みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
ポータブル電源を買うなら、必ず持っておきたいソーラーパネル。
電気を自給自足できる仕組みがあれば、停電時でも電気代高騰時でも安心感は格別です。
キャンプやアウトドアでも活躍する便利なアイテムですが、「長く使うと性能はどれくらい落ちるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
今回は、私が3年間ベランダで使い込んだJackery SolarSaga 100と、全く同じモデルの新品を徹底比較します。
実際にどれくらい発電量が違うのか、見た目にどんな変化があるのかなど、皆さんが知りたい「リアルな劣化具合」を検証します。
これからソーラーパネルの購入を検討している方、すでに使っていて寿命が気になっている方、どちらにとっても必見の内容です!
ぜひ最後までご覧ください。

Jackery SolarSaga 100の保証期間は3年です。3年使ったソーラーパネルの劣化状況や発電量の状況を把握して、ソーラーパネルの寿命はどれ位なのかを考える参考としてください
約3年間使ってきたソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100 SPL101)


今回の記事で検証するソーラーパネルは、2022年4月12日に購入した「Jackery 1500」のソーラパネルセットとして付属していた「Jackery SolarSaga 100(型番SPL101)」です。
購入してからほぼ毎日、ベランダに吊るしたままで使ってきました。
曇が多い日や雨の日は発電できないため、ポータブル電源にはつなぎませんが、昼も夜も一日中ベランダに出しっぱなしです。
ベランダに雨が吹き込むようなときにだけ、一旦取り込みましたが、2~3ヶ月に1回程度でしょうか。
3年間、そんな使い方をしてきたソーラーパネルと、新しく購入し一度も使ったことのないソーラーパネル(Jackery SolarSaga 1000 型番(JS-100C)を比較します。



「Jackery SolarSaga 1000(JS-100C)」は、「Jackery SolarSaga 100(SPL101)」が使えなくなった時に備えて、2023年12月に購入したものです。しかし、いまだに出番はありません。現在では、両面発電で変換効率25%を誇る最新モデル「Jackery SolarSaga 100 型番JS-100F
新旧ソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100)スペック比較




この写真は新旧ソーラーパネルを、新品の状態で撮影した写真です。
左側の旧Jackery SolarSaga 100(SPL101)は約3年前の購入時、右側の新Jackery SolarSaga 100(JS-100C)は現在の写真です。
見た目では、旧Jackery SolarSaga 100(SPL101)のパネルは4×4=16マス(片面)、新Jackery SolarSaga 100(JS-100C)のパネルは、3×3=9マス(片面)になっています。
スペックも変わっていますので、まずは一覧表にまとめて紹介します。
新Jackery SolarSaga 100(JS-100C)の列で太字になっている部分が相違するところです。
旧Jackery SolarSaga 100(SPL101) | 新Jackery SolarSaga 100(JS-100C) | |
---|---|---|
発売日 | 2021年6月 | 2022年8月 |
最大出力 | 100W | 100W |
変換効率 | 23% | 23.7~24% |
定格電圧 | 18V | 20V |
定格電流 | 5.55A | 5A |
開放電圧 | 21.6V | 24.8V |
短絡電圧 | 6.1A | 5.6A |
USB-A出力 | 5V/2.4A | 5V/2.4A |
USB-C出力 | 5V/3A | 5V/3A |
動作温度 | -10℃~65℃ | -10℃~65℃ |
収納サイズ | 610x535x35mm | 610x535x35mm |
展開サイズ | 1220x535x20mm | 1220x535x20mm |
重量 | 3.6 kg ±0.3 kg | 3.6 kg ±0.3 kg |
防水防塵性能(パネル部分) | IP65 | IP65 |
約3年使用後のソーラーパネルの状態:外観比較
2022年4月に購入して以降、約3年使い続けてきたソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100(SPL101))と、購入したばかりで一度も使っていないソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100(JS-100C))の外観を比べます。
経年劣化により、どのような変化が起きたのかをご覧ください。
① ソーラーパネル 収納(折り畳み)時の外観比較
写真内の左側が、Jackery SolarSaga 100(SPL101)、右側がJackery SolarSaga 100(JS-100C)です。
経年劣化すれば色あせていくのは当然ですが、3年後の色落ちはこの程度です。
② ソーラーパネル 展開時の持ち手部分
こちらの写真でも全体的に色あせていることが分かります。
色あせてはいますが、オレンジ色の持ち手部分にひび割れ等の変化はありません。
③ ソーラーパネル 展開時の持ち手部分
Jackery SolarSaga 100の4隅には、穴が開いています。
ソーラーパネルをマンションベランダで使っている我が家では、この穴に「S字フックを通して、パイプハンガーに吊るして固定しています。
3年もの間、常時ベランダに出して使っているため、穴部分の鉄は錆びてきています。
一方、パネルを囲む糸の縫い目は、少しもほつれていません。
④ ソーラーパネルの折り畳み部分
ソーラーパネルの折り畳み部分は最も負荷がかかる場所です。
ベランダに出しっぱなしのため、折り畳みの回数は多くありませんが、パイプハンガーに縦にして吊るしているため、パネル自体の重さがかかる場所です。
折り畳み部分も色あせはありますが、3年経った今でも特に問題はありません。
⑤ ソーラーパネルのパネル部分
ソーラーパネルをベランダに出していると、パネル面に砂ぼこりがたまります。
定期的に清掃は行いますが、小さな凸凹のあるパネルには多少汚れが残ります。
新品と比べると、やはりパネル面のテカり(輝き)は落ちていることが分かります。
⑥ ソーラーパネルの自立スタンド(脚)
Jackery SolarSaga 100の自立スタンドは、パネル裏面に2か所付いています。
止めてあるマジックテープを外して、自立スタンドを開きますが、Jackery SolarSaga 100(SPL101)のマジックテープは経年劣化により多少弱くなっています。
自立スタンド(脚)そのものや、スタンドにつながっている紐(ひも)部分に特に劣化は見られません。
⑦ ソーラーパネルのコード収納ポケット
Jackery SolarSaga 100にはコードを収納するための、チャック式の収納ポケットが付いています。
また、USB-A、USB-Cの出力ポートも付いていて、USBを使いソーラーパネルからスマートフォンなどを直接充電することが可能です。
チャック式収納ポケットのチャック部分は、ホコリがたまりりやすく、多少汚れが目立ちますが、チャックの動作自体は3年経ってもとてもスムーズです。
パネルから伸びたコードは元々柔らかさのある素材ですが、3年経ってもその柔らかさを保ち、ひび割れや劣化もなく、嫌な巻き癖も付いていません。
ただし、新品のJackery SolarSaga 100(JS-100C)のコードと比較すると、Jackery SolarSaga 100(SPL101)のコードの方が多少固くなっていると感じます。
⑧ ソーラーパネルコードの先のコネクタ部分
Jackery SolarSaga 100のケーブルをポータブル電源に接続する際のDCコネクタは「DC7909」です。
ただし、一部のJackeryポータブル電源(特に上位モデルや新しい機種)では、「DC8020」という異なる形状の入力ポートが採用されているため、Jackery SolarSaga 100には、DC7909コネクタをDC8020コネクタに変換するためのアダプターが付属しています。
Jackery SolarSaga 100(SPL101)のコネクタは、既に3年間使っていますが、劣化や接続不良などの問題は特にありません。
⑨ ソーラーパネル収納時の閉まり具合
Jackery SolarSaga 100の収納(折りたたみ)は、持ち手部分に内蔵された磁石を使い、2枚のパネルがピタッと閉まる設計です。
3年間ベランダで使い続けてきたJackery SolarSaga 100(SPL101)は、パネルが湾曲してしまい、収納時に2枚のパネル面が完全に密着していません。
これは、長期間、パイプハンガーに縦に吊るしていたためで、その重さでパネルが少し変形してしまったのが原因です。
一方で、持ち手部分の磁石の磁力は、3年経っても特に劣化することなく、しっかりとパネルを固定してくれています。
約3年使用後のソーラーパネルの性能:実際の発電量を比較
今回、約3年間使用したJackery SolarSaga 100(SPL101)と、新品のJackery SolarSaga 100(JS-100C)がそれぞれどれくらいの電力を発電するのか、同じ条件下で実験を行いました。
天気は晴れでしたが、太陽に薄い雲がかかっているという条件のもと、両方のソーラーパネルを同じ方角、同じ角度に設置して測定しました。
ソーラーパネルの発電W数比較
モニターに表示された発電W数の結果は以下の通りです。
- 旧モデル:Jackery SolarSaga 100 (SPL101) ⇒50W
- 新モデル:Jackery SolarSaga 100 (JS-100C) ⇒ 65W
写真では少々見づらいかもしれませんが、約3年使用した「Jackery SolarSaga 100(SPL101)」が50W、新品の「Jackery SolarSaga 100(JS-100C)」が65Wと、15Wの差がありました。
先に紹介した通り、新型モデルの「Jackery SolarSaga 100(JS-100C)」の方が、発電効率などが向上しています。つまり、この15Wという差には、もともとの性能の違いが含まれています。
そこで、AIに確認したところ、同じ条件下で測定した場合、「Jackery SolarSaga 100(JS-100C)」の方が、理論上は1W~4W程度高い発電量を示す可能性があるとのことでした。
つまり、この機種間のスペック差を考慮すると、3年間使い込んだSPL101の経年劣化による発電量の低下は、約11W~14Wと推測できます。
これは、新品のJS-100Cが発電した65Wと比較すると、約17%~21.5%の性能低下に相当します。
3年間の屋外使用で、およそ2割近く発電能力が落ちたという結果になりました
ソーラーパネルに関するよくある質問(FAQ)
最後にソーラーパネルに関するよくある質問(FAQ)をQ&A形式で紹介します。
まとめ:3年使ったジャクリのソーラーパネル、劣化具合は?発電量はどれくらい落ちる?
今回の検証では、約3年間ベランダで使い込んだ「Jackery SolarSaga 100(SPL101)」と新品の「Jackery SolarSaga 100(JS-100C)」を比較しました。
結果として、新品のJS-100Cが65W発電したのに対し、3年使用のSPL101は50Wと、15Wの差が見られました。
機種間の性能差(約1W~4W)を差し引くと、約11W~14Wが経年劣化による低下と考えられます。
これは、新品時の約17%~21.5%に相当する性能の落ち込みです。
3年間の屋外での過酷な使用にも関わらず、約8割の性能を維持していることは、ソーラーパネルの耐久性の高さを示していると言えるでしょう。
もちろん、パネルの保管方法や使用頻度によって劣化の度合いは変わりますが、この結果が皆さんのソーラーパネル選びや、すでにお持ちのパネルの寿命を考える上で参考になれば幸いです。



「Jackery SolarSaga 100(SPL101)」が使えなくなった時に備えて購入した「Jackery SolarSaga 1000(JS-100C)」ですが、まだしばらく出番はなさそうです
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