ポータブル電源で扇風機を使いたい人の疑問、すべて解決します!

ポータブル電源で扇風機を使う

みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです

暑い季節のキャンプや車中泊、停電した夏の室内で使いたい扇風機。

ポータブル電源があれば扇風機を使いたいけど、どれくらい使えるのだろう?

そんな疑問を抱えていませんか?

この記事では、「ポータブル電源で扇風機を使いたい」と考えている人が、抱くであろう疑問を丁寧に解説しています。

● ポータブル電源で扇風機は使えるの?
● ポータブル電源で扇風機を使うメリットは?
● ポータブル電源で扇風機はどれくらい使えるの?
● 扇風機をより効率的に使う方法は?
扇風機を使うポータブル電源を選ぶポイントは?
扇風機を使うポータブル電源を使うとき、知っておいた方がいいことは?


そんな方はぜひ続きをご覧ください。

小電力で涼をとることができる扇風機はポータブル電源と相性が良い電化製品です。消費電力が小さいため小型のポータブル電源でも動かせますが、容量が大きめなポータブル電源の方が長時間使えるので便利です

目次

ポータブル電源で扇風機を使うことに関する質問


Q1 ポータブル電源で扇風機を使えますか?

A:はい、ポータブル電源で扇風機を使えます

扇風機には、家庭のACコンセントにつないで動かす「扇風機」と、USBで充電して動かせる小型の「卓上扇風機」や手持ち「ハンディファン」があります。

また、ACコンセントにつないで動かす「扇風機」は、AC(交流)モーター扇風機とDC(直流)モーター扇風機に分かれます。

ポータブル電源にはAC出力ポートもDC出力ポートもあるため、もちろんすべての扇風機を使えます

参考まで、4つのタイプの扇風機を比較しました。

【扇風機のタイプと特徴】

スクロールできます
ACモーター
扇風機
DCモーター
扇風機
USB卓上
扇風機
ハンディファン
特徴昔ながらの扇風機。
パワフルな風量が魅力
省エネ・静音性が高く、
快適性を追求したモデル
コンパクトで
持ち運びやすい
片手で持てる、携帯性に
特化した小型ファン
仕組み交流電源をそのまま利用交流電源を直流に変換して利用USB電源(PC、モバイルバッテリーなど)内蔵バッテリー、またはUSB電源
価格比較的安価比較的高価非常に安価非常に安価
風量調整大まかな3段階程度(弱・中・強など)きめ細かく多段階(微風から強風まで)2~3段階程度が一般的2~3段階程度が一般的
消費電力大きい非常に少ない(省エネ性能が高い)非常に少ない非常に少ない
運転音比較的大きい非常に静か静か~やや大きい(製品による)静か~やや大きい(製品による)
機能シンプルなものが多いリズム風、タイマーなど多機能なモデルが多い首振り機能付きなど、シンプルな機能が多い充電式、スタンド付きなど
用途コストを抑えたい、シンプルな機能で十分な場合長時間使用、静音性重視、きめ細かい風量調整が必要な場合デスクワーク、パーソナルスペースでの利用屋外での移動中、ちょっとしたクールダウン
ポータブル電源との相性消費電力が大きく、稼働時間が短くなりがち消費電力が少なく、長時間稼働が可能非常に良い(USB接続で手軽に利用可能)非常に良い(USB接続、または本体充電)




Q2 ポータブル電源で扇風機を使うメリットを教えてください?

A:ポータブル電源で扇風機を使うメリットはいくつかあります


【ポータブル電源で扇風機を使うメリット】


① 停電時でも扇風機を使える
特に夏場の停電は熱中症のリスクを高めます。ポータブル電源があれば、最低限の涼しさを確保できます

② 場所を選ばず扇風機を使える
電源のないアウトドア(キャンプやバーベキュー等)や車中でも扇風機を使えます

③ ソーラー発電した電気を溜めて使えば、電気代の節約になる
ソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に蓄え、その電力で扇風機を動かせば、電気代の節約になります

夏に涼しさを得る電化製品の中で、扇風機は消費電力がずば抜けて小さいのが特徴です。

エアコンのような冷房器具は、部屋の空気を直接冷やすため、抜群の快適さを提供してくれます。

しかし、その分多くの電力を消費するのが避けられません。

一方、扇風機は空気の温度を下げるのではなく、風を体に当てて汗の蒸発を促すことで涼しさを感じさせてくれます。

エアコンと比べると涼しさの質は異なりますが、消費電力が圧倒的に少ないため、ポータブル電源との相性は抜群です。

ポータブル電源の電気をできるだけ節約したい「停電時」に、扇風機が持つメリットが最大限発揮されます。


Q3 ポータブル電源で扇風機は何時間使えますか?(計算方法も知りたい)

A:ポータブル電源で扇風機を使った場合の稼働時間は、次の数式で計算できます


稼働時間 = ポータブル電源の容量(Wh)× 変換効率(0.8程度)÷ 扇風機の消費電力(W)

ここで少し注意が必要なのは、「扇風機の消費電力(W)」です。

扇風機本体に貼られたラベルには「消費電力が書かれていますが、これは「定格消費電力」で、一般的には「最大の風量で運転しているときの消費電力」が記載されています。

風量調整ができる扇風機で、弱や中を選ぶ場合は、消費電力が小さくなることを知っておきましょう。


また、扇風機の機種によっても、定格消費電力は異なります。

平均的な「定格消費電力」を、扇風機の4つのタイプで紹介します

【扇風機4タイプの平均的な「定格消費電力」】

ACモーター扇風機:30~50W程度

DCモーター扇風機:10~20W程度

USB卓上扇風機2~8W程度

ハンディファン2~7W程度



扇風機の消費電力(W)が分かった人は、以下のシミュレーターを使い、ポータブル電源で扇風機を使ったときの稼働時間を計算してみてください。ポータブル電源の容量(Wh)、電化製品(扇風機)の消費電力(W)、ポータブル電源の変換効率(%)を入れれば、稼働時間が自動計算されます

ポータブル電源 稼働時間シミュレーター

ポータブル電源 稼働時間シミュレーター

Wh (ワットアワー)
W (ワット)
%

※ポータブル電源は、バッテリーの直流電力を交流電力に変換する際に、必ず電力ロスが発生します。この効率は製品によって異なりますが、一般的には80%〜90%程度が目安とされています。数値が高いほどロスが少なく、より長く電化製品を使えます。

ここに稼働時間が表示されます。

※この計算はあくまで目安です。実際の稼働時間は、電化製品の具体的な動作モードや環境要因などにより変動する場合があります。

【ポータブル電源で扇風機はどれだけ使えるか】

上で紹介しているシミュレーターで、ポータブル電源で扇風機を使った場合の稼働時間を計算してまとめました。ポータブル電源は容量300~2000Whまでの4種のポータブル電源を使い、3W~50Wまでの7種の扇風機を使った場合のシミュレーションです

単位:約〇〇時間
容量3W5W10W20W30W40W50W
300Wh855125.512.758.56.55
600Wh1701025125.51712.7510.25
1000Wh283.251708542.528.2521.2517
2000Wh566.53401708556.542.534

※ ポータブル電源の変換効率は85%で計算しています




Q4 ポータブル電源で扇風機を使うとき、より効率的に涼をとる方法はありますか?

A:ポータブル電源のバッテリーを節約しながら、扇風機を使う方法はあります

ポータブル電源で使える電気の量には限りがあるため、扇風機を使うなら、なるべく省エネで効率的に涼をとりたいものです。

そこで、少ない電力で最大限の涼しさを得るための効果的な方法を紹介します。

【扇風機を、少ない電力で最大限の涼しさを得るための効果的な方法】

① 扇風機の風量を「弱」めに設定する
風量を強めにするほど電力消費は増えます。体感として十分な涼しさが得られるなら、無理に風量を上げず「弱」や「中」で運転することで、ポータブル電源をより長く使えます

② 扇風機を窓際に置いて外の空気を取り込む
室内の空気がこもっている場合は、扇風機を窓際に置いて外の新鮮な空気を取り込んだり、窓から外へ排気したりすることで、室温を下げやすくなります。換気をすることで、より効率的に涼しさを感じられます。また、窓から風を取り込む場合は、対角線上にある別の窓に向かって扇風機を置くと、空気の循環がスムーズになり、効率的な換気と冷却が期待できます

凍らせたペットボトルや保冷剤を扇風機の前に置く
凍らせたペットボトルや保冷剤を扇風機の送風口の前に置くと、冷気が風に乗って広がり、まるで冷風機のようにひんやりとした風を感じられます。電力消費を増やすことなく、涼しさをアップできるのでおすすめです

④ 吸水性のあるタオルなどを活用する
少し湿らせたタオルを首元にかけるなどして扇風機の風に当たると、気化熱効果でより涼しく感じられます。これは、扇風機が汗の蒸発を促す原理と同じで、より効率的に体感温度を下げることができます



これらの工夫を組み合わせることで、ポータブル電源のバッテリーを節約しながら、快適な涼しさをキープできます。

ポータブル電源を使う停電時にはあまりないかと思いますが、もしエアコンと扇風機を併用する場合、エアコンの冷気を部屋全体に行き渡らせるように扇風機を設置すると、設定温度を上げても涼しく感じやすくなります




Q5 ポータブル電源を選ぶときに重要なポイントは?(扇風機利用を想定)

A:扇風機を使うポータブル電源を選ぶポイントは、容量と重量です


扇風機はエアコンと比べて消費電力が非常に小さいため、どんなポータブル電源でも扇風機を動かせます。

なので、扇風機を使うことをメインにポータブル電源を選ぶなら、特に注目すべきは「容量(Wh)」と「重量」です。

【扇風機を使うポータブル電源を選ぶポイント】

① 容量(Wh):
容量が大きいほど、扇風機をより長時間使えるようになります。一晩中つけっぱなしにしたい、といった場合は大容量を選ぶと安心です

② 重量:
扇風機をアウトドアで使うなら、軽いポータブル電源は移動が楽で便利です。キャンプやピクニックなどで気軽に持ち運びたい場合は、重量を重視しましょう



とはいえ、扇風機だけのためにポータブル電源を購入する方は少ないでしょう。

結論として、扇風機はどのポータブル電源でも使えるので、ご自身がポータブル電源を「何に使うか」という本来の目的をよく考えて、それに合った容量や出力の製品を選ぶことをおすすめします。

\ ポータブル電源を使う目的から、ポータブル電源を選ぶ/


\ 人気のポータブル電源を安く買うなら/




Q6 ポータブル電源で扇風機を使う時に、知っておくべきことはありますか?

A:はい いくつかありますので紹介します


① ポータブル電源で電気代を節約するなら「エアコン」より「扇風機」が良い

扇風機の消費電力が小さいことはすでにお伝えしましたが、エアコンと比べるとどのくらい違うのか、具体的な数字で見てみましょう。

この比較を見れば、扇風機がいかに省エネかが一目瞭然です。

【扇風機とエアコンの定格消費電力比較】

扇風機エアコン
ACモーター扇風機:30~50W程度
DCモーター扇風機:10~20W程度
USB卓上扇風機:2~8W程度
ハンディファン:2~7W程度
14畳用エアコン:800~1,200W
12畳用エアコン:700~1.000W
10畳用エアコン:550~800W
8畳用エアコン:500~700W
6畳用エアコン:450~600W



\ ポータブル電源でエアコンを使う時の疑問はこちらをご覧ください/




② ポータブル電源は極端な暑さに要注意!使用可能時間が短くなることも



扇風機は夏の暑い時期に使うのが一般的です。

しかし、ポータブル電源と扇風機を車内や閉め切った室内のような極端に暑い場所で使うと、使える時間が短くなる可能性があります。

ポータブル電源には、スマートフォンのバッテリーなどにも使われているリチウムイオン電池が内蔵されています。

このリチウムイオン電池は、周囲の温度変化に非常に敏感な特性を持っています。

そのため、ポータブル電源をメーカーが指定する環境温度範囲外の極端な高温(または低温)な場所で使用すると、バッテリーの出力が低下したり、故障の原因になったりすることがあります。

結果として、同じ扇風機を使っていても、涼しい場所で使うより稼働時間が短くなってしまうのです。

ポータブル電源を安全に、そして最大限に活用するためにも、製品に記載されている推奨される使用環境温度を守って使うように心がけましょう。


\ ポータブル電源の環境温度については、こちらをご覧ください/




③ ポータブル電源のAC出力ポート数は少なくても大丈夫



扇風機は消費電力が小さいため、小型サイズのポータブル電源でも問題なく使えます。

しかし、小型のポータブル電源だとAC出力ポートが1つか2つしかない機種も多く、扇風機のプラグをつなげたら、それだけでポートが埋まってしまうなんてこともあり得ます。

そんな時でも大丈夫です!

3つ又コンセントや電源タップを使えば、ポートを簡単に増やして複数の機器を接続できます。

長い電源タップを使うとごくわずかな電力ロスが生じる可能性はありますが、一般的な3つ又コンセントや短めの電源タップであれば、その心配はほとんどありません。

扇風機を使いながら、同時にスマホの充電なども行いたい場合でも安心です。


まとめ:ポータブル電源で扇風機を使いたい人の疑問、すべて解決します!


この記事では、「ポータブル電源で扇風機を使いたい」という皆さんの疑問を解決しました。

扇風機は消費電力が非常に小さく、種類を問わずポータブル電源との相性は抜群です。

停電時やアウトドアでの活用はもちろん、電気代の節約にも貢献します。

扇風機の稼働時間はポータブル電源の容量と消費電力で計算でき、効率的な使い方をすればさらに長く使えます。

ご自身の用途に合ったポータブル電源を選んで、今年の夏はどこでも快適に過ごしましょう!

ポータブル電源で扇風機を使う

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