災害時を想定し、一人暮らしの食事をポータブル電源とホットクックで作ってみた

災害時一人暮らしの食事をポータブル電源とホットクックで作ってみた


みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです

一人暮らしだと、災害時の食料や調理に不安を感じることはありませんか?

特に停電になったらどうしよう…そんな心配を抱えている方も多いはずです。

でも、ご安心ください!

そんな不安を解消してくれるのが、「ポータブル電源×ホットクック×ソーラーパネル」の組み合わせです。

電気が使えない状況でも、この3つがあれば、温かくて栄養のある食事が簡単に作れます。

この記事では、実際に被災時を想定し、カップ麺、レトルト食品、炊き込みご飯など、一人暮らしの普段の食事をホットクックとポータブル電源で作ってみました。

その実証結果と、そこで取れた気になるデータも合わせてご紹介します。

いざという時に役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!

ホットクックの検証に加え、同じ作業を別の調理家電でした場合の検証もしています。電気ケトルでお湯を沸かした場合や、電子レンジでパックごはんを温めた場合など、ホットクックとの比較をとおして停電時の食事作りの実態が見えてきます


目次

一人暮らしにおすすめな「ポータブル電源×ソーラーパネル×ホットクック」



以前の記事「一人暮らしにおすすめのポータブル電源の使い方!1~2人用 調理家電で防災・節電・時短」の中で、一人暮らしの方に「ポータブル電源×ソーラーパネル×1~2人用ホットクック」がおすすめなことを紹介しました。

この組み合わせには5つのメリットがありますが、今回はその中でも特に重要な「一人暮らしの災害時でも、何とかできる安心感を得られる」について、具体的に紹介します。

一人暮らしで「ポータブル電源×ソーラーパネル×ホットクック」を持つ5つのメリット

  1. 一人暮らしの災害時でも、何とかできる安心感を得られる

  2. 電気料金だけでなく、コンビニや外食で使っていた食事代も節約できる

  3. 調理にかける手間と時間を減らし、暮らしのゆとりが増える

  4. 健康的な食生活で体調を整え、未来の医療費が節約できる

  5. アウトドアでの使用でも暮らしの彩りをUPできる



特に、日々の生活が忙しく、普段の食事をコンビニや外食に頼りがちな方には、ホットクックを使った料理がおすすめです

食事代を抑えられ、手間や時間をかけずに健康的な食事が作れるからです。

今回の記事では、普段の食事をコンビニや外食が多い一人暮らしを想定し、被災時の食事をポータブル電源とホットクックで作ることを検証します。

カップラーメンやインスタントラーメン(袋麺)、レトルト食品、パックご飯、缶詰など、一人暮らしの家に常備していそうな食品を使い、被災時を想定して調理しています。

今回の検証では、使用したポータブル電源の電力はソーラーパネルで発電した電気を使っていることを前提としています。停電時でも電気を自給自足できるソーラーパネルとポータブル電源、そしてホットクックを一緒に持つことで、いざという時にも安心して食事を準備できます



一人暮らしにおすすめなポータブル電源の使い方はこちら




今回の検証内容と使用機材(ポータブル電源とホットクック)を紹介


今回は、もしもの時に役立つ「ポータブル電源」と「ホットクック」を使った調理方法を検証しました。

一人暮らしで、普段はコンビニや外食が多い方が被災し、ガスや電気が止まってしまった状況を想定しています。

どんなことを検証したの?


具体的には、以下の4つの調理を試しました。

  1. ポータブル電源とホットクックで「お湯を沸かす」
    ⇒カップラーメンや即席みそ汁など、沸騰したお湯が必要な場面を想定しました
  2. ポータブル電源とホットクックで「インスタントラーメンを作る」
    ⇒冷蔵庫にすこしだけ野菜や肉が残っている状況を想定してラーメンを作りました
  3. ポータブル電源とホットクックで「食品を湯せんして温める」
    ⇒パックご飯やレトルト食品を温める場面を想定しました
  4. ポータブル電源とホットクックで「缶詰を具に炊き込みご飯を作る」
    ⇒家に白米と缶詰があり、炊き込みご飯を作る状況を想定しました

ホットクックは、切った食材を内鍋に入れてメニューを選ぶだけで、簡単に料理ができる「自動調理器」です。

もちろん、お湯を沸かしたり、食品を温めたりといったシンプルな作業にも使えます。

次の章で紹介しますが、ホットクックを使った簡単な作業(お湯を沸かすなど)にはかなりの時間がかかり、少し不便を感じるかもしれません。しかし被災して停電やガス供給が止まった状況では、たとえ時間がかかったとしても、食事がとれることが何よりも重要です。ソーラーパネルで発電した電気を使い、お湯を沸かすような簡単な作業から、本格的な料理まで幅広く対応できるのが「ポータブル電源×ホットクック」の組合せの最大の強みです

検証で使った機材

今回の実験で使った機材は、以下の通りです。

ポータブル電源:Bluetti AC70ホットクック:KN-HW10G
容量:768Wh
定格出力:1,000W
(電力リフト機能:2,000W)
消費電力:350W



\記事内で使ったポータブル電源の詳細はこちら/


記事内で使ったホットクックの詳細はこちら




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ポータブル電源×ホットクックで作る、一人暮らしでよくある食事

一人暮らしが被災したときも、ポータブル電源とホットクックがあれば、家にある食材で食事が作れます。

今回は、その具体的な方法と検証結果をご紹介します。

1) ポータブル電源とホットクックで「お湯を沸かす」


カップラーメンや即席スープ、フリーズドライ食品、アルファ化米など、お湯さえあれば手軽に食べられる食品はたくさんありますよね。

もし災害でガスが止まってしまっても、ポータブル電源とホットクックがあれば大丈夫です。

もちろん、お湯を沸かすだけなら電気ケトルも便利ですが、普段やかんでお湯を沸かしているご家庭では、停電するとお湯すら沸かせません。

そんな時でも、ホットクックが活躍します。

ホットクックは、シンプルにお湯を沸かすだけにも使えます。


① ホットクックでお湯を沸かす方法

ホットクックは内鍋を温めて料理をする調理家電なので、ほとんどのメニューでお湯が沸かせます。

しかし、1~2人用のホットクック(KN-HW10G)の消費電力は350Wと小さいため、お湯が沸くまでに少し時間がかかります

今回は、最も早くお湯が沸くとされる「スープを作るための手動メニュー」で検証しました。

② 検証したホットクックのメニュー



ホットクックでお湯を沸かす際は、以下の手順で設定します。

1.「手動で作る」を選択

2.「スープを作る」を選択

3.「まぜない」を選択

4.「01分」を設定


「スープを作る」メニューでは、お湯を沸騰させた後に何分間煮込むのかを指定する必要があります。

今回はお湯を沸かすだけで、煮込む必要がないため、最短時間の「1分」を設定しています。


③ 検証結果:ホットクックでお湯を沸かす

水量作業に要した時間消費した電力
(Bluetti AC70)
500ml14分51秒12%
1,000ml (1L)18分28秒16%



ホットクックでお湯を沸かすと、500mlでも約15分かかります。

ホットクック(KN-HW10G)は消費電力が350Wと小さいため、定格出力の小さい小型のポータブル電源でも動かせるメリットがあります。

しかし、その反面、お湯が沸くまでに時間がかかるというデメリットがあります。

【ポータブル電源と電子ケトルでお湯を沸かした場合】


短時間でお湯を沸かしたいなら、やはり電気ケトルが圧倒的に速いです。しかし、電気ケトルの多くは消費電力が1,000Wを超えるため、一般的な小型ポータブル電源では動かせず、定格出力の大きいポータブル電源が必要になります。

ここでは、消費電力1,250Wの電子ケトルを使い、2種類のポータブル電源でお湯が沸くまでの時間を測りました

1. Bluetti AC70:
定格出力は1,000Wですが、2,000Wまでの電化製品を動かせる「電力ブースト機能※」が搭載されています。電気ケトル側の消費電力を落とした形でお湯を沸かすため、沸騰までの時間が多少長くなります
2. Jackery 1000Plus:
定格出力が2,000Wで、1,250Wの電子ケトルを動かせるだけの出力を持つポータブル電源です

\1. Bluetti AC70で電子ケトルを使った場合/

水量作業に要した時間出力電力(消費電力)
500ml3分25秒1,025W(電力リフト)
1,000ml (1L)5分48秒1,025W(電力リフト)

\2. Jackery 1000Plusで電子ケトルを使った場合/

水量作業に要した時間出力電力(消費電力)
500ml2分25秒1,250W
1,000ml (1L)4分30秒1,250W

定格出力2000WのJackery 1000Plusの方が、電力リフト機能を搭載しているBluetti AC70よりも1分以上早くお湯を沸かせました。どちらのポータブル電源を使うにせよ、消費電力1,250Wの電気ケトルは、消費電力350Wのホットクックに比べて10分以上も早くお湯を沸かせます。もし災害時に速さ重視でお湯を沸かしたい場合は、電気ケトルと高出力のポータブル電源の組み合わせがおすすめです


\電力ブースト機能についてはこちらの記事もご覧ください/




2) ポータブル電源とホットクックで「インスタントラーメンを作る」



災害時、家にあるもので手軽に食事を済ませたい時、頼りになるのがインスタントラーメン(袋麺)ですよね。

3〜5食パックで販売されていることが多く、備蓄しているご家庭も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなインスタントラーメンを、停電時を想定してポータブル電源とホットクックで作ってみました。




① ホットクックでインスタントラーメンを作る方法



ホットクックには、機種によってインスタントラーメンを自動で調理できる「即席めん(インスタントラーメン)モード」があります。

例えば、2~6人分のホットクック(KN-HW24)や2~4人分のホットクック(KN-HW16)には、この機能が搭載されています(上写真)。

しかし、一人暮らしに最適な1~2人分ホットクック(KN-HW10)には、残念ながらこのモードは搭載されていません。

その場合は「手動メニュー」を使って調理します。

「手動メニュー」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、操作はとても簡単なのでご安心ください。

② 検証したホットクックのメニュー



ホットクックでインスタントラーメンを作るのはとても簡単です。

1. カットした具材と、インスタントラーメンの袋に記載されている分量のを内鍋に入れます

2. まぜ技ユニットがしっかり装着されていることを確認します

3.「手動メニュー」から以下の4ステップを選んで設定します

 ・「メニューを選ぶ」を選択

 ・「手動で作る」を選択

 ・「めんをゆでる」を選択

 ・「ゆで時間」を設定

ゆで時間はインスタントラーメンの袋に記載されている時間(たいていは3分)に設定します。

手動メニューの「めんをゆでる」を選ぶと、お湯が沸騰した時点で、ホットクックの報知音が鳴り、モニターには「食材を加えてください」と表示されます。

ここで一度フタを開け、「麺とスープ」を入れて、再度スタートボタンを押してください。

最初に設定したゆで時間(この場合は3分)で、調理が完了します。


③ 検証結果:ホットクックで、インスタントラーメン(袋麺)を作る

作業工程作業に要した時間消費した電力
(Bluetti AC70)
STEP1:お湯が沸くまで16分23秒15%
STEP2:ラーメンができるまで20分30秒(合計)17%(合計)


ホットクックの「手動で作る」「めんをゆでる(3分)」で、インスタントラーメン(袋麺)を作ってみました。

実際に作ってみると、完成まで20分30秒とかなりの時間かかりました

沸騰後のゆで時間は3分で設定しましたが、実際のゆで時間は約4分でした。

時間がかかるのは正直なところですが、出来上がったインスタントラーメンは熱々でとてもおいしくいただけました!

災害時でガスや電気が止まってしまっても、温かい食事ができるのは何よりの安心感につながります。


【ホットクックでインスタントラーメンを作る他の方法も試してみた】


「手動で作る」「めんをゆでる(3分)」でインスタントラーメンを作った結果、20分30秒もかかることが分かりました。そこで、もっと早くつくれる方法はないか、インターネットで見つけた2つの方法を試してみたので、その結果を紹介します。


方法1:水と一緒に最初から麺を投入し、「手動で作る」「炒める(2分)」で作る

1つ目の方法は、ホットクックの内鍋に水、麺、具材を最初からすべて入れ、「手動で作る」「炒める(2分)」と設定する方法です。

・所要時間:18分06秒

・結果:以前の方法(20分30秒)より約2分半短縮できましたが、麺がかなり伸びてしまい、残念ながらおすすめできません

方法2:電気ケトルで沸騰させたお湯を投入し、「手動で作る」「めんをゆでる(3分)」で作る

2つ目の方法は、電気ケトルで沸かしたお湯をホットクックに入れ、先に検証した「めんをゆでる(3分)」と同じ設定でラーメンを作る方法です。

・所要時間:合計15分55秒

  ・500mlの水を電気ケトルで沸かすのに3分25秒

  ・そのお湯をホットクックに入れてラーメンが完成するまで12分30秒

・結果:これまでの方法(20分30秒)より約4分半早く仕上がります

しかし、この方法にはいくつかの注意点があります。電気ケトルからお湯を入れ替える手間や、以下の安全上のリスクも考慮する必要があります。なお、電気ケトルで沸かしたお湯をホットクックに入れた場合でも、麺を投入するまでの再沸騰に約8分半かかりました。そのため、劇的な時間短縮にはなりませんでした。

出来上がったラーメンの味や調理中の手間などを考えると、水を入れて「手動で作る」「めんをゆでる(3分)」と設定する、最初に検証した方法(所要時間20分30秒)をおすすめします。電気ケトルなどで別に沸騰させたお湯をホットクックに入れる方法は、次のような理由から避けるべきです

【別で沸騰させたお湯をホットクックに入れることを避けるべき理由】

・温度センサーの誤作動や破損の可能性:
ホットクックは、内鍋の底にある温度センサーで調理中の温度を細かく監視し、自動で火力調整を行っています。最初から沸騰したお湯を入れると、センサーが急激な高温を検知し、誤作動を起こしたり、最悪の場合センサーが故障したりする可能性があります

急激な圧力上昇のリスク:
ホットクックは密閉性が高いため、沸騰したお湯を入れることで内鍋内の温度と圧力が急激に上昇し、蒸気噴出などによる火傷や、安全装置に想定外の負荷がかかる可能性があります

火傷のリスク:
沸騰したお湯をホットクックの内鍋に注ぎ入れる作業自体が、火傷の危険を伴います



3) ポータブル電源とホットクックで「食品を湯せんして温める」




温めるだけで手軽に食べられるパックごはんやレトルト食品は、一人暮らしには欠かせない存在ですよ。

通常は電子レンジか熱湯での湯せんで温めますが、ここではホットクックを使った「湯せん」を検証してみました。


① ホットクックでパックご飯やレトルト食品を温める方法


1〜2人用のホットクック(KN-HW10)の内鍋は、200gのパックごはん(例えばサトウのごはん)がギリギリ収まるくらいの大きさです。

一般的なレトルト食品なら問題なく入ります。

温める際は、内鍋の「水位MAX」のラインまで水を入れ、その中にパックごはんやレトルト食品を沈めます。

パックごはんの一部が水からはみ出ても、蓋を閉めて加熱するため、ご飯は均一に温まります。

② 検証したホットクックのメニュー



ホットクックでパックごはんやレトルト食品を温める際の設定は、お湯を沸かす時と同じく「手動で作る」「スープを作る」「まぜない」を選びます。

一つだけ違うのは、最後に設定する時間です。

パックごはんを温める場合は、「3分」以上に設定してください。


③ 検証結果:ホットクックで、パックご飯やレトルト食品を温める

温めた食品作業に要した時間消費した電力
(Bluetti AC70)
パックごはん 200g/パック23分48秒19%
レトルト牛丼120g/パック21分40秒17%



実際にパックごはんとレトルト牛丼を温めてみました。

パックごはんは通常「15分以上加熱」が推奨されていますが、今回の検証では温まるまでに23分48秒かかりました。

出来上がったご飯は温かくはなっていたものの、湯気が出るほど熱々ではありませんでした。

もし熱々のご飯がお好みなら、設定時間を3分よりも長めに設定する必要がありそうです。

一方、レトルト牛丼は通常「3〜5分」の湯せんが推奨されていますが、今回の検証では温まるまでに21分40秒かかりました。

しかし、出来上がったレトルト牛丼は十分に熱々になっていました。

ホットクックでの湯せんは時間がかかりますが、災害時などガスや電気が使えない状況では、温かい食事ができるという点で非常に役立ちます。


【ポータブル電源で電子レンジを使い、パックごはんを温めてみた】
あたため方作業に要した時間消費した電力
(Bluetti AC70)
ホットクック23分48秒19%
電子レンジ(500W)2分5%

パックごはんのパッケージには、湯せん方法だけでなく電子レンジでの温め方も記載されています。そこで、今回はその指定に従い、500Wで2分加熱してみました。検証用のポータブル電源(Bluetti AC70)を電子レンジにつないで動かしたところ、温めに使った電力はわずか5%でした。ホットクックでの温めには23分48秒の時間と19%の電力が必要だったことを考えると、電子レンジでの温めがいかに効率的かがよく分かります。ご飯も湯気が出るほど熱々に仕上がりました。

停電時、もしご自宅の電子レンジをポータブル電源で動かせるなら、食べ物を温める際には電子レンジを使うのが最も効率的です。ただし、電子レンジは消費電力が大きいため、お持ちのポータブル電源では動かせない可能性もあります。そんな場合でも、ホットクックがあれば食品を温めることができます


4) ポータブル電源とホットクックで「缶詰を具に炊き込みご飯を作る」



お米と缶詰があれば、いつものご飯とは一味違った炊き込みご飯が作れます。

ここまでに紹介した単純作業(お湯を沸かす、温めるなど)とは異なり、お米を炊いたり料理を作ったりするのはホットクックの得意分野です。

① ホットクックでお米を炊く方法

ホットクックでお米を炊く場合、お米をよく洗った後、30分以上水につけておくとより美味しく炊き上がります。

缶詰を具材とした炊き込みご飯にするなら、お米の上に缶詰の具材を開け、軽くほぐしておきましょう。

必要に応じて調味料を加え、お米の合数に合わせて水を入れます。

今回の炊き込みご飯には「サバの味噌煮缶詰」を使用し、大さじ1の酒とみりんを加えました。


② 検証したホットクックのメニュー



ホットクックでごはんを炊く時は、以下の手順で設定します。

1.「メニューを選ぶ」 を選択

2.「カテゴリーで探す」 を選択

3.「ごはん類」 を選択

4.「ごはん」 を選択

5.「2合」 に設定

1~2人前のホットクックでは3合まで炊けますが、缶詰1缶を使った炊き込みご飯にする場合、2合が適量です。



③ 検証結果:ポータブル電源とホットクックで、缶詰を具に炊き込みご飯を作る

作った料理作業に要した時間消費した電力
(Bluetti AC70)
炊飯2合+鯖味噌煮缶詰55分21%


「サバの味噌煮缶詰」を使った炊き込みご飯を実際に作ってみました。

結果として、「サバの味噌煮缶詰」を使った炊き込みご飯は、とてもおいしく炊きあがりました。

さまざまな缶詰を具材に炊き込みご飯が作れるため、被災時の食事に飽きてしまったときには、ちょっとした工夫でホットクックを使って料理をするのがおすすめです。

温かくて美味しいご飯は、非常時だからこそ心強い存在になるでしょう。


【炊飯器でサバの水煮缶詰の炊き込みご飯を作ってみた】
ごはんの炊き方作業に要した時間消費した電力
(Bluetti AC70)
ホットクック(350W)55分21%
炊飯器(700W)62分50秒25%

もちろん、普段お使いの炊飯器でも炊き込みご飯は作れます。ただし、炊飯器は一般的に消費電力が大きく、意外と多くの電気を消費する点に注意が必要です。停電時に炊飯器を使うには、それなりの定格出力と電池容量を持つポータブル電源が必要になることもあります。1~2人用のホットクック(KN-HW10G)の消費電力は350Wと小さいながらも、炊飯器同様にごはんが炊けます。これにより、定格出力の小さなポータブル電源でも使えるのが大きなメリットです

長期保存に適した缶詰は非常時の備蓄に最適ですが、同じものを食べ続けていると飽きてしまうかもしれません。そんな時でも、ホットクックがあれば缶詰を使った炊き込みご飯だけでなく、さまざまな料理に簡単にアレンジできるので、被災時の食事のバリエーションを増やすのに役立ちます


まとめ:一人暮らしの食事をポータブル電源とホットクックで作ってみた


この記事では、一人暮らしの防災・節電・時短に役立つ「ポータブル電源×ソーラーパネル×ホットクック」の組み合わせの具体例を紹介しました。

特に災害時でも温かい食事ができる安心感は大きなメリットです。

検証の結果、1~2人前のホットクック(KN-HW10G)は湯沸かしやレトルト温めに時間がかかるものの、消費電力が小さく小型ポータブル電源でも使える点が強みです。

また、炊飯や煮込み料理はホットクックの得意分野ですが、沸騰したお湯が必要なときや、インスタントラーメンを食べたいときなど、シンプルな作業にも使えることが分かりました。

電子レンジや電気ケトルの方が効率的な場合もありますが、高出力なポータブル電源が必要です。

一方、ホットクックは低消費電力で幅広い調理に対応するため、電気の自給自足が可能なソーラーパネルと組み合わせることで、もしもの時にも安心で豊かな食生活を送れます。

ポータブル電源とホットクックがあれば、停電時でも温かい食事を簡単に作れることを再確認できました。「災害時でも食事ができる」という安心感は、心の安定にも繋がります。今から備えることで、もしもの時も慌てずに対応できます。あなたの防災対策に、ぜひ「ポータブル電源」と「ホットクック」を取り入れてみませんか?

ポータブル電源の選び方に関する他の記事へのリンク、防災グッズリストへのリンクなど。




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