みなさんこんにちは !
セールで安く売られていた高機能電子レンジを買ったものの、「温め」以外ほとんど使ってこなかった ありーな です
今使っている電子レンジはサイズもでかくて消費電力が1460Wもあります
ポータブル電源につないだ「電気代・ガス代ゼロの節電料理」しながら
ふと思いました…
ポータブル電源につないで使うなら、もっと良い機種やもっと良い使い方があるんじゃないか?
ということでポータブル電源につなぐ想定で、電子レンジについて調べました
ぜひ最後までご覧ください
目次
電子レンジを動かすのにおすすめなポータブル電源
電子レンジは消費電力が大きな電化製品です。
機能の違いによって「単機能電子レンジ」「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」に分かれますが、いずれの種類も消費電力が1000Wを超えるものがほとんどです。
そのため、ポータブル電源につないで電子レンジを動かすには、定格出力が1500W以上の高出力なポータブル電源がおすすめとなります。
まず最初に電子レンジを動かすのにおすすめのポータブル電源2機種を紹介します。
おすすめ高出力ポータブル電源2機種
電子レンジの消費電力は、全ての種類で1000W以上
電子レンジは持っている機能の違いによって「単機能レンジ」「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」の3種類に分かれます。
下の表は、電子レンジの4つの機能(レンジ機能、スチーム機能、グリル機能、オーブン機能)を使う時に、どれだけの消費電力が必要になるかをまとめたものです。
どの種類の電子レンジでもおおよそ1000W以上の消費電力が必要で、1500Wを超えない範囲でほぼ横並びです。
電子レンジ 消費電力 | スチーム 消費電力 | グリル 消費電力 | オーブン 消費電力 | |
単機能レンジ | 890~1350W | – | – | – |
オーブンレンジ | 1270~1450W | – | 1020~1350W | 1130~1350W |
スチームオーブンレンジ | 1400~1460W | 350~1000W | 1100~1410W | 1330~1410W |
上の表でまとめた数字の元になるデータを以下に紹介します。各メーカーの機種ごとの消費電力を、「単機能レンジ」「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」に分けて調べたものです
「単機能電子レンジ」の機種別消費電力の一覧表
「単機能レンジ」は食品を温める機能しかありませんが、消費電力は「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」と大差ありませんでした。
中には1000Wに行かない機種もありますが、ほとんどが1000W越えの消費電力です。
機種名 | 電子レンジ機能 消費電力 |
Panasonic NE-F1A | 1400W |
SHARP RE-TS171 | 890W(50Hz) 1200W(60Hz) |
東芝ER-WS17 | 1350W |
日立HMR-FT19A | 1350W |
TWINBIRD DR-E273 | 900W(50Hz) 1200W(60Hz) |
IRIS OHYAMA KMB-T178 | 900W(50Hz) 1200W(60Hz) |
「オーブンレンジ」の機種別消費電力の一覧表
「オーブンレンジ」は、食品を温めるレンジ機能に加え、食品を焼くグリル機能、オーブン機能が付いています。
この3つの機能の中で、最も消費電力が大きいのはレンジ機能であり、レンジ機能を賄えるだけの定格出力をもったポータブル電源であれば、グリル機能やオーブン機能も使えます。
機種名 | 電子レンジ機能 消費電力 | グリル機能 消費電力 | オーブン機能 消費電力 |
Panasonic NE-MS4A | 1420W | 1220W | 1220W |
SHARP RE-SD18A | 1420W | 1350W | 1350W |
日立MRO-HE4Y | 1450W | 1340W | 1340W |
象印 EVERINO ES-GT26 | 1420W | 1020W | 1295W |
BALMUDA K04A | 1270W | – | 1130W |
「スチームオーブンレンジ」の機種別消費電力の一覧表
「スチームオーブンレンジ」は「オーブンレンジ」に蒸す機能(スチーム機能)が加わります。
4つの機能の中で最も消費電力が大きいのはレンジ機能ですので、レンジ機能を賄えるだけの定格出力をもったポータブル電源であれば、全ての機能が使えます。
機種名 | 電子レンジ機能 消費電力 | スチーム機能 消費電力 | グリル機能 消費電力 | オーブン機能 消費電力 |
Panasonic Bistro BS8A | 1400W | 1000W | 1350W | 1400W |
SHARP HELSIO AX-HA20 | 1460W | – | 1410W | 1410W |
日立ヘルシーシェフMRO-JT232 | 1450W | – | 1350W | 1350W |
東芝石窯ドーム ER-XD3000 | 1430W | 350W (ヒーター) | 1100W (ヒーター) | 熱風1410W (ヒーター) |
IRIS OHYAMA MO-FS2403 | 1450W | – | 1330W | 1330W |
Wを指定して温めれば小型ポータブル電源でも使えるの?
電子レンジで食品を温めるときに、500Wや600W、1000Wを指定して温める機能が付いています。
たとえば「500Wに設定して電子レンジを動かせば、高出力のポータブル電源じゃなくても電子レンジを動かせるのでは?」と考えがちですが、実はそうではありません。
この500Wや600W、1000Wという数値は、電子レンジの消費電力ではなく「定格高周波出力」という数値です。
「定格高周波出力」は食品を温めるのに使われるエネルギーを表しています。
電子レンジの「消費電力」には「定格高周波出力」の数値のほかに、電子レンジを動かすためのさまざまな電力や変換ロスが加わります。
たとえばターンテーブルを回す電力や庫内ライトやモニター表示のための電力、制御回路に使われる電力などです。
我が家の電子レンジをJackery 1000Proで動かしてみた
我が家の電子レンジは上の写真にあるように「定格消費電力 1460W」のオーブンレンジです。
このオーブンレンジを定格出力1000Wのポータブル電源Jackery 1000Proにつなぎ、W数を指定して食品を温めてみました。
その結果、500Wに指定した場合も、600Wに指定した場合も途中でポータブル電源の電気が落ちてしまいました。
ポータブル電源のモニターには1300W以上の数値が表示されていたので、定格出力1000Wのポータブル電源では役不足でした。
500Wや600Wに指定して食品を温めたとしても、消費電力は結局1000W以上かかります。ポータブル電源で電子レンジを使うのであれば、最低でも定格出力1500W以上の機種がやはり必要です
まとめ
ポータブル電源を使い電子レンジを動かすのであれば、1500W以上の高出力ポータブル電源が必要です。
各社の電子レンジの消費電力を調べた結果、どの機種も1400W台が最大値ということが分かりました。
つまり定格出力1500W以上のポータブル電源であれば、全ての電子レンジを動かすことができます。
災害時や節電を見据えて電子レンジが使えるポータブル電源を購入する人は、定格出力1500W以上の高出力機種を選ぶようにしてください。
我が家では消費電力1460Wのオーブンレンジに、定格出力1500Wのポータブル電源(Jackery 1500)につないで何の問題もなく毎日のように使っています