みなさん、こんにちは!管理人のありーなです。
プロの現場で溶接機や電動工具を動かすには、キャンプ用や防災用とは異なる視点でポータブル電源を選ぶ必要があります。
高性能工具は起動時に大きなサージ電力を発生させ、出力性能が低いポータブル電源では即座に停止してしまうからです。
過酷な現場の環境にも耐える「耐久性」や「安全性」なども必須です。
この記事では、この問題を解決する「5つの選び方のポイント」を解説し、電動工具を使う人のニーズに合わせた2つのケースに分けた、おすすモデルを紹介します。
サージ電力に強く、粉塵・水濡れにも耐える、あなたの作業を中断させない最適な1台を見つけてください!

この記事で厳選した、作業現場で電動工具を動かす ポータブル電源のおすすめモデルは以下の通りです。さまざまな使い方があるので、ケース1. とケース2. に分けてランキングしています。このモデルをおすすめする根拠を、記事の中で詳しくご紹介します。なお、以下の画像および機種名をクリックすると、メーカー公式サイトの商品ページを確認できます
なぜ業務用に適したポータブル電源が必要なのか?(職人の現場の課題)


プロの現場でポータブル電源を導入する際、一般家庭用の防災用途の基準で選んでしまうと、すぐに「使えない」「壊れた」といったトラブルに直面します。
あなたの作業を中断させないために、現場特有の5つの課題と、それに対するポータブル電源の必要性を理解しておく必要があります。
課題1:定格出力だけでは足りない「サージ電力」の問題
多くの電動工具、特にモーターを搭載している機器(丸ノコ、グラインダー、コンプレッサー、ポンプ、溶接機など)は、スイッチを入れた瞬間に、「定格出力」の何倍ものの大きな電流を消費します。
これがサージ電力です。
【電動工具の起動時に必要なサージ電力】
| 電動工具の種類 | 定格出力の目安 | 始動時のサージ電力の目安 |
| 100Vアーク溶接機(入力) | 2,500W ~ 3,000W | 非常に高い(機種により変動) |
| 大型エアコンプレッサー | 1,000W ~ 1,500W | 3,000W ~ 5,000W |
| ディスクグラインダー | 800W ~ 1,200W | 2,400W ~ 3,600W |
| 丸ノコ | 1,000W ~ 1,500W | 3,000W ~ 4,500W |
この瞬間的に必要となる大きな電力を賄うため、ポータブル電源には「瞬間最大出力」が設定されています。
しかし、ポータブル電源がこの瞬間的な負荷に耐えられないと、内部の保護回路が作動して即座に電源が落ちてしまいます。
そのため、ポータブル電源を選ぶ際は、定格出力だけでなく、「瞬間最大出力(サージ耐性)」のスペックを最重要視しなければなりません。
高出力なモーター工具を動かすためには、定格出力の2倍~3倍以上のサージ電力に対応できるモデルを選ぶことが必須です。
課題2:容量の問題(長時間稼働と充電時間)
現場作業では、ポータブル電源の「容量(Wh)」が、一日の作業を中断なく続けられるかを左右する生命線となります。
長時間の安定供給と作業中断リスク
ポータブル電源の容量が不足すると、作業途中で電力切れとなり、貴重な仕事が中断してしまいます。
特に複数の高出力工具を同時に使用したり、溶接などの長時間の高負荷作業を行う場合は、大容量モデルでないと電力が尽きてしまいます。
充電時間の課題と現場での対応
ポータブル電源内の電力がもし尽きてしまっても、ソーラー充電できる場所なら、休憩時間などを使い電気を補充することが可能です。
電力を豊富に蓄えられる大容量のポータブル電源を使い、電気を補充しないで済むようにするか、それとも、電気が尽きてしまったらソーラー充電して電気を補充するようにするか。
自分の仕事場の環境や、使い方に合わせて、どの程度の容量のポータブル電源が必要かを考えましょう。
課題3:定格出力の問題(安定稼働と同時使用)
ポータブル電源が、工具の起動時の瞬間的な負荷(サージ電力)を乗り切った後、その工具を長時間安定して動かし続けるために不可欠なのが、「定格出力(W)」です。
単独使用時の安定稼働
高出力な溶接機や大型ヒーターなどを単独で使う場合、その工具の消費電力(定格出力)は1,500W〜3,000Wに達します。
ポータブル電源側の定格出力が工具の消費電力を下回っていると、サージを乗り切れても、その後の安定稼働ができず、電源が停止してしまいます。
同時使用時の電力オーバーに注意
現場では、電動工具と共に、照明、他の工具、ノートPCなどを同時並行で使うことがよくあります。
この場合、使用する全ての機器の定格出力の合計が、ポータブル電源の定格出力を超えていないかを確認する必要があります。
工具を単独で使っているときは問題なくても、同時並行で使った瞬間に定格出力をオーバーすると、ポータブル電源の安全装置が作動し、電気が完全に止まってしまうため、十分な余裕を持った定格出力のモデルを選びましょう。
課題4:現場は過酷!粉塵や水濡れへの耐久性
建設現場や整備工場、屋外の作業環境は、ホコリ、切削屑、水滴など、ポータブル電源にとって過酷な環境もあり得ます。
粉塵(ホコリ)は、 機器の吸気口から侵入し、内部の回路をショートさせたり、冷却ファンを詰まらせてオーバーヒートを引き起こしたりします。
急な雨や作業中の水しぶきなどでポータブル電源が濡れると、感電や重大な故障のリスクが高まります。
ポータブル電源のほとんどは、これらの防水・防塵対策がなされていません。
そのため、過酷な環境での使用が想定されるなら、耐久性(堅牢性)が高く、特別な防水・防塵対策が施されたモデルを選ぶ必要があります。
プロの現場で安心して使うためには、防塵・防水レベルを示すIP規格(例:IP54以上)に対応した、堅牢で密閉性の高い筐体が適しています。
これにより、現場のホコリや急な水濡れによる故障リスクを大幅に減らせます。
課題5:持ち運びや現場間の移動の故障の問題
高出力・大容量の業務用ポータブル電源は、重量がかなり重くなってしまいます。
重いポータブル電源を現場間で運んだり、車への積み下ろしを行ったりする際、乱雑に扱われることで内部のバッテリーや回路に負担がかかり、故障するリスクが高まります。
重いと運搬に手間取り、作業効率が落ちるだけでなく、職人さんの身体的な負担も増えてしまいます。
ポータブル電源を現場で長く、安心して使い続けるためには、「壊れにくい」設計と構造が必須条件で、移動するのにできるだけ苦労が少ないモデルを選びましょう。
【プロ仕様】失敗しないポータブル電源選びの5つのポイント


職人さんのプロの仕事に耐えうるポータブル電源を選ぶために、一般のレビュー記事では触れられない、特に重要な5つの基準を詳細に解説します。
| 選び方の基準 | プロの現場での重要性 | 目安となる数値 |
| 1)瞬間最大出力(サージ耐性) | モーター工具が停止せず始動できるか | 定格の2倍以上(4,000W以上推奨) |
| 2)定格出力(W) | 溶接機や工具を安定稼働させられるか | 1,500W~2,000W |
| 3)容量(Wh) | 現場作業を中断せず継続できるか | 2,000Wh以上を推奨 |
| 4)耐久性と安全性(タフネス) | 現場のタフな環境と事故防止 | リン酸鉄リチウムor 半固体電池採用 / IP54以上 |
| 5)持ち運び・堅牢性 | 現場間の移動のしやすさと耐衝撃性 | 頑丈な筐体とキャスター・大型ハンドル |
1)ポータブル電源の瞬間最大出力(サージ耐性):工具を動かせるかどうかのカギ
プロの現場では、ポータブル電源のスペックを見る際、「定格出力」よりも「瞬間最大出力(サージ耐性)」を最優先で確認し、機種を選んでください。
モーターを搭載した電動工具は、スイッチを入れた瞬間に大きな負荷(サージ電力)をかけるため、このサージに耐えられなければ、電源が落ち、工具を動かすことすらできないからです。
サージ耐性の考え方(必要な最大出力の計算)
一般的に、モーター工具の始動には、定格出力の約2倍~3倍のサージ電力に対応できるポータブル電源が必要です。
この基準に基づき、ご自身が使う工具の定格出力から、必要なポータブル電源の最大出力を判断しましょう。
| 使う工具の定格出力(例) | 必要な最大出力の目安 (最低2倍) | 複数の高負荷工具を使う場合の推奨 |
| 1,500W | 3,000W以上 | 4,000W以上 |
| 3,000W | 6,000W以上 | 8,000W以上 |
最大出力4,000W以上を推奨する理由
単体の工具でそこまで必要ない場合でも、複数の電動工具を同時に、または連続して使うことを想定すると、瞬間最大出力4,000W以上のポータブル電源であれば、ほとんどのプロ用電動工具を安心して動かせます。
ポータブル電源を選ぶときは、製品カタログの「定格出力」だけを見るのではなく、「瞬間最大出力」の数値を必ず確認し、使用する電動工具の定格出力の最低2倍以上の「瞬間最大出力」があるモデルを選びましょう。
2)ポータブル電源の定格出力(W):工具を安定して稼働させる力
ポータブル電源が、工具の起動時(サージ)を乗り切った後、その工具を長時間安定して動かし続けるために重要なのが定格出力です。
多くの一般的な電動工具(グラインダー、丸ノコなど)を単体で動かすのであれば、1,500W以上の定格出力が必要です。
アーク溶接機や、大型のエアコンプレッサーを単体で動かす場合や、複数の工具や照明などを同時に動かす場合は、2,000W以上の定格出力があるモデルを選びましょう。
3)ポータブル電源の容量(Wh):作業を中断させない持続力
現場作業で避けたいのは、電力切れによる「作業の中断」です。
ポータブル電源の容量(Wh:ワットアワー)は、工具を動かせる持続時間を示します。
大型工具や溶接機を高い頻度で使う場合、また一日を通して安定した電源が必要な場合は、2,000Wh以上の大容量モデルを選びましょう。
容量が大きいほど、バッテリー切れの心配が減り、電源管理のストレスから解放されます。
小型工具や照明をメインとする軽作業や短時間の作業用であれば、容量1,000Whクラスのモデルでもよいかもしれません。
4) ポータブル電源の耐久性と安全性(タフネス):バッテリーの安全性とIP規格
現場での使用を前提とするなら、バッテリーの安全性と筐体の耐久性は譲れません。
バッテリーの安全性:
発火リスクが極めて低い「リン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)」または、さらに安全性の高い「半固体電池」搭載モデルを選んでください
作業現場は熱を持ちやすく、安全性がとても大切です。
IP規格(防水・防塵):
IP54以上の防塵・防水規格に対応していることが理想です。
IPの後に書かれている数字「5」は、粉塵が侵入しても正常動作に支障がないレベル、その次の「4」は、あらゆる方向からの水の飛沫に耐えられるレベルを示します。
これにより、現場のホコリや急な水濡れによる故障リスクを大幅に減らせます。
IP規格(Ingress Protection:侵入保護)とは、電気機器の筐体(外側ケース)が、固体(防塵)と液体(防水)の侵入に対してどの程度の保護能力を持っているかを示す国際的な規格です。
「IP」の後に続く2つの数字の意味は以下のとおりです(例:IP65)
IPの後ろの1桁目:防塵等級(固体に対する保護)
| 等級 | 人体・固形物体に対する保護 テスト方法 |
| IP0□ | テストなし |
| IP1□ | 直径50mm以上の固形物体 (手など)が内部に侵入しない |
| IP2□ | 直径12mm以上の固形物体 (指など)が内部に侵入しない |
| IP3□ | 直径2.5mm以上の工具先端や 固形物体が内部に侵入しない |
| IP4□ | 直径1.0mm以上のワイヤーや 固形物体が内部に侵入しない |
| IP5□ | 機器の正常な作動に支障をきたしたり、 安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない |
| IP6□ | 粉塵の侵入が完全に防護されている |
IPの後ろの2桁目:防水等級(液体に対する保護)
| 等級 | 水の侵入に対する保護 テスト方法 |
| IP□0 | テストなし |
| IP□1 | 200mmの高さより 3〜5mm/分の水滴、10分 |
| IP□2 | 200mmの高さより15°の範囲 3〜5mm/分の水滴、10分 |
| IP□3 | 200mmの高さより60°の範囲 10ℓ/分の放水、10分 |
| IP□4 | 300〜500mmの高さより 全方向に10ℓ/分の放水、10分 |
| IP□5 | 3mの距離から全方向に12.5ℓ/分・ 30kpaの噴流水、3分間 |
| IP□6 | 3mの距離から全方向に100ℓ/分・ 100kpaの噴流水、3分間 |
| IP□7 | 水面下・15㎝〜1m、30分間 |
| IP□8 | メーカーと機器の使用者間の 取り決めによる |
※ 国際電気標準会議(IEC)「IP規格・防水保護構造及び保護等級」より一部引用し作表
5)持ち運び・堅牢性:現場間の移動と耐衝撃性
高出力モデルは、重量がかなり重くなります。
最大出力が4000Wを超えるようなモデルなら、50Kgを大きく超えるものも存在します。
ポータブル電源をどのような現場・仕事場で使うかによって異なりますが、移動のしやすさは考慮に入れる必要があります。
また、運搬時に誤ってぶつけたり、落下させてしまうリスクに備え、耐衝撃性の高いモデルを選ぶことも大切です。
持ち運びやすさ
本体重量を気にせず移動できるキャスター(車輪)や、作業服のまま掴みやすい大型のハンドルがついているモデルは便利です。
キャスターなどがないモデルの場合、メーカー専用のキャリーカート(別売り)を使うのも良いでしょう。
耐衝撃性
プロの工具のように、多少の衝撃や落下に耐えられる頑丈な筐体設計であるかどうかも、現場使用の必須条件です
【厳選】作業現場で電動工具を動かす おすすめポータブル電源
ここからは、上で紹介したポータブル電源の5つの選び方に沿って、作業現場で電動工具を動かすおすすめポータブル電源を紹介します。
人によって使う工具に違いがあるため、以下のような2つのケースに分けて紹介します。
ケース1.
高出力な電動工具を使う人/複数の電動工具や照明などを同時並行で使う人
ケース2.
一般的な電動工具を使う人/小型工具や照明中心の軽作業や短時間の作業に使う人
ケース1. の人におすすめするポータブル電源
ケース1. は、「高出力な電動工具を使う人」や「複数の電動工具や照明などを同時並行で使う人」に該当します。
この層に最適なポータブル電源は、現場での作業を中断させないため、かなり高出力で持続力に余裕のある以下のスペックが必須となります。



なお、本記事中では、ケース1. および 2. の人によるポイントの違いが分かるように以下の色分けをしています
・赤色の下線部分:ケース1. および2. に共通しているポイント
・水色の下線部分:ケース1. にだけ該当するポイント
・緑色の下線部分:ケース2. にだけ該当するポイント
【最適なポータブル電源のスペック】
| ポータブル電源選びのポイント | 必要スペック |
|---|---|
| 1)瞬間最大出力(サージ耐性) | 4,000W以上 |
| 2)定格出力(W) | 2,000W以上 |
| 3)容量(Wh) | 2,000Wh以上 |
| 4)耐久性・安全性(タフネス) | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオンor半固体電池 防塵・防水規格:IP54以上 |
| 5)持ち運び・堅牢性 | 持ち運びやすく、頑丈な筐体設計 |
信頼と実績のある有名メーカー5社(Anker, Bluetti, EcoFlow, Dabbsson, Jackery)のポータブル電源で、条件に合うモデルを探しました。
その結果、全ての項目をクリアできたのは「EcoFlow DELTA Pro Ultra」だけでした。


EcoFlow ポータブル電源 DELTA Pro Ultra
1)瞬間最大出力(サージ耐性):9,000W
2) 定格出力(W):6,000W
3)容量(Wh):6,000Wh
4) 耐久性と安全性(タフネス):リン酸鉄リチウムイオン電池/IP54
5)持ち運び・堅牢性:ハンドル・キャスター付き
2024年1月発売されたEcoFlow DELTA Pro Ultra は、エコフローのポータブル電源ラインナップで最大の超大容量ポータブル電源です。拡張性に優れているため、作業現場に大規模な電源装置をくみ上げることも可能で、1つのインバーターに最大5台のバッテリーをつなぎ容量を最大30000Kwh まで増やせます(1台だと6000Wh)。定格出力6000W、最大瞬間出力9000Wで、単相100Vだけでなく200Vが可能なため大型電化製も動かせます。ソーラー最大入力W数が5600Wもあり、わずか1時間で1日分の電気を作れるのも特徴です。0msで切り替わるUPS(無停電電源装置)機能や、出力2000W以下のときの騒音レベルが0dBという他のポータブル電源にない特別な特徴も備えています
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EcoFlow DELTA Pro Ultraのスペックは申し分ないのですが、82.4Kgある重量とサイズの大きさが気になります。また通常価格が1,430,000円と高いため、購入できる人はかなり限られそうです
ケース1. のポータブル電源を探している人への参考情報
EcoFlow DELTA Pro Ultraは5つの条件をすべてクリアしましたが、条件4)耐久性・安全性における「防塵・防水規格 IP54以上」をクリアできなかったモデルが、23機種もありました。
そこで今回はその23機種を、一挙公開します。なお、比較検討しやすいように「EcoFlow DELTA Pro Ultra」も含め24モデルを掲載します。
作業環境がそれほど過酷でなく、「ポータブル電源に防塵・防水性能までは求めない」という方には、こちらのモデルもおすすめです。
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 容量3000Wh以上 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| EcoFlow DELTA Pro ULTRA | Jackery 5000Plus | EcoFlow DELTA Pro3 | Anker Solix F3800 | EcoFlow DELTA Pro | Dabbsson DBS3500 | Anker Solix F3000 | Dabbsson 3000L | Jackery 3000NEW | |
| 1)瞬間最大出力 (サージ耐性) | 9,000W | 12000W | 7,200W | 8,500W | 6,000W | 6,000W | 4,500W | 6,000W | 6,000W |
| 2)定格出力(W) | 6,000W | 6,000W | 3,600W | 5,000W | 3,000W | 3,000W | 3,000W | 3,000W | 3,000W |
| 3)容量(Wh) | 6,000Wh | 5040Wh | 4,096Wh | 3,840Wh | 3,600Wh | 3,430Wh | 3,072Wh | 3,072Wh | 3,072Wh |
| 4)耐久性・安全性 バッテリー 防塵・防水規格 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | 半固体 | リン酸鉄リチウムイオン | 半固体 | リン酸鉄リチウムイオン |
| IP54 | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | |
| 5)持ち運び・堅牢性 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | ||
| (参考:重量) | 82.4Kg | 60Kg | 51.5Kg | 60kg | 45kg | 40.7Kg | 41.5Kg | 25.8kg | 27Kg |
| (参考:通常価格) | 1,430,000円 | 799,000円 | 539,000円 | 699,900円 | 440,000円 | 436,000円 | 299,900円 | 287,000円 | 359,800円 |
| 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく |
| 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 容量2000Wh台 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| Bluetti Apex 300 | Bluetti AC300+B300K | Dabbsson DBS2300Plus | Dabbsson DBS2100Pro | EcoFlow DELTA3 Max Plus | EcoFlow DELTA3 Max | EcoFlow DELTA2 Max | EcoFlow DELTA2 Max S | Anker 767 | Bluetti AC200L | Dabbsson 2000L | Jackery 2000Plus | Jackery 2000NEW | |
| 1) 瞬間最大出力 (サージ耐性) | 6,400W | 6,000W | 4,400W | 4,000W | 6,000W | 4,400W | 4,000W | 4,000W | 4,000W | 6,000W | 4,400W | 6,000W | 4,400W |
| 2) 定格出力(W) | 3,200W | 3,000W | 2,200W | 2,400W | 3,000W | 2,200W | 2,000W | 2,000W | 2,000W | 2,000W | 2,200W | 3,000W | 2,000W |
| 3) 容量(Wh) | 2,764.8Wh | 2,764.8Wh | 2,330Wh | 2,150Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,042.8Wh | 2,042Wh |
| 4) 耐久性・安全性 バッテリー 防塵・防水規格 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | 半固体 | 半固体 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | 半固体 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | なし | |
| 5)持ち運び・堅牢性 | キャスター付可搬型 | キャスター付可搬型 | |||||||||||
| (参考:重量) | 38Kg | 51.1Kg 本体:+21.6Kg バッテリー:29.5Kg | 26.2Kg | 24.5kg | 22.1Kg | 20.3Kg | 23.0kg | 23.0kg | 30.5Kg | 28.3Kg | 18.6Kg | 27.9Kg | 17.9Kg |
| (参考:通常価格) | 332,600円 | 299,800円 | 226,000円 | 218,800円 | 249,800円 | 209,980円 | 254,100円 | 254,100円 | 199,900円 | 189,800円 | 169,800円 | 285,000円 | 239,800円 |
| 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく | 更に詳しく |
| 23 | 24 | |
|---|---|---|
| 容量1000Wh台 | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
| Dabbsson DBS1400Pro | Dabbsson DBS1000Pro | |
| 1)瞬間最大出力 (サージ耐性) | 4,800W | 4,000W |
| 2) 定格出力(W) | 2,400W | 2,000W |
| 3) 容量(Wh) | 1,382Wh | 1,024Wh |
| 4)耐久性・安全性 バッテリー 防塵・防水規格 | 半固体 | 半固体 |
| なし | なし | |
| 5) 持ち運び・堅牢性 | ||
| (参考:重量) | 20.5Kg | 16Kg |
| (参考:通常価格) | 163,700円 | 154,600円 |
| 更に詳しく | 更に詳しく |
ケース2. の人におすすめするポータブル電源
ケース2. は、「一般的な電動工具を使う人」や「小型工具や照明中心の軽作業や短時間の作業使う人」に該当します。
この層に最適なポータブル電源は、一般的な電動工具を動かせるだけのスペックに加え、持ち運び時の安全性や堅牢性、防塵・防水機能などが必須となります。
【最適なポータブル電源のスペック】
| ポータブル電源選びのポイント | 必要スペック |
|---|---|
| 1)瞬間最大出力(サージ耐性) | 3,000W以上 |
| 2)定格出力(W) | 1,500W以上 |
| 3)容量(Wh) | 1,000Wh以上 |
| 4)耐久性・安全性(タフネス) | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオンor半固体電池 防塵・防水規格:IP54以上 |
| 5)持ち運び・堅牢性 | 持ち運びやすく、頑丈な筐体設計 |


Jackery ポータブル電源 1500 Ultra
1)瞬間最大出力(サージ耐性):3,600W
2)定格出力(W):1,800W
3)容量(Wh):1,536Wh
4)耐久性と安全性(タフネス):リン酸鉄リチウムイオン電池/IP65/ポート保護カバー/排気ファン付き金属ベースプレート
5)持ち運び・堅牢性:軽量17.5Kg/滑りにくい大型持ち手
2025年7月発売のJackery 1500Ultra ![]()
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Jackery 1500Ultraの商品ページには、日常的な水滴・ホコリの環境は「使用可能」、激しい雨や水没の恐れのある環境は「使用非推奨」と書かれています


Bluetti ポータブル電源 AC240
1)瞬間最大出力(サージ耐性):3,000W
2)定格出力(W):2,000W
3)容量(Wh):1,536Wh
4)耐久性と安全性(タフネス):リン酸鉄リチウムイオン電池/IP65/ポート保護カバー
5)持ち運び・堅牢性:二重プロテクション構造/独立エアダクト
2024年4月に発売されたBluetti AC240 ![]()
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EcoFlow ポータブル電源 DELTA3 1500
1)瞬間最大出力(サージ耐性):3,000W
2)定格出力(W):1,500W
3)容量(Wh):1,536Wh
4)耐久性と安全性(タフネス):リン酸鉄リチウムイオン電池/IP54バッテリーパック
5)持ち運び・堅牢性:軽量16.5Kg
2025年3月に発売されたEcoFlow DELTA3 1500 ![]()
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EcoFlow DELTA3 1500の防水・防塵等級IP54は、バッテリーパックに係る等級です。ポータブル電源本体に対する等級ではない点にご注意下さい。なお、同じシリーズのDELTA3やDELTA3 Plusのバッテリーパックは、IP65の防水・防塵等級に準拠していますが、容量が大きいDELTA3 1500を3位としました
ケース2. のポータブル電源を探している人への参考情報
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
|---|---|---|---|---|---|
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| Jackery 1500Ultra | Bluetti AC240 | EcoFlow DELTA3 1500 | EcoFlow DELTA3 Plus | EcoFlow DELTA3 | |
| 1)瞬間最大出力 (サージ耐性) | 3,600W | 3,000W | 3,000W | 3,000W | 3,000W |
| 2)定格出力(W) | 1,800W | 2,000W | 1,500W | 1,500W | 1,500W |
| 3)容量(Wh) | 1,536Wh | 1,536Wh | 1,536Wh | 1,024Wh | 1,024Wh |
| 4)耐久性・安全性 バッテリー 防塵・防水規格 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン |
| IP65 | IP65 | IP54 バッテリーパック | IP65 バッテリーパック | IP65 バッテリーパック | |
| 5)持ち運び・堅牢性 | 小型・軽量 | 小型・軽量 | 小型・軽量 | 小型・軽量 | |
| (参考:重量) | 17.5Kg | 33Kg | 16.5Kg | 12.5Kg | 12.5Kg |
| (参考:通常価格) | 239,800円 | 248,800円 | 181,500円 | 149,600円 | 139,700円 |
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まとめ:作業現場で電気工具を動かす ポータブル電源の選び方とおすすめ
この記事では、プロの作業現場でポータブル電源を導入する際に失敗しないよう、現場特有の5つの課題と、それに対応するための5つの選び方のポイントを解説しました。
キャンプや防災用に購入するポータブル電源と大きく違うのは、工具起動時の電力(サージ電力)に耐えられる瞬間最大出力と、現場のホコリや水濡れから機器を守る耐久性(IP規格)の重要性です。
ご自身の利用シーン(高出力のケース1.、または一般的なケース2.)に合わせて、必要なスペックは異なります。
あなたの仕事の効率と安全性を確保するため、スペックに妥協せず、真にタフで高性能な「プロの現場で活躍する」ポータブル電源を見つけてください。
【最適なポータブル電源のスペック】
| ポータブル電源選びのポイント | ケース1. | ケース2. |
|---|---|---|
| 1)瞬間最大出力(サージ耐性) | 4,000W以上 | 3,000W以上 |
| 2)定格出力(W) | 2,000W以上 | 1,500W以上 |
| 3)容量(Wh) | 2,000Wh以上 | 1,000Wh以上 |
| 4)耐久性・安全性(タフネス) | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオンor半固体電池 防塵・防水規格:IP54以上 | バッテリー:リン酸鉄リチウムイオンor半固体電池 防塵・防水規格:IP54以上 |
| 5)持ち運び・堅牢性 | 持ち運びやすく、頑丈な筐体設計 | 持ち運びやすく、頑丈な筐体設計 |
| おすすめポータブル電源 | 1位:EcoFlow DELTA Pro Ultra | 1位:Jackery 1500Ultra 2位:Bluetti AC240 3位:EcoFlow DELTA3 1500 |
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