みなさんこんにちは ! ありーなです
ポータブル電源を買うならどこのメーカーが良いのでしょうか?このブログでは信頼と実績のあるポータブル電源メーカー4社をおすすめしていますが、今回はその中の「ブルーティ」と「ジャクリ」を深堀していきます。それぞれのメーカーの特徴や商品ラインナップ、サポート体制、保証制度など、ポータブル電源選びに参考となる情報を比較しながら紹介します。この2社で悩んでいる人はぜひご覧ください!
この記事を読むとこのようなことが分かります
【この記事でわかること】
✔BluettiとJackeryの会社概要・ミッション/ビジョン・商品ラインナップを比較できます
✔BluettiとJackeryのサポート体制・保証制度・回収制度を比較できます
ぜひ最後までご覧ください
★ブルーティ セール/お買い得情報★
Bluetti公式オンラインストアで開催中のセールはありません
★ジャクリ セール/お買い得情報★
ジャクリ公式オンラインストアでは『感謝祭」開催予定です
目次
1. Bluetti vs Jackery 企業概要の比較
1) 会社概要の比較
メーカー名 | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
設立年 | 2009年 | 2012年 |
設立場所 | 中国深セン | 米シリコンバレー |
日本法人 | BLUETTI JAPAN株式会社 | 株式会社Jackery Japan |
日本法人設立 | 2021年 | 2019年 |
生産国 | 中国 | 中国 |
詳細リンク | Bluetti会社概要 | Jackery会社概要 |
ジャクリはアメリカのシリコンバレーで生まれた会社ですが、ポータブル電源の製造はBluettiと同様に中国で行っています。
ジャクリは2019年に日本法人を設立していますが、Bluettiは少し遅れて2021年設立です。
どちらの会社も日本法人があるので、日本語でサービスを受けることができます。
2) ミッション/ビジョンの比較
メーカー名 | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
ミッション | すべての人々に自立的 | グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する |
ビジョン | すべての家庭にエネルギー貯蔵ソリューションを(Let energy storage Protect every family) |
Bluettiのミッションは「すべての人々に自立的」でビジョンは「すべての家庭にエネルギー貯蔵ソリューションを」です。
この2つから、同社はすべての家庭が自立したエネルギー源を持つことを目指していると分かります。
一方のJackeryは、ミッション・ビジョンに据えた「グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する」ことをは目指しています。
両社の商品ラインナップやサービス体制などを比較していくと、それぞれが掲げたミッション・ビジョンにもとづいた展開がされていることが見えてきます。
ポータブル電源選びをする上で参考となる結果で興味深い結果です。
3) ポータブル電源関連商品ラインナップの比較
※公式オンラインストアで終売となっている機種は記載していません。終売した機種であっても他店舗(アマゾン店)などで販売されているものもあります
Bluettiは「すべての家庭が自立したエネルギー源を持つこと」をミッション/ビジョンに掲げています。
それを裏付けるかのように、もともとは超大容量ポータブル電源が多くありましたが、2023年途中あたりから商品ラインナップの切替が行われています。
現時点では容量1000Wh以下のポータブル電源が充実しており、商品数が多いのが特徴です。
公式オンラインストアの商品ページにはソーラーパネル9機種が掲載されていますが、その多くはしばらく「売り切れ」となっており、確認したところ「終売」だそうです。
現在正式に販売されているソーラーパネルは3機種(PV120、PV200D、PV350D)のみとなっています。
一方Jackeryは、特徴が違う3つのシリーズ(Basicシリーズ、Proシリーズ、Plusシリーズ)を展開してきましたが、2024年に入ってからはリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ながら軽量コンパクトな「NEW」がつく機種を出しています。
NEWシリーズはBasicシリーズもしくはProシリーズの後継機と位置付けられていることから、三元系リチウムイオン電池搭載機種をなくして、全機種をリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種に置き換えているものと思われます。
ジャクリが三元系リチウムイオン電池搭載機種を残していた理由はおそらく、誰でもどこでも使える軽量・コンパクトな機種が同社の理想だからです。
それはジャクリのミッション/ビジョン(グリーンエネルギーをあらゆる人にあらゆる場所で提供する)から伺えますが、安全性が高く長寿命な「リン酸鉄リチウムイオン電池」でも、軽くてコンパクトな機種がだせるようになった今、三元系はリン酸鉄機種に置き換わっていくと予想できます。
Anker、Bluettiの会社概要比較詳細は、こちらの記事をご覧ください
2. Bluetti vs Jackery サポート/サービス/保証の比較
1) サポート体制の比較
① 購入前・購入後の問い合わせ
問合せ方法 | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
電話 | 〇 9:30-17:00(平日) | 〇 10:00-17:30(平日) |
メール | 〇 (問合せフォーム) 時間:記載なし 返信は2日以内に順次対応 | 〇 (問合せフォーム) 9:00-18:00(平日) 返信は2日以内に順次対応 |
チャット | × | 〇 10:00-18:00(平日) |
その他 | Facebookグループ | LINE オペレーター対応:10:00-17:30(祝日・年末年始除く) 問合せ受付:24時間365日 チャット オペレーター対応:10:00-18:00(平日) |
詳細リンク | Bluettiお問い合わせはこちら | Jackeryサポートはこちら |
BluettiもJackeryも日本法人があり、問い合わせは日本語で可能です。
両社とも電話、メールの問い合わせができてますが、購入前の問合せはジャクリの方が便利です。
購入前の質問を電話で問い合わせるとジャクリはオペレーターが対応してくれますが、ブルーティは音声案内が対応します。
音声案内に従い番号を入力していくと、最終的には問合せフォームがショートメールで送られてきます。
つまり購入前の質問は、電話では対応してもらえません。
個人的な印象ですが、ジャクリの問い合わせ対応はいつも迅速で丁寧です。いくつものメーカーに問い合わせをしていますが、ジャクリの問い合わせ対応はポータブル電源業界でトップレベルです
Jackeryへの問い合わせについては、こちらの記事もご覧ください
② 購入後のアフターサービス
アフターサービス | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
商品の欠陥や不良などがあった場合の「返品」 | 無償修理or交換のみ | 開封・使用済みに関わらず、製品購入日から30日以内に返品の申し出があれば可 (返品時送料はJackey負担) |
商品の欠陥や不良などがあった場合の「交換」 | 製品購入日から30日以内なら開封済に関わらず無償修理or新品交換 (返品時送料はJBluetti負担) | 商品保証期間内に交換の申し出があれば無償修理or交換 (返品時送料はJackey負担) |
購入者都合による返品・交換 | 商品到着後30日以内、かつ未開封の場合返品可 (返品時送料はBluetti負担) | 製品到着日から7日以内に限り可 (但し未使用・未開封の場合) 返品時送料は購入者負担 |
詳細リンク | 保証についてはこちら | 返品交換ポリシーはこちら |
購入後のアフターサービスはブルーティもジャクリも特徴があります。
ブルーティは購入者都合による返品が「商品到着後30日以内」とジャクリの7日以内より長いのが特徴です。
ジャクリは商品の欠陥や不良があった場合、商品の交換だけでなく返品も対応してもらえつのが特徴的です。
2) 保証制度の比較
メーカー名 | Bluetti | Jackery | ||
---|---|---|---|---|
ポータブル電源 | 6年 | AC60/AC60P/AC240/AC240Pなど | 最長5年 (3年+2年無料延長) | Pro/Plus/NEWシリーズ※ |
5年 | AC50B/AC2A/AC70/AC180/AC200L/EP500など | 最長3年 (2年+1年無料延長) | Basicシリーズ | |
4年 | AC500/AC300/AC200Max/AC200P | 2年 | Jackery 100Plus | |
2年 | EB200P/EB3A/EB55/EB70Sなど | |||
ソーラーパネル | 1年 | 全商品 | 最長5年 (3年+2年無料延長) | Jackery SolarSaga 200/ 80/40Mini/100Prime |
最長3年 (2年+1年無料延長) | Jackery SolarSaga 100 |
ポータブル電源の保証期間については、ブルーティが業界最長の6年保証を付けているのが特徴的です。
その他の機種は機種によって保証期間が異なり、2年~5年になっています。
ソーラーパネルの保証期間は、ブルーティが1年なのに対して、ジャクリは最長3年もしくは最長5年付けているのが特徴的です。
3) 廃棄のしやすさの比較
回収サービス名 | Bluetti リサイクルサービス | Jackery 無償回収・リサイクルサービス |
---|---|---|
対象商品 | ①国内で販売されたBluettiポータブル電源本体 ※ ②地元自治体で回収不可な場合 ③Bluetti正規販売店で購入の場合 | 国内で販売されたJackeryポータブル電源本体 ※ |
費用 | 無料 (送料は購入者負担:元払い) | 無料 (送料は購入者負担:元払い) |
Jackeryは2023年4月からポータブル電源の無償回収サービスを行っており、ブルーティは2024年1月からリサイクルサービスを始めています。
回収サービスのないメーカーの場合、住んでいる自治体の指示に従い自分で廃棄する必要があります。
自治体での廃棄は、クリーンセンターに自分で持ち込まなければならないケースや、廃棄にお金がかかるケースなどがありますので意外と手間がかかります。廃棄するときのことまで考えて、回収(リサイクル)サービスを行っているメーカーの機種がおすすめです
ポータブル電源を初めて買う人は、こちらの記事もご覧ください
3. Bluetti vs Jackery 購入に関する比較
1) ポータブル電源のシリーズ展開比較
Bluetti | Jackery | |
---|---|---|
シリーズ展開 | 「Pシリーズ」※のみ 他は容量の大きさで分類 | Basic/Pro/Plus/NEWシリーズ |
シリーズの内容 | 小容量ポータブル電源 大容量ポータブル電源 バックアップ電源 Pシリーズ | Basic:三元系リチウムイオン電池搭載 Pro:三元系リチウムイオン電池搭載 急速充電対応 Plus:リン酸鉄リチウムイオン電池搭載 急速充電対応 NEW:リン酸鉄リチウムイオン電池搭載 軽量コンパクトモデル |
ブルーティの Pシリーズとは、オリジナルモデルに比べ容量を増やし、デザインを変更した法人向けプロスペックモデル(個人の購入も可)です。
オリジナルモデルは以前EB・EPシリーズ、ACシリーズに分かれていましたが、現在はシリーズ展開はしておらず容量の大きさで小容量/大容量/バックアップ電源の3つに分けています。
一方のJakceryは、三元系リチウムイオン電池を搭載したBasicシリーズとProシリーズ、リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したPlusシリーズとNEWシリーズを展開しています。
2024年に入り登場したNEWシリーズは、三元系リチウムイオン電池搭載のBasicシリーズ/Proシリーズの後継機と位置付けられています。
そのことから察するに、今後はリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したPlusシリーズとNEWシリーズに集約されていくのではないかと思われます。
ジャクリポータブル電源のシリーズ展開の詳細は、こちらの記事をご覧ください
ポータブル電源メーカーの多くが「リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種」だけを販売する中、ジャクリは三元系リチウムイオン電池搭載機種とリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種の両方を販売し続けてきました。
それはジャクリのミッション/ビジョン「グリーンエネルギーをあらゆる⼈に、あらゆる場所で提供する」を実現するためであり、軽くてコンパクトなポータブル電源を実現するためにはリン酸鉄リチウムイオン電池では技術的にまだ難しかったからだと思われます。
しかし2024年に入り立て続けに発売している「NEWシリーズ」はリン酸鉄リチウムイオン電池搭載ながら軽量・コンパクトを実現しています。
高い安全性と長寿命なリン酸鉄電池を搭載し、軽量・コンパクトな機種が実現できたことで、ジャクリも今後はリン酸鉄に絞った商品展開が図られるものと思われます
【三元系リチウムイオン電池の主な特徴】
メリット | ・エネルギー密度が高い⇒ 軽くてコンパクトに作れる |
デメリット | (リン酸鉄リチウムイオン電池と比べると) 安全性が低い/短寿命/自然放電しやすい |
【リン酸鉄リチウムイオン電池の主な特徴】
メリット | ・安全性が高い/長寿命/長時間放置しても自然放電しづらい ⇒長く安全に使える |
デメリット | (三元系リチウムイオン電池と比べると) 重くて大きい/値段が高め |
ジャクリの三元系・リン酸鉄ポータブル電源については、こちらの記事もご覧ください[
2) 正規品を購入できる公式ショップ比較
オンライン | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
公式ストア | Bluetti公式オンラインストア | Jackery公式オンラインストア |
楽天市場 | Bluetti公式楽天市場店 | Jackery 公式楽天市場店 |
Yahoo!ショッピング | Bluetti公式ヤフー店 | Jackery 公式ヤフー店 |
アマゾン | Bluetti公式アマゾン店 | Jackery 公式Amazon店 |
オフライン | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
実店舗 | Bluettiストア秋葉原 | なし |
BluettiもJackeryも公式オンラインストアに加え、楽天市場、ヤフーショッピング、Amazonの計4つの公式オンラインストアを展開しています。
ブルーティはさらにオフラインの実店舗「Bluettiストア秋葉原」を持っています。
「Bluettiストア秋葉原」は日本初のポータブル電源直営店で、実際に商品を見て触りながら店舗スタッフに質問や相談ができて便利です。
また「店舗受け取りサービス 」を実施しており、オフラインストアで購入した商品を店舗で受取ることもできます(一部商品に限る)。
なおオンラインストアではそれぞれが異なるタイミングでセールや安売りを実施しています。
その時々で価格が変動していますので、最安値を調べてから購入することをおすすめします。
Bluetti、Jackery公式ストアの最安値検索は、こちらをご覧ください
https://www.sonaelarena.com/jackery-sale-saishin/公式オンラインショップで購入した商品はアフターサービスや保証の対象となりますが、他のオンライン販売店やフリマサイトの出品者などから購入した商品は製品の品質が保証できないため、メーカー正規保証が受けられません
3) 公式オンラインストアでのセール頻度・割引率比較
Bluetti | Jackery | |||
---|---|---|---|---|
1 | 初売り | 最大50%割引 | 年末年始セール | 最大20%割引 |
2 | バレンタインセール | 最大27%割引 | 節電応援セール | 最大30%割引 |
3 | 春キャンプ応援フェア | 最大33%割引 | SPRING SALE | 最大25%割引 |
4 | 桜まつり | 最大33%割引 | 新生活応援セール | 最大20%割引 |
5 | GWキャンペーン | 最大37%割引 | EARTH DAY SALE(第1弾) | 最大37%割引 |
6 | Summerスーパーセール | 最大37%割引 | EARTH DAY SALE(第2弾) | 最大37%割引 |
7 | プライムデー第一弾 | 最大45%割引 | EARLY SUMMER SALE | 最大25%割引 |
8 | サマービッグセール | 最大45%割引 | アーリーサマーセール | 最大30%割引 |
9 | サマービッグセール | 最大60%割引 | サマーセール | 最大35%割引 |
10 | パワーデーセール | 最大37%割引 | パワフル防災セール | 最大30%割引 |
11 | 秋のスーパーセール | 最大42%割引 | オータムセール | 最大35%割引 |
12 | ブラックフライデー先行セール | 最大37%割引 | ブラックフライデーセール | 最大40%割引 |
13 | ブラックフライデーセール | 最大37%割引 | 年末年始セール | 最大35%割引 |
14 | クリスマススーパーセール | 最大37%割引 |
2023年に公式オンラインストアで行われたセールはブルーティ14回、ジャクリ13回で、1ヶ月に1回以上の頻度でセールが開催されていることになります。
このほか楽天市場店、ヤフー店、アマゾン店でもセールを実施していますので、1年を通してどこかのサイトでセールや割引が実施されていると言っても良いほどです。
各セールでの最大割引率は表に書かれている通りまちまちな上、お目当ての商品がどれだけ安くなっているかはセールの度に異なります。
Bluetti、Jackeryを安く買う絶好のタイミングについては、こちらをご覧ください
4) 中古品/認定整備済製品の購入のしやすさ比較
安全性の観点やメーカー保証を受けられないことから、ポータブル電源を中古で購入することはおすすめしません。
しかしメーカーによっては中古品を整備して販売しているところもあり、ブルーティは公式オンラインストア上で「Bluetti認定整備済製品」を販売しています。
認定整備済製品販売とは、新品商品ではありませんが、ブルーティがきちんと整備をしたものをかなり安い金額で販売するもので、ブルーティのWEBサイトには次のように書かれています。
新品水準
BLUETT認定整備済製品はすべて、完全な動作テストを含む厳格なプロセスで再整備を受けており、最大25%引きの特別価格で購入できます。
品質保証
BLUETTI認定整備済製品は徹底的な点検とクリーニングが実施された整備済みの製品をお届けします。認定整備済製品には、新品同様の品質です。
サポート
BLUETTI整備済製品の修理サービスとサポートを受けられます。新品と同じ期間の製品保証が付いています。
送料無料
ご自宅まで無料でお届けします。在庫がある製品はすべて、最短翌日配送可能。時間指定配送のオプションも利用できます。
一方のJackeryも「認定整備済製品 」の販売を始めました。
販売時に初期不良などの理由で返品された製品などをジャクリが修理を行い、メーカーの出荷基準をクリアした商品を「認定整備済製品」として販売しています。
保証期間は注文日から1年と短めですが、新品同様の品質の機種を安く買うための1つの方法として検討する価値はありそうです。
なお、ジャクリ公式楽天市場店やYahoo!店では、中古品の販売も行っています。
メーカーが保証したポータブル電源を少しでも安く購入するのであれば、認定整備済製品は一つの選択肢です。Bluetti認定整備済製品の保証期間は新品と同じ期間付いています。メーカーが点検・整備した新品同様な品質の商品が最大25%OFFです
各社の中古品については、こちらの記事もご覧ください
4. Bluetti vs Jackery ポータブル電源の使いやすさ比較
1) ポータブル電源の重量比較
ポータブル電源の使いやすさを決める外形的要素の1つが「軽さ」です。
ブルーティとジャクリが出しているポータブル電源全機種の「重量」について、①容量1000Wh以上と②容量1000Wh未満に分けて見てみましょう。
① 容量1000Wh以上の機種の「重量比較」
上のグラフはブルーティとジャクリの容量1000Wh以上のポータブル電源の「重量」を比較したもので、青がブルーティ、オレンジがジャクリです。
容量が大きな順に並べていますので、お目当ての機種が他機種と比べてどれくらい軽いのか/どれくらい重いのかを視覚的に確認できます。
ジャクリのBasicシリーズ、Proシリーズには軽さが特徴の三元系リチウムイオン電池を搭載されていることもあり、全体的にみてジャクリの方が軽い印象です。しかし注目すべきはジャクリのNEWシリーズ(Jackery 2000NEWとJackery 1000NEW)の重量で、リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種ながら軽量であることが見えてきます
【エネルギー密度(重量1g当りの容量)比較(1000Wh以上)】
上のグラフは重量1g当りの容量(Wh÷g:エネルギー密度)を比較したものです。数字が大きいほど同じ重さでより多く載電力を得られる(エネルギー効率が良い)機種と言えます
② 容量1000Wh未満の機種の「重量比較」
上のグラフはブルーティとジャクリの容量1000Wh未満のポータブル電源の「重量」を比較したものです。
容量1000Wh以上のポータブル電源と同様に、三元系リチウムイオン電池を採用しているジャクリの方が、軽い機種が多い傾向があります。
【エネルギー密度(重量1g当りの容量)比較(1000Wh未満)】
ジャクリのポータブル電源は、三元系リチウムイオン電池搭載機種(Jackery 708/400/240)だけでなく、リン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種(Jackery 600Plus/300Plus/240NEW/100Plus)でもエネルギー密度が高いのが分かります
2) ポータブル電源のサイズ比較
ポータブル電源の「大きさ」も使いやすさを決める外形的要素の1つです。
ブルーティとジャクリが出しているポータブル電源全機種の「サイズ」について、①容量1000Wh以上と②容量1000Wh未満に分けてグラフ化しました。
① 容量1000Wh以上の機種の「サイズ比較」
上のグラフはブルーティとジャクリの容量1000Wh以上のポータブル電源の「大きさ(縦+横+奥行の3辺合計)」を比較したものです。
容量が大きな順に並べていますので、お目当ての機種が他機種と比べてどれくらい大きいのか/どれくらい小さいのかを視覚的に確認できます。
ブルーティの超大容量機種はサイズもかなり大きくなりますが、その他の機種ではさほど大きな違いは見られません。全体的に見れば、多少ジャクリ製品の方が小さめと言ったところです
② 容量1000Wh未満の機種の「サイズ比較」
上のグラフはブルーティとジャクリの容量1000Wh未満のポータブル電源の「大きさ」を比較したものです。
サイズで見てもジャクリの方がブルーティより多少小さめと言えそうです。
3) ポータブル電源 購入者評価の比較
容量 | Bluetti | Jackery |
---|---|---|
3000Wh以上 | ・BLUETTI EP500Pro(-) ・BLUETTI AC500+B300S (5.0) | ・Jackery 3000 Pro (4.5) |
2000Wh以上 | ・BLUETTI AC200PL(-) ・BLUETTI AC200MAX (-) ・BLUETTI AC200L (4.3) | ・Jackery 2000 Pro (4.4) ・Jackery 2000 Plus (4.5) ・Jackery 2000NEW(-) |
1000Wh以上 | ・BLUETTI AC240P(-) ・BLUETTI AC240(5.0) ・BLUETTI AC180P(-) ・BLUETTI AC180T(-) ・BLUETTI AC180 (4.4) | ・Jackery 1500 (4.4) ・Jackery 1500 Pro (4.4) ・Jackery 1000 Plus (4.3) ・Jackery 1000NEW(4.5) ・Jackery 1000 Pro (4.3) ・Jackery 1000 (-) |
500Wh以上 | ・BLUETTI AC70P(-) ・BLUETTI AC70 (4.4) ・BLUETTI EB70S (4.2) ・BLUETTI EB55 (4.2) ・BLUETTI AC60P(-) | ・Jackery 708 (4.5) ・Jackery 600Plus(4.5) |
499Wh以下 | ・BLUETTI AC50B (5.0) ・BLUETTI AC60 (4.6) ・BLUETTI EB3A (4.1) ・BLUETTI AC2P(-) ・BLUETTI AC2A (4.4) | ・Jackery 400 (4.4) ・Jackery 300 Plus (4.3) ・Jackery 240NEW(4.4) ・Jackery 240 (4.5) ・Jackery Explorer 100 Plus(4.2) |
平均 | 4.509 | 4.407 |
実際に購入した人の評価は、ポータブル電源を選ぶ上で参考となります。
上の表は、大手ECサイトに掲載されていたポータブル電源購入者の評価点をまとめたものです(2024年8月18日現在)。
機種によっては評価点がそもそも載ってないものや、評価点の元となる評価の数がかなり少ないものもありますので、あくまでも参考程度でご覧ください。
評価点が付いている機種の単純平均を出したところ、ブルーティ(11機種)の平均が4.509、ジャクリ(15機種)の平均が4.407でした
ポータブル電源の口コミ・レビューに関する記事は、こちらをご覧ください
ポータブル電源のレビュー・口コミ記事は、こちらをご覧ください
まとめ
今回は人気ポータブル電源のメーカー2社(Bluetti、Jackery)について、いくつかの切り口で比べてみました。
「すべての家庭にエネルギー貯蔵ソリューションを」というビジョンを持つブルーティは大容量ポータブル電源に特徴を持っていますが、最近は中・小容量ポータブル電源のラインナップも充実させてきています。
「グリーンエネルギーをあらゆる人に、あらゆる場所で提供する」というビジョンを持つジャクリは、三元系リチウムイオン電池搭載で軽量コンパクトな機種も揃えていましたが、最近はリン酸鉄リチウムイオン電池搭載機種で軽量コンパクトな機種を出しています。
どのポータブル電源を買うかの最終判断は機種同士の比較になりますが、メーカーごとの特徴を知っておくことも一つの判断材料になります。
機種同士の比較記事も参考としながら、自分にあったポータブル電源を探してみてください。
人気ポータブル電源メーカー4社の比較は、こちらの目次からご覧ください
【目次:人気ポータブル電源4社の比較】
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【人気メーカー4社のセール情報】
Anker, Bluetti, EcoFlow, Jackeryのセール、お買い得情報を紹介します
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