みなさんこんにちは ! ありーなです
ポータブル電源があればいいなと思うのですが「高い」ですよね?
金額だけ見れば、ポータブル電源は「安い」とは言えません。またポータブル電源を本体だけで購入するなら確かに高く感じます。しかしポータブル電源をソーラーパネルとセットで購入すれば、決して高くはありません。今回は「ポータブル電源の価格は本当に高いのか?」について考えます
ぜひ最後までご覧ください。
目次
大容量ポータブル電源セットを買うにはいくら必要?
ポータブル電源の価格が高いのか?を見る前に、ポータブル電源はいくらで買えるのかを押さえておきましょう。
このブログではポータブル電源を単品で買うのではなく、ソーラーパネルとのセットで購入することをおすすめしています。
よってここで言う「ポータブル電源」とは「ポータブル電源セット」のことを指しており、「ポータブル電源セットの価格が本当に高いのか?」を考えます。
ジャクリ社はポータブル電源とソーラーパネルセットとして、「Solar Generator」という商品を出しています。
Solar Generatorをできるだけ安く買うためにはいくら必要なのかを知るために、2024年2月開催の「Jackery 節電応援セール」での販売価格を調べました。
その結果、ジャクリの大容量ポータブル電源セットを購入するためには、13.5(最安値)~27万円(最高値)程度のお金が必要だと分かりました。
商品名 | セット内容 | セール価格 | (通常価格) |
Jackery Solar Generator 2000Plus | Jackery 2000Plus+ SolarSaga 200×1枚 | 230,750円 | (355,000円) |
Jackery Solar Generator 2000Pro | Jackery 2000Pro+ SolarSaga 200×1枚 | 269,925円 | (359,900円) |
Jackery Solar Generator 1500Pro | Jackery 1500Pro+ SolarSaga 200×1枚 | 202,350円 | (269,800円) |
Jackery Solar Generator 1000Plus | Jackery 1000Plus+ SolarSaga 200×1枚 | 141,960円 | (202,800円) |
Jackery Solar Generator 1000Pro | Jackery 1000Pro+ SolarSaga 200×1枚 | 164,925円 | (219,000円) |
Jackery Solar Generator 1000Pro | Jackery 1000Pro+ SolarSaga 100×1枚 | 134,925円 | (179,900円) |
ソーラーパネルがなければポータブル電源は「電気を溜めるだけのただの箱」にすぎません。ソーラーパネルを持っていれば、停電が起きても電気代が高騰しても安心です。「自分で電気を作れる仕組み」があるからです
ポータブル電源価格を他の「電化製品」と比べてみる
ポータブル電源の金額を聞いただけで、「高い」と思った人も多いのではないでしょうか?
13.5~27万円というポータブル電源の価格が「本当に高いのか?」、それを知るために他の「電化製品」と比べてみました。
ノートパソコンとテレビ、冷蔵庫の例を紹介します。
【電化製品の価格調査方法】
「価格コム」のサイトを使い、掲載されている「最安値店舗」での販売額が13.5万円と27万円に近い商品を選びました
ノートパソコンとの比較
大容量ポータブル電源の最低額(13.5万円)と同程度額のノートパソコン
Panasonic Let`s note LV1
金額:135,000円
画面:14インチ
CPU:Core i5
ストレージ:SSD256GB
メモリ:16GB
大容量ポータブル電源の最高額(27万円)と同程度額のノートパソコン
ASUS ROG Strix G16 G614JVR
価格:269,800円
画面:16インチ
CPU:Core i9
ストレージ:SSD1TB
メモリ:32GB
これだけのスペックのノートパソコンが買えるなら、「ポータブル電源ではなくノートパソコンを買った方が良いかなぁ」と思ってしまいますね
テレビとの比較
大容量ポータブル電源の最低額(13.5万円)と同程度額のテレビ
REGZA 48X8900L
価格:133,800円
画面:48インチ
パネル:4K有機ELパネル
画素数:3840×2160(4K)
外形寸法:106.8cm×65.8cm×23.7cm
大容量ポータブル電源の最高額(27万円)と同程度額のテレビ
SONY BRAVIA XRJ-75X90L
価格:273,000円
画面:75インチ
パネル:4K液晶パネル
画素数:3840×2160(4K)
外形寸法:166.8×95.9×5.9
こんなに大画面の4Kテレビが買えるなら、「ポータブル電源ではなくテレビが欲しいなぁ」と思った人もいるのではないでしょうか
冷蔵庫との比較
大容量ポータブル電源の最低額(13.5万円)と同程度額の冷蔵庫
シャープ SJ-X418K-W
価格:139,585円
容積:412L
タイプ:冷凍冷蔵庫
ドア数:5ドア
大容量ポータブル電源の最高額(27万円)と同程度額の冷蔵庫
PanasonicのNR-E45PX1-N
価格:272,290円
容積:450L
タイプ:冷凍冷蔵庫
ドア数:5ドア
「ポータブル電源なんていらないから、冷蔵庫を買い替えましょうよ」という声が家族から聞こえてきそうです
ポータブル電源を他の「電化製品」と比べるのは正しいの?
ポータブル電源と同程度の金額で買える電化製品を調べてみたら、かなり高スペックな機種まで選べることが分かりました。
そう考えると「やっぱりポータブル電源は高いよ」という結論になるのも当然なのかもしれません。
しかしポータブル電源を他の「電化製品」と比べるのは意味のあることでしょうか?
実はポータブル電源は、電化製品と真逆の特徴を持つ商品です。
もし災害などで電気が止まれば、
他の「電化製品」は動きません(力を失います)
しかしポータブル電源は、
他の「電化製品」を動かします(力を発揮します)
つまりポータブル電源は「電化製品(=生活を便利にするもの)」というカテゴリーではなく、「生活を続けるために必要なもの」というカテゴリーに入る商品です。
それではポータブル電源を「生活を続けるために必要なもの」と考えた場合、13.5~27万円という価格ははたして「高い」のでしょうか?
「生活を続けるために必要なもの」と比べてみる
ここからは、ポータブル電源を「生活を続けるため必要なもの」として見た場合、価格が高いのかを考えます。
「生活を続けるために必要なもの」としては、給湯器やトイレ、お風呂、コンロなど、家を建てたときに最初から備わっている「家庭の設備」が思い浮かびます。
壊れてしまったら生活が成り立たなくなるものが「家庭の設備」だとすれば、いくら値段が高くても取り換えざるを得ないものと言えるのではないでしょうか?
築15年近くが経つ我が家では、ここ数年で給湯器とガスコンロを新しいものに取り換えました。
給湯器はマンションに最初から付いていたものと同じ製品に取り換えましたが、取付費用も含めて36万円もかかりました(上の写真)。
電池の液漏れが原因で壊れてしまったガスコンロは、新しいものに取り換えて15万円もかかりました。
比べてみると、ガスコンロの15万円は大容量ポータブル電源の最低額 (約13.5万円)より高く、給湯器の36万円は大容量ポータブル電源の最高額 (約27万円)より高い金額です。
ポータブル電源を「生活を続けるために必要なもの」と位置付けると、この程度の価格であれば高くないようにも感じます。
次の章ではポータブル電源の本来の役割「電気を使うために必要なもの」という視点で考えてみます
「電気を使うために必要なもの」と比べてみる
「電気を使うために必要なもの」と言えば、家の建築段階で工事が行われる「電気設備」です。
電力会社から送られてくる電気を家庭内で使うため、ブレーカーやコンセント、スイッチ、配線などを敷設しますが、この工事にかかる費用は50~100万円ほどと言われます。
一瞬高そうにも感じますが、この金額を払えば「電気を使える便利な生活が送れる」と考えると、安いものですね。
しかし電力会社からの電気が止まってしまったら、家庭の電気設備で電気は使えません。
災害による停電やエネルギー不足による停電が起きた場合、いつまでその状態が続くのかは分かりません。
そんなときポータブル電源とソーラーパネルがあれば電気を使えます。
電力会社からの電気と比べ、ポータブル電源で使える電気の量は比較にならないほど少量で不便です。
しかし「電気が使える」という状態を作ってくれるだけで、とても価値あることだと思いませんか?
「電気を使える」という意味では、家の電気設備と同じ価値を提供してくれるのがポータブル電源です。
このように考えれば、ポータブル電源の価格(13.5~27万円)は「決して高くはない」と言えるのではないでしょうか?
まとめ
ポータブル電源を買うためには確かにそれなりのお金が必要です。
金額だけ聞くと「高い!」と思われがちですが、「生活を続けるため」「電気を使うため」という役割を考えれば、決して高くはありません。
ポータブル電源とソーラーパネルがあれば、他では得られない特別な価値を提供してくれます。
自分の力で電気を作って使える仕組みを持っていれば、災害が起きても、計画停電になっても、電気代が高騰しても乗り越えていける力になります。
起きるか分からないリスクのためにお金を払うとなると、その一歩がなかなか踏み切れないものです。ポータブル電源を「電気が使えなくなるリスクに備える保険」と考えることができれば、大きな出費も納得できるかもしれません
ポータブル電源を保険と考えることについては、こちらの記事もご覧ください
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