【初心者必見】後悔ゼロ！ポータブル電源の失敗しない選び方ガイド

みなさんこんにちは！管理人のありーなです


ポータブル電源は高価な買い物にもかかわらず、専門用語が多く、「使いたい家電が動かない」「持ち運びが大変」など、購入後に後悔する方が少なくありません。

結論として、初心者の方が失敗を避けるために最も大切なポイントは次の3つです。

1. 信頼と実績のある人気メーカーを選ぶこと
2. 発売されて1年半以内の最新モデルを選ぶこと
3. 定格出力1500W以上の製品を選ぶこと

特に定格出力が低いと、いざという時、ドライヤーや電子レンジといった高出力家電が使えないという致命的な後悔につながります。

この3点を守れば、機能性・安全性・将来性を兼ね備えた最適な一台を選べます。

この記事では、この3つのポイントがなぜ重要なのかを詳しく解説します。

ポータブル電源初心者が、購入後に「後悔」しがちなポイント

1) 持ち運びに苦労した⇒ 重量・サイズの問題

① 後悔した具体的な場面例

・キャンプやアウトドアに持ち出すのが億劫になり、結局使わなかった
・車に積むとトランクのスペースを占領しすぎ、他の荷物が入らなくなった
・ソーラー充電のために外へ出すのが面倒で、使うのを諦めてしまった
・2階への移動やテーブルへの上げ下ろしで、思わず腰を痛めてしまった

② 後悔につながった理由の一例

・自分の用途に対し、必要以上の大容量（＝重さ）の機種を選んでしまった
・自宅据え置きで使うつもりだったのに、後から持ち運びたい場面（車中泊など）が増えてしまった
・ 製品の「実機サイズ」を想像せず、カタログの数値（〇kg、〇cm）だけで判断してしまった

2) 使いたい家電が動かなかった⇒出力性能（定格出力・最大出力）の問題

① 後悔した具体的な場面例

・キャンプでは問題なかったが、いざ停電時に使おうとしたら電子ケトルや電子レンジなどが動かなかった
・複数の電化製品を同時に使おうとしたら、ポータブル電源の電源が落ちてしまった
・消費電力が高い家電（ドライヤーなど）を接続したら、すぐにエラーが出て使えなかった
・定格出力が瞬間的なピーク電力（サージ電力）に対応できず、起動時に家電が止まった

② 後悔につながった理由の一例

・どの家電を使うのかを具体的に想定せず、定格出力の数値の確認を怠ってしまった
・ 瞬間的に大きな電力が必要な家電（モーター系など）の「起動電力」を考慮していなかった
・複数の家電の消費電力の「合計」が、ポータブル電源の定格出力を超えていることに気づかなかった

3) 途中で電気が尽きてしまった⇒容量の問題

① 後悔した具体的な場面例

・暖房器具を使っていたら、電気が切れて夜中寒くて風邪をひいてしまった
・キャンプで一晩中使いたかった小型冷蔵庫が、夜中に止まってしまい食材が無駄になった
・ 災害時の情報収集のため、スマホの充電を数回したら容量がなくなり、連絡が取れなくなった
・ 節電目的で利用していたが、充電頻度が高すぎて結局面倒になり使わなくなった

② 後悔につながった理由の一例

・どれくらいの容量が必要なのか事前に想定していなかった
・使用したい家電の「消費電力（W）」と「使用時間（h）」をかけ合わせた具体的な計算をしていなかった
・ポータブル電源のロス（変換効率）を考慮せず、ギリギリの容量を選んでしまった
・新しい家族が増え、必要な電気量が当初の想定より増えてしまった

4) 動作音が気になった⇒静音性の問題

① 後悔した具体的な場面例

・狭い車内（車中泊）で使ったときに、ファンの音が気になって眠れなかった
・避難所に持ち込んだ時、周りの人から音がうるさいと言われて使うのをやめた
・自宅の寝室に置いていたが、充電中のファンの音がうるさくて、結局別の部屋に移動させた

② 後悔につながった理由の一例

・購入時に「音の静かさ（dB）」まで気にしていなかった
・レビューなどで「音質」や「ファンの回転頻度」を確認しなかった

5) 充電に時間がかかった⇒充電能力（速度・最大入力W数）の問題

① 後悔した具体的な場面例

・出かける直前に充電不足に気づいたが、充電するのに時間がかかり、出発を遅らせることになった
・ソーラー充電したが、ほとんど充電が進まず、必要な電力を確保できなかった
・停電が数時間で復旧したが、その間に満充電にできず、次の停電に備えられなかった

② 後悔につながった理由の一例

・購入時に充電速度（満充電までの時間）を気にしていなかった
・どの機種を選んでも充電速度に大差ないだろうと思っていた

6) 安全性に不安を感じた⇒バッテリーの問題

① 後悔した具体的な場面例

・持ち運び時にぶつけてしまい、その後出火しないかどうか不安で、自宅で使うのをためらった
・晴れた日に車内に放置してしまい、火災になっていないか気が気でなかった
・安価な機種を選んだら、バッテリーの膨張が見られ、すぐに使えなくなった
・ポータブル電源の火災のニュースを見たら室内で使うのが怖くなり、結局物置にしまい込んでしまった

② 後悔につながった理由の一例

・バッテリーの安全性（耐熱性や発火リスク）をあまり重視せず、価格優先で安いものを選んでしまった
・ PSEや各種安全認証、BMS（バッテリー管理システム）の機能を確認しなかった
・ネットでのメーカーの信頼性や保証体制を重視しなかった。

7) 使っているときに不便を感じた⇒搭載機能の問題

① 後悔した具体的な場面例

・家電を使っているときに充電が必要となったが、パススルーに対応していないので、どちらかしかできず不便だった
・狭い車内で使う時、わざわざポータブル電源まで移動して操作するのが面倒だった（スマホアプリ機能があればよかった）
・ ACコンセントの数が少なく、同時に使いたい家電を接続できなかった
・ 突然の停電時、懐中電灯をさがすのに手間取った（LEDライトが付いていればよかった）

② 後悔につながった理由の一例

・パススルー機能など、購入前は不必要だと考えた機能が、実際に使い始めたら必要となる事態が起きた
・必要な出力ポート（USB-C PDなど）の数や種類を、購入前に確認しきれなかった
・遠隔操作（アプリ連携）など、設置場所によって利便性を高める機能の重要性を認識していなかった

初心者がポータブル電源選びに失敗しないための３つのポイント

① 信頼と実績のある人気メーカーのポータブル電源を選ぶこと

「値段が安いから」「デザインがかっこいいから」「友人が買ったから」といった理由でポータブル電源を選ぶのはおすすめできません。

高価な商品で、安全性も求められる商品だからこそ、信頼と実績あるメーカーのポータブル電源がおすすめです。

信頼と実績あるメーカーであれば、次の点で優れています。

安全性と信頼性：
ポータブル電源は安全性が強く求められる商品です。信頼と実績のあるメーカーであれば、技術力が高いだけでなく品質管理が徹底されており、安心して使用できます

万全のサポート体制：
商品の品質はもちろん、アフターサービスや製品保証がしっかりしているか、将来的に廃棄する際のサポートがあるかなどを確認しましょう。手厚いサポート体制は、安心・安全な利用に直結します

② 発売されて１年半以内のポータブル電源を選ぶこと

ポータブル電源業界の競争は非常に激しく、技術の進歩は日進月歩で進んでいます。

技術進歩の恩恵を受ける:
2023年以降、特に進化が著しく、急速にスペックの向上と新機能の追加が進みました。進化した新しい技術や機能は新製品に搭載されるため、発売後1年半以内のモデルを選ぶことをおすすめします

旧モデルとの差:
発売から1年半以上が経過した機種は、スペックや機能が最新モデルと比較して見劣りしてしまう可能性があります

私の感覚では、各社で競い合っていた技術は、2023年以降にある程度の終息を迎え、「ポータブル電源に求められる機能」は足並みがそろってきた感じがします。

その中での技術競争はすさまじく、各社それぞれが技術に磨きをかけた機能を搭載して新商品が投入しています。

そのスピードはとても速く、例えば2年も前のモデルを見ると、技術進歩のスピードがとても速いことを実感します。

「信頼と実績ある人気メーカー」が、最近発売したポータブル電源の特徴を、ザックリまとめました。

発売されて１年半以内のポータブル電源には、次のような特徴がみられます。

項目	特徴（最近1年半の新モデルに共通する傾向）
バッテリー	人気メーカー5社では、近年の新型ポータブル電源で 安全性が高く長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池（LiFePO₄）や半固体リン酸鉄電池の採用が主流になっています。同程度の容量モデルにおいて小型軽量化が進んでおり、従来比でサイズ当たりのエネルギー密度が向上しています
サイズ・重量	内部構造・セル配置・冷却設計の最適化によりコンパクト化が進行しています。容量1000Wh台で10Kg程度、2000Wh台で20Kg以下のモデルも登場してきており、持ち運びやすさが大きく向上しています
入力（充電）性能	容量により充電時間は異なりますが、新しく発売されたモデルには急速AC充電が標準化し、満充電まで1時間かからないような機種も増えています。ソーラー入力（MPPT搭載）の最適化が進み、アウトドア・非常時の使用性が大幅に向上しています
出力性能	特に大容量モデルの高出力化が顕著です。近年の新型ポータブル電源では容量1000Whクラスなら出力1500W以上、2000Whクラスなら出力2000W以上の出力を持つモデルがほとんどです。出力1500W以上であれば、電子レンジやIH調理器など家庭にある家電が使えるので停電が起きても安心です。なお、 純正弦波インバーターや50Hz/60Hz周波数切替が標準です
安全・保護機能	近年モデルでは 高精度BMS（バッテリーマネジメントシステム）を搭載し、温度・電圧・電流・ショートなど多重保護を実装しています。安全性の高いバッテリー採用により発火リスクが低い上、耐衝撃・耐熱構造にも力を入れるメーカーが増えています。安全規格（PSE・UN38.3 等）も標準的になっています
静音性・冷却設計	各社の新モデルは ファン制御が高度化し、低負荷時はファン停止または低速で稼働することで静音性が大幅に向上しています。高速充電や高出力運転時にはデュアルファンや風路最適化で効率良く冷却する構造が増えています
搭載機能 （UPS、スマホ連携、拡張など）	UPS/EPS 機能の搭載が一般化し、各社の新モデルは切替時間 <20ms よりも早い<15msや <10ms も増えています。さらに スマホアプリ連携（Wi-Fi/Bluetooth） が5社すべてで普及。拡張バッテリー による容量増設に対応するモデルも増えています（但し、最近の新機種の中には、あえてスマホアプリ連携機能を搭載していないモデルも出てきています）
アクセサリー	純正ソーラーパネルや保護バッグ・ケーブル類が豊富で、最近は 折りたたみソーラーパネルの軽量化が進んでいます。各社ともアウトドア・防災用途に対応するアクセサリーラインを拡充中で、新機種に対応した防塵防水バッグなども増えています
価格・保証	LiFePO₄採用や高性能化にもかかわらず、価格競争が激しいこともありコスパが向上しています。保証期間も長期化し、最長5年保証が一般的になってきました。バッテリーの長寿命化もあり、新モデルの保証期間が長期化傾向にあります

3)定格出力1500W以上のポータブル電源を選ぶこと

ポータブル電源をスペックで選ぶとき、多くの人はまず「容量」と「定格出力」を思い浮かべます。

しかし、実際にもっとも重視すべきなのは 「定格出力」 です。

「容量」とは、スマホを何回充電できるか、あるいは家電を何時間動かせるかの目安のことで、容量が大きいほどより多くの電気を蓄えられ、スマホ充電回数や家電の使用時間が長くなる ことを意味します。

一方、「定格出力」とは、ポータブル電源が安定して供給できる最大の電力（W：ワット） のことです。

つまり、ポータブル電源が同時に、または継続して動かせる家電の合計消費電力の上限を示します。

例えば、定格出力1000Wのポータブル電源では、消費電力が1000Wを超える家電は使えません。

私たちが普段使っている家庭用コンセントの出力は約1500Wです。

したがって、定格出力1500W以上のポータブル電源を選べば、家庭で使っているほとんどの家電を問題なく動かすことができます。

キャンプや車中泊での利用を考えている方も、万が一の災害による停電がいつ起きるか分かりません。

そんな時でも、定格出力1500W以上のポータブル電源を選んであれば、普段使っているの家電を動かすことができるので安心です。

「失敗した！」と後悔しない おすすめポータブル電源 5選

ここからは、「初心者がポータブル電源選びに失敗しないための３つのポイント」で紹介した３点を満たすモデルを紹介します。

条件に合うおすすめできるモデルは複数ありますが、ここでは「信頼と実績ある人気メーカー」5社（アンカー、ブルーティ、ダブソン、エコフロー、ジャクリ）から各1台ずつ、できるだけ軽量で持ち運びのしやすいモデルを選んで紹介します。

2025年5月に発売されたAnker Solix C1000 Gen2は、大人気ポータブル電源Anker Solix C1000の後継モデルです。前モデルから約12%軽量化され、1024Whの大容量モデルの中での世界最小クラスを実現しています。定格出力は1550Wで、99%以上の家電に対応する出力を持っています。独自のHyperFlash™急速充電技術により、わずか54分で100%満充電が可能な世界最速クラスの充電速度が特徴の1つ。リン酸鉄リチウムイオン電池と独自技術InfiniPower™により、4,000回以上のサイクル寿命と10年以上毎日使える長寿命を実現しています。専用アプリで遠隔操作や節電設定、UPS機能による停電時バックアップも可能で、防災、キャンプ、リモートワークなど多岐にわたるシーンで活躍します

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2025年7月に発売されたBLUETTI AORA 100 V2 は、日本限定の「AORAシリーズ」に加わったポータブル電源です。このモデルは「安心の容量と、コンパクト性の“いいとこどり”」をコンセプトに、BLUETTIが掲げる「日本の暮らしに最適なパワーを」「あらゆるシーンにプロ級の電力を」という理念を体現しています。容量は1,024Wh、定格出力は1,800Wで、電力リフト機能を使えば最大2,700Wまで対応します。また、30dBの静音性や10msで切り替わるUPS機能など、最新の機能が多数搭載されています。ミントグリーンとグレーの2色展開で、キャンプ、車中泊、防災用など、さまざまなシーンに合わせて選べる一台です

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2024年6月に発売されたDABBSSON DBS1000Pro は、1024Whの大容量と2000W（Power Boostモードで3000W）の高出力を兼ね備えたポータブル電源です。安全性が高いとされる半固体電池を採用しており、4000回以上の充放電サイクルを経ても初期容量の80%を維持する長寿命が特徴です。また、別売りの並列接続ボックスを使用すれば、2台接続で容量2048Wh、出力3600Wに拡張でき、エクストラバッテリー使用で最大で10648Whまで容量を増やすことも可能です

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2024年9月に発売されたEcoFlow DELTA3 Plus   は、容量1024Wh、定格出力1500Wのリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源です。大人気モデルDELTA2の後継機で容量、定格出力は変わらないものの、業界最速クラスの充電時間を誇る高い充電能力や内蔵バッテリーの進化、静音性の向上、UPS機能や使いやすさが向上しています。特に56分で満充電できるAC充電や、最大1000Wまで対応するソーラーパネル入力、4000回(80%)のサイクル数、急な停電時にも対応できるUPS機能など魅力が満載です

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2025年11月に発売されたJackery 1500NEWは、容量1536Wh、定格出力2000W（最大瞬間4000W）を誇るリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ポータブル電源です。「安心も、パワーも、次のレベルへ」をテーマに開発された商品で、1000Wh～1500Whクラスで最小ボディを実現しています。Jackery同クラスの旧モデルと比べて、サイズが約44%、重量が約15%削減されており、持ち運びやすさが向上しています（本体重量14.5kg）。高耐久のLFPバッテリーを採用し、業界平均を上回る6,000回の長寿命サイクルを実現。充電速度も非常に速く、家庭用ACコンセント入力であれば、最速1時間で0〜80%の急速充電が可能で、約1.5時間でフル充電が完了します。Jackeryアプリから「緊急充電モード」を選択すれば、最短80分間でのフル充電も可能。停電時に0.01秒以内に電源を切り替えるUPS機能（無停電電源装置）や、Wi-Fi/Bluetoothによるアプリ連携機能なども搭載されています

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＼Jackery 1000NEWを詳しく知りたい方はこちらもチェック！／

まとめ：【初心者必見】後悔ゼロ！ポータブル電源の失敗しない選び方ガイド

ポータブル電源は高額な買い物であり、多くの専門用語で選び方に迷いがちです。購入後に後悔しないためには、以下の3つの重要ポイントを押さえることが結論です。

1. 信頼と実績のあるメーカーを選ぶこと
   • 安全性、製品保証、アフターサービス、廃棄サポートまで考慮し、Anker, Bluetti, Dabbsson, EcoFlow, Jackeryといった人気メーカーの製品が推奨されます。
     
     
2. 発売されて1年半以内の最新モデルを選ぶこと
   • ポータブル電源の技術進歩は速く、最新モデルはリン酸鉄リチウムイオン電池など安全性の高いバッテリー採用による長寿命化と安全性向上、高出力化、急速充電、静音性向上といった進歩した技術が搭載されています
     
     
3. 定格出力1500W以上の製品を選ぶこと
   • 容量よりも定格出力を重視します。家庭用コンセントの出力（約1500W）を目安に、1500W以上あれば、ほとんどの家庭用家電を災害時などでも使用でき、後悔する原因である「使いたい家電が動かなかった」問題を回避できます
     
     

これらの基準を満たす最新の軽量コンパクトモデルから、Anker Solix C1000 Gen2、Bluetti AORA100 V2、EcoFlow DELTA3 Plus、Jackery 1500NEWなどを紹介しました。

このほかにも条件を満たす機種は複数ありますので、自分に合った一台を探してみてください。

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