ポタ電の基礎知識

ポータブル電源の価格が高く感じるのはなぜ?家電ではなく設備と比較すべき

ポータブル電源の価格が高く感じる
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みなさんこんにちは ! 管理人のありーなです

「ポータブル電源は高い!」そう感じている方は多いのではないでしょうか。

確かに、金額だけを見ると高額ですし、ポータブル電源がどのように役立つのかイメージしにくいかもしれません。

この記事では、「ポータブル電源は本当に高いのか?」を考えるためのヒントを提供します。

ポータブル電源の価格を、単なる電化製品と比較するのではなく、その本質的な価値を理解することで、新たな視点が見えてくるはずです。

ポータブル電源の値段はどれ位なのか?今の相場感を知りたい!
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ポータブル電源の値段は何と比べるべきなのかを知りたい!

そんな方はぜひ続きをご覧ください。

ありーな

ポータブル電源を買うくらいなら、新しいパソコンやTVなどを買った方がいいと思う人は多いのではないでしょうか?しかしポータブル電源というものは、ただの電化製品とは違い「生活を続けるために必要なもの」「電気を使い続けるために必要なもの」なんです。本来比べるべきものと比べれば、ポータブル電源は「決して高くはない」と思えるかもしれません

1. ポータブル電源の価格:まずは「相場」を知ろう

1) ポータブル電源の価格帯を把握する

ポータブル電源の価格は、そのサイズや機種によって大きく異なります。

特に、大容量モデルは高額になる傾向があり、数十万円を超えるものも珍しくありません。

人気メーカーであるJackery(ジャクリ)やEcoFlow(エコフロー)のセット商品を例に挙げると、大容量モデルでは20万円以上、中容量モデルでも10万円を超えるものが多く見られます。

しかし、各社が頻繁に実施しているセールやキャンペーンを利用すれば、通常価格よりもお得に購入できる可能性もあります。

ポータブル電源の価格を考える際は、まずその価格帯を把握することが重要です。

【Jackeryソーラーパネルセットの相場】

商品名セット内容セール価格(通常価格)
Jackery Solar Generator 2000Plus Jackery 2000Plus+ SolarSaga 200×1枚195,250円
227,618円
(355,000円)
Jackery Solar Generator 2000NEW Jackery 2000NEW+ SolarSaga 200×1枚179,520円
189,312円
(326,400円)
Jackery Solar Generator 1000Plus Jackery 1000Plus+ SolarSaga 100×1枚121,680円
141,326円
(202,800円)
Jackery Solar Generator 1000NEW Jackery 1000NEW+ SolarSaga 100×1枚96,030円
99,771円
(174,600円)
※容量1000~2000WhクラスのPlusシリーズ、NEWシリーズ、のセット商品の中から、100W以上のソーラーパネルx1枚のセット(100W Mini除く)のみ掲載
※「セール価格」には、2024年1年間の実績を元に記載(上段:最安値、下段:平均値)

2) ポータブル電源の価格を「電化製品」と比較してみる

では、ポータブル電源と同程度の価格で購入できる電化製品にはどのようなものがあるでしょうか。

同程度の価格帯で販売されているノートパソコン、テレビ、冷蔵庫などを調べてみると、最新モデルや高スペックな機種を選ぶことができることが分かります。

これらを比較すると、ポータブル電源は高額だと感じてしまうかもしれません。

しかし、ポータブル電源を単なる電化製品と比較することには、本当に意味があるのでしょうか。

【ノートパソコンとの比較】

販売価格10万円前半のノートパソコン

dynabook PZ/MV W6PZMV5PAB

金額:126,280円
画面:15.6型
CPU:Core i5
ストレージ:SSD512GB
メモリ:16GB

販売価格20万円前半のノートパソコン

ASUS Vivobook S 15 S5507QA

価格:215,820円
画面:15.6インチ
CPU:Snapdragon® X Elite X1E-78-100
ストレージ:SSD1TB
メモリ:16GB

【テレビとの比較】

販売価格10万円前半のテレビ

REGZA 48X8900K

価格:125,681円
画面:48インチ
パネル:4K有機ELパネル
画素数:3840×2160(4K)
外形寸法:105.2cm×59.2cm/120.7cm

販売価格20万円前半のテレビ

REGZA 55Z870L

価格:215,948円
画面:55インチ
パネル:4K液晶パネル
画素数:3840×2160(4K)
外形寸法:145.1cm×87.4cm×19.4cm

ありーな

ポータブル電源を買うの同程度の金額で買える電化製品はみなハイスペックです。これを見たら「ポータブル電源よりパソコンやテレビを買い替えた方がいいなぁ」と思ってしまいますね

2. ポータブル電源の価格を「家電」と比べてはダメ

ポータブル電源の価格を家電と比べると、高く感じるかもしれません。

しかし家電とポータブル電源は役割が違うので、そもそも比べる対象ではないのです。

それぞれの役割を理解すれば、ポータブル電源の価格は違ったものに見えてきます。

1) 電化製品の役割とは?

電化製品は、私たちの生活を「便利」にすることを主な役割としています。

例えば、パソコンは情報収集や仕事に、テレビは娯楽に、冷蔵庫は食料の保存にと、私たちの生活を快適にするための様々な機能を提供してくれます。

しかし、これらの電化製品は、電気がなければその機能を発揮できません

また、停電時や電源がない場所では、全く役に立たなくなってしまいます。

2) ポータブル電源の役割とは?

一方、ポータブル電源の役割は、電化製品とは大きく異なります。

ポータブル電源は、電気を「作る」ことはできませんが、電気を「蓄え」、必要に応じて「使える状態」を維持することができます

つまり、ポータブル電源は、電化製品がその機能を果たすための「土台」となるもの、と言えるでしょう。

電気のない場所で電気を使えるようにしてくれる、それがポータブル電源の本来の役割です。

ポータブル電源は「生活を続けるために必要なもの」

ポータブル電源は、電化製品のように、生活を「便利」にするものではなく、停電時や災害時など、電気がない状態でも「生活を続けるため」に必要なものです。

そのため、ポータブル電源を、他の電化製品と比較するのは、そもそも的が外れていると言えるでしょう。

ポータブル電源は、電気がなければ動かない電化製品とは異なり、電気が使えなくなった状況下で、私たちが「生活を続ける」ことを可能にするための、必要不可欠なものと言えます

3. ポタ電の価格を「生活を続けるために必要なもの」と比べてみる

「生活を続けるために必要なもの」と言えば、いわゆる「設備」と言われるものです。

家の中にある設備とポータブル電源の価格を比べてみましょう。

1) 家庭の設備と比較した場合

ポータブル電源の価格を考える上で、比較対象として適切なのは、給湯器やガスコンロ、トイレやお風呂など、生活を維持するために不可欠な「家庭の設備」ではないでしょうか。

これらの設備は、故障した場合、高額な修理費用がかかります。

それらと比べると、ポータブル電源は、決して高すぎるものではないかもしれません。

ありーな

築15年近くが経つ我が家では、ここ数年で給湯器とガスコンロを新しいものに取り換えました。給湯器はマンションに最初から付いていたものと同じ製品に取り換えましたが、取付費用も含めて36万円もかかりました(上の写真)。電池の液漏れが原因で壊れてしまったガスコンロは、新しいものに取り換えて15万円もかかりました

2) 電気設備と比較した場合

「電気を使う」ためには、家庭の電気工事が不可欠です。

電力会社から電気を引き込み、家庭内で安全に電気を使えるようにするための工事には、多額の費用がかかります。

ポータブル電源は、このような「電気設備」の代替品になり得ると言えるでしょう。

ポータブル電源は、電力会社からの電気供給が途絶えた場合でも、電気を使える状態を維持してくれるため、電気設備と同じ価値を提供してくれるのです

ありーな

電力会社から送られてくる電気を家庭内で使うため、ブレーカーやコンセント、スイッチ、配線などを敷設しますが、この工事にかかる費用は50~100万円ほどと言われます

ポータブル電源の本当の比較対象は「電気を使い続けるために必要な設備」

ポータブル電源は、停電時でも電気を使い続けることを可能にします。これは、電気のない生活を強いられた場合に、その価値を実感できることでしょう。

また、ポータブル電源は、ソーラーパネルと組み合わせることで、電気を自給自足できる可能性も秘めています。

ポータブル電源は、私たちが「電気を使い続ける」ために必要なものであり、その意味では、ポータブル電源は家電と比較するのではなく、電気に関わる設備と比較するべきものなのです

まとめ:ポータブル電源の価格は電化製品と比べると高く感じる

ポータブル電源を「高い!」と感じてしまうのは、ポータブル電源を「電化製品」という視点からだけ見ているからかもしれません。

しかしポータブル電源は、電化製品とは役割が異なり、私たちが「生活を続ける」ため、「電気を使い続ける」ために必要なものなのです。

ポータブル電源を、家電製品ではなく、「生活を維持する為に必要な設備」や、電気を使うために必要な「電気設備」として捉えなおすと、その価格も妥当なものに感じられるのではないでしょうか。

ポータブル電源とソーラーパネルは、私たちの生活を守り、豊かにするための、必要不可欠なアイテムと言えるでしょう。

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【目次:【徹底解説】ポータブル電源のは本当に必要?】

#0 【徹底解説】ポータブル電源は本当に必要?購入前の疑問に答えます
#1 「ポータブル電源はいらない」と断言する前に知っておくべき7つのこと
#2 ポータブル電源を買うべき人とはどんな人?あなたは本当に必要なのかを徹底解説
#3 ポータブル電源だけじゃもったいない!ソーラーパネルセットで得られるメリット
#4 ポータブル電源の「普段使い」で電気代節約、快適生活実現
#5 電気代・ガス代ゼロ円-ポータブル電源をソーラー充電して節約調理
#6 ポータブル電源の価格が高く感じるのはなぜ?家電ではなく設備と比較すべき
#7 「ポータブル電源は高い」は誤解!ソーラーパネルセットなら万一に備えた「保険」になる
#8 電気代高騰から子供を守る!ポータブル電源とソーラーパネルでできること
#9 電気料金値上げに負けない!ポータブル電源とソーラーパネルで家族の笑顔とゆとりを守る
#10 ポータブル電源で節電意識UP!電気の見える化がもたらす4つのメリット
#11 「ポータブル電源、元取れる?」元をとるための5つのポイント
#12 停電の室内で本当に役立つのはポータブル電源だけ
#13 ポータブル電源で備えるのは、経験したことのない大規模な停電リスク
#14 ポータブル電源は必要か?電力不足リスクから見たポタ電とソーラーパネルの必要性
#15 「いつか買う」は損!ポータブル電源買うなら今すぐ買うべき5つの理由

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あり~な
迫りくるリスクから大切なものを守るため、役立つのはポータブル電源と備蓄(食料・日用品など)です。備えておけば「安心感」や「心の余裕」が生まれ、まさかのときでも落ち着いて行動することができます。このブログでは今から備えておきたいポータブル電源と備蓄の情報・アイデアを紹介しています。詳しくは「プロフィール」をご覧ください