みなさんこんにちは ! ありーなです
ポータブル電源の購入をアンカーとジャクリの2社で迷っています
そんな声におこたえして、人気ポータブル電源メーカー2社(アンカーとジャクリ)をメーカーという大きな視点で比較します。最終的にはお気に入りの機種同士で比較する必要がありますが、まずはメーカーとしてどちらが良いのかを考える参考としてください
この記事を読むとこのようなことが分かります
【この記事でわかること】
✔AnkerとJackeryの会社概要・ミッション/ビジョン・商品ラインナップの違いが分かります
ぜひ最後までご覧ください
目次
Anker vs Jackery 企業概要の比較
1) 会社概要の比較
メーカー名 | Anker | Jackery |
---|---|---|
設立年 | 2011年 | 2012年 |
設立場所 | 中国湖南省 | 米シリコンバレー |
日本法人 | アンカー・ジャパン株式会社 | 株式会社Jackery Japan |
日本法人設立 | 2013年 | 2019年 |
生産国 | 中国 | 中国 |
詳細リンク | Anker会社概要 | Jackery会社概要 |
ジャクリはアメリカのシリコンバレーで生まれた会社ですが、ポータブル電源の製造はAnkerと同様に中国で行っています。
アンカーは2013年日本法人を設立していますが、ジャクリは少し遅れて2019年に設立です。
どちらの会社も日本法人があるので、日本語でサービスを受けることができます。
2) ミッション/ビジョンの比較
メーカー名 | Anker | Jackery |
---|---|---|
ミッション/ビジョン | Empowering Smarter Lives (ハードウェアの力で人々の生活を豊かにする) | グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する |
Ankerのミッション/ビジョンは「ハードウェアの力で人々の生活を豊かにする」で、人の生活を豊かにすることを最重要と考えていることが分かります。
一方のJackeryは、ミッション・ビジョンに据えた「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」ことを目指しています。
両社の商品ラインナップやサービス体制などを比較していくと、それぞれが掲げたミッション・ビジョンにもとづいた展開がされていることが見えてきます。
ポータブル電源選びをする上で参考となる結果で興味深い結果です。
3) ポータブル電源関連商品ラインナップの比較
「ハードウェアの力で人々の生活を豊かにする」を掲げているAnkerにとって、ポータブル電源は数ある商品の中の1ジャンルです。
モバイルバッテリーや充電器、ケーブル、USBハブなどと共に、人々の生活を豊かにするための商品として位置づけられています。
「Solixシリーズ」としてまとめられたポータブル電源は、「速い、パワフル、長寿命」が特徴で、「電力のある快適さと安全をすべての人に」提供することをコンセプトとしています。
大容量機種から小型機種までバランスよく配置されたポータブル電源の他ほか、さまざまなサイズのソーラーパネルやポータブル冷蔵庫をそろえています。
一方「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」を掲げているJackeryは、特徴が違う3つのシリーズ(Basicシリーズ、Proシリーズ、Plusシリーズ)のポータブル電源を展開しています。
同じ容量帯の中にも3シリーズの機種をバランスよく配置しており(例えば1000Wh以上の容量帯にJackery 1000、Jackery 1000Pro、Jackery 1000Plusの3機種を用意)、用途や好みに合わせた一台を選ぶことができるのが特徴です。
Anker、Bluettiなどの会社概要比較詳細は、こちらの記事をご覧ください
Anker vs Jackery サポート/サービス/保証の比較
1) サポート体制の比較
① 購入前・購入後の問い合わせ
問合せ方法 | Anker | Jackery |
---|---|---|
電話 | 〇 9:00-17:00(平日) | 〇 10:00-17:30(平日) |
メール | △ 購入した人向けの問合せフォーム※ | 〇 (問合せフォーム) 9:00-18:00(平日) 返信は2日以内に順次対応 |
チャット | 〇 9:00-17:00(平日) 購入前後の相談窓口 | 〇 10:00-18:00(平日) |
LINE | × | 〇 オペレーター対応:10:00-18:00(平日) 問合せ受付:24時間365日 |
詳細リンク | Ankerお問い合わせはこちら | Jackeryサポートはこちら |
Anker(アンカー)への問い合わせ
① 購入後の問合せはメール推奨?
Anker公式WEBサイトのカスタマーサポートページを開くと、画面中央に「メールでのお問い合わせ」と書いてあります。
そこをクリックすると「【Anker】カスタマーサポートへのお問い合わせ」という問い合わせフォームが開き、製品の名前やシリアル番号などの入力が求められます。
この問合せフォームを見る限り、Anker商品購入後の問合せはメールで行うことが推奨されているようです。
② 購入前の問合せはチャット推奨?
問合せフォームに製品の名前やシリアル番号などの入力が求められることから、購入前の問合せにこのメールは推奨されていないように思われます。
その証拠に、画面右下に「購入前後のご相談をチャットでお答えします」と表示されています。
購入前の問合せは、チャットで行うことを推奨しているようです。
③ 電話での問い合わせはできないの?
Anker公式WEBサイトのカスタマーサポートページにはメールとチャットの情報しか載っていません。
電話での問い合わせはできないのかと調べてみたら、アンカーダイレクト (Anker Direct)の商品ページに電話対応窓口の情報が載っていました。
アンカーダイレクト (Anker Direct)とはAnker商品を扱うオンライン直営店で、アマゾン、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどに店舗を持っています。
その内の楽天市場店とYahoo!ショッピング店の商品ページに、上の写真のような情報が掲載されていました。
実際に電話してみたら、Anker商品全体の問合せ窓口でした。自動音声でポータブル電源(その他)を選ぶとオペレーターが対応してくれて、購入前の質問にも丁寧に答えてくれました
Jackery(ジャクリ)への問合せ
ポータブル電源専門メーカーであるジャクリは、ポータブル電源購入者へのサポート体制が充実しています。
電話・メール・チャット・LINEと問合せ方法は多様で、対応も迅速丁寧です。
AnkerもJackeryも日本法人があるので、すべての問い合わせは日本語で可能です
Jackeryへの問い合わせについては、こちらの記事もご覧ください
② 購入後のアフターサービス
アフターサービス | Anker ※ | Jackery ※ |
---|---|---|
商品の欠陥や不良などがあった場合の返品 | ー | 開封・使用済みに関わらず、製品購入日から30日以内に返品の申し出があれば可 (返品時送料はJackey負担) |
商品の欠陥や不良などがあった場合の交換 | 商品保証期間内に申し出があれば無償修理or交換 (返品時送料はAnker負担) | 商品保証期間内に交換の申し出があれば無償修理or交換 (返品時送料はJackey負担) |
購入者都合による返品・交換 | 間違った商品を購入した場合(開封後でも可)、注文から30日以内にカスタマーサービスに相談(返品時送料は購入者負担) | 製品到着日から7日以内に限り可 (但し未使用・未開封の場合) 返品時送料は購入者負担 |
詳細リンク | 保証についてはこちら | 返品交換ポリシーはこちら |
購入後のアフターサービスはアンカーもジャクリも特徴があります。
アンカーは購入者都合による返品が「注文から30日以内」とジャクリの7日以内より長いのが特徴です。
ジャクリは商品の欠陥や不良があった場合、商品の交換だけでなく返品も対応してもらえつのが特徴的です。
2) 保証制度の比較
メーカー名 | Anker | Jackery | ||
---|---|---|---|---|
ポータブル電源 | 最長5年 | 全機種 | 最長5年 (3年+2年無料延長) | Proシリーズ/Plusシリーズ※ |
最長3年 (2年+1年無料延長) | Basicシリーズ | |||
2年 | Jackery 100Plus | |||
ソーラーパネル | 最長2年半 (24ヶ月+6ヶ月) | Anker531 | 最長5年 (3年+2年無料延長) | Jackery SolarSaga 200 Jackery SolarSaga 80 |
最長2年 (18ヶ月+6ヶ月) | PS400/Anker625 | 最長3年 (2年+1年無料延長) | Jackery SolarSaga 100 |
ポータブル電源の保証期間については、アンカーはすべての機種で5年保証が付いているのが特徴的です。
ソーラーパネルの保証期間は、アンカーが2年~2年半なのに対して、ジャクリは最長3年もしくは最長5年付けているのが特徴的です。
3) 廃棄のしやすさの比較
回収サービス名 | Anker ポータブル電源回収サービス | Jackery 無償回収・リサイクルサービス |
---|---|---|
対象商品 | ポータブル電源 ※ (Anker製品なら正規取扱店以外や中古で購入したものも可) | 国内で販売されたJackeryポータブル電源本体 ※ |
費用 | 無料 (送料は購入者負担:元払い) | 無料 (送料は購入者負担:元払い) |
AnkerもJackeryもポータブル電源の無償回収サービスを行っています。
AnkerのWEBサイトには「Anker製品なら正規取扱店以外や中古で購入したものも可」の旨記載されていますが、JackeryのWEBサイトには「国内で販売されたJackeryポータブル電源本体」とだけ書かれています。
「国内で販売された」とあるのでおそらく「正規取扱店以外や中古で購入したものも可」という意味だと思われます。
ポータブル電源の回収サービスのないメーカーの商品は、住んでいる自治体で廃棄するのが原則です。回収方法を調べてごみ処理場に持ち込む手間を考えると、回収してくれるメーカーで購入する方が楽でおすすめです。廃棄費用も掛からないため金銭面でも助かります
ポータブル電源を初めて買う人は、こちらの記事もご覧ください
Anker vs Jackery ポータブル電源全体像の比較
1) 選びやすさの比較
① ポータブル電源のシリーズ展開
Anker | Jackery | |
---|---|---|
シリーズ展開 | Solixシリーズとそれ以外 | Basic/Pro/Plusの3シリーズ |
シリーズの内容 | Solixシリーズ:2023年に発売された最新機種。リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種のシリーズで「速い・パワフル・長寿命」がコンセプト | Basic:三元系リチウムイオン電池搭載 Pro:三元系リチウムイオン電池搭載 急速充電対応 Plus:リン酸鉄リチウムイオン電池搭載 急速充電対応 |
アンカーのポータブル電源はすべてリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種です。
「速い・パワフル・長寿命」をコンセプトに2023年に発売された最新機種4機種は、Solixシリーズと命名されました。
それ以前に販売されていた機種はSolixシリーズには含まれていませんが、引き続きアンカーのポータブル電源ラインナップとして販売されています。
一方のJakceryは、三元系リチウムイオン電池を搭載したBasicシリーズとProシリーズ、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したPlusシリーズの3シリーズを展開しています。
BasicシリーズとProシリーズの違いの一番大きな点は急速充電に対応しているかどうかで、Plusシリーズは急速充電に対応しています。
ジャクリポータブル電源のシリーズ展開の詳細は、こちらの記事をご覧ください
ほとんどすべてのポータブル電源メーカーが「リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種」だけを販売する中、ジャクリは三元系リチウムイオン電池搭載機種とリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種の両方を販売し続けています。
それはジャクリのミッション/ビジョン「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」を実現するためであり、それぞれの電池が持っている特性を生かすことで、顧客の選択肢を増やす商品展開を実現しています
【三元系リチウムイオン電池の主な特徴】
メリット | ・エネルギー密度が高い⇒ 軽くてコンパクトに作れる |
デメリット | (リン酸鉄リチウムイオン電池と比べると) 安全性が低い/短寿命/自然放電しやすい |
【リン酸鉄リチウムイオン電池の主な特徴】
メリット | ・安全性が高い/長寿命/長時間放置しても自然放電しづらい ⇒長く安全に使える |
デメリット | (三元系リチウムイオン電池と比べると) 重くて大きい/値段が高め |
ジャクリの三元系・リン酸鉄ポータブル電源については、こちらの記事もご覧ください
② ホームページの見やすさ
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取扱商品の多いアンカーは、モバイルバッテリーや充電器、ケーブル、USBハブなどと並ぶ形でポータブル電源を掲載しています(写真左)。
数ある商品の中からポータブル電源を選ぶためには「ANKER」から「ポータブル電源」や「ソーラーパネル」を選択します。
選択すると商品写真がずらっと表示されるので、お目当ての機種を選んで開きます。
ジャクリのWEBサイト(写真右)で「製品情報」をクリックすると、さらに商品カテゴリーごと(Solar Generator、ポータブル電源、ソーラーパネルなど)のページを選べます。
そしてそのカテゴリーを選ぶと、カテゴリー内の商品が一覧写真で見れるページが開きます。
2) お求めやすさの比較
① ポータブル電源などの正規品を購入できる場所
オンライン | Anker | Jackery |
---|---|---|
公式ストア | Anker公式サイト | Jackery公式オンラインストア |
楽天市場 | アンカー・ダイレクト楽天市場店 | Jackery 公式楽天市場店 |
Yahoo!ショッピング | Anker Direct Yahoo!ショッピング | Jackery 公式ヤフー店 |
アマゾン | Anker Direct @Amazon.co.jp | Jackery 公式Amazon店 |
他 | Anker Direct PayPayモール | なし |
Anker Direct au PAYマーケット |
Ankerはモバイルバッテリーやワイヤレスイヤホンなど、日本国内で多くの商品を販売しています。
そのため販売している店舗も多く、オンラインではPayPayモールやau PAYマーケットにも直営店(Anker Direct)があります。
またオンラインストアだけでなく、実店舗としてのAnkerストアやAnkerコーナー(家電量販店などの中に設置した常設アンカー直営店)も数多くあるのが特徴です。
ポータブル電源がすべてのAnkerストアやAnkerコーナーに置いてあるわけではありません。訪問する際はお目当てのポータブル電源が置いてあるかを事前に問い合わせてることをおすすめします
オンラインストアではそれぞれが異なるタイミングでセールや安売りを実施しています。
その時々で価格が変動していますので、最安値を調べてから購入することをおすすめします。
Anker、Jackery公式ストアの最安値検索は、こちらをご覧ください
公式オンラインショップで購入した商品はアフターサービスや保証の対象となりますが、他のオンライン販売店やフリマサイトの出品者などから購入した商品は製品の品質が保証できないため、メーカー正規保証が受けられません
③ ポータブル電源などの中古品の入手のしやすさ
安全性の観点やメーカー保証を受けられないことから、ポータブル電源を中古で購入することはおすすめしません。
しかしメーカーによっては中古品を整備して販売しているところもあり、ブルーティやエコフローのように公式オンラインストア上で「認定整備済製品」を販売しているメーカーもあります。
今回比較しているアンカーとジャクリは、「認定整備済製品」の販売はしていませんが、ジャクリは公式楽天市場店と公式ヤフー店で中古商品も扱っています。
Jackeryの中古品については、こちらの記事もご覧ください
④ ポータブル電源1Wh当りの価格(コスパ)比較
容量 | Anker | Jackery |
---|---|---|
3000Wh以上 | ・Anker Solix F3800 Portable Power Station (182.27円/Wh) | ・Jackery 3000 Pro (138.51円/Wh) |
2000Wh以上 | ・Anker 767 Portable Power Station (146.44円/Wh) | ・Jackery 2000 Pro (131.94円/Wh) ・Jackery 2000 Plus (139.51円/Wh) |
1000Wh以上 | ・Anker Solix F1500 Portable Power Station (123.63円/Wh) ・Anker 757 Portable Power Station (138.24円/Wh) ・Anker Solix C1000 Portable Power Station (132.48円/Wh) ・Anker 555 Portable Power Station (146.39円/Wh) | ・Jackery 1500 (117.16円/Wh) ・Jackery 1500 Pro (132.14円/Wh) ・Jackery 1000 Plus (132.84円/Wh) ・Jackery 1000 Pro (149.50円/Wh) ・Jackery 1000 (139.52円/Wh) |
500Wh以上 | ・Anker Solix C800 Portable Power Station (130.20円/Wh) ・Anker 535 Portable Power Station (126.76円/Wh) | ・Jackery 708 (119.35円/Wh) |
499Wh以下 | ・Anker 522 Portable Power Station (124.97円/Wh) ・Anker 521 Portable Power Station (116.80円/Wh) ・Anker PowerHouse 90(228.2/Wh) | ・Jackery 400 (122.33円/Wh) ・Jackery 300 Plus (138.19円/Wh) ・Jackery 240 (123.19円/Wh) ・Jackery Explorer 100 Plus (160.28円/Wh) |
ポータブル電源のコスパの良さを図る指標として「容量1Wh当りの価格」があります。
あくまでも参考程度の指標ですが、各社の設計・販売のコンセプトの一部を垣間見ることのできる指標ともいえそうです。
上の表は、機種ごとの「容量1Wh当りの価格」をまとめたものです。
全体的に見ると、アンカーよりジャクリの方が多少安くなっています。
単純平均して比べてみると、アンカー(11機種)が145.13円/Whに対し、ジャクリ(13機種)が134.19円/Whで、10.94円/Whの差があります(Anker PowerHouse 90がとびぬけて高いことが影響しています)。
3) ポータブル電源の使いやすさ比較
① 1Wh当りの重量比較
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ポータブル電源の使いやすさを決める外形的要素の1つが「軽さ」です。
アンカーとジャクリが出しているポータブル電源全機種の重量について、全体像を見てみましょう。
上のグラフは、ポータブル電源の重量を容量 (Wh)で割り、1Wh当りの重量 (g) を比較したものです。
単純平均して比べてみるとアンカー(11機種)が1.35g/Whに対し、ジャクリ(13機種)が1.1g/Whです。
ジャクリの方が0.25g/Wh軽くなっていますが、13機種中9機種で三元系リチウムイオン電池を採用しているジャクリが軽いのは当然の結果です。
そこでリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種だけで比較してみたところ、アンカー(11機種)が1.35g/Whに対し、ジャクリ(4機種)が1.20g/Whとなりました。
リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種だけで比較しても、アンカーの方が0.15g/Wh重いということは、重量面ではジャクリの方が優れているといえそうです。
今回比較したのは、メーカーとして「重量」をどのように考えているのかを見るためだけの参考値です。具体的な機種選びをするときは、お目当てのポータブル電源の重量を自分が使いこなせそうかをよく考える必要があります
ポータブル電源の重量をそのままグラフにしたものも参考まで掲載しておきます。
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② 1Wh当りのサイズ比較
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ポータブル電源の使いやすさを決める外形的要素の2つ目が「サイズ」です。
アンカーとジャクリが出しているポータブル電源全機種のサイズについて、全体像を見てみましょう。
上のグラフは、ポータブル電源のサイズ(縦・横・奥行の3辺合計)を容量 (Wh)で割り、1Wh当りのサイズ (mm) を比較したものです。
単純平均して比べてみるとアンカー(11機種)が1.32mm/Whに対し、ジャクリ(13機種)が1.11mm/Whでした。
サイズ面では、ジャクリの方が0.21mm/Wh小さくなっています(Anker PowerHouse 90がとびぬけて大きいことが影響しています)。
今回比較したのは、メーカーとして「サイズ」をどのように考えているのかを見るためだけの参考値です。具体的な機種選びをするときは、お目当てのポータブル電源のサイズで自分が使いこなせそうか、置く予定の場所に収まりそうかをよく考える必要があります
ポータブル電源のサイズ(縦・横・奥行の3辺合計)をそのままグラフにしたものも参考まで掲載しておきます
※ 画像をクリックすると拡大してみることができます
③ 購入者評価の比較(ポータブル電源)
容量 | Anker | Jackery |
---|---|---|
3000Wh以上 | ・Anker Solix F3800 Portable Power Station (ー) | ・Jackery 3000 Pro (ー) |
2000Wh以上 | ・Anker 767 Portable Power Station (4.0) | ・Jackery 2000 Pro (4.3) ・Jackery 2000 Plus (4.8) |
1000Wh以上 | ・Anker Solix F1500 Portable Power Station (ー) ・Anker 757 Portable Power Station (4.4) ・Anker Solix C1000 Portable Power Station (4.5) ・Anker 555 Portable Power Station (4.6) | ・Jackery 1500 (4.4) ・Jackery 1500 Pro (4.4) ・Jackery 1000 Plus (4.3) ・Jackery 1000 Pro (4.4) ・Jackery 1000 (4.5) |
500Wh以上 | ・Anker Solix C800 Portable Power Station (4.7) ・Anker 535 Portable Power Station (4.5) | ・Jackery 708 (4.5) |
499Wh以下 | ・Anker 522 Portable Power Station (3.1) ・Anker 521 Portable Power Station (4.3) ・Anker PowerHouse 90(4.0) | ・Jackery 400 (4.5) ・Jackery 300 Plus (4.6) ・Jackery 240 (4.5) ・Jackery Explorer 100 Plus (ー) |
実際に購入した人の評価は、ポータブル電源を選ぶ上で参考となります。
上の表は、大手ECサイトに掲載されていたポータブル電源購入者の評価をまとめたものです(2024年1月1日現在)。
もちろん機種により違いはありますが、アンカーもジャクリも全体的に高めの評価です(Anker 522だけ3.1と極端に低い)。
単純平均して比べてみるとアンカー(9機種)が4.2に対し、ジャクリ(11機種)が4.5と0.3の差となりました。
ポータブル電源の口コミ・レビューに関する記事は、こちらをご覧ください
ポータブル電源のレビュー・口コミ記事は、こちらをご覧ください
まとめ
今回は人気ポータブル電源のメーカー2社(Anker、Jackery)について、メーカーという大きな視点で比べてみました。
ポータブル電源メーカーという同じ業種であっても、各社が目指すミッションやビジョンによって商品やサービスが異なっているという興味深い結果でした。
アンカーのポータブル電源はどの容量帯にもバランスよく商品を配置しており、モバイルバッテリーや充電器などとあわせて、Ankerとして「人々の生活を豊かにするハードウェア」を提供していることが分かりました。
ジャクリは容量1000Whクラスと499Wh以下のポータブル電源に重きを置きながら、3つのシリーズを展開することで、「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供」していることが分かりました。
最終的には機種同士の比較によって購入するポータブル電源を決めることになりますが、メーカーごとの特徴や強み・弱みを知っておくことも一つの判断材料になり得ます。
機種同士の比較記事もいくつか書いていますので、ぜひご覧ください
実際の機種選びの際は、こちらの記事もご覧ください
AnkerとJackeryのポータブル電源比較は、こちらの記事をご覧ください
容量ごとのポータブル電源機種比較は、こちらの記事をご覧ください
【人気メーカー4社のセール情報】
Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackeryのセール、お買い得情報を紹介します
●アンカー公式オンラインストアで開催中のセールはありません
●ブルーティ公式オンラインストアでは、サマービッグセール開催中です
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●ジャクリ公式オンラインストアで開催中のセールはありません