みなさんこんにちは ! ありーなです
ソーラー発電した電気をポータブル電源で普段使いするとなると、ソーラーパネルやポータブル電源の劣化が早く進みそうですね?
そんな声にお応えして、今回の記事ではポータブル電源用「折りたたみソーラーパネル」の寿命を延ばす使い方や注意点についてまとめました
この記事を読むとこのようなことが分かります
ぜひ最後までご覧ください
目次
ポータブル電源用折りたたみ式ソーラーパネルの寿命
ポータブル電源用折りたたみ式ソーラーパネルは何年くらい使えるのでしょうか?
調べてみたら、最初に出てきたのは「ソーラーパネルの耐用年数は17年」という情報でした。
しかしこの17年という数字は、屋根などに固定した「太陽光発電システム」の法定耐用年数のことで、固定資産計算上の数字です。
そもそも、ポータブル電源用折りたたみ式ソーラーパネルのことではありませんし、「何年くらい使えるのか?」を示す数字でもありません。
そこでもう少し調べてみると、エコフローのWEBサイトに
「使用開始から2~3年で発電効率が多少低下する可能性が高い」
と書かれていました。
「2~3年」とはこれはまた短いですね。
しかしこちらの数字は「2~3年で発電効率が多少低下する可能性」の話しであって、「何年くらい使えるのか?」に対するストレートな答えではありません。
ポータブル電源用折りたたみ式ソーラーパネルは何年くらい使えるの
と聞かれたら、その答えは
2~3年で発電効率が多少低下する可能性がありますが、正しい使い方やメンテナンスをしていれば、折りたたみ式ソーラーパネルの寿命は伸ばせます
となりそうです。
屋根などに設置する形のソーラーパネルの寿命(発電量低下などにより使用が難しくなるタイミング)は、20~30年と言われています。常時外に出しておくことを想定した屋根用のソーラーパネルより、折りたたみ式のパネルの寿命はそもそも短いでしょう。その上、出し入れによる折りたたみ部分の劣化や落下や衝撃によるパネル破損・劣化のリスクも加わります。折り畳み式ソーラーパネルを1年以上毎日のように使ってきた感触から言うと、折りたたみ式ソーラーパネルの寿命は長くて5年程度とみています。
※「寿命が5年程度」というのはあくまでも個人的な意見です。使用する頻度や状況、あつかい方などによって寿命は変わってくるということをご理解ください
寿命をのばすための使い方・メンテナンスの注意点
ポータブル電源用折りたたみソーラパネルの寿命を延ばすため、日常注意しておくべき点をまとめました。
1)ソーラーパネルを持ち運びする時の注意点
「折りたたみ式ソーラーパネル」はそもそもポータブル電源と共に屋外で使うことを前提として作られています。
そのため、ソーラーパネル自体に「持ち手」が付いていたり、持ち運び時に使う「保護用ケース」が付いていたりと、どのメーカーの商品も「持ち運びしやすい」工夫が施されています。
「折りたたみ式ソーラーパネル」の持ち運びで最も注意すべきはやはり「落下と衝撃」です。
持ちやすくなっているとはいえ、折りたたみ式ソーラーパネルの重さは大きいもので20Kg近くにもなります。
比較的軽量な5Kg前後のものを持ち運ぶ場合でも、落としたり、倒したりするケースは発生します。
下が硬いところに落とすと最悪「ひび割れや破損の危険がありますので、持ち運び時は細心の注意が必要です。
「持ち手」が付いていないパネルの持ち運びでは特に注意が必要です。キャンプなどで外に持ち出すときは「ソーラーパネル用保護ケース」に入れることが多いですが、ちょっとそこまで(庭やベランダ)の出し入れ時はケースに入れずに落として破損させてしまう、なんてリスクが高まります
2)ソーラパネルを設置する時の注意点
ソーラーパネルの設置場所・設置方法の注意点
折りたたみ式ソーラーパネルを設置するときの1つ目の注意は、「設置場所・設置方法」です。
「折りたたみ式ソーラーパネル」は、折りたたんだときはコンパクトになりますが、展開(開く)するとどうしても横長や縦長になってしまいます。
サイズが大きく重量もあるソーラーパネルを不安定な場所に設置すると、風や地震で落下したり、うっかり引っかけて落としてしまうことも考えられます。
設置場所・設置方法については、次の注意が必要です。
【折り畳み式ソーラーパネルの設置場所・方法の注意点】
・水平で安定した場所に設置する
⇒ 不安定な場所、高い場所などに設置しない
・想定外の何かが起きても、落ちないように設置する
⇒まさかに備えきちんと固定しておく
・高温になる場所(車のボンネットや鉄製品やアスファルトの上)に設置しない
⇒火災や故障の原因になる
・湿気やほこりの多い場所に設置しない
マンションベランダでのソーラーパネル設置については、こちらの記事もご覧ください
ソーラーパネル設置時のあつかい方の注意点
2つ目の注意点は「設置時のパネルのあつかい方」です。
折りたたみ式のソーラーパネルは折りたためるのがメリットですが、折りたためることが逆にデメリットだとも言えます。
なぜならパネル面(受光部)だけでなく、折りたたみ部分も劣化していくからです。
設置時のあつかい方については、次の注意が必要です。
【折り畳み式ソーラーパネル設置時のあつかい方の注意点】
・折りたたみ部分が劣化しないように気を付ける
⇒無理に折り曲げない、折りたたみ部分に負荷を書けない
・パネルの端を持たない
⇒パネルは重いため、端を持つとパネルに負荷がかかり破損する恐れがある
・地面におろす時などに強い衝撃を与えない
・パネルの上に物を乗せたり、傷つけたりしない
・水にぬらさない
⇒水が内部に入るとショートや感電の原因となる
3)ソーラーパネルをメンテナンス(清掃)する時の注意点
ソーラーパネルの寿命を延ばすためには、定期的なメンテナンスが必要です。
パネルをきれいに保つための清掃方法は各メーカーのWEBサイトにも書かれていますが、そのやり方はメーカーによって多少違っています。
自分が一番やりやすい方法を採用してください。
【折りたたみ式ソーラーパネルの清掃方法】
ジャクリ
最初に柔らかいブラシを使用して汚れを取り除き、そのあと、水で薄めた中性洗剤をスポンジなどに吸わせてパネル表面を拭いたあと、布巾などで乾拭きしてください
ブルーティ
汚れを取り除く最善の方法は、石鹸と水を使用することです。中性洗剤を使用して、ソーラーパネルの汚れや汚れを取り除くことができます。ソーラーパネルに過酷な洗浄剤や化学薬品を使用すると、吸収効率が低下する可能性があるため、使用しないでください
TOGO
ソーラーパネルをきれいにする最良の方法は、蒸留水と研磨剤の入っていないスポンジまたは布を使用してパネルを拭くことです。 蒸留水を使用するとミネラルが蓄積しないため、ホース水よりも蒸留水のほうがおすすめです(TOGO)
ソーラーパネルの一部に汚れやごみが付着したり影が落ちている状態で使うと、異常発電を起こし一時的(長期的)に発電できない状態になることがああり得ます(ホットスポット)。流れなくなった電気が熱となり放出され、パネルが発熱して破損するリスクとなるため注意が必要です
4)ソーラーパネルを保管する時の注意点
折りたたみ式ポータブル電源の保管方法にも注意が必要です。
【折りたたみ式ソーラーパネルの保管方法】
・使用時は高温になる場所(駐車中の自動車内など)に保管しない
・保護用ケースに入れ、できるだけ垂直になるように保管する
・長期保管時は高温多湿な場所を避けて保管し、定期的に動作確認を行う
ソーラーパネルは「精密機器」と言う意識を持ち、持ち運びや設置、メンテナンス、保管方法に注意を払うことが必要です。折りたたみ式ソーラーパネルの寿命は、日々の心がけで伸ばすことが可能です
まとめ
ソーラーパネル用折りたたみ式ソーラーパネルの寿命は、日々の使い方によって左右されます。
固定式のソーラーパネルとは違い、折りたたみ式ソーラーパネルは携帯ができるため、持ち運びや出し入れ時に起こる振動や衝撃、落下などの影響を受けてしまいます。
「折りたたみ式ソーラーパネルは精密機械」という認識を持ち、持ち運びや設置、メンテナンス、保管時に細心の注意を払い寿命をのばしましょう。
マンションベランダでのソーラー発電については、こちらの記事もご覧ください
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