みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです
マンションベランダの限られたスペースでも、ソーラー発電は可能です!
しかし構造や広さ、日当たりや周囲の環境がそれぞれ異なるため、ご自身のベランダに合ったソーラーパネルの設置方法を検討することが重要です。
この記事では、安全かつ効率的にソーラー発電を行うために、マンションベランダでのソーラーパネル設置方法の具体的な事例を紹介します。
設置方法に合わせた最適なポータブル電源とソーラーパネルを選ぶことで、電気を自給自足できる体制を整えることができます。
●マンションベランダでのソーラーパネル設置方法の具体例を知りたい!
●ソーラーパネル落下防止におすすめな固定器具を知りたい!
そんな方はぜひ続きをご覧ください。
マンションベランダで効率的にソーラー発電ができれば、もし停電が起きたときでも、電気を自給自足することが可能です。普段はキャンプやアウトドアにしかポータブル電源を使わない人でも、もしもの時に備えてソーラー充電できる仕組みを作っておきましょう
目次
1. マンションベランダでのソーラーパネル設置方法
集合住宅(マンションやアパート)のベランダは、家によって広さや日当たり具合が異なります。
手すり壁の形状や高さなどによって、ソーラーパネルを設置できる方法も制限されるため、「この方法が絶対に良い!」という一概な答えはありません。
可能であれば、ソーラーパネルをベランダに「置く」のが最も安全な方法ですが、日当たりによっては発電量が期待できないことがあります。
そこでこの記事では、「置く」以外にも、「乗せる」や「吊るす」など、様々な設置事例をケース別に紹介します。
これらの事例を参考に、ご自身の住まいに合った方法でソーラーパネルを設置してみてください。
マンションのベランダにソーラーパネルを設置する際は、何よりも安全を第一に考えてください。高所からの落下は大変危険です。ベランダからソーラーパネルが落下してしまうと、思わぬ事故につながる可能性があります。突風や地震など、予期せぬ出来事が起こる可能性も十分に考えられます
この記事で使っているソーラーパネルはジャクリーの「Jackery SolarSaga 200(2335 x 540mm 重さ8Kg)」1枚と「Jackery SolarSaga 100(1220 x 535mm 重さ4Kg)」2枚の合計3枚(出力400W相当)です
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1) ソーラーパネルを「乗せる」設置事例
① ベランダの「端(へり部分)」にしか太陽光が当たらないケースの設置
上の写真の事例では、ベランダの手すり壁がコンクリート製のため、日陰になってしまい、光を遮っています。
この季節は、ベランダの端(ヘリ)部分にしか日が差し込まないため、太陽光パネルを届く範囲まで移動させる必要がありました。
そこで、椅子を土台にして、その上にソーラーパネルを設置しました。
しかし、ベランダの端(ヘリ)にソーラーパネルを設置することは、落下するリスクが非常に高まります。
そこで、以下の点に注意して、安全に設置しています。
【パネルをベランダのヘリに置く時に注意すること】
✔ 落下防止: 手すり壁の高さを超えない範囲内にパネルを設置することで、落下する可能性を減らす
✔ 土台の安定性: 風で飛ばされないよう、十分な重量がある椅子などの土台を使用
✔ 固定の徹底: ソーラーパネルと土台をしっかりと固定し、ズレや外れを防ぐ
この事例で使用したJackery SolarSaga 100は、わずか4kgと軽量なソーラーパネルです。 軽量であるため、風などで飛ばされるリスクが高まることから、二重の安全対策を施しています。写真には写っていませんが、ソーラーパネルはセキュリティワイヤーで椅子にしっかりと固定し、さらにパネル1枚につき2つの重りを取り付けています
② ベランダの「高い位置」にしか光が当たらないケースの設置
ベランダの高い位置にしか光が当たらないケースは2通り紹介します。
1つ目は、「重い」ソーラーパネル(Jackery SolarSaga 200:約8kg)の場合です。
上の写真のように、布団干しスタンドにパネルを広げて乗せています。
2つ目は、「軽い」ソーラーパネル(Jackery SolarSaga 100:約4kg)の場合で、その事例は次の章で詳しく紹介します。
布団干しスタンドの上にすのこを敷き、その上にJackery SolarSaga 200を乗せている1つ目の事例は、ベランダの端(ヘリ部分)から十分な距離を確保できない場合は危険です。
重いソーラーパネルが落下すると、大きな事故につながる可能性があるためです。
布団干しスタンドに設置する際は、以下の点に注意しました。
【布団干しスタンドに乗せるときに注意すること】
✔ パネルの安定化: パネルがズレ落ちないように、パネルの下に「すのこ」を敷いて安定させています(すのこと布団干しスタンドは結束バンドで固定して落ちないようにしています)
✔ 固定の強化: セキュリティワイヤーを用いて、布団干しスタンドとパネルをしっかりと固定しました
Jackery SolarSaga 200および100のパネルには、それぞれ4隅に穴が設けられています。この設計により、セキュリティワイヤーを用いた固定が容易となり、安全な設置が可能となっています
2) ソーラーパネルを「吊るす」設置事例
次はソーラーパネルを「吊るす」設置方法です。
ソーラーパネルはそもそも「置いて使う」ように設計されています。
ベランダスペースの関係などで「吊るす」しか仕方がない場合も多々ありますが、「吊るして使う」のは本来の使い方ではないことに注意が必要です。
吊るすことでパネル自身の重さが負荷となり、劣化を早めたり破損する原因になりますのでご注意ください。
次に、ソーラーパネルを「吊るす」設置方法についてご紹介します。
ソーラーパネルは、平らな面に置いて使用するよう設計されています。
そのため、「吊るす」設置は、パネルに余計な負荷をかけ、耐久性を低下させる可能性があります。
特に、パネルの端が固定されずにぶら下がっている状態は、パネルの変形や破損に繋がる恐れがあるため、注意が必要です。
設置スペースが限られている場合など、やむを得ず「吊るす」設置を行う場合は、パネルをしっかりと固定し、定期的に状態を確認することが重要です。
「スタンドを使用せずに使用(吊り下げて使う等)するとパネル面に負荷が掛かり故障の原因となります」と記載しているメーカーもあります
① ベランダの「一部」にしか太陽光が当たらないケースの設置
上の写真では、パイプハンガーにJackery SolarSaga 100を縦に使っています。
SolarSaga 100は、4kgと軽量で、長さが1220mmとコンパクトなため、吊り下げ設置が可能です。
一方、SolarSaga 200は、8kgと重量があり、長さが2335mmと長いため、吊り下げには適していません。
ベランダの一部にしか太陽光が当たらない場合、パネルを縦に設置することで、限られたスペースを有効活用できます。
特に、SolarSaga 100のようにパネル両端に穴が開いている設計は、セキュリティワイヤーやS字フックを用いて簡単に固定することが可能です。
ただし、ソーラーパネルを縦に吊り下げて使用する際は、パネルに過度な負荷がかかり、破損する可能性があるため、以下の点にご注意ください。
【パネルを縦向きに吊るして設置するときの注意点】
✔ 安定性の確保: パネルと吊り下げる土台が一体となって倒れないよう、十分な固定を行いましょう
✔ 落下防止: 万が一倒れた場合でも、パネルがベランダから落下しないよう、安全な場所に設置してください
✔ パネルへの負荷軽減: パネル下部に台を設置し、パネルにかかる自重による負荷を分散させましょう
✔ 日照角度: パネルを縦に吊り下げる場合、日照角度によって発電量が変化します。できれば最適な角度に調整できるよう工夫が必要です
✔ 配線: パネルと充電器を繋ぐ配線が、パネルの重みで引っ張られないよう、適切な長さで固定しましょう
② ベランダの「高い位置」にしか光が当たらないケースの設置
上の写真では、パイプハンガーにJackery SolarSaga 100を横向きに吊り下げて使用しています。
先に説明したように、重量のあるJackery SolarSaga 200と異なり、SolarSaga 100は軽量コンパクトなため、横向きでの吊り下げ設置が可能です。
パネル両端の穴にS字フックをかけて固定していますが、横向き設置には以下の点にご注意ください。
【パネルを横向きに吊り下げ設置する際の注意点】
✔ 安定性: パネルが風などで振動し、S字フックが外れて倒れる恐れがあります。十分に固定し、定期的に状態を確認しましょう
✔ 落下防止: 万が一倒れた場合でも、ベランダから落下しないよう、安全な場所に設置してください
✔ 折れ曲がり防止: 折りたたみ式パネルの場合、固定箇所がずれると、折り目部分から折れ曲がる可能性があります。ポールと同じ太さのS字フックを使用するなど、固定箇所が動かないよう工夫しましょう
✔ 日照角度:パネルを横向きに設置する場合、日照角度によって発電量が大きく変動します。季節や時間帯に合わせて、最適な角度に調整できるよう、可動式のフックなどを活用しましょう
✔ 配線の保護: 配線がパネルの重みで引っ張られ、断線する恐れがあります。適切な長さで固定し、たるみがないようにしましょう
ソーラーパネルの落下防止におすすめな固定器具
セキュリティワイヤー
最後に、ソーラーパネルの落下防止に役立つ固定器具として、ステンレス製のセキュリティワイヤーをご紹介します。
事例では、このワイヤーを使用してパネルを固定しています。
ステンレス製のため、屋外での使用に適しており、雨風にも強いのが特徴です。
最大荷重は約35kgと、照明器具や家具の落下防止などにも使用される丈夫なワイヤーです。
長さは50cmとやや長めですが、カラビナ(留め具)が取り外しできるため、パネルのサイズに合わせて調整が可能です。
カラビナ部分は鉄製なので長く使っていると多少錆びてきます。もし錆がひどくなったとしても、取り換えできるのは便利です
まとめ
この記事では、マンションベランダにソーラーパネルを設置し、ポータブル電源をソーラー充電するときの事例を紹介してきました。
ソーラー充電をベランダで安全に行うためには、パネルの安定性、落下防止、折れ曲がり防止、配線の保護、日照角度、そして固定器具の選び方などが重要です。
ご自宅のベランダの構造や広さ、周囲の環境はそれぞれ異なります。
記事内で紹介したソーラパネル設置事例を参考に、ご自宅のベランダに合った方法で、安全に十分配慮して設置するようにしてください。
✔ ご自宅のベランダに合わせて、安全に十分配慮した方法で設置する
✔ パネルの重量や形状に合わせた固定方法を選ぶ
✔ 風や雨など、外的要因による影響を考慮する
✔ 定期的に設置状態を確認し、安全性を確保する
✔ ステンレス製のセキュリティワイヤーなど、耐久性のある固定器具を使用する
マンションベランダでのソーラー発電については、こちらの記事もご覧ください
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