みなさんこんにちは ! ありーなです
ポータブル電源の購入をエコフローとジャクリの2社で迷っています
そんな声におこたえして、人気ポータブル電源メーカー2社(エコフローとジャクリ)をメーカーという大きな視点で比較します。最終的にはお気に入りの機種同士で比較する必要がありますが、まずはメーカーとしてどちらが良いのかを考える参考としてください
この記事を読むとこのようなことが分かります
【この記事でわかること】
✔EcoFlowとJackeryの会社概要・ミッション/ビジョン・商品ラインナップの違いが分かります
ぜひ最後までご覧ください
目次
EcoFlow vs Jackery 企業概要の比較
1) 会社概要の比較
メーカー名 | EcoFlow | Jackery |
---|---|---|
設立年 | 2017年 | 2012年 |
設立場所 | 中国深セン | 米シリコンバレー |
日本法人 | EcoFlow Technology Japan | 株式会社Jackery Japan |
日本法人設立 | 2019年 | 2019年 |
生産国 | 中国 | 中国 |
詳細リンク | EcoFlow会社概要 | Jackery会社概要 |
ジャクリはアメリカのシリコンバレーで生まれた会社ですが、ポータブル電源の製造はEcoFlowと同様に中国で行っています。
エコフローもジャクリも2019年に日本法人を設立しており、しっかりとしたサービスを日本語で迅速に受けることができます。
2) ミッション/ビジョンの比較
メーカー名 | EcoFlow | Jackery |
---|---|---|
ミッション | 個人、家族、社会全体にスマートで環境に優しいエネルギーソリューションを提供する | グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する |
ビジョン | そのパワーが、新しい世界へ |
EcoFlowのミッションは「スマートで環境に優しいエネルギーソリューションを提供する」でビジョンは「そのパワーが、新しい世界へ」です。
この2つから、同社は新しいテクノロジー(技術)により、人々が共有できる環境に優しい未来を目指していると分かります。
一方のJackeryは、ミッション・ビジョンに据えた「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」ことをは目指しています。
両社の商品ラインナップやサービス体制などを比較していくと、それぞれが掲げたミッション・ビジョンにもとづいた展開がされていることが見えてきます。
ポータブル電源選びをする上で参考となる結果で興味深い結果です。
3) ポータブル電源関連商品ラインナップの比較
EcoFlowはポータブル電源やソーラーパネル以外にも、パワーシステムや常時バックアップソリューション、スマートデバイスなど、幅広い商品ラインナップを展開しています。
エコフローのミッション/ビジョンで見た通り、新しい技術(テクノロジー)でさまざまなエネルギーソリューションを提供していることが分かります。
一方Jackeryは、ポータブル電源とソーラーパネルに特化したラインナップを展開しています。
ポータブル電源というカテゴリーの中に、特徴が違う3つのシリーズ(Basicシリーズ、Proシリーズ、Plusシリーズ)を展開しており、同じ容量帯の中に容量の似通った複数機種を用意しています(例えば1000Wh以上の容量帯にJackery 1000、Jackery 1000Pro、Jackery 1000Plusの3機種を用意)。
ジャクリのミッション/ビジョンは「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」ことです。
3つあるシリーズの中から、自分の用途や好みに合わせた一台を選ぶことができるような商品展開をしています。
Anker、Bluettiの会社概要比較詳細は、こちらの記事をご覧ください
EcoFlow vs Jackery サポート/サービス/保証の比較
1) サポート体制の比較
① 購入前・購入後の問い合わせ
問合せ方法 | EcoFlow | Jackery |
---|---|---|
電話 | △ (電話対応は保証・修理の相談のみ) | 〇 10:00-17:30(平日) |
メール | 〇 (問合せフォーム) 時間:記載なし 返信は3営業日以内を心掛けている | 〇 (問合せフォーム) 9:00-18:00(平日) 返信は2日以内に順次対応 |
チャット | 〇 時間:記載なし | 〇 10:00-18:00(平日) |
LINE | × | 〇 オペレーター対応:10:00-18:00(平日) 問合せ受付:24時間365日 |
詳細リンク | EcoFlowお問い合わせはこちら | Jackeryサポートはこちら |
EcoFlowもJackeryも日本法人があり、すべての問い合わせは日本語で可能です。
問い合わせ方法はジャクリの方が多岐にわたり、購入前の相談などの問い合わせに対しても電話で対応してもらえるのは便利です。
個人的な印象ですが、ジャクリの問い合わせ対応はいつも迅速で丁寧です。いくつものメーカーに問い合わせをしていますが、ジャクリの問い合わせ対応はポータブル電源業界でトップレベルです
Jackeryへの問い合わせについては、こちらの記事もご覧ください
② 購入後のアフターサービス
アフターサービス | EcoFlow | Jackery |
---|---|---|
商品の欠陥や不良などがあった場合の返品 | ー | 開封・使用済みに関わらず、製品購入日から30日以内に返品の申し出があれば可 (返品時送料はJackey負担) |
商品の欠陥や不良などがあった場合の交換 | 商品到着後30日以内のメール連絡があれば交換可能 | 商品保証期間内に交換の申し出があれば無償修理or交換 (返品時送料はJackey負担) |
購入者都合による返品・交換 | 受け付けていない | 製品到着日から7日以内に限り可 (但し未使用・未開封の場合) 返品時送料は購入者負担 |
詳細リンク | 保証についてはこちら | 返品交換ポリシーはこちら |
購入後のアフターサービスはジャクリの方が勝っています。
商品の欠陥や不良があった場合、商品の交換だけでなく返品も対応してもらえますし、購入者の自己都合による返品・交換にも対応する仕組みが用意されています。
2) 保証制度の比較
メーカー名 | EcoFlow | Jackery | ||
---|---|---|---|---|
ポータブル電源 | 5年 | DELTA2 Max | 最長5年 (3年+2年無料延長) | Proシリーズ/Plusシリーズ※ |
最長5年 (2年+3年無料延長) | DELTA Pro/DELTA2/RIVER2 Pro/RIVER2 Max/RIVER2 | 最長3年 (2年+1年無料延長) | Basicシリーズ | |
最長3年 (2年+1年無料延長) | DELTA Max 2000/DELTA Max 1600 | 2年 | Jackery 100Plus | |
2年 | RIVER/RIVER Max/RIVER Pro | |||
ソーラーパネル | 全てのソーラーパネル | 1年 | 最長5年 (3年+2年無料延長) | Jackery SolarSaga 200 Jackery SolarSaga 80 |
最長3年 (2年+1年無料延長) | Jackery SolarSaga 100 |
保証期間は総合的に見て、ジャクリの方が勝っています。
ポータブル電源の保証期間は機種によって異なりますが、ソーラーパネルの保証はジャクリの方がかなり長く受けられます。
EcoFlowの1年に対して、Jackeryは最長3年もしくは最長5年あるので安心です。
3) 廃棄のしやすさの比較
回収サービス名 | EcoFlow エコリサイクルサービス | Jackery 無償回収・リサイクルサービス |
---|---|---|
対象商品 | EcoFlowポータブル電源本体 ※ | 国内で販売されたJackeryポータブル電源本体 ※ |
費用 | 無料 (送料は購入者負担:元払い) | 無料 (送料は購入者負担:元払い) |
EcoFlow、Jackeryのどちらとも、ポータブル電源の無償回収サービスを行っています。
回収サービスのないメーカーの製品であれば、住んでる自治体の回収方法を調べて自分で廃棄する必要が出てきます。
自治体での廃棄は、クリーンセンターに自分で持ち込まなければならないケースや、廃棄にお金がかかるケースなどがありますので意外と手間がかかります。
両社とも回収したポータブル電源は解体し、資源として有効活用(リユース等)しています。社会貢献の一つとして環境負荷を軽減しています
両社の比較を通して、「ジャクリが顧客との接点に力を入れている」ということが見えてきました。サポート体制が充実しているということは、ポータブル電源の知識がない人にとっても、初めてポータブル電源を買う人にとっても安心して使うことができるということです。
ジャクリが掲げている「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」というミッション/ビジョンが、サポート体制の充実という形で具体化されています
ポータブル電源を初めて買う人は、こちらの記事もご覧ください
EcoFlow vs Jackery ポータブル電源全体像の比較
1) 選びやすさの比較
① ポータブル電源のシリーズ展開
EcoFlow | Jackery | |
---|---|---|
シリーズ展開 | DELTA/RIVERの2シリーズ | Basic/Pro/Plusの3シリーズ |
シリーズの内容 | DELTA:容量1000Wh以上 RIVER:容量1000Wh未満 | Basic:三元系リチウムイオン電池搭載 Pro:三元系リチウムイオン電池搭載 急速充電対応 Plus:リン酸鉄リチウムイオン電池搭載 急速充電対応 |
EcoFlowは、容量1000Wh以上がDELTAシリーズ、容量1000Wh未満がRIVERシリーズとなっています。
どちらのシリーズにもリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種と三元系リチウムイオン電池搭載機種が入っていますが、電池の種類ではなく容量でシリーズ分けしています。
シリーズごとにポータブル電源のデザインが異なっているので、違いが分かりやすいのが特徴です。
一方のJakceryは、三元系リチウムイオン電池を搭載したBasicシリーズとProシリーズ、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したPlusシリーズの3シリーズを展開しています。
BasicシリーズとProシリーズの違いの一番大きな点は急速充電に対応しているかどうかで、Plusシリーズは急速充電に対応しています。
ジャクリポータブル電源のシリーズ展開の詳細は、こちらの記事をご覧ください
ほとんどすべてのポータブル電源メーカーが「リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種」だけを販売する中、ジャクリは三元系リチウムイオン電池搭載機種とリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種の両方を販売し続けています。
それはジャクリのミッション/ビジョン「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」を実現するためであり、それぞれの電池が持っている特性を生かすことで、顧客の選択肢を増やす商品展開を実現しています
【三元系リチウムイオン電池の主な特徴】
メリット | ・エネルギー密度が高い⇒ 軽くてコンパクトに作れる |
デメリット | (リン酸鉄リチウムイオン電池と比べると) 安全性が低い/短寿命/自然放電しやすい |
【リン酸鉄リチウムイオン電池の主な特徴】
メリット | ・安全性が高い/長寿命/長時間放置しても自然放電しづらい ⇒長く安全に使える |
デメリット | (三元系リチウムイオン電池と比べると) 重くて大きい/値段が高め |
ジャクリの三元系・リン酸鉄ポータブル電源については、こちらの記事もご覧ください
② ホームページの見やすさ
EcoFlow | Jackery |
---|---|
PRページ | PR/オンラインストアページ |
オンラインストアページ |
上のリンクのように、エコフローのホームページはPRページの中にオンラインストアページが入っている構造です。
PRページはビジュアル重視、オンラインストアページは販売重視で作られているように見えますが、同じ機種の説明が2か所でされているため重複しているようにも感じます。
一方ジャクリのホームページは、PRとオンラインストアページが1つにまとまった構造となっています。
※ 画像をクリックすると拡大してみることができます
エコフローのオンラインストアページでは、商品はカテゴリーごと(ポータブル電源やソーラーパネル、スマートデバイスなど)に探すことができます。
しかし上の写真(左側)のように、カテゴリーページを開いても一度に見られる商品数が限られています。
全商品を見るためには「もっと見る」という所をクリックする必要があるため多少不便に感じます。
一方のジャクリホームページでも商品はカテゴリーごと(Solar Generatorやポータブル電源、ソーラーパネルなど)に探すことができますが、一度に見られる商品数が多いため不便さを感じません。
個人的にはジャクリの方がすっきりしていて見やすいように感じますが、受け取り方は人それぞれです。ジャクリと比べるとエコフローの方が商品数(ラインナップ)が圧倒的に多いため、仕方がないのかもしれません
2) お求めやすさの比較
① ポータブル電源などの正規品を購入できる場所
EcoFlow | Jackery | |
---|---|---|
公式ストア | EcoFlow公式オンラインストア | Jackery公式オンラインストア |
楽天市場 | EcoFlow公式楽天市場店 | Jackery 公式楽天市場店 |
Yahoo!ショッピング | EcoFlow公式ヤフーショップ | Jackery 公式ヤフー店 |
アマゾン | EcoFlow公式Amazonストア | Jackery 公式Amazon店 |
EcoFlowもJackeryも公式オンラインストアに加え、楽天市場、ヤフーショッピング、Amazonの計4つの公式オンラインストアを展開しています。
またEcoFlowは、WEBサイト上でエコフロー商品を扱っている家電量販店を探せます。
ポータブル電源を実際に見てみたい人にとっては、ありがたい情報です。
それぞれが異なるタイミングでセールや安売りを実施していますので、最安値を調べてから購入するのがおすすめです。
EcoFlow、Jackery公式ストアの最安値検索は、こちらをご覧ください
公式オンラインショップで購入した商品はアフターサービスや保証の対象となりますが、他のオンライン販売店やフリマサイトの出品者などから購入した商品は製品の品質が保証できないため、メーカー正規保証が受けられません
② セールの頻度・割引率
EcoFlow | Jackery | |||
---|---|---|---|---|
1 | 2023新春初売り | 最大30%割引 | 年末年始セール | 最大20%割引 |
2 | Winterキャンペーン | 最大30%割引 | 節電応援セール | 最大30%割引 |
3 | 期間限定セール | 最大35%割引 | SPRING SALE | 最大25%割引 |
4 | 省エネ・節電応援キャンペーン | 最大40%割引 | 新生活応援セール | 最大20%割引 |
5 | 期間限定セール | 最大35%割引 | EARTH DAY SALE(第1弾) | 最大37%割引 |
6 | ラッキールーレットキャンペーン | 最大30%割引 | EARTH DAY SALE(第2弾) | 最大37%割引 |
7 | サマーキャンペーン | 最大40%割引 | EARLY SUMMER SALE | 最大25%割引 |
8 | 期間限定セール | 最大35%割引 | アーリーサマーセール | 最大30%割引 |
9 | 期間限定セール | 最大35%割引 | サマーセール | 最大35%割引 |
10 | 期間限定セール | 最大40%割引 | パワフル防災セール | 最大30%割引 |
11 | 期間限定セール | 最大40%割引 | オータムセール | 最大35%割引 |
12 | ブラックフライデーセール | 最大50%割引 | ブラックフライデーセール | 最大40%割引 |
13 | クリスマスセール | 最大50%割引 | 年末年始セール | 最大35%割引 |
2023年に公式オンラインストアで行われたセールはエコフロー、ジャクリとも13回で、1ヶ月に1回以上の頻度でセールが開催されていることになります。
このほか楽天市場店、ヤフー店、アマゾン店でもセールを実施していますので、1年を通してどこかのサイトでセールや割引が実施されていると言っても良いほどです。
各セールでの最大割引率は表に書かれている通りEcoFlowの方が高めですが、お目当ての商品がどれだけ安くなっているかはセールの度に異なります。
2023年EcoFlow、Jackeryセールでの機種ごとの割引は、こちらをご覧ください
③ ポータブル電源などの中古品の入手のしやすさ
安全性の観点やメーカー保証を受けられないことから、ポータブル電源を中古で購入することはおすすめしません。
しかしメーカーによっては中古品を整備して販売しているところもあり、エコフローは公式オンラインストア上で「EcoFlow認定整備済製品」を販売しています。
認定整備済製品販売とは、新品商品ではありませんが、エコフローがきちんと整備をしたものをかなり安い金額で販売するもので、エコフローのWEBサイトには次のように書かれています。
EcoFlow認定整備済製品はすべて、完全な動作テストを含む厳格なプロセスで再整備を受けており、お得な特別価格で購入できます。
EcoFlow純正の交換部品を使用し、徹底的な点検とクリーニングが実施された整備済みの製品をお届けします。認定整備済製品には、新品と同じアクセサリやケーブルが同梱され、出荷時と同じ化粧箱に入れて配送されます。
EcoFlow認定整備済製品の販売ページは こちら をご覧ください。
またEcoFlowは公式ヤフーショップや公式ヤフオク店でも中古品を販売しています。
一方Jackeryには「認定整備済製品」というものはありません。
ジャクリ公式楽天市場店やYahoo!店で中古品の販売もしていますが、数は多くありません。
メーカーが保証したポータブル電源を少しでも安く購入するのであれば、EcoFlowの認定整備済製品は一つの選択肢です。EcoFlow認定整備済製品の保証期間は6か月間と短くなりますが、その分かなりお安く買えます。認定整備済製品に関する返金・交換・トラブルなどの詳細は こちら のページの下の方に書かれています。購入を検討されるときにはぜひご覧ください
各メーカーの中古品購入については、こちらの記事もご覧ください
④ ポータブル電源1Wh当りの価格(コスパ)比較
容量 | EcoFlow | Jackery |
---|---|---|
3000Wh以上 | ・DELTA Pro ULTRA (238.33/Wh) ・DELTA Pro (122.22円/Wh) | ・Jackery 3000 Pro (138.51円/Wh) |
2000Wh以上 | ・DELTA2 Max (124.07円/Wh) ・DELTA Max2000 (120.04円/Wh) | ・Jackery 2000 Pro (131.94円/Wh) ・Jackery 2000 Plus (139.51円/Wh) |
1000Wh以上 | ・DELTA Max1600 (116円/Wh) ・DELTA 2 (139.65円/Wh) | ・Jackery 1500 (117.16円/Wh) ・Jackery 1500 Pro (132.14円/Wh) ・Jackery 1000 Plus (132.84円/Wh) ・Jackery 1000 Pro (149.50円/Wh) ・Jackery 1000 (139.52円/Wh) |
500Wh以上 | ・RIVER2 Pro (114.58円/Wh) ・RIVER Pro (110.83円/Wh) ・RIVER Max (110.76円/Wh) ・RIVER2 Max (126.76円/Wh) | ・Jackery 708 (119.35円/Wh) |
499Wh以下 | ・RIVER2 (116.8円/Wh) | ・Jackery 400 (122.33円/Wh) ・Jackery 300 Plus (138.19円/Wh) ・Jackery 240 (123.19円/Wh) ・Jackery Explorer 100 Plus (160.28円/Wh) |
ポータブル電源のコスパの良さを図る指標として「容量1Wh当りの価格」があります。
あくまでも参考程度の指標ですが、各社の設計・販売のコンセプトの一部を垣間見ることのできる指標ともいえそうです。
上の表は、機種ごとの「容量1Wh当りの価格」をまとめたものです。
全体的に見て、エコフローよりジャクリの方が高めであることが分かります。
単純平均して比べてみると、エコフロー(10機種)が120.17円/Whに対し、ジャクリ(13機種)が134.19円/Whで、14.07円/Whの差があることが見えてきます。
EcoFlow DELTA Pro ULTRAはバッテリーとインバータがそれぞれ独立しておりつないで使います。他機種とは異なった構造のため、この記事でしている比較の数字にDELTA Pro ULTRAは含めず、エコフローはその他の10機種だけで比較しています
3) ポータブル電源の使いやすさ比較
① 1Wh当りの重量比較
※ 画像をクリックすると拡大してみることができます
ポータブル電源の使いやすさを決める外形的要素の1つが「軽さ」です。
エコフローとジャクリが出しているポータブル電源全機種の重量について、全体像を見てみましょう。
上のグラフは、ポータブル電源の重量を容量 (Wh)で割り、1Wh当りの重量 (g) を比較したものです。
単純平均して比べてみるとエコフロー(10機種)が1.19g/Whに対し、ジャクリ(13機種)が1.1g/Whです。
ジャクリの方が0.09g/Wh軽くなっていますが、13機種中9機種で三元系リチウムイオン電池を採用しているジャクリが軽いのは当然の結果です。
リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種だけで比較すると、エコフロー(10機種)が1.19g/Whに対し、ジャクリ(4機種)が1.20g/Whとなっており、エコフローの方が0.01g/Wh軽いという結果になりました。
今回比較したのは、メーカーとして「重量」をどのように考えているのかを見るためだけの参考値です。具体的な機種選びをするときは、お目当てのポータブル電源の重量を自分が使いこなせそうかをよく考える必要があります
ポータブル電源の重量をそのままグラフにしたものも参考まで掲載しておきます。
※ 画像をクリックすると拡大してみることができます
② 1Wh当りのサイズ比較
※ 画像をクリックすると拡大してみることができます
ポータブル電源の使いやすさを決める外形的要素の2つ目が「サイズ」です。
エコフローとジャクリが出しているポータブル電源全機種のサイズについて、全体像を見てみましょう。
上のグラフは、ポータブル電源のサイズ(縦・横・奥行の3辺合計)を容量 (Wh)で割り、1Wh当りのサイズ (mm) を比較したものです。
単純平均して比べてみるとエコフロー(10機種)が1.00mm/Whに対し、ジャクリ(13機種)が1.11mm/Whです。
エコフローの方が0.11mm/Wh小さくなっています。
今回比較したのは、メーカーとして「サイズ」をどのように考えているのかを見るためだけの参考値です。具体的な機種選びをするときは、お目当てのポータブル電源のサイズで自分が使いこなせそうか、置く予定の場所に収まりそうかをよく考える必要があります
ポータブル電源のサイズ(縦・横・奥行の3辺合計)をそのままグラフにしたものも参考まで掲載しておきます
※ 画像をクリックすると拡大してみることができます
③ 購入者評価の比較(ポータブル電源)
容量 | EcoFlow | Jackery |
---|---|---|
3000Wh以上 | ・DELTA Pro ULTRA (ー) ・DELTA Pro (4.2) | ・Jackery 3000 Pro (ー) |
2000Wh以上 | ・DELTA2 Max (4.3) ・DELTA Max2000 (4.4) | ・Jackery 2000 Pro (4.3) ・Jackery 2000 Plus (4.8) |
1000Wh以上 | ・DELTA Max1600 (4.4) ・DELTA 2 (4.2) | ・Jackery 1500 (4.4) ・Jackery 1500 Pro (4.4) ・Jackery 1000 Plus (4.3) ・Jackery 1000 Pro (4.4) ・Jackery 1000 (4.5) |
500Wh以上 | ・RIVER2 Pro (4.3) ・RIVER Pro (4.4) ・RIVER Max (4.4) ・RIVER2 Max (4.4) | ・Jackery 708 (4.5) |
499Wh以下 | ・RIVER2 (4.3) | ・Jackery 400 (4.5) ・Jackery 300 Plus (4.6) ・Jackery 240 (4.5) ・Jackery Explorer 100 Plus (ー) |
実際に購入した人の評価は、ポータブル電源を選ぶ上で参考となります。
上の表は、大手ECサイトに掲載されていたポータブル電源購入者の評価をまとめたものです(2024年1月1日現在)。
もちろん機種により違いはありますが、エコフローよりジャクリの方が全体的に見て少し高めの評価です。
単純平均して比べてみるとエコフロー(10機種)が4.3に対し、ジャクリ(11機種)が4.5と0.2の差がありました。
ポータブル電源の口コミ・レビューに関する記事は、こちらをご覧ください
ポータブル電源のレビュー・口コミ記事は、こちらをご覧ください
まとめ
今回は人気ポータブル電源のメーカー2社(EcoFlow、Jackery)について、メーカーという大きな視点で比べてみました。
ポータブル電源メーカーという同じ業種であっても、各社が目指すミッションやビジョンによって商品やサービスが異なっているという興味深い結果でした。
今回は紹介しませんでしたが、「新しいテクノロジー(技術)」を重視しているエコフローは、急速充電(X-Stream)や定電圧機能(x-Boost)など他社に先駆けた技術をポータブル電源に搭載してきたメーカーです。
搭載されている技術は機種によって異なるため、技術面を含めた詳細な比較は機種ごとの比較記事で紹介していきます。
そちらの記事も参考としながら、自分にあったポータブル電源を探してみてください。
実際の機種選びの際は、こちらの記事もご覧ください
容量ごとのポータブル電源機種比較は、こちらの記事をご覧ください
【人気メーカー4社のセール情報】
Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackeryのセール、お買い得情報を紹介します
★アンカー公式オンラインストアで開催中のセールはありません
★ブルーティ公式アマゾン店では、
4月19日(金)~5月15日(水)にGWお出かけセール開催中
★ブルーティ公式オンラインストアでは、
4月26日(金)~5月16日(木)にGWキャンペーン開催中
★エコフロー公式オンラインストアで開催中のセールはありません
★ジャクリ公式オンラインストアで開催中のセールはありません
人気4ブランドの機種を、今、最安値で買えるのはどこかが分かります