こちらの動画をご覧ください。
Jackery 600Plusにデスクトップパソコンをつなぎ、EPSを試してみました
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7) Jackery 600PlusのLEDライト
Jackery 600Plus前面パネルの左上には丸形のLEDライトが付いています。
ライトの隣にある「LEDライトボタン」で切り替えますが、モードは3種類(①ローライトモード ②ハイライトモード ③SOSモード)あります。
ポータブル電源にLEDライトが搭載されていると、突然の停電時にライトを探す必要がありません。
キャンプや車中泊などの暗がりで使うだけでなく、家の中で夜中にトイレに行くときの足下灯としても便利です。
明るい場所、暗い場所でLEDライトを点けてみました
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付録①:Jackery 600Plusを安く手に入れる方法
通常価格8,600円のJackery 600Plusを、できるだけ安く買うための役立つ情報を載せておきます。
Jackery公式オンラインショップでの販売価格比較
Jackeryの公式オンラインショップは4店舗(公式オンラインストア、公式アマゾン店、公式楽天市場店、公式Yahoo店)ありますが、それぞれの店でのJackery 600Plus販売価格が比較できます。
Jackery公式オンラインショップでのセール情報
Jackeryの公式オンラインショップは1年を通じてセールを開催していますが、そのセールのお買い得情報を紹介しています。
ちなみに2024年に行われたジャクリ公式オンラインストアのセールにおいて、通常価格86,000円のJackery 600Plus(単品)の最安値は77,400円 (10%OFF)、平均価格も77,400円でした(2024年5月末時点)。
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付録②:Jackery 600Plusの詳細スペック
機種名 | Jackery 600Plus | 容量 | 632Wh |
発売日 | 2024年4月 | 定格出力 | 800W |
通常価格 | 86,000円 | 定電圧機能 | ー |
1Wh当り価格 | 136.08円 | 最大出力 | 1600W |
サイズ | 300 x 219 x 197 mm | 充電方法 | AC、ソーラー、シガー |
重量 | 7.3Kg | 出力ポート | 6口 |
バッテリー | リン酸鉄リチウムイオン | 動作温度 | -10℃~45℃ |
サイクル数 | 4000回(70%) | 充電温度 | 0℃~45℃ |
周波数 | 50Hz/60Hz切替 | 保管温度 | 0℃~45℃(3ヶ月) 0℃~25℃(6ヶ月) |
出力波形 | 純正弦波 | 保証期間 | 5年 |
ファン回転音 | 30dB以下(静かな充電モード) 42dB以下(高速充電) | 認証/認定 | UN38.3 |
充電方法 | 入力W数 | 充電時間 |
AC充電 | 100V-120V~ 最大15A | 1.7時間 60分(緊急充電モード) 5時間(静かな充電モード) |
ソーラーパネル充電 | 11V-16V(動作電圧)⎓8A Max; 16V-60V(動作電圧)⎓10.5A/200W Max | 3.5時間(400W)※ 4.3時間(200W) 8.5時間(100W) |
シガーソケット充電 | 12V対応 | 7.5時間 |
USB-C充電 | ||
発電機充電 | ||
その他 |
※Jackery SolarSaga 200×2枚で充電した場合の満充電時間。入力される電力はソーラー入力W数(最大)の200Wまで
給電方法 | 口数 | 詳細 |
AC出力 | 2 | 2x100V, 最大8A, 2ポート合計800W |
USB-A出力 | 1 | 5-6V⎓3A, 6-9V⎓2A, 9-12V⎓1.5A, 最大18W |
USB-C出力 | 2 | 1x 5/9, 3A 12V,2.5A 15V,2A 20V,1.5A , 最大30W 1x 5/9/12/15V, 3A 20V, 5A, 最大100W |
DC出力 | 1 | シガーソケットx1 :12V⎓10A, 最大10A |
その他 |
機能名 | 有無 | 詳細 |
拡張バッテリー | ||
パススルー | 〇 | |
UPS | 〇 | UPS(20ms) |
アプリ連携 | 〇 | Wi-Fi、Bluetooth |
LEDライト | 〇 | |
その他 |
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まとめ
Jackery 600Plusは、だれでもどこにでも気軽に持ち出せるリン酸鉄リチウムイオン電池搭載のポータブル電源です。
重さ7.3Kgと軽量ながら容量 632Wh 、定格出力 800Wのスペックを持つだけでなく、緊急充電やUSB機能、アプリによる遠隔操作、LEDライトなどの機能も豊富です。
充電速度の速さや静音性、長寿命も兼ね備えたJackery 600Plusは、特にアウトドアに持ち出したくなるポータブル電源ですが、防災用や普段使いとしても力を発揮します。
Jackery 600Plusの他機種との比較は、こちらの記事もご覧ください