みなさんこんにちは ! ありーなです
ソーラーパネルで発電した無料の電気を使い、ホットクックで料理したいんだけど、どのホットクックを選べばいいのかしら?
そんな声にお応えして、ポータブル電源で使うホットクックの選び方を紹介します。ホットクックは容量に応じて3つのサイズがありますが、消費電力は350W~800Wとポータブル電源でも使いやすく、停電が起きてもソーラーパネルとポータブル電源があれば料理が作れるのが魅力です
この記事を読むとこのようなことが分かります
【この記事でわかること】
ぜひ最後までご覧ください
目次
ポータブル電源で使うホットクックの選び方
ホットクックを選ぶためには、「自分の生活に合った機種はどれか」をまず最初に決める必要があります。
現在発売されている最新機種はG世代と呼ばれる機種で、容量に応じて3つの機種があります。
それぞれの特徴を比較する前に、型番の見方を紹介します。
1) ホットクックの型式番号の意味を理解する
2015年に登場したホットクックは世代が変わるたびに改良がくわえられ、今売られている最新機種は7代目のG世代です。
世代が変わるたびに機能や仕様が少しずつ進歩していますが、売られている3つのサイズは変わりません。
作れる料理の量(調理容量)の違いで3つに分かれており、KN-HW10(調理容量1.0L:1~2人用)、16(調理容量1.6L:2~4人用)、24(調理容量2.4L:2~6人用)となっています。
数字の後ろにあるA~Gは「世代」を表すアルファベットで、最新の機種はG世代(2021年モデル)です。
ハイフン(ー)の後ろには本体カラーの頭文字が書かれており、Rはレッド、Wはホワイト、Bはブラックを表しています。
2) ホットクック 最新3機種の「仕様・寸法」を比較する
どの機種が自分に合っているかは3つの機種を比較すると見えてきます。
最新(G世代)3機種の仕様・寸法を比較しましたのでご覧ください。
3機種を比較すると3つそれぞれで異なる部分と同じ部分が存在します。どこが違ってどこが同じかを理解できるように、その2つを分けた表を作成しました
G世代3機種で違いの「ある」部分の比較
製品名 | 写真 | 消費電力 | 何人分 | 調理容量 | 満水容量 | 外形寸法 | 質量 | メニュー集掲載数 | 色 |
KN-HW10G | 350W | 1~2人分 | 1.0L | 2.0L | 幅220mm×奥行305mm×高さ240mm | 3.7Kg | 86(自動70/手動16) | 白/黒 | |
KN-HW16G | 600W | 2~4人分 | 1.6L | 3.4L | 幅330mm×奥行282mm×高さ240mm | 5.0Kg | 140(自動129/手動11) | 白/黒 | |
KN-HW24G | 800W | 2~6人分 | 2.4L | 4.7L | 幅345mm×奥行305mm×高さ256mm | 5.8Kg | 145(自動133/手動12) | 白/赤 |
作れる料理の量(調理容量)が違うので、消費電力や寸法、質量などは当然異なります。
KN-HW10Gだけ「メニュー集掲載数」が少ない点が目立ちますが、ホットクックは全ての機種で無線LAN接続ができます。
無線LANでシャープの「COCORO KITCHEN」に接続すれば、メニューをダウンロードして料理することができますし、手動で調理方法や調理時間を競ってして料理することもできます。
つまり「メニュー集掲載数」が少ないとしても、実際に使う時にはあまり大きな影響はありません。
定格出力1000Wのポータブル電源を持っていれば、どのサイズのホットクックでも十分動かせることが分かります。消費電力が600W、350Wと小さい機種もあるので、小さめのポータブル電源を持っている家庭でも電気代・ガス代ゼロ円の節約料理がつくれます
G世代3機種で違いの「ない」部分
【仕様に関する部分】
電源 | AC 100V 50-60Hz 共用 |
設定温度(発酵・低温調理) | 35~90℃ |
最大予約設定時間 | 15時間 |
保温 | 最大12時間 |
電源コードの長さ | 約1.4m(マグネットプラグ方式) |
付属品 | 蒸しトレイ/メニュー集/取扱説明書 |
サイズによって消費電力が違うにも関わらず、設定温度や保温時間などは変わりません。一番小さいサイズKN-HW10Gでも、他の機種と同様に十分な調理ができることが分かります
3) ホットクック 最新3機種の「機能・特徴」を比較する
KN-HW10G | KN-HW16G | KN-HW24G | |
かきまぜ (まぜ技ユニット) | ○ (かきまぜメニュー34) | ◎ (かきまぜメニュー83) | ◎ (かきまぜメニュー82) |
Wセンサー (温度/蒸気センサー) | ○ | ○ | ○ |
無水調理 | ○ (無水メニュー26) | ○ (無水メニュー54) | ○ (無水メニュー55) |
無線LAN接続 | ○ | ○ | ○ |
3機種の機能、特徴を比較しましたが、全てのサイズで大きな違いはないことが分かりました。
それでは3機種共に使える「機能・特徴」を詳しく見てみましょう。
かきまぜ(まぜ技ユニット)
「まぜ技ユニット」とはホットクック独自の技術で、加熱の進行に合せて最適なタイミングで具材をかきまぜてくれる機能です。
3機種共に搭載されていますが、KN-HW16Gと24Gだけかきまぜ(まぜ技ユニット)の欄が◎なっています。
元々KN-HW10の「まぜ技ユニット」は1本ウイング、KN-HW16と24では2本ウイングという違いがありましたが、G世代では、KN-HW16Gと24Gの2機種で新型の「まぜ技ユニット」が搭載されているため◎となっています。
新型は回転スピードがアップしてつぶす・泡立てると言った調理(ポテトサラダやコロッケのタネ、ケーキ作りに使うホイップクリームの作りなど)が可能となりました。
Wセンサー、無水調理、無線LAN接続
かきまぜ(まぜ技ユニット)以外の機能・特徴は3機種全てで○になっています。
無水調理のメニュー数が機種によって異なりますが、先に説明した通り無線LANに接続してメニューをダウンロードできるため特に問題はありません。
「自分の生活に合った機種はどれか」が決まったら、その機種がポータブル電源につないで動かせるかを確認します。選んだホットクックの消費電力がポータブル電源の定格出力より小さければ動かせます
新旧世代のホットクックを比較して選ぶ
選んだサイズの機種の最新型(G世代)を買うのか、旧型(E or F世代)を買うのかを決めるのもポイントの一つです。
ホットクックが誇る独自の機能(無水料理やまぜ技ユニット、Wセンサーなど)は既に旧型機にも搭載されており、機能的には遜色ありません。
値段が安いこともあり、旧型機を好んで買う人も多くいるようです。
個人的には最新型を買うのがおすすめですが、最新型と旧型との比較を載せておきますので参考としてください。
1) KN-HW10(1~2人用 調理容量1.0L)の新旧比較
容量1.0L | G世代 2021年モデル KN-HW10G | F世代 2020年モデル – | E世代 2019年モデル KN-HW10E |
消費電力 | 350W | ‐ | 350W |
まぜ技ユニット | ○ | – | ○ |
無線LAN接続※ (自動メニュー数) | ○ (70) | – | ○ (63) |
無水調理メニュー※ | 26 | – | 25 |
内鍋 | フッ素コート | – | フッ素コート |
サイズ | 220×305×240mm | – | 220×305×240mm |
重量 | 3.7Kg | – | 3.7Kg |
色 | 白/黒 | – | 白/黒 |
Amazon税込価格 最安値 (2023年10月時点) | 34,980円 | – | 37,700円 |
新旧の機種を比較した結果、電気・ガス代、水道料金ゼロ円の節約料理に使うなら、最新機種(KN-HW10G)がイチ押しです。その理由は次のとおりです
・新旧世代の機種とも仕様・寸法・機能面で大きな違いがないため
・新旧世代の機種とも金額面で大きな違いがないため
G(最新)世代 KN-HW10G
E(旧)世代 KN-HW10E
2) KN-HW16(2~4人用 調理容量1.6L)の新旧比較
容量1.6L | G世代 2021年モデル KN-HW16G | F世代 2020年モデル KN-HW16F | E世代 2019年モデル KN-HW16E |
消費電力 | 600W | 600W | 600W |
まぜ技ユニット | ◎ | ○ | ○ |
無線LAN接続※ (自動メニュー数) | ○ (129) | ○ (130) | ○ (126) |
無水調理メニュー※ | 54 | 52 | 56 |
内鍋 | フッ素コート | フッ素コート | ステンレス |
サイズ | 330×282×240mm | 364×283×232mm | 364×283×232mm |
重量 | 5.0Kg | 5.2Kg | 5.5Kg |
色 | 白/黒 | 赤/白 | 赤/白 |
Amazon税込価格 最安値 (2023年10月時点) | 39,500円(黒) | 40,590円(白) | 49,500円(白) |
新旧の機種を比較した結果、電気・ガス代、水道料金ゼロ円の節約料理に使うなら、最新機種(KN-HW16G)がイチ押しです。その理由は次のとおりです
・新型の「まぜ技ユニット」が搭載され、料理スピードや料理の幅が広がったため
・内鍋がフッ素コートで、お手入れが簡単で洗う水も少なくて済むため
・最小・最軽量で災害時などの持ち運びに便利なため
G(最新)世代 KN-HW16G
F(1代前)世代 KN-HW16F
E(2代前)世代 KN-HW16E
3) KN-HW24(2~6人用 調理容量2.4L)の新旧比較
容量1.6L | G世代 2021年モデル KN-HW24G | F世代 2020年モデル KN-HW24F | E世代 2019年モデル KN-HW24E |
消費電力 | 800W | 800W | 800W |
まぜ技ユニット | ◎ | ○ | ○ |
無線LAN接続※ (自動メニュー数) | ○ (133) | ○ (134) | ○ (130) |
無水調理メニュー※ | 55 | 53 | 57 |
内鍋 | フッ素コート | フッ素コート | ステンレス |
サイズ (幅x奥行x高さ) | 345×305×256mm | 395×305×249mm | 395×305×249mm |
重量 | 5.8Kg | 6.1Kg | 6.5Kg |
色 | 赤/白 | 赤/白 | 赤/白 |
Amazon税込価格 最安値 (2023年10月時点) | 49,214円(赤) 52,500円(白) | 52,200円(赤) 47,200円(白) | 46,858円(赤) 39,200円(白) |
新旧の機種を比較した結果、電気・ガス代、水道料金ゼロ円の節約料理に使うなら、最新機種(KN-HW24G)がイチ押しです。その理由は次のとおりです
・新型の「まぜ技ユニット」が搭載され、料理スピードや料理の幅が広がったため
・内鍋がフッ素コートで、お手入れが簡単で洗う水も少なくて済むため
・最小・最軽量で災害時などの持ち運びに便利なため
G(最新)世代 KN-HW24G
F(1代前)世代 KN-HW24F
E(2代前)世代 KN-HW24E
ホットクックをポータブル電源で使って大丈夫?
ホットクックをポータブル電源に接続して使うことについて、シャープの相談窓口に電話して聞いてみましたので最後に紹介します。
ホットクックをポータブル電源で使うことについて何か注意点等ありますか?
ホットクックは家庭用電源に接続して使うことを推奨しています。ポータブル電源でのご利用は推奨していません
推奨していないということは何か問題があるのでしょうか?
もし電流が不安定になるようなことがあれば、調理時間が想定よりかかってしまうこともありえます
なるほど。故障するリスクもありますか?
そういうわけではありませんが、故障するリスクがゼロとまでは言えません
ありがとうございます。承知しました
「電流が不安定になると調理時間がかかる」という理由でポータブル電源につないでの利用は推奨していないそうですが、故障のリスクまではなさそうです。きちんとしたメーカーのポータブル電源であれば「正弦波」で安定した電力を供給してくれるため、特に心配する必要はなさそうです
まとめ
無水調理が得意な自動調理鍋「ホットクック」は、電気代・ガス代、水道料金を節約できる調理家電の大本命です。
選ぶときのポイントは、次の3点です。
・最新型の3つの機種を比較して、自分に合った機種はどれか
・その機種がポータブル電源で動かせるか
・選んだ機種の最新型を買うのか旧型を買うのか
ポータブル電源の定格出力よりホットクックの消費電力が小さければ、ポータブル電源でホッとクックを動かして電気代・ガス代ゼロ円の節電料理が作れます。
イチオシは最新型(G世代)の機種ですが、一つ前のF世代の機種であれば新型(G世代)と遜色なく使えます。
ホットクックは「ガス・電気代、水道料金ゼロ円の節約料理」に適しています。定格出力が小さめなポータブル電源でも、ホットクックの最小機種KN-HW10G(消費電力350W)なら使えます。定格出力が1000Wあるポータブル電源なら、KN-HW24G(800W)、KN-HW16G(600W)、KN-HW10G(350W)のいずれでも動かせます
電気代・ガス代・水道料金ゼロ円の節約料理については、こちらの記事もご覧ください