みなさんこんにちは ! ありーなです
わが家のマンションのベランダにソーラーパネルを置いたら、太陽光発電できるのかしら?
そんな声にお応えして、マンションのベランダでソーラー発電をするときに、事前に確認しておくべきことを紹介します
この記事を読むとこのようなことが分かります
ぜひ最後までご覧ください
目次
まずはマンション・アパートの利用規約を確認しよう
一軒家に住んでいる人なら屋根の上や庭などにソーラーパネルを設置することができますが、マンションやアパート暮らしの家はそうもいきません。
我が家のマンションの管理規約では、バルコニー(ベランダ)は共用部分であり、住戸に接するバルコニーには専用使用権(排他的に使用できる権利)があると書かれています。
その上で「使用細則」には次のような定めがあります。
【専用使用部分の使用:マンション使用細則の一例】
第○条 居住者は専用使用部分の使用にあたり次の行為をしてはならない
(2)突風・強風の際、飛散又は落下等他に害を及ぼす恐れのあるものを放置すること
(4)サンルーム、物置、温室等これらに類する建造物を構築又は設置すること
つまりこのマンションでは、ソーラーパネルをバルコニー(ベランダ)に構築・設置することは禁止されています。
住んでいるマンション・アパートによっては、ソーラーパネルのバルコニー設置について禁止されていないところもあるかもしれません。まずは今住んでいる住戸の利用規約を確認してみてください
移動可能な「ポータブル電源セット」で発電できるか
利用規約で禁止されていたら、マンション・アパートに住む人は太陽光発電ができないかと言えばそうともいえません。
考えられる方法が「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」を使うことです。
ポータブル電池とは、内蔵されたリチウムイオン電池に電気を溜めることができる「携帯できる蓄電池」です。
ソーラーパネルを接続して使えば、太陽光で発電した電気をポータブル電源に溜めることができます。
家の電化製品のプラグをポータブル電源に差込むだけで、太陽光で発電した電気が使えるためとても便利です。
もしポータブル電源を使わなければ、バッテリーやチャージコントローラー、ケーブル、インバーターといったいくつもの機械を設置する必要があり大変です。
ポータブル電源とソーラーパネルのセットは、「手軽」という面でも優れています。
通常、ソーラーパネルで発電した電気は、「チャージコントローラー」という機械を通すことで安全にバッテリーに充電できるようになります。直流電流として溜められた電気は、その後「インバーター」という機械で家庭用の交流電流に変換されて、はじめて家の電化製品が使えるようになります。
そもそもマンションベランダで太陽光で発電できる?
ところでマンション・アパートのベランダといった「小さなスペース」で、そもそも太陽光で発電できるのでしょうか。
結論から言うと、「それぞれの住戸のベランダ次第」です。
太陽の光が良く当たるベランダでであれば太陽光による発電は可能ですし、日当りが悪ければ多くは期待できません。
同じマンション・アパートだとしても、ベランダの方角や住戸のある階数、日当りを遮るものがあるかどうか等によって異なります。
自分の住戸のベランダで太陽光発電がどれくらいできそうかについては、自分自身で確認・推測するしかありません。
それでは次に「ポータブル電源とソーラーパネルのセット」を使い、自宅のベランダで太陽光発電ができそうかどうかを確認するポイントを紹介します。
ベランダで太陽光発電をする前に、確認すべきポイント
ベランダの日当り(日の当たる向き・角度・時間帯)があるか?
太陽の光がソーラーパネルに直接当たらなければ、太陽光発電は期待できません。
ベランダに差込む光の強さや日が差し込む向き、角度、時間などを確認し、太陽光発電ができそうかを考えます。
マンションやアパートのベランダは、一般的に言えば太陽光発電にあまり向いているとはいえません。
角部屋でなければ、ベランダはある一つの方角に向いており、その幅も限られます。
ベランダの向きによっては直射日光が当たらず、当たったとしても「限られた時間だけ」というのが普通です。
季節によって太陽の位置が変わるため、太陽が高い位置を通る夏と、低い位置を通る冬とでは当然差込む太陽の光に違いが出てきます。
まずはそのような現実を踏まえながら、自宅のベランダで太陽光発電できるかどうかを見極める必要があります。
南向きのベランダでも太陽光が真上方向から差し込む夏はベランダに太陽光が差し込む量が少なめです。斜め上から光が差し込む冬の方が、発電量を期待できることが多いようです
ソーラーパネルを安全に設置できる場所があるか?
ベランダのデザインはいろいろありますが、どんなベランダでも「安全第一」を心がける必要があります。
手すりの下が透明ガラスやアルミの格子などのデザインであれば、ベランダの奥の方まで太陽光が差し込むかもしれません。
手すりの下がコンクリートのデザインであれば、手すりの上からしか太陽光は差込みません。
その違いによってソーラーパネルを置ける位置が変わってきますが、いずれの場合もパネルが落下することのないように、安全を徹底しなければなりません。
もしマンション・アパートのベランダからソーラーパネルが落下するようなことがあれば、それはすぐさま大きな事故につながります。
日が当たるからと言って、落下の危険性がある場所にソーラーパネルを置くことはNGです。
自宅のベランダのどこにソーラーパネルが置けるのか、これも事前に確認しておくべき重要なポイントです。
【ソーラーパネルをベランダから落下させないための注意点】
・風にあおられて飛ばないようにしっかりと固定する
・ベランダの手すりを超えて落下しないように、手すりより下もしくは手すりから離して設置する
・ベランダのすき間から落下しないようにすき間に落下防止の壁を作る等、最善の注意を払って設置する
マンションのような集合住宅では、ルール違反や迷惑行為に厳しい目が注がれていると肝に銘じておきましょう。ベランダは周辺マンションなどから見えてしまうこともあるため、少しでも危険そうな使い方をしていると思わぬところから問題にされる可能性もあります
ソーラーパネルを置くことで、生活の邪魔にならないか?
マンション・アパートのベランダは、洗濯物を干すときなど日常生活で使う場所です。
限られたスペースのベランダにソーラーパネルを置くとなると、生活の邪魔になる可能性があります。
ソーラーパネルを生活の邪魔にならない形でベランダに置けるのか、このポイントも重要です。
まとめ
マンション・アパートに住んでいる人が、共用部分であるベランダにソーラーパネルを据え付けることはおそらく不可能です。
しかしポータブル電源とソーラーパネルのセットであれば、ベランダに固定することなく、動かせる状態で太陽光発電をすることが可能になります。
自宅のベランダが太陽光発電できる環境かを事前に良く確認し、できそうであれば思い切ってポータブル電源とソーラーパネルのセットを購入することをおすすめします。
自宅で太陽光発電ができるようになると、電気代節約以上に思いがけないメリットが出てきます。
「無料で電気が作れるようになる」ことによるメリットです。
マンションベランダでのソーラー発電については、こちらの記事もご覧ください
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