ポータブル電源の「UPS機能」で停電時も安心?使い方と注意点を徹底解説

当ページのリンクには広告が含まれています。
ポータブル電源のUPS使い方と注意点

みなさん、こんにちは!管理人のありーなです。


近年、ポータブル電源へのUPS機能(無停電電源装置)の搭載が広がり、停電時も接続機器の電力を途切れさせず、安全に稼働を継続できるようになりました。

本来、サーバーやPCを守るためのUPSですが、ポータブル電源に搭載されることで、防災や日常生活の安心を格段に高めています。

ポータブル電源のUPSは、専用機より切り替え速度はやや遅いものの、大容量バッテリーと高い携帯性により、長時間のバックアップと多様な場所での使用が可能です。

この記事では、ポータブル電源のUPS機能に焦点を当て、一般的なUPSとの違い、さらにパススルーやEPS機能との違い、そして役立つ具体的な使い方と注意点を詳しく解説します。

この記事が、あなたのポータブル電源選びの参考になれば幸いです。


目次

ポータブル電源に搭載された「UPS機能」で何ができるの?

1)一般的なUPS(無停電電源装置)とはどんなもの?



まず最初に、UPSとは何なのかについて説明します。

UPS(Uninterruptible Power Supply)は、「無停電電源装置」のことで、停電や電圧の異常が発生した際に、接続されている機器に途切れることなく電力を供給し続けるための装置です。

主な役割は次のとおりです。

スクロールできます
役 割詳 細
無瞬断給電停電時、瞬時に内部のバッテリー電力に切り替えて給電を継続します
機器の保護接続機器の電源が急に落ちるのを防ぎ、故障やデータの破損を防止します
時間稼ぎしばらくの間(一般的に数分~十数分程度)電源を維持できるため、その間に安全なシャットダウンや緊急対応を行うことができます
その他の機能電圧の安定化(変動の抑制)や雷サージ(過電流)防止機能も備えています



UPSは、電源の途絶が許されない以下の分野で広く利用されています。

スクロールできます
役 割詳 細
企 業サーバー、ネットワーク機器、データセンターなど
医 療医療機器、生命維持装置 など
個 人デスクトップPC、NAS(ネットワークストレージ)など

例えば、パソコンにUPSを接続しておけば、急な停電が起きても、作業中のファイルを保存したり、OSを安全にシャットダウンしたりする時間を確保できます

2)ポータブル電源に搭載されているUPSと、一般的なUPSとの違い

防災用にポータブル電源を買う人が増えてきた最近は、「停電時も安心」といった触れ込みで、UPS機能を搭載したポータブル電源が増えています。

基本的な役割は「一般的なUPS」と同じで、停電や電圧の異常が発生した際に、接続されている機器に途切れることなく電力を供給することです。

どちらも、「壁のコンセント」と「使用したい機器(上の図ではデスクトップパソコン)」の間に設置する点も同じです( 1) 2)の2枚の図参照)。

しかし、設計思想や機能にいくつかの重要な違いがあります。

その違いがあることで、ポータブル電源ならではのUPS機能の使い方が可能となります。

【一般的なUPSとUPS機能付ポータブル電源の違い】

スクロールできます
項 目一般的なUPS(専用機)UPS機能付きポータブル電源
主な機能電力バックアップ(数分~十数分間)電力バックアップ 大容量バッテリー
切替速度0ms(~10ms)20ms~10msがほとんど
携帯性低い(設置型)高い(持ち運び可能
用途特定の機器に設置し、
停電時の安全シャットダウン用
日常生活で使うさまざまな機器に使用し、
停電時の継続的電力供給

【知っておくべきポイント】

1. 「瞬断」の有無
一般的なUPSは、0ms(無瞬断)で切り替わるものが多く、精密機器やサーバーの動作に影響を与えません。一方、ポータブル電源のUPS機能は、切り替え時にわずかな瞬断(10ms〜20ms)が発生するものがほとんどで、一部の繊細な機器には適さない場合があります

2. ポータブル電源ならではの使い方 ①:
一般的なUPSが「数分の時間稼ぎ」に特化しているのに対し、ポータブル電源は「大容量バッテリー」という特性を活かし、停電時でも長時間にわたって電力供給を継続できます

3. ポータブル電源ならではの使い方 ②:
一般的なUPSが「特定の機器に設置」されるのに対し、ポータブル電源は「優れた携帯性」を活かし、さまざまな場所で、さまざまな機器に対して、UPS機能を使うことができます




3)UPS機能付ポータブル電源が増えているのはなぜ?


近年、相次ぐ災害や停電への備えとして、ポータブル電源を防災用に備える人が増えています。

さらに、リモートワークの普及により、自宅で高性能なデジタル機器を使って仕事をする機会が増加しました。

このような状況下で、私たちのデジタル機器への依存度が高まる中、作業中に急な瞬断や停電に見舞われるリスクが無視できなくなっています


デスクトップPCやサーバー、NAS(ネットワークストレージ)が突然シャットダウンすると、作業中のデータが消失したり、システムのファイルが破損したり、最悪の場合、高価な機器が故障することもあります。

これまでは、停電後にポータブル電源に手動で差し替えて給電を再開していたため、精密機器の保護には不十分でした。

この不安を解消し、大切なデータと機器を瞬時に守ってくれるのが、ポータブル電源に搭載された「UPS機能」です。


4)ポータブル電源ならではのUPS機能の使い方事例



UPS機能付ポータブル電源は、突然の停電時に「データの保護と機器の安全性を確保」する役割があるだけでなく、「生活を継続できる」2つの特徴があることを紹介しました。

1. 「大容量バッテリー」という特性を活かし、停電時でも長時間にわたって電力供給を継続できる

2. 「優れた携帯性」を活かし、さまざまな場所で、さまざまな機器に対して、UPS機能を使うことができる


UPS機能付ポータブル電源は、一般的なUPSよりも幅広い、さまざまな使い方が可能です。

どんな人に、どんな状況で役立つのか、いくつかの事例を紹介します。


【UPS機能付ポータブル電源が役立つ状況】

スクロールできます
どんな人どんな状況接続する機器の例
① 重要なデータや精密機器を扱う人重要な資料作成中やシステム運用中の電源断による作業中断・データ破損を防ぎたいデスクトップPC、サーバー、NAS、高性能ルーター、外部HDD/SSD
② ペットや生き物の生命維持のための電化製品を使う人飼い主不在時の停電で、生き物(犬・猫・熱帯魚・爬虫類など)の命に関わる温度・酸素・水質管理の継続を確保したい酸素注入器、ろ過機、水槽ヒーター、パネルヒーター、自動餌やり器
③ 高齢の親・ペットとの通信手段や見守り家電を使う人停電時、安否確認のための通信手段(電話・インターネット)や、日常の見守り手段を確保したいWi-Fiルーター、光回線終端装置(ONU)、見守りカメラ、固定電話(コードレス親機)
④ HDD、ブルーレイやDVDなどのレコーダーを使う人録画中・予約の停電による番組データの消失や、ハードディスク自体が損傷するリスクを避けたいHDD/SSDレコーダー、ブルーレイ/DVDレコーダー
⑤ 品質維持(温度・湿度管理)のための電化製品を使う人停電による温度・湿度の変動から、大切なコレクション(ワイン・日本酒など)や精密機器(カメラ・レンズなど)の品質劣化を防ぎたいワインセラー、日本酒セラー、ドライボックス(電子防湿保管庫)
⑥ 電力供給が不安定な環境にいる人日常的な停電や雷サージ、電圧変動など、不安定な電力から家電やPCなどを保護したい全ての家電・PC(特に山間部や雷が多い地域)




5)UPS付ポータブル電源を持っていても、事前にセットしてなければUPS機能は使えない



前の章で、UPS機能付ポータブル電源の使い方事例を紹介しましたが、事前のセッティングがなければ、UPS機能は使えません

セッティングとは、上の図のように「壁のコンセント」と「使用したい機器」の間にUPS機能付ポータブル電源を設置することで、これをしていなければ、UPS機能付ポータブル電源を持っていてもその機能は使えません。



ポータブル電源のUPS機能に関連する よくある質問(FAQ)


UPS機能があれば、停電時にPCのデータは絶対に消えませんか?

UPS機能があれば、停電時にPCが予期せずシャットダウンするのを防げます。しかし、「絶対に」データを守るには、UPSの応答速度(切り替え時間)と接続容量が重要です。PCやサーバーを守るには、切り替え時間が20ms以下(できれば10ms以下)のモデルを選び、接続機器の合計消費電力が定格出力を超えないようにすることが必須です。容量オーバーや応答速度の遅い機種では、電源が落ちるリスクがあります

「パススルー」機能と「UPS」機能は何が違うのですか?

どちらも「充電しながら給電する」機能ですが、停電時の挙動が決定的に異なります

パススルー:
停電時、バッテリー給電に切り替わるまでに数秒の遅延が発生したり、給電が一時的に途切れたりする機種が多いです。PCは電源が途切れたと判断しシャットダウンします

UPS:
停電時、瞬時(ミリ秒単位)にバッテリー給電に切り替わり、電力の途切れを防ぎます。これがPCやデータの保護に適している理由です

ポータブル電源に搭載された「EPS」と「UPS」はどう違うのですか?

UPSとEPSの基準およびどちらの名称を使うのかは、メーカーにより異なります。一般的に言えば、ポータブル電源のUPS機能は、停電時に電力供給を瞬時(ミリ秒単位)に切り替えるため、PCやサーバーなどの精密機器のデータと故障を防ぐのに適しています。電力は途切れません。一方、EPS機能は、給電への切り替えがUPSほど速くなく、その瞬間に電力が途切れてしまいます。そのため、PCなどの機器やデータ保護には不向きで、停電時に照明や家電などを長時間動かすための緊急電源としての役割を持ちます

ポータブル電源をUPS機能で常時接続すると、バッテリーは劣化しませんか?

給電による劣化はほとんど心配ありませんが、「満充電を維持することによる劣化」は避けられません。
UPSは常にコンセントに接続され、すぐに使えるよう満充電に近い状態を維持するため、リチウムイオンバッテリー特有の化学的劣化(カレンダー劣化)が進みやすくなります。これを防ぐには、アプリで充電上限を80%などに設定できる機種を選ぶのが最も有効な対策です。また、アンカーのように「独自の過充電保護機能により、コンセントに繋ぎっぱなしでの保管も可能」としているメーカーもあります

ポータブル電源 各メーカーの UPSに関する注意点


一般的なUPS(無停電電源装置)の中には、「切り替え時間 0Ms(ゼロミリ秒)以内」、または「非常に短い期間の電圧変動すら許さない」という非常に厳格な性能が求められるものがあります。

一方、ポータブル電源に搭載されているUPSは、そこまで高性能でないものがほとんどです。

そこで、ポータブル電源の取扱説明書などには、一般的なUPSの厳格な定義との区別をするための、使用上の注意が書かれています。

その例を、メーカーごとに紹介します。


Anker(アンカー)のUPS機能付ポータブル電源

最近発売されているアンカーのポータブル電源Solixシリーズには、10Msもしくは20Ms以内で切り替わるUPS機能が搭載されています。

それぞれのUPSについて、商品ページに書かれている説明と注意点を紹介します。


Anker Solix C2000 Gen2:UPS(10Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
UPS機能に加え、過充電防止機能によりコンセントにつないだままでも劣化しません

わずか10ミリ秒で切り替わるUPS機能を搭載しており、バックアップ電源としてご使用いただけます。更にAnker独自の過充電保護機能により、コンセントに繋ぎっぱなしでの保管も可能です

【注 意】
データサーバや医療機器など非常時に不具合が起こると人命 / 財産に重大な危険を及ぼしうる用途でのご使用はお控えください
(アンカーウェブサイト Anker Solix C2000 Gen2商品ページより一部引用)



Anker Solix C1000:UPS(20Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
停電時の備えに
家庭用コンセントから本製品を充電しながら、本製品を通して家電や機器へ給電 (パススルー充電) できます。Anker Solixシリーズはラインインタラクティブ給電方式を採用しているため、普段使いに適しており、内蔵バッテリー劣化の心配もありません。 UPS機能も搭載しており、停電時はわずか20ミリ秒でバッテリー給電に自動で切り替わるため、バックアップ電源としてご使用いただけます

【注意】
データサーバや医療機器など、非常時に不具合が起こると人命 / 財産に重大な危険を及ぼしうる用途でのご使用はお控えください

(アンカーウェブサイト (Anker Solix C1000商品ページより一部引用)

アンカーのポータブル電源に書かれている注意点は、10Msも20Msも同じ文章です。書かれているのはこの1文のみで、とてもシンプルです




Bluetti(ブルーティ)のUPS機能付ポータブル電源



ブルーティのポータブル電源は、機種によりさまざまなUPSが搭載されています。

UPS 10Ms、15Ms、20Ms、簡易UPS 20Ms、EPS 20Msがありますが、商品ページ上ではあまり詳細に触れられていません。

その中で、ある程度詳細が書かれていたBluetti Apec 300のケースを紹介します。

Bluetti Apex 300:UPS(20Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
超高速UPS
20ms以内のシームレスなバックアップ電源切替で、冷蔵庫や医療機器など重要機器も途切れず稼働
(ブルーティiウェブサイト Apex300商品ページより一部引用)

【注意】
データサーバやワークステーションなど、高性能なUPSを必要とする機器には適していません
。BLUETTIは、上記の制限に違反することによって生じた問題について、一切の責任を負いかねます。
(Bluetti Apex300取扱説明書より一部引用)







EcoFlow(エコフロー)のUPS機能付ポータブル電源


エコフローのポータブル電源は、機種によりさまざまなUPSが搭載されています。

UPS 0Ms、10Ms、15Ms、20Ms、EPS 20Ms、30Msがありますが、その中で3つのケースを紹介します。


EcoFlow DELTA3 Max:UPS(10Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
0.01秒未満で即座に切り替え、急な停電も安心
停電時に0.01秒未満で電源自動切り替え機能が起動し、接続機器の電源を商用電源からDELTA 3 Maxへ即座に切り替え。冷蔵庫やPC、3Dプリンターなど、急に機能が止まると困る家電製品を停電から守ります。
(エコフローウェブサイト DELTA3 Max商品ページより一部引用)

【注意】
本機能は、0ms 以内で切り替えを行う UPS(無停電電源装置)機能ではありません。UPS を要する重要なデータサーバー、医療器械など精密の機器には使用しないでください
(EcoFlow DELTA3 Max取扱説明書より一部引用)



EcoFlow DELTA2 Max S:UPS(20Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
冷蔵庫やパソコンの停電対策に
もしもの備えに役立つ自動電源切り替え機能
停電時、20ms未満で接続機器の電源を商用電源から自動的に切り替えて安全に給電します。冷蔵庫やPCなど、継続的な給電が重要な電化製品を停電から守ります
(エコフローウェブサイト DELTA2Max S商品ページより一部引用)

【注意】
・本機能は、0ms以内で切り替えを行うUPS(無停電電源装置)機能ではありません。UPSを要する重要なデータサーバー、医療器械など精密の機器には使用しないでください
・本機能を使用する場合は、十分なテストを行い、お客様ご自身の責任においてご使用ください。また、複数のデバイスを同時に接続した場合、本機能によりACコンセントからバッテリーに切替わった時に過負荷保護機能が作動する可能性があるため、本機能を主要目的とする場合にはデバイスは1台のみの接続を推奨しています。
(EcoFlow DELTA2Max S取扱説明書より一部引用)



EcoFlow DELTA2:EPS(30Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
パススルーやEPS機能が搭載
DELTA 2は、DELTA 2本体および接続した家電製品の両方を同時に充電できる機能「パススルー」に対応しており、ACコンセントから本体に接続している電化製品に直接電力を送ることが可能です。 さらに、EPS(非常用電源)機能も備えているため、家庭用電力のブレーカーが落ちても、電力供給元が30ms(ミリ秒)以内でDELTA 2のバッテリーに切り替わるため、電化製品をそのまま稼働し続けることができます

【注意】
EPS機能は0ms(ミリ秒)での切替えには非対応のため、データサーバーやワークステーションのような完全なUPS機能を必要とするデバイスにはご利用いただけません
(エコフローウェブサイト DELTA2商品ページより一部引用)




エコフローの取扱説明書には「0ms 以内で切り替えを行うUPS(無停電電源装置)機能ではありません」と明記されており、責任範囲や免責事項がしっかりと書かれています




Dabbsson(ダブソン)のEPS機能付ポータブル電源


ダブソンのポータブル電源は、全機種 EPS 15Msが搭載されています。


Dabbsson 1000L:EPS(15Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
停電時も家電に電気を供給するパススルー&EPS機能を搭載
EPS(緊急時電源装置)は、緊急時においても重要な機器やシステムの動作を維持するための電源装置です。 災害や停電といった緊急事態において、15ms以内でポータブル電源に切り替わることができ、安心で電気を使うことができます
(ダブソンウェブサイト Dabbsson 1000L商品ページより一部引用)

【注意】
この状態で家庭用コンセントからの電力供給が停止した場合、15ms以内に本製品のバッテリーから直接電力供給が行われるモードに自動的に切り替わります。ただし、本機能は完全なEPS機能ではなく、0msでの切り替えには対応していないため、データサーバーやワークステーションのような0ms UPS機能を必要とするデバイスには使用しないでください。 EPS機能を使用する場合は、十分なテストを行い、お客様ご自身の責任においてご使用ください
(Dabbsson 1000L取扱説明書より一部引用)




Jackery(ジャクリ)のUPS機能付ポータブル電源


エコフローのポータブル電源は、機種によりさまざまなUPSが搭載されています。

UPS 0Ms、10Ms、20Ms、EPS 20Msがありますが、その中で3つのケースを紹介します。


Jackery 5000Plus:UPS(0Ms/20Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
0ms UPS&パススルー機能搭載
アプリを通じて、「オンラインUPS」と「バックアップUPS機能」のいずれかを選択して設定することが可能です。オンラインUPSモードでは、停電時に0ms以内でポータブル電源からの給電に自動で切り替わります。バックアップUPS機能では、停電時に20ms(0.02秒)未満で自動切り替えされます。また、本製品は充電しながら家電を使用できる「パススルー機能」にも対応しており、デスクトップPCや冷蔵庫など、電源断を避けたい機器と常時接続しておくことで、万が一の停電時にも安心してご使用いただけます

【注意】
「バックアップUPS機能」は、あくまで一般家庭向けのUPS機能です。停電時に無停止での電力供給が必要なサーバーや業務用ワークステーションなどにご利用される場合は、「オンラインUPSモード」でのご使用を推奨します
(ジャクリウェブサイト Jackery 5000Plus商品ページより一部引用)



Jackery 1500NEW:UPS(10Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
0.01秒(10ms秒)以内に電源切替のUPS&パススルー機能
停電が発生しても0.01秒以内にポータブル電源側からの給電に自動で切り替えます。また、充電したまま家電が使える「パススルー機能」にも対応しているため、デスクトップPCや冷蔵庫など、電力の遮断を避けたい電化製品に常時接続しておけば、普段から安心して使用できます
(ジャクリウェブサイト Jackery 1500NEW商品ページより一部引用)

【注意】
・本製品は、電気系統(家庭内の電源など)が突然停止した場合、自動的にバッテリー給電モードに切り替わるUPS(無停電電源装置)機能を備えています。切替時間は約10ミリ秒(0.010秒)以内です。ただし、本機能は0msでの完全な無停止給電には対応しておりません。そのため、以下のような高精度な連続電源供給を必要とする機器への接続はお控えください:・データサーバー・ワークステーション・医療機器などこれらの機器でご使用を希望される場合は、事前に複数回の動作テストを実施し、機器との互換性をご確認の上でご使用ください。
(Jackery 1500NEW取扱説明書より一部引用)



Jackery 1000NEW:UPS(20Ms)搭載機種のケース

【商品ページ】
パススルー&UPS機能を搭載、停電時も家電に電気を供給する
UL1778認証済みの(<20ms)機能搭載、常時接続可能のパススルー機能と併用することで非常用電源として使えます
(ジャクリウェブサイト Jackery 1000NEW商品ページより一部引用)

【注意】
・この機能は非専門レベルのUPS機能のため、0msで切り替えることができません。そのため、データサーバーまたはワークステーションのような無停止充電が必要な要求の高い設備に接続しないようにしてください。あるいは、複数回のテストを実施し、コンパチビリティを確認してから使用してください
(Jackery 1000NEW取扱説明書より一部引用)






まとめ:ポータブル電源の「UPS機能」で停電時も安心?使い方と注意点を徹底解説



この記事では、ポータブル電源に搭載された「UPS機能」が、停電時でも電力を途切れさせない無停電電源装置として、データや機器の保護や生活の継続に役立つことを解説しました。

ポータブル電源のUPS機能は、専用のUPS機器と比べると切り替え速度はやや遅いものの、大容量バッテリーと高い携帯性を備えており、長時間の給電や多様な場所での利用が可能です。

「パススルー機能」や「EPS機能」との違いは、電源が切り替わる際の“瞬時性”にあります。

停電時の安心を重視するなら、UPS機能を搭載したモデルを選ぶことが大切です。

ただし、メーカーの注意書きにもあるように、多くのポータブル電源は0ミリ秒(0ms)の完全な無停止給電には対応していません。

そのため、サーバーや医療機器など、人命や重要データに関わる機器への使用は推奨されません。

自分に必要な切り替え速度(例:10ms・20ms)を確認し、用途に合ったモデルを選ぶことで、停電時にも安心できる万全の備えを整えましょう。

ポータブル電源のUPS使い方と注意点

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次