ポータブル電源

ポータブル電源で冬に暖房(エアコン)を使いたい人の疑問に答えます

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みなさんこんにちは ! ありーなです

もし冬に停電が起きたら本当に困ります。ポータブル電源はエアコンをつないで使えますか?

ありーな

そんな声にお応えして、ポータブル電源で冬に暖房(エアコン)を使いたい人が抱きそうな疑問にお答えします

この記事を読むとこのようなことが分かります

ぜひ最後までご覧ください

ポータブル電源でエアコン(暖房)を使う時の疑問

Q1 家にあるエアコンはポータブル電源で動かせるの?

家にあるエアコンはポータブル電源で動かせるの?」に対する答えは、

ありーな

エアコンの電源が「100V(ボルト)」であればポータブル電源で動かせます

です。

家庭用のエアコンには、100V電源の機種と200V電源の機種があります。

大まかに言うと、6畳や8畳のようにあまり広くない部屋向けのエアコンは100Vで、リビングのような広い場所向けの大きなエアコンは200Vです。

市販されているほぼ全てのポータブル電源はAC100V(ボルト)出力対応なため、200Vの電化製品は動かすことができません

よって家庭にある100Vのエアコンであれば、ポータブル電源で動かすことができます。

上の写真のように、200Vの電源プラグの形は100Vのものとは違う3本突起の形状です(右下の写真)。

大容量ポータブル電源のコンセントを見ると、200Vエアコン用の3本突起プラグも差込めそうな形をしていますが、よく見ると形状が異なります(左上の写真)。

ポータブル電源で200Vの電化製品を動かそうとすると故障するリスクがあります。そもそも200Vの電源プラグを接続しないようにしてください

業務用の一部のポータブル電源ではAC200Vに対応した機種もあるようです。EcoFlowにもJackeryにもBluettiにもAC200Vに対応した機種はありません

Q2 どのサイズのポータブル電源ならエアコンを動かせるの?

どのサイズのポータブル電源ならエアコンを動かせるの?」に対する答えは、

ありーな

エアコンの「消費電力」によって、動かせるポータブル電源のサイズが決まります

です。

エアコンを動かせるポータブル電源のサイズを知るためには、エアコンに付いているラベルを見ただけでは判断できません

上の写真を見るとエアコンに貼られているラベルには「消費電力 暖房標準」が470Wと書かれています(左下の写真)。

しかしエアコンの「消費電力」は使用する環境(室温や部屋の広さ)や設定温度により常に変動しており、このエアコンの取扱説明書には「暖房時の消費電力範囲」が160~1,175Wと書かれています(右上の写真)。

つまりこのエアコンの最大消費電力は1,175Wとなり、この数値以上の定格出力のあるポータブル電源なら、このエアコンの暖房を動かせることになります。

エアコンに書かれている「消費電力 暖房標準」とは、室内温度が20℃で室外温度が7℃という条件下での消費電力です

このほかに「消費電力 暖房低温」という、室内温度が20℃で室外温度が2℃という条件下で測った消費電力もあります

ありーな

ここで紹介したエアコンの例は「冷暖房時 6畳程度」の小さなエアコンです。これよりも大きなエアコンであれば、最大消費電力もより大きくなります。つまり動かすためには、もっと大きなサイズのポータブル電源が必要になります

Q3 ポータブル電源でエアコンの暖房はどれくらい動かせるの?

ポータブル電源でエアコンの暖房はどれくらい動かせるの?」に対する答えは、

ありーな

条件によって異なるため、どれくらい動かせるかは一概には言えません

です。

ポータブル電源でエアコンの暖房をどれだけ動かせるのかは、エアコンを使う時の環境(室温や部屋の広さ)やエアコンの機種、消費電力、設定温度などに左右されます。

またどのサイズ(容量)のポータブル電源を使うのかによっても、エアコンを使える時間は変わってきます。

一概には言えませんが、おおよそのイメージをつかんでもらうために試算をしてみました。

エコフローとジャクリの大容量ポータブル電源を使い、Q1の写真にあるエアコン(暖房)をどれだけ長く動かせるかの試算です。

消費電力 暖房標準が470Wの冷暖房時6畳程度用の小型エアコンでのシミュレーションです。

エコフロー ポータブル電源容量暖房時間
(消費電力470W)
DELTA Pro3,600Wh
☆(最大10,800Wh)
6時間8分
(最大18時間23分)
DELTA 20002,016Wh
☆(最大6,048Wh)
3時間26分
(最大10時間18分)
DELTA 16001,612Wh
☆(最大5,644Wh)
2時間45分
(最大9時間36分)
DELTA 21,024Wh
☆(最大3,040Wh)
1時間45分
(最大5時間17分)
DELTA mini882Wh1時間30分

ジャクリ ポータブル電源容量暖房時間
(消費電力470W)
Jackery 2000Pro2,160Wh3時間41分
Jackery 1500Pro1,512Wh2時間34分
Jackery 15001,534.68Wh2時間37分
Jackery 1000Pro1,002Wh1時間42分

※ 計算結果はあくまでも参考値です
☆ オプションのエクストラバッテリーで容量を増やせる機種です

暖房時間を算出した計算式は次の通りです

ポータブル電源の容量 × 80%(変換効率※) ÷ エアコン消費電力(470W)

※「変換効率」とは蓄電されている直流電流(DC)を電化製品が使える交流電流(AC)に変換するときに生じる損失の割合です。ここでは仮に80%として計算しています

ありーな

EcoFlowのDELTA Proやエクストラバッテリーで容量を増やした機種であればエアコンを比較的長めに使えます。しかし災害時などにポータブル電源を使うのであれば、エアコン以外のできるだけ消費電力の少ない暖房器具をつなぎ、限られた電気を大切に使う方が得策かもしれません

Q4 エアコンを使うならEcoFlowのDELTAがいいの?

エアコンを使うならEcoFlowのDELTAがいいの?」に対する答えは、

ありーな

ポータブル電源をどんな風に使いたいかによって、YESでもありNOとも言えます

です。

ポータブル電源は蓄電された電気が尽きるまでは使うことができます。

災害時にポータブル電源を使うのであれば、エコフローDELTAシリーズのように大量の電気を蓄電しておけるポータブル電源はたしかに有利です。

エクストラバッテリーをつなげれば更に大量の電気を蓄電できます。

しかしポータブル電源は蓄電した電気が尽きてしまえば「ただの箱」になってしまうのも事実です。

それを考えると、電気が尽きても太陽光パネルを使って新たに電気を蓄電できるポータブル電源も選択肢になり得ます。

ソーラー発電のしやすさの面で言うと、ジャクリの大容量ポータブル電源も優れています。

太陽光発電がしやすいということは、電気代節約目的にも使うことができます。

ありーな

ジャクリの大容量ポータブル電源はエコフローDELTAと比べると、容量が小さくエアコンを使える時間はかなり短くなります。しかし電気が尽きた後もソーラーパネルを使い電気を発電して使えば何度も繰り返し使えるメリットがあります。ジャクリのポータブル電源は軽量コンパクトで、外に持ち出しやすい点が太陽光発電に適しています

Q5 エアコンの電源プラグを延長コードで接続しても大丈夫?

エアコンの電源プラグを延長コードで接続しても大丈夫?」に対する答えは、

ありーな

多少の電力ロスが発生する可能性はありますが、延長コードを使っても大丈夫

です。

エアコンから出ている電源プラグをつなぐコンセントは、エアコンのすぐ隣にあるのが一般的です。

そのためエアコンの電源プラグをポータブル電源につなぐのであれば、延長コードを使う必要が出てきます。

そのような場合、延長コードを使ってポータブル電源につなぐことに問題はありません

まとめ

冬に災害が起きたとき、ポータブル電源があれば暖房機器を使うことができるのでとても助かります。

エアコンも使えるような大容量ポータブル電源を持っていれば安心ではありますが、そのような機種はあまり多くありません。

ポータブル電源でエアコンを動かしたいと考えている人は、まず最初に自宅のエアコンがポータブル電源で使えるのかを確認してください。

【エアコンを使うポータブル電源を選ぶステップ】

1.災害時にどのエアコンを動かしたいかを決める

2.そのエアコンが100V機種かを確認する

3.そのエアコンの消費電力(最大消費電力)を取扱説明書で確認する

2の段階でポータブル電源で自宅のエアコンが使えないことが分かれば、ポータブル電源を買うのを止めることもあり得ます

また3の段階で消費電力(最大消費電力)が大きいのであれば、ポータブル電源でエアコンを使わずに消費電力が小さい他の暖房器具を使うという選択肢も考えられます。

もしポータブル電源を購入してエアコンを使うという決断に至ったのであれば、Q3、Q4を参考に自分の使い方に適した一台を選んでください。

ポータブル電源で使う暖房については、こちらをご覧ください

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