みなさんこんにちは !
最近はポータブル電源の扱いにも慣れてきて、いろいろな電化製品をつないで実験している ありーな です
以前の記事で、ソーラー発電した電気をポータブル電源に溜めて調理家電を動かせば、電気代・ガス代ゼロ円で節約料理が作れることを紹介しました
とはいえ自分が持っているポータブル電源でどの電化製品をどれだけ動かせるかは、やってみるまで分かりませんよね
実は私も、つい最近までこんな風に考えていました
わが家にある調理家電の消費電力はどれもこれも大きいから、定格出力1000Wのポータブル電源で料理を作るのは現実的じゃないんだろうなぁ…
しかし今では1000Wのポータブル電源でやれることが分かってきて、節電料理作りにも活躍してもらっています
というわけで今回は、1000Wのポータブル電源(Jackery 1000Pro)をホットクックにつなぎ、カレーライスを作ったときの様子を紹介します
ホットクックでカレーを作ったことにより、使う水が少なく水道料金の節約にもなりました
消費電力800Wのホットクックでご飯を炊いたので、いつも使っている炊飯器(1210W)より省エネにもなりました
ぜひ最後までご覧ください
目次
ソーラー発電した無料の電気を使った節電料理
今回は次のポータブル電源と調理家電を使いました。
ソーラーパネルを使い太陽光発電し、その電力をJackery 1000Proに溜めてヘルシオホットクックを動かしています。
よって電気代・ガス代は全くかかっていません。
項目 | 使った機器名とスペック |
ポータブル電源 | Jackery 1000Pro 定格出力:1000W 容量:1002Wh |
調理家電(自動調理鍋) | シャープ ヘルシオ ホットクックKN-HW24G 調理容量2.4L(2~6人分) |
カレーライス調理にかかった時間とポータブル電源の電気残量
実際に調理してみたところ、カレーライスにかかった調理時間(ホットクック動作時)は約100分で、ポータブル電源の使用電気量は46%でした。
調理 | ポータブル電源の電気残量 |
カレールーの調理:調理時間45分 | 100%から73%に減少(27%使用) |
ご飯の炊飯(3合):調理時間55分 | 73%から54%に減少(19%使用) |
合計(カレーライス調理)調理時間100分 | 100%~54%に減少(46%使用) |
調理の詳細について紹介します。
ヘルシオ ホットクックを使ったカレーライス作り
まず最初にカレールウを作り、その後にご飯を炊きました。
市販のカレーのルウを使ってカレーを作る
今回は市販のカレールウを使ってチキンカレーを作りました。
ハウスジャワカレーの半箱(4~5皿分)を使い、ホットクックのメニュー集にある通りに作りました(メニューはビーフカレーでしたがチキンカレーを作ったため、牛肉を鶏肉に代えています)
材料(4人分) | 量 |
鶏肉(牛肉の代わり) | 250g |
玉ねぎ | 400g |
にんじん | 100g |
じゃがいも | 300g |
カレールウ | 4~5皿分 |
水 | カレールウのパッケージの表示より約250ml減らした水の分量 |
使う水の量が少なくいので災害時でも安心
ホットクックの内鍋に鶏肉、野菜、水を入れ、その上に市販のカレールウを入れます。
ハウスジャワカレーの裏面には「ルウ半畳分(4~5皿分)の場合、具材は半畳、水は700ml(鍋にふたをする場合は600ml)」と書かれています。
ホットクックでの調理は「鍋にふた」をするので、ハウス食品の指定分量は600mlです。
しかしホットクックメニュー集の指定では「カレールウのパッケージの表示より約250ml減らした水の分量」とありますので、水は350mlだけ入れました。
ホットクックは蒸気を逃がしにくい構造とドリップ加工の内ぶたで、食材が持つ水分を活用し鍋内を循環させます。
そのため通常行う調理よりも使う水が少なくて済むというメリットがあります。
今後水道代が高騰したり、災害などで水不足が起きるようなことがあれば、より大きなメリットとなります。
ホットクック(自動調理鍋)は簡単操作で手間いらず
ホットクックはタッチパネルで、メニューを選ぶだけの簡単操作です。
カレーを作る場合は上の写真のとおり、作りたいメニュー(ビーフカレー)を選んでスタート(調理を開始する)を押すだけです。
その後ホットクックが自動で調理してくれますので、あとは何もすることがありません。
ホットクックには「まぜ技ユニット」という機能が付いていて、加熱の進行に合わせて適切なタイミングと力加減で鍋内を自動でかき混ぜてくれます。
そのため煮崩れもなく、味もしっかりしみこみます。
調理中は何も気にせず機械任せできるので、忙しい毎日でも、することが多い緊急時でも安心です。
仕上がりはアツアツで、具材は味が染みて柔らか
ホットクックは調理が終わる1分前と10秒前、そして終了時に声でお知らせしてくれます。
調理が終了してふたを開けると真っ白な蒸気が上がり、カレーはグツグツと煮えていました。
野菜は全く煮崩れしておらず柔らかく仕上がっています。
市販のカレールウなのでもちろん味は美味しいのですが、普段作っているより少しルウが濃いめの仕上がりでした。
水分の多いカレーをお好みの人は、水の分量を指定より少し多めで調理した方がよさそうです。
いずれにせよホットクックで調理すれば、いつでもアツアツの料理が食べられます。
ソーラー発電した「無料の電気」を使えば、電気代・ガス代が高騰した時でも、災害などでエネルギー使用量が制限されている時でも、こんな生活が続けられます。
ご飯を炊く(炊飯)
カレーのルウだけでは食事にならないので、ホットクックでご飯も炊きました。
使う水の量は炊飯器と同じ
ホットクックも炊飯器と同じように簡単にごはんを炊くことができます。
今回3合のご飯を炊きました。
カレーを作った時のように水の量が少なくて済むのかどうか確認しましたが、ご飯に使う水の量は我が家の炊飯器と全く同じでした。
炊飯操作も簡単で手間いらず
炊飯の操作もタッチパネルでメニューを選択するだけです。
何合炊くかの数字を上下ボタンを使って選ぶ必要がある点だけ、カレー作りの時と違います。
55分で炊飯完了ですので、我が家の炊飯器とほぼ同じ時間で炊き上がりました。
炊きあがりは特に文句なく美味しい
私自身食通ではないため、炊きあがったご飯の美味しさの違いまではレポートできません。
しかし我が家の炊飯器は少し硬めに炊き上がるため、それよりは柔らかく炊き上がっていました。
カレーと炊飯に要した時間は約100分で、ポータブル電源に出ていた残りの電力量は54%でした。
使用量は46%ですので半分弱です。
我が家の炊飯器の消費電力は1210Wですが、ホットクックは800Wです。これだけ消費電力が違うのに、ホットクックはほぼ同じ時間でご飯を炊いててくれます
まとめ
今回、定格出力1000Wのポータブル電源で消費電力800Wの調理家電を動かかしましたが、ポータブル電源の定格出力内(1000W>800W)なので何の問題もなく調理をすることができました。
カレールウとご飯とを別々に調理したて2度ホットクックを動かしましたが、電気消費量は約46%で、容量1002Whのポータブル電源には半分以上の電気が残りました。
ご飯を炊かずにおかずだけの調理であれば、約27%(1/4)の電力消費で調理が完了していましたので、定格容量1000Wのポータブル電源で消費電力800Wの調理家電を使うことは十分可能と言えます
また、ソーラー発電で溜めた「無料の電気」を使ったので、「電気代・ガス代」は全くかかっていません。
ヘルシオで調理する場合は使う水の量も少なくできますので、水道代も節約できます。
ソーラーパネル、ポータブル電源と合わせて、ホットクックのような調理家電を持っておけば、高熱費の節約、災害時の備えに大きく役立ちます。