みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
手軽で便利なトマト缶、パスタや煮込み料理に欠かせない存在ですよね。
でも、ちょっと待ってください!
その缶の内側に、私たちの健康を脅かすかもしれない2つの秘密が隠されていることをご存知ですか?
知らずに使い続けるのは少し心配…。
この記事では、トマト缶に潜む見過ごせないリスクと、安心して毎日の料理に使えるおすすめの代替トマト製品を詳しくご紹介します。
いつもの食卓をもっと安全に、もっと美味しくするためのヒントが満載です!
● トマト缶を買う前に注意点を知りたい!
● 安心でおいしい、おすすめのトマト缶を知りたい!
● トマトの缶詰以外の、おすすめトマト商品を知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。

世界的な異常気象の影響を受けやすいトマト缶は、輸入に頼る日本では、いつ手に入らなくなるか分かりません。だからこそ、備蓄するなら安全でおいしい商品を選びたいものです。備蓄用として購入する際には、ぜひ以下の点に注意して選んでみてください
トマト缶を買う前に知っておくべき注意点


トマトは天候に左右されやすい野菜なので、これからの不安定な時代、野菜を長期備蓄できるトマト缶はとてもありがたい存在です。最近は、ヨーロッパなどで干ばつが起き、トマトの収穫量が激減したというニュースを毎年のように耳にします。
それに加え、缶詰を作る素材やエネルギーの高騰や、輸送コスト増大が、トマト缶詰の価格に影響を及ぼしています。
トマトは天候に左右されやすい野菜だと言えそうですが、これからの不安定な時代、野菜を長期備蓄できるトマト缶はとてもありがたい存在です。
しかしそのトマト缶も、知らずに購入すると後で後悔しかねない事実があります。
注意点1. トマト缶は化学物質暴露(BPA)の危険性が高いと言われている
みなさんは、「BPA(ビスフェノールA)」をご存じでしょうか?
BPA(ビスフェノールA)は、主にポリカーボネートやエポキシ樹脂といったプラスチックの原料として使われる化学物質です。
健康への影響についてはまだ解明されていない点も多いものの、生殖機能への異常、乳がんや前立腺がんのリスク増加、肥満や糖尿病との関連が指摘されています。
金属製の缶詰の内側は、腐食を防ぐために様々な処理が施されています。
缶詰の内壁は中身の食品と直接触れる部分ですが、多くの缶詰でその塗装にBPA(ビスフェノールA)が使用されています。
BPA以外の化学物質が塗装に使われている場合もありますが、いずれにしても、これらの物質が溶け出して食品に移行する可能性は考慮すべきです。
特に注意すべき点として、「酸性の強いトマト缶はBPAが溶け出しやすく、危険性が高い」ということが挙げられます。



BPAは微量であれば健康に問題はないと言われていますが、BPAの使用を減らしたり、新しい技術(フィルムラミネートなど)の採用などで安全性を高める工夫をしている缶詰も売られています。妊婦や胎児・乳児への影響は未知数なので、心配な人はBPAフリー(不使用)を謳った缶詰を購入することをおすすめします
注意点2. イタリア産トマト缶でも中国産トマトを使っている商品もある
みなさんは、「イタリア産」と表示されているトマト缶なら安心、と思っていませんか?
「イタリア産」と表示されたトマト缶でも、原料のトマトが中国など他国からの輸入品である場合があります。
最終加工がイタリアで行われれば「イタリア産」と表示できるため、産地にこだわる方には紛らわしいでしょう。
農薬基準や品質管理体制の違いを懸念する方もいるかもしれません。
ラベルの原産地表示は加工国名でよいため、中国産トマト使用の有無は不明確です。
安価なトマト缶に多いとは限りませんが、気になる場合は「イタリア産トマト使用」や「有機トマト使用」と明記された商品を選ぶと安心です。
信頼できるメーカーや有機JAS認証も参考になります。
原料原産地表示を確認することが重要です。



生で売られるトマトと異なり、トマト缶では規格外(大きさ、傷、形の悪さなど)のトマトも使用されるため、コストが抑えられ、販売価格も安くなっていると考えられていました。中国産のトマトを使用することで、さらにコストを下げているような商品は避けたいですね
トマト缶には「クエン酸」が使われているものもあります。保存性向上や酸味調整のため添加されることがあり、特にカットトマト缶に多い傾向があります。クエン酸自体は天然成分ですが、苦手な方や添加物を避けたい方は原材料表示を確認しましょう。「クエン酸」の記載があれば添加されています。気になる場合は、トマトのみのホールトマト缶や有機JAS認証商品を選ぶのも良いでしょう。商品の特性と自身の好みに合わせて選ぶことが大切です
安全でおいしい、おすすめのトマト缶詰(有機トマト)
トマト缶には、ホールトマト缶とカット(ダイストマト)缶の2種類があります。
ホールトマト缶には、細長い形のサンマルツァーノ種などが使われることが多く、加熱によってうまみが引き出されるのが特徴です。
種もそのまま入っているため、カットトマト缶に比べて酸味が強く残ります。
味が濃く、煮崩れしやすい性質から、パスタソース、スープ、カレーなどの煮込み料理に適していると言われます。
一方、カット(ダイストマト)缶には、丸い形のトマトが使われており、果肉がしっかりとしていて煮崩れしにくいのが特徴です。
種はある程度取り除かれているため酸味が穏やかで、さっと温めてトマトのフレッシュな食感を活かした料理(ロールキャベツや冷製パスタなど)に向いているとされています。
ここでは、上記のような情報を踏まえた上で選んだ、おすすめのトマト缶を3つご紹介します。
それぞれの特徴をまとめた表は以下の通りです。何を重視するかによって、どのトマト缶を選ぶかが変わってきます。
【おすすめトマト缶3種の特徴】
有機トマト | イタリア産 | クエン酸不使用 | BPA不使用 | |
1) 創健社 | ○ | ○ | ○ | ○ |
2) ストリアネーゼ | ○ | ○ | ○ | |
3) イタリアット (モンテベッロ) | ○ | ○ |



トマト缶は、パスタ、ご飯、スープ、煮込み料理など、様々な料理に活用できる便利な食材です。一般的には24缶入りのケースで販売されていますが、備蓄用として購入するなら、ケース買いがおすすめです。今後、値上げ傾向が続くと予想される上、干ばつによる不作などで価格が急騰するリスクも考えられるからです
1) イタリア産の有機トマトでクエン酸BPA不使用のトマト缶
創健社 有機トマト缶 400g(ホール、ダイス)


1968年創業の自然食品・健康食品を販売している㈱創健社のトマト缶です。イタリア南部のプーリア州・ルチューラにある限定農場で栽培された有機トマトだけを使用したトマト缶です。使用されるトマトは完熟したDocet(ドウチェット)種のみを使用し、収穫後は24時間以内に工場に運ばれ加工されます。酸度調整のためのクエン酸を使用しておらず缶および蓋にはビスフェノールAによる内面コーティングをしていないBPA不使用缶(スチール缶)を使っています。有機JAS認証品です。
【原材料】有機トマト、有機トマトジュース
ホールトマト缶はこちら
ダイストマト缶はこちら
2) イタリア産の有機トマトでクエン酸不使用のトマト缶
ストリアネーゼ 有機トマト缶 400g (ホール、カット)


ストリアネーゼは1965年に創業した老舗トマトメーカーアグリコンセルベレーガ社のオーガニックトマト缶ブランドです。南イタリア ナポリ周辺の契約農家でとれた有機トマト(サンマルツァーノ種)だけを使用し、酸度調整のためのクエン酸を使わずに缶詰されています。栽培から加工まで一貫体制を敷き収穫後24時間以内に加工されています。有機JAS認証品です。
【原材料】有機トマト、有機トマトジュース
ホールトマト缶はこちら
カットトマト缶はこちら
3) イタリア産の有機トマトを使用したトマト缶
イタリアット(旧 モンテベッロ) 有機トマト缶 400g(ホール、ダイス)


1977年創業のモンテ物産のトマト缶です。日本にイタリアの食文化やライフスタイル、本物の味わいや楽しみ方を紹介しているモンテ物産はトマト缶の他にも数々のイタリア料理食材やワインなどを輸入販売しています。イタリアットのトマト缶に使われているトマトは南イタリア産の完熟トマトで、「有機トマト缶」はイタリアの有機認証団体Bioagricert認定のオーガニック・トマトが使われています。有機JAS認証品です。
【原材料】有機トマト、有機トマトピューレー/クエン酸
ホールトマト缶はこちら
カットトマト缶はこちら



有機トマト缶などを販売しているモンテベッロは、2023年にブランド名をITALI@(イタリアット)に変更しました。商品は順次「ITALI@(イタリアット)」という新しいブランド名とロゴに変更されていますが、まだ「モンテベッロ」ブランドの商品も流通している可能性があります
トマト缶詰以外のおすすめトマト商品
トマトを備蓄する方法としてはトマトパウダーや瓶詰されたトマトがあります。
一般的に缶詰の賞味期限は3年、トマトパウダーは2年、瓶詰トマトは2~3年です。
缶詰以外はBPAが使われていませんので、その点は安心できます。
1) 欧州産トマト100%使用で添加剤不使用のトマトパウダー
NICHIGA(ニチガ) 無添加 トマトパウダー 1kg


スペインやイタリア、ギリシア、トルコ産のトマトを果肉丸ごと粉末にしたトマトパウダーです。食品添加物や着色料など添加剤を一切使用しておらずトマト100%なため、栄養素がギュッと濃縮されています。トマトスープや煮込み料理、ピラフ、パスタソースなどさまざまな料理に使えます。国内検査機関にて306項目の残留農薬検査も実施しており安心です。賞味期限は2年です。
【原材料】トマト
2) イタリア産の有機トマト100%の瓶詰トマトピューレー
ALCE NERO(アルチェネロ)有機粗ごしトマトピューレー500g


ALCE NEROは1954年に設立された日仏貿易㈱が輸入販売するブランドで、30年以上前から取り組んできた化学肥料や農薬などを使わないオーガニック食品を提供しています。この商品はイタリアでは「PASSATA」と呼ばれる有機トマトで作った2倍濃縮の粗ごしタイプのピューレーで、有機JAS、EU有機認定商品です。
【原材料】有機トマト
トマトを砕いて絞ったものが「トマトジュース」、トマトを砕いて裏ごししたものを煮詰めたのが「トマトピューレ」です。煮詰めているかいないかで前者がフレッシュさ後者が濃厚さが強く出ます。更に煮詰めたものは「トマトペースト」と言いますが、カゴメのWEBには「トマトピューレ」は生トマトに比べ約3倍の濃さに、「トマトペースト」は約6倍の濃さに濃縮しているそうです
3) イタリア産の有機トマト100%の瓶詰パスタソース
ALCE NERO(アルチェネロ)有機パスタソース トマト&バジル 350g


ALCE NEROは1954年に設立された日仏貿易㈱が輸入販売するブランドで、30年以上前から取り組んできた化学肥料や農薬などを使わないオーガニック食品を提供しています。この商品は有機バジルと有機トマトのおいしさがギュッとつまったシンプルなトマトソースです。有機JAS、EU有機認定商品です。
【原材料】有機トマト、有機食用オリーブ油、有機バジル、食塩、有機玉ねぎ、有機砂糖
まとめ:そのトマト缶危険かも? 安全をおびやかす2つのことと おすすめトマト製品
手軽で便利なトマト缶ですが、BPAによる化学物質のリスクや、表示だけでは分かりにくい原料原産地の問題など、購入前に知っておきたい注意点があります。
しかし、心配しすぎる必要はありません。
最近では、BPAフリーを明記した缶詰や、信頼できる有機認証を受けた製品が増えています。
さらに、瓶詰のピューレーやソース、トマトパウダーなど、缶詰以外の選択肢も豊富です。
今回ご紹介した商品はほんの一例ですが、ご自身のライフスタイルやこだわりに合わせて、表示をよく確認し、納得できる製品を選んでみてください。
少しだけ選択に気を配ることで、毎日の食卓をもっと安全に、そして美味しく楽しむことができるはずです。
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