ポータブル電源

【ソーラーパネル比較】ジャクリ200/100W、エコフロー160W マンションベランダでの使いやすさ

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みなさんこんにちは !

エコフローRIVER 2Proの新発売を記念して、ソーラーパネルセットが2割引きだったので160Wのパネルを選んで購入した ありーな です

マンションのベランダでソーラー発電をしている我が家では、スペースの関係上置ける機種は限られます

これまでジャクリのパネルを使ってきた経験上、大きすぎるとベランダで使いにくいし、発電容量が小さいと時間がかかるし

結局、110Wと迷った末に160Wのパネルに決めました

商品が届いて実際にベランダに置いてみると…

ありーな

EcoFlow 160WとJackery SolarSaga 200/100それぞれのいいところ、良くないところが分かりました!

というわけで、エコフローとジャクリのソーラーパネルを比較して分かったことを記事にしました

ご自宅のベランダにどの機種が適しているかは、ベランダの広さや使い方などによって変わってきます

ご自身の事情と照らし合わせながら、最後までご覧ください

ベランダで使う時の使い勝手の良さ比較

今回比較しているのはジャクリのSolarSaga 200 SolarSaga 100 、エコフローのEcoFlow 160W で、そもそも容量が違うパネルを比較します。

容量が違うソーラーパネルで性能面を比較するのは難しいので、今回は「マンションのベランダで使うソーラーパネル」という条件下で「使いやすさ」を比較します。

比較の結果をまとめると次の通りですが、1つ1つの詳細は写真付きで説明します。

EcoFlow 160SolarSaga 200SolarSaga 100
サイズ×
重量×
持ち運び
パネルの開きやすさ×
設置のしやすさ
(立てて使う場合)
×
設置のしやすさ
(ベタ置きの場合)
設置のしやすさ
(吊るす場合)
××
互換性

ありーな

「ベランダでの使いやすさ」で比較すると上の通りですが、「発電容量」で比較するとSolarSaga 200が○、EcoFlow 160が△、SolarSaga 100が×である点も商品選びの際にはお忘れなく

ソーラーパネルは平面に置いてスタンドを立てて使うのが正しい使い方です。「スタンドを使用せずに使用(吊り下げて使う等)するとパネル面に負荷がかかり故障の原因になる」とWEBサイトに書いているメーカーもあることを理解した上でお使いください

1.ソーラーパネルの「サイズ・重量」の比較

サイズ(横 x 縦 x 厚さ)重量
EcoFlow 160W1,570 x 680 x 24mm7Kg
Jackery SolarSaga 2002,320 x 540 x 25mm8Kg
Jackery SolarSaga 1001,220 x 535 x 20mm4Kg

3つのソーラーパネルの「サイズと重量」を上の通り図と表にまとめました。

ソーラーパネルの重量は容量に比例して重たくなりますが、サイズはそれぞれに特徴があります。

EcoFlow160Wは縦に長く、横はさほど長くありません。

Jackery SolarSaga 200は横に長く、縦にはあまり長くはありません。

Jackery SolarSaga 100は縦・横どちらにも短くてコンパクトです。

ありーな

EcoFlow 160Wは縦に大きいので使いにくいのかと思っていましたが、意外とコンパクトで使いやすいので驚きました。パネルの縦が長い方が良いか、横が長い方が良いかは、ベランダの広さやパネルの置き方によって異なります。ベランダのどの部分に日が当たるのかを見ながら、どんな形状のパネルが適しているのかを考えてみてください

2.ソーラーパネルの「出し入れのしやすさ」についての比較

持ち運びのしやすさ

Jackeryのソーラーパネルは、本体に「持ち手」が付いていて持ち運びが便利です。

一方、EcoFlowのパネルは本体に持ち手がなく、「保護ケース」にだけ持ち手が付いています(右下の黄色い枠内)。

日々のベランダへの出し入れにおいて、パネル本体に「持ち手」がなくてもさほど影響はありませんが、より安全に持ち運べるという点では、ジャクリに分があります。

折りたたんだパネルの開きやすさ

Jackery SolarSaga 100は2枚のパネルを半分に折るシンプルな構造で、開く時も簡単です。

Jackery SolarSaga 200とEcoFlow 160Wはどちらも4枚のパネルを折りたたむ構造ですが、その畳み方に違いがあります。

写真右下のSolarSaga 200は、真ん中を中心にM字に折りたたむため、開く時に多少のコツが必要です。

一方、左上のEcoFlow 160Wは、横から普通にパタパタパタと折りたたむ構造で、簡単に開けることができます。

ありーな

4枚パネルを折りたたんだソーラーパネルでは、EcoFlow 160Wの方がSolarSaga 200より開きやすいということが分かりました

3.ソーラーパネルの「設置のしやすさ」についての比較

太陽の高さに合わせて「パネルを立てて使う」場合

この使い方がソーラーパネルの一般的な使い方ですが、ジャクリのソーラーパネルは本体に「キックスタンド」が付いていて、簡単にパネルを立てることができます。

上の写真はJackery SolarSaga 200のキックスタンドで、4枚のパネルを3本のキックスタンドで支えます。

この写真はJackery SolarSaga 100のキックスタンドで、2枚のパネルを2本のキックスタンドで支えます。

EcoFlowのソーラーパネルを立てるときは、写真のように「ソーラーパネル用保護ケースを使い多少手間がかかります

保護ケースのペラペラの面を地面側に、厚紙が入ってしっかりした面を上側にした上で、同梱されているカルビナ(右下写真)を使い固定します。

私自身EcoFlowを使うのが今回が初めてだったこともあり、組み立てに「保護ケース」を使うという発想がありませんでした。

そのため組立て方が分かるまでかなりの時間がかかってしまいましたが、ユーザーマニュアルの説明が分かりづらいのも一つの理由でした。

マニュアルには次のような図が書かれていますが、「保護ケースを使う」とは一言も書かれていません。

写真に「保護ケース」らしきものが書かれていますが、保護ケースのジッパーを開いた形状はEcoFlow 160Wの場合「縦長」です。

マニュアルの写真では「横長」に見えるため、これだけではピンとこないのではないでしょうか。

ありーな

組立て方が分かったとしても、EcoFlowのソーラーパネルの組立はJackeryと比べるとかなり手間がかかります

ソーラーパネルを「ベタ置き」する場合

ソーラーパネルをベタ置きして使う人はあまりいないかもしれませんが、日の差込む方向が限られているマンションベランダでは、ソーラーパネルをベタ置きして使う方が良い場合があります。

上の写真は「布団干しスタンド」にすのこを敷き、その上にJackery SolarSaga 200をベタ置きしている様子です。

重さのあるソーラーパネルにベランダで太陽光を当てようとすると、このような置き方をしなければならない場合も出てきます。

今回EcoFlow 160Wをベタ置きしてみて分かったのは、EcoFlow 160Wの方がSolarSaga 200より置きやすいということです。

それは先に説明した「折りたたんだパネルの開きやすさ」であり、「縦が長く横が短い形状」が理由です。

物干しざおなどに吊るして使う場合

どこのメーカーのWEBサイトを見ても、ソーラーパネルを吊るして使う方法は書かれていません。

しかし狭いベランダでソーラー発電をするのであれば、吊るして使うことも考えなければなりません。

Jackery SolarSaga 100/200はパネルに4つの穴が空いており、その穴を使って物干し竿などに引っ掛けることができます。

しかしSolarSaga 200は重さも長さもあるため、引っかけて使うのは現実的ではありません。

EcoFlow 160Wはパネルに穴が8つ空いていますが、次の理由から引っかけて使うことは難しそうです。

【EcoFlow 160Wを吊るして使うのが難しそうな理由】

・穴の位置がパネルの端に寄りすぎており、強度が弱そうなため

・重量が7Kg、長さが1,570mmあるため

ソーラーパネルを物干し竿などに引っ掛けて使うのであれば、パネルにしっかりとした穴があり、コンパクトで軽いJackery SolarSaga 100が最適です(写真左)。

参考までEcoFlow 160Wも吊るしてみましたが、パネルが床に着いてしまいやはり難しそうでした(写真右)。

ありーな

アマゾンなどの購入者レビューを見てみると、南向きの部屋でソーラーパネルを屋内において使っている人のコメントがありました。屋内で発電できるならそれでも良いと思いますが、エコフローのWEBサイトには「ソーラーパネルは屋外に設置する必要があります。屋内に設置すると機能しません」と書かれていました。まずはパネルをベランダに出して使うことを想定して考えるのがよさそうです

4.ソーラーパネルの「互換性」の比較

EcoFlowのソーラーパネルは「MC4」と呼ばれる接続方式です(写真右下)。

アマゾンなどで売られているソーラーパネルの多くはMC4方式を採用しており、今後ソーラーパネルを増やして並列接続をしたり、他メーカーのパネルを使う場合に互換性があります。

一方、Jackeryのソーラーパネルは「DC」です(写真左上)。

「DC」のソーラーパネルであれば互換性がありますが、エコフローがWEBサイト上で「他社のソーラーパネルでも接続できる」と言っている一方、ジャクリは「利用可能とは思いますが…」と消極的な姿勢を見せています。

他社ソーラーパネルの使用について、各社のWEBサイトに書かれた記載は次の通りです。

【エコフロー】

RIVER は、ほとんどのソーラーパネルに対応する MC4 ポートを搭載しています。ソーラーパネルは、最大充電電力 200 W、入力 10~25 V、最大電流 DC 12A のものを推奨します

【ジャクリ】

ポータブル電源240/400/708/1000のDC入力プラグのサイズは7909プラグ(外径:7.9mm 内径5.5mm、内芯:0.9mm)です。ポータブル電源1000pro、1500及び2000proのDCプラグのサイズは8020プラグ(外径8.0mm、内径5.5mm、内芯2.0mm)内壁は正極、外壁は負極となります。こちらのサイズに合うソーラーパネルは利用可能かとは思いますが、他社製品と組み合わせて使用する場合は、 接続可否、動作可否に関する質問につきましては、互換性がないため案内するのが難しい状況です。また、他社製品使用による製品に不具合があった際は保証対象外となりますので使用する際は注意してください

5.その他気になる点

EcoFlow 160Wの気になる点

ソーラーパネル保護用ケースをキックスタンドとして使うと汚れる

EcoFlowは角度を調整して使う場合、「ソーラーパネル用保護ケースとキックスタンド」を地べたに敷く必要がある。

ベランダなら汚れる心配は少ないですが、外で使う場合場所によっては汚れてしまう心配が出てきます。

パネル前面に付いた「MC4コード」邪魔に感じる

EcoFlowのソーラーパネルは、パネル前面にMC4のコードが付いています。

そのため次の点が不便に感じました。

【パネル前面にMC4接続があることにより感じる不便】

・コードが影になり発電量に影響が出る可能性がある

・折りたたんで収納したときにコードが邪魔になって畳みにくい

・コードを束ねておくバンドが付いていないため、コードがバラバラになりあつかいにくい

Jackery SolarSagaの気になる点

使っている内にキックスタンドと本体を止める力が弱くなってしまう

Jackeryはパネルを立てて使う場合、パネル本体に付いているキックスタンドを開いて支えます。

このやり方は簡単で使いやすいメリットがある一方、使っている内にキックスタンドを止めている部分の強度が弱まってくるデメリットもあります。

SolarSaga 100ではキックスタンドと本体はマジックテープで止められており、使っている内にマジックテープが弱まり止まりが悪くなってきます。

SolarSaga 200ではキックスタンドと本体はマグネットで止めており、磁石の力はさほど強くありません。

SolarSaga 100のコードは本体に付いているため、交換が不可能

SolarSaga100のコードはパネル本体に固定されており、パネルの裏面から出ています。

コードと共にコードを収納できるポケットが付いており収納しやすいメリットがある反面、コードが取り外しができないというデメリットもあります。

デメリットとなるのは、コードが断線などしてもコードだけを取り換えることができないときです。

SolarSaga200のコードは、パネルの横にある差込口に差込んで使います。

コードを取り外しできるため、コードだけの取り換えが可能、コードが邪魔になることがないなどのメリットがありますが、差込口がSolarSaga200専用のもので互換性がないのがデメリットです。

この記事で比較したソーラーパネル3機種の紹介

EcoFlow(エコフロー)160W

EcoFlow 160W は、最大出力160Wで変換効率(交換効率)21~22%のソーラーパネルです。広げたとき(展開時)のサイズは1570mm x 680mm、重さは7Kgと多少大き目ではありますが、ベタ置きして使う場合は使いやすい設計です。接続方式にMC4を採用しており、パネルの数を増やして並列接続をしたり他社パネルを使う場合の互換性が高いのも特徴です。

EcoFlow 160Wの公式ページはこちら

Jackery (ジャクリー) SolarSaga 200

SolarSaga 200 は、最大出力200Wで変換効率(交換効率)23%の高出力なソーラーパネルです。広げたとき(展開時)のサイズは2320mm x 540mm、重さ8Kgとかなり大きめですが、高出力による発電時間短縮を求める人にはおすすめです。パネルの持ち手と4隅に穴が開いており、パネルの固定に便利ですが、サイズと重量があるため吊るして使うことは難しく、置いて使うソーラーパネルです。

Jackery SolarSaga 200の公式ページはこちら

Jackery (ジャクリー) SolarSaga 100

SolarSaga 100 は、最大出力100Wで変換効率(交換効率)24%のソーラーパネルです。広げたとき(展開時)サイズは1220mm x 535mm、重さは4Kgと手ごろでベランダへの出し入れも容易です。パネルに持ち手穴がある上に、4隅に穴が開いており、パネルの固定も便利です。床面に置いても吊るしても使えます。
パネル自体にDC出力ポートUSBポートがついており、太陽光で発電した電気をそのまま使えるのも他製品にはない特徴です。

Jackery SolarSaga 100の公式ページはこちら

まとめ

今回EcoFlow 160Wを購入したことを機に、SolarSaga 200と100と共にベランダでの使いやすさを比較しました。

ベランダでの使いやすさで言えば、ジャクリのSolarSaga 100が最適ですが、発電容量が最も少ないところがデメリットです。

発電容量が大きめのSolarSaga 200、EcoFlow 160Wにはそれぞれに一長一短があるため、パネルを使うベランダの広さや使い方に合わせて、自分に適した機種を選んでください。

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