みなさんこんにちは!管理人のありーなです。
「ポータブル電源って、本当に必要なの?」
「防災のためだけに買うなら、ほとんど使わないのでは?」
「値段も高いし、なくても困らない気がする…」
このように考えて、「ポータブル電源はいらない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、ポータブル電源は誰にとっても絶対に必要なものではありません。
使う目的がなければ高い買い物になりますし、モバイルバッテリーやカセットコンロなど、ほかの備えで十分な場合もあります。
だからこそ大切なのは、「必要だから買う」「いらないから買わない」と最初から決めるのではなく、自分の暮らしや守りたいものにとって必要なのかを考えることです。
私自身、ポータブル電源を使い続ける中で感じているのは、その価値は単に「コンセントのない場所で家電を使えること」だけではないということです。
普段はソーラーパネルで作った電気を使ったり、電気代節約や日常生活に活用したりできます。
そして、停電など万が一のときには、照明やスマートフォン、冷蔵庫など、普段使っている電化製品を動かすための「電気の備え」になります。
私は、大切な家族やペット、今の暮らしを守るために「自分で電気を確保できる手段」を持っておくことには、大きな意味があると考えています。
この記事では、「ポータブル電源はいらない」と言われる主な4つの理由を取り上げながら、7つの判断ポイントから一つずつ考えていきます。
- めったに使わないからいらない
- 値段が高いからいらない
- なくても不便しないからいらない
- 停電してもすぐ復旧するからいらない
「ポータブル電源は必要なのか、それとも自分には必要ないのか」。
この記事を読みながら、ご自身の暮らしに当てはめて判断してみてください。
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なぜ「ポータブル電源はいらない」と言われるのか?
「ポータブル電源はいらない」「買っても使わないのでは?」と考える理由は、人によってさまざまです。
しかし、よく聞かれる意見を整理すると、主に次の4つに分けられます。
1) めったに使わないからいらない
2) 値段が高いからいらない
3) なくても不便しないからいらない
4) 停電してもすぐ復旧するからいらない
確かに、どれもポータブル電源を購入する前に考えておきたいことです。
ポータブル電源は数万円から十数万円以上するものも多く、「防災用に買ったものの、結局ほとんど使わなかった」となれば、もったいないと感じるでしょう。
また、停電への備えもポータブル電源だけではありません。
スマートフォンの充電ならモバイルバッテリー、調理ならカセットコンロなど、目的によってはもっと安く、手軽に備えられるものがあります。
そのため、「防災に役立つから、とりあえずポータブル電源を買っておけば安心」という考え方もおすすめしません。
大切なのは、「ポータブル電源は必要か、必要ないか」を一般論だけで決めることではなく、自分の暮らしでは何に使えるのか。
停電したとき、何に電気を使いたいのか。何を守りたいのか。
そこまで考えたうえで判断することです。
私自身、ポータブル電源を使い続け、ソーラーパネルで電気を作る生活も続けてきました。
その経験から感じているのは、ポータブル電源の価値は「停電したときに使える」という一言だけでは判断できないということです。
普段から使うこともできますし、ソーラーパネルがあれば自分で電気を作ることもできます。
一方で、使う目的がなければ、購入しても十分に活用できない可能性があります。
そこでここからは、「ポータブル電源はいらない」と言われる4つの理由を一つずつ取り上げながら、本当に自分にも必要ないのかを7つのポイントから考えていきます。
理由1:ポータブル電源はめったに使わないからいらない?

「キャンプにも行かないし、停電なんてめったに起きない。それならポータブル電源を買っても使わないのでは?」
これは、「ポータブル電源はいらない」と考える大きな理由の一つでしょう。
実際、災害への備えだけを目的に購入し、普段は押し入れや物置にしまったままにするのであれば、使う機会はそれほど多くないかもしれません。
しかし現在のポータブル電源は、「キャンプや災害時だけに使うもの」から、普段の暮らしでも使える電源へと変わってきています。
私自身も、ポータブル電源は「いつ起こるか分からない停電まで保管しておく防災用品」ではなく、普段から使いながら停電にも備えるものと考えています。
「めったに使わないからいらない」と判断する前に、まずは現在のポータブル電源がどのように使えるのかを考えてみましょう。
POINT1.長寿命化で「普段使い」しやすくなった
以前のポータブル電源には、「使えば使うほどバッテリーが劣化するから、防災用としてなるべく使わずに保管しておきたい」というイメージがありました。
しかし現在は、長寿命なリン酸鉄リチウムイオン電池を採用したモデルが主流になりつつあります。
なかには数千回の充放電サイクルに対応し、毎日のように使っても約10年間の使用を想定したモデルもあります。
そのため、「災害が起きるまで大切にしまっておく」のではなく、「普段から使い、いざというときにもそのまま使う」という考え方がしやすくなりました。
家庭でも、ポータブル電源にはさまざまな使い道があります。
- コンセントのない庭やベランダで電化製品を使う
- 自宅の好きな場所へ電源を持ち運ぶ
- ソーラーパネルで発電した電気を蓄えて使う
- 普段使う家電につないで、停電時のバックアップ電源として備える
キャンプや車中泊へ行かなくても、使い方次第でポータブル電源を活用する機会は作れます。
つまり、「防災用品」と「普段使う電源」を別々に考えるのではなく、一台を日常と非常時の両方で活用できるのが現在のポータブル電源です。
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POINT2.ソーラーパネルと組み合わせると使う機会が増える
私がポータブル電源を普段から活用するうえで、特に大きいと感じているのがソーラーパネルとの組み合わせです。
ポータブル電源だけでは、コンセントから充電した電気を蓄えて使うことが中心になります。
しかし、ソーラーパネルがあれば太陽光から電気を作り、その電気をポータブル電源に蓄えて使えます。
つまり、「電気を蓄えて使う」だけでなく、「自分で電気を作って使う」ことができるようになります。
私自身もソーラーパネルで発電した電気をポータブル電源に蓄え、普段の生活で使っています。
もちろん、家庭で消費するすべての電気をまかなえるわけではありません。
天候によって発電量も変わるため、電力会社から供給される電気の代わりになるものでもありません。
それでも、「晴れた日に自分で電気を作る ⇒ ポータブル電源に蓄える ⇒ 必要なときに使う」という小さな電気の自給自足はできます。
普段はソーラー発電した電気を日常生活で使い、停電したときには自宅で電気を確保する手段として活用する。
このような使い方ができれば、ポータブル電源は「めったに使わない防災用品」ではなくなります。
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POINT3.自分で電気を作ると「電気の価値」が見えてくる
これは、私自身がソーラー発電を続けてきて感じたことです。
自分で電気を作るようになると、それまで当たり前のようにコンセントから使っていた電気に対する感覚が少し変わります。
ポータブル電源のディスプレイを見れば、ソーラーパネルから何W発電しているのか、家電が何W消費しているのか、バッテリーがあと何%残っているのかが分かります。
晴れるのを待ち、ソーラーパネルの向きを調整し、少しずつバッテリーへ電気を蓄えていく。
ところが、その電気で消費電力の大きな家電を使えば、せっかく蓄えた電気はどんどん減っていきます。
私は実際に使いながら、「電気を作るのは大変なのに、使うのはあっという間だ」と何度も感じました。
電力会社から供給される電気だけを使っていた頃には、あまり意識しなかった感覚です。
そして、自分で作った電気だからこそ、何に使うのかを考えるようになります。
子どもの自由や未来のために、必要な電気を躊躇なく使う。
自分の好きなこと、やりたいことのために電気を使う。
大切な家族やペットの健康を守るために、必要な電気を躊躇なく使う。
私は、単に電気代を少し節約できること以上に、「必要なとき、必要なもののために使える電気を自分で確保しておくこと」に大きな価値があると考えています。
もちろん、こうした使い方に魅力を感じず、防災以外にも使う予定がないのであれば、「めったに使わない」という理由からポータブル電源を買わない判断も間違いではありません。
一方で、普段から活用し、ソーラー発電まで組み合わせるのであれば、ポータブル電源は「いつ使うか分からない防災用品」から、日常で使いながら非常時にも備えられる電源へ変わります。
これが、「めったに使わないからいらない」と判断する前に考えてほしい3つのポイントですです。
理由2:ポータブル電源は値段が高いからいらない?

「ポータブル電源があれば便利そうだけど、値段が高すぎる」
これも、購入を迷う大きな理由ではないでしょうか。
容量や性能によって価格は大きく異なりますが、ある程度の家電を動かせるポータブル電源となれば、数万円から十数万円、大容量モデルではさらに高額になります。
ソーラーパネルまで一緒に購入すれば、負担はさらに大きくなります。
そのため、「停電するかどうかも分からないのに、そこまでお金をかける必要があるの?」と考えるのは当然です。
私も、ポータブル電源をすべての人に「高くても買うべき」とは考えていません。
使いたい家電もなく、普段使いする予定もなく、停電への備えも別の方法で十分なのであれば、無理に購入する必要はないでしょう。
一方で、価格だけを見て「高いからいらない」と判断する前に、何のために購入するのかを一度考えてみてほしいと思います。
POINT4.「元を取れるか」だけでなく、保険・設備として考えてみる
ポータブル電源についてよく聞かれるのが、「電気代を節約して、購入費用の元は取れるの?」という疑問です。
結論からいえば、電気代の節約だけで高額なポータブル電源の購入費用を回収するのは簡単ではありません。
ソーラーパネルで発電した電気を使えば、その分だけ電力会社から購入する電気を減らすことはできます。
しかし、それだけを目的に十数万円のポータブル電源を購入するのであれば、費用対効果を慎重に考える必要があります。
私は、ポータブル電源の価値を「何円節約できたから、何年で元が取れる」という計算だけでは考えていません。
たとえば、火災保険や地震保険に加入していても、何も起こらなければ保険金を受け取ることはありません。
それでも保険に入るのは、万が一のときに失いたくないものを守るためではないでしょうか。
ポータブル電源も、それに少し似ていると私は考えています。
もちろん、保険とポータブル電源は同じものではありません。
しかし、「使わなければ損なのか」ではなく、「電気が使えなくなったときに困るものを守るため、どこまで備えておきたいのか」という視点で考えると、価格の見え方は少し変わります。
停電してもスマートフォンを充電できる。
照明をつけられる。
冷蔵庫を動かせる。
暑い季節なら扇風機などを使える。
仕事で必要なパソコンや通信機器へ電気を供給できる。
そして家庭によっては、ペットのために使っている電化製品など、停電してほしくないものもあるでしょう。
普段は当たり前に使っている電気ですが、停電すると、それまで当たり前だった暮らしの一部が突然使えなくなります。
そのときに、「最低限これだけは動かしたい」という家電へ自分で電気を供給できる設備を持っている。
私は、そこにもポータブル電源の価値があると思っています。
さらに、前の章で紹介したように、現在のポータブル電源は災害が起きるまで保管しておくだけのものではありません。
長寿命化によって普段から使いやすくなり、ソーラーパネルと組み合わせれば、自分で作った電気を日常生活で使うこともできます。
つまり、普段は暮らしの中で使いながら、万が一のときには非常用電源になる。
この「日常」と「非常時」の両方で使えることまで含めて、購入価格を考える必要があります。
同じ10万円のポータブル電源でも、その価値は家庭によって違います。
停電しても特に困る家電がなく、スマートフォンの充電程度ならモバイルバッテリーで十分という家庭にとっては、10万円は高い買い物でしょう。
一方で、
- 冷蔵庫の中の食品をできるだけ守りたい
- 自宅で仕事を続けるため、パソコンや通信環境を維持したい
- 夏や冬の停電でも最低限の暑さ・寒さ対策をしたい
- 家族やペットのために必要な電化製品を止めたくない
- 長期停電に備えて、自宅で使える電気を確保しておきたい
という家庭なら、同じ価格でも意味は変わってきます。
だから私は、「ポータブル電源は高いですか?」という問いに対して、価格だけで答えるのは難しいと思っています。
大切なのは、
「いくらするのか」だけではなく、「そのお金で何を守ろうとしているのか」まで考えること。
そのうえで「自分にはそこまで必要ない」と判断するのであれば、買わないという選択でよいと思います。
反対に、停電したときに守りたいものがあり、そのための電気を自分で確保しておきたいのであれば、ポータブル電源は単なる高価な家電ではなく、日常でも使える「電気の備え」として考えることができます。
これが、「値段が高いからいらない」と判断する前に考えてほしい4つ目のポイントです。
\ポータブル電源で元を取る方法を詳しく考えました/
\停電に備えて「電気を確保する方法」を詳しく知りたい方はこちら/
理由3:ポータブル電源はなくても不便しないからいらない?

「スマートフォンならモバイルバッテリーで充電できる」
「料理ならカセットコンロがある」
「停電しても少しくらいなら我慢できる」
このように考えると、「わざわざ高いポータブル電源を買わなくてもいいのでは?」と思うかもしれません。
これは、ある意味その通りだと思います。
停電への備えは、何でもポータブル電源で解決する必要はありません。
スマートフォンの充電ならモバイルバッテリー、調理ならカセットコンロ、明かりなら乾電池式のランタンなど、それぞれの用途に適した防災用品があります。
私自身も、ポータブル電源だけを用意すれば停電対策は完璧だとは考えていません。
むしろ、電気を使わなくてもできることは別の防災用品に任せ、限られたポータブル電源の電気を本当に必要なものへ使うことが大切です。
では、それでもポータブル電源を備える意味はどこにあるのでしょうか。
POINT5.ほかの防災用品では代わりにくい「電気」を使える
ポータブル電源の役割は、とてもシンプルです。
停電してコンセントから電気が来なくなったときにも、普段使っている電化製品へ電気を供給できること。
ここに大きな違いがあります。
たとえば、スマートフォンを充電するだけならモバイルバッテリーで十分です。
お湯を沸かしたり簡単な料理をしたりするなら、カセットコンロの方が効率的な場合もあります。
しかし、
- 冷蔵庫を動かす
- 扇風機を使う
- パソコンを使う
- ONUやWi-Fiルーターなどの通信機器を動かす
- テレビなどから情報を得る
- 家庭で必要な電化製品を使う
といったことは、モバイルバッテリーやカセットコンロでは代わりにくくなります。
つまり、ポータブル電源はほかの防災用品の代わりではなく、「電気が必要なものを動かす」という別の役割を持った備えです。
防災用品は「どちらか」ではなく使い分ける
停電時に使える電気には限りがあります。
たとえば、お湯を沸かすために電気ケトルを使えば、短時間でも大きな電力を消費します。
カセットコンロがあるなら、お湯を沸かすことはそちらに任せ、その分ポータブル電源の電気をスマートフォンや照明、冷蔵庫、通信機器などへ残しておく。
私は、このようにそれぞれの防災用品が得意なことを組み合わせることが大切だと考えています。
「カセットコンロがあるからポータブル電源はいらない」
「ポータブル電源があるからカセットコンロはいらない」
という二者択一ではありません。
電気でなければ動かせないものにはポータブル電源。
熱を作るだけならカセットコンロ。
スマートフォンなど小さな機器の充電ならモバイルバッテリー。
それぞれを使い分ければ、限られた備えをより長く活用できます。
\ポータブル電源だけに頼らない停電への備え方はこちら/
「電気がなくても生活できる」と「いつもの暮らしをある程度続けられる」は違う
もちろん、電気がなくてもできることはたくさんあります。
しかし私がポータブル電源を備える理由は、単に「停電を生き延びるため」だけではありません。
- 停電しても照明がつく
- スマートフォンを充電できる
- 通信環境を維持できる
- 冷蔵庫の食品を守れる
- 暑ければ扇風機を使える
- 必要な電化製品を動かせる
こうした一つひとつが、停電によって大きく変わってしまった生活を、少しだけ普段の暮らしへ近づけてくれます。
特に自宅で停電を乗り切る「在宅避難」を考えるなら、電気を確保できることは、いつもの暮らしをできるだけ維持するための選択肢を増やすことにつながります。
「なくても何とかなる」という考え方も間違いではありません。
しかし、「なくても生活できるか」だけでなく、「停電したときに、どこまで今の暮らしを守りたいか」という視点でも考えてみてほしいと思います。
電気を自分で作れる備えは、さらに選択肢を増やしてくれる
そして、ここでもソーラーパネルが大きな意味を持ちます。
モバイルバッテリーもポータブル電源も、蓄えていた電気を使い切れば、それだけでは再び使うことができません。
しかし、ポータブル電源とソーラーパネルを組み合わせれば、停電中でも天候などの条件が整えば太陽光から電気を作り、再び蓄えることができます。
もちろん、ソーラー発電だけで普段とまったく同じ生活ができるわけではありません。
天候によって発電量は大きく変わりますし、使える電気には限りがあります。
だからこそ、先ほどのカセットコンロなども組み合わせながら、自分で作った限られた電気を「何に使うのか」を考えることが重要になります。
私は、停電対策とは「できるだけ多くの防災用品を買うこと」ではないと思っています。
電気、ガス、乾電池など、それぞれの備えを組み合わせ、自分や家族にとって本当に必要なものをできるだけ長く使えるようにすること。
その中で、「電気でしか動かせないものを使いたい」と考えるのであれば、ポータブル電源を備える意味は大きくなります。
反対に、停電しても電化製品をほとんど使う必要がなく、モバイルバッテリーやカセットコンロなどで十分だと判断できるのであれば、無理にポータブル電源を購入する必要はありません。
これが、「なくても不便しないからいらない」と判断する前に考えてほしい5つ目のポイントです。
理由4:停電してもすぐ復旧するからいらない?

「日本では停電しても、ほとんどの場合すぐ復旧するのでは?」
「何日も電気が使えなくなることなんて、めったにないでしょう?」
そう考えれば、いつ起こるか分からない停電のために、高価なポータブル電源を用意する必要はないように思えるかもしれません。
確かに、停電が起きたからといって、必ず長時間続くわけではありません。
短時間で復旧する停電なら、スマートフォンの充電はモバイルバッテリー、明かりはランタンなどで乗り切れる家庭も多いでしょう。
そのため、「停電する可能性があるから、すべての家庭に大容量ポータブル電源が必要」とは私は考えていません。
ただし、ここで一度考えてほしいことがあります。
それは、自分が想像している「停電」が、これまで経験してきた数時間程度の停電だけになっていないかということです。
「停電=短時間で復旧する」とは限らない
停電と聞くと、台風や落雷などによって一時的に電気が止まり、しばらくすれば復旧するケースを思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、私が備えておきたいと考えているのは、こうした身近な停電だけではありません。
大規模な地震や台風などによって発電設備や送配電設備が広い範囲で被害を受ければ、停電が広域化・長期化する可能性があります。
また、電力は「必要な量」と「供給できる量」のバランスを保つ必要があります。
さまざまな対策を行っても電力需給を維持できない場合には、大規模な停電を回避するため、計画停電が行われる可能性もあります。
つまり、停電は必ずしも「近所で電線や電柱にトラブルが起きて、修理すれば復旧するもの」だけではありません。
私は、これまで自分が経験してきた停電だけを基準に「停電してもすぐ復旧する」と考えず、発生する可能性は低くても、長期・広域停電というリスクがあることは知っておいた方がよいと考えています。
だからといって、「大規模停電が必ず起こるからポータブル電源を買うべき」ということではありません。
どこまでのリスクを想定し、どこまで備えるのかは、それぞれの家庭で判断することです。
ただ、「数時間の停電なら何とかなる」という備えと、「数日間電気が使えないかもしれない」と考えた備えでは、必要になるものが変わります。
\長期・広域停電につながるリスクについて詳しく考えました/
POINT6.短時間の停電でも「止まって困るもの」はある
もちろん、長期停電だけを考える必要はありません。
たとえ数時間で復旧する停電でも、その数時間に何が止まるのかは家庭によって違います。
- 夜なら照明が消えます
- スマートフォンの充電が少なければ、連絡や情報収集に不安が出てきます
- 冷蔵庫や冷凍庫への給電も止まります
- 自宅で仕事をしていれば、パソコンやONU、Wi-Fiルーターなどが使えなくなる可能性があります
そして家庭によっては、ペットのために使っている電化製品など、できるだけ止めたくないものもあるでしょう。
つまり、「数時間なら我慢できるか」ではなく、「その数時間、止まって困るものがあるか」を考えることが大切です。
ポータブル電源があれば、容量や定格出力の範囲内で、普段コンセントにつないでいる電化製品へ電気を供給できます。
最近ではUPS機能を搭載し、普段からポータブル電源を家電とコンセントの間につないでおけば、停電時にバッテリー給電へ自動的に切り替えられるモデルも増えています。
突然停電してからポータブル電源を取り出すのではなく、普段から使いながら、そのまま停電にも備えるという使い方もできるようになっています。
私はここにも、現在のポータブル電源を備える意味があると思っています。
\停電時に自動で電源を切り替えるUPS機能を詳しく解説/
POINT7.長期停電まで考えるなら「電気を作れる備え」を持っておく
そして、停電が長期化した場合に考えなければならないのが、蓄えている電気には限りがあるということです。
これはポータブル電源の大きな弱点でもあります。
停電前に100%まで充電してあっても、使えば残量は減っていきます。
停電が数時間で終われば、それほど問題にならないかもしれません。
しかし、1日、2日、さらに長く続けば、限られたバッテリーを何に使うのかを考えなければなりません。
だからこそ私は、長期停電まで想定して備えるのであれば、ポータブル電源と一緒にソーラーパネルを持っておくことをおすすめします。
晴れて発電できる環境であれば、「太陽光から電気を作る ⇒ ポータブル電源に蓄える ⇒ 必要なものへ使う」というサイクルを作れるからです。
もちろん、ソーラーパネルがあれば停電前とまったく同じ生活を続けられるわけではありません。
天候によって発電量は大きく変わりますし、夜間は発電できません。
エアコンやIH調理器など消費電力の大きな家電を長時間使えば、蓄えていた電気も急速に減っていきます。
だからこそ長期停電では、「何でもポータブル電源で動かす」のではなく、前の章で紹介したように、カセットコンロやモバイルバッテリーなども使い分けることが大切です。
限られた電気だからこそ、本当に電気が必要なものへ使う。
そして、使った電気を少しでも自分で作って補充できるようにしておく。
これが、私が考える長期停電への備え方です。
「めったに起きない」ことに、どこまで備えるか
大規模な災害や長期停電は、毎日のように起こるものではありません。
もしかすると、購入したポータブル電源が長期停電で一度も使われないまま何年も過ぎるかもしれません。
それなら「買わなくてもよかった」と考える人もいるでしょう。
私は、それも一つの考え方だと思います。
一方で、私たちがこれまで経験したことがないからといって、これからも長期・広域停電が起こらないとは限りません。
自然災害だけでなく、電力需給や社会インフラなど、電気が家庭へ届くまでにはさまざまな要素が関わっています。
だから私は、「停電が起きる確率はどのくらいか」だけではなく、「もし長期間電気が使えなくなったら、自分は何に困るのか」まで考えて備えるようにしています。
停電しても特に困るものがなく、数時間程度なら問題なく過ごせる。
長期停電についても、別の方法で十分に備えられている。
そう判断できるのであれば、ポータブル電源の必要性は低いかもしれません。
一方で、
- 家族との連絡手段を維持したい
- 冷蔵庫の食品をできるだけ守りたい
- 仕事や情報収集に必要な通信環境を維持したい
- 暑さや寒さへの備えを少しでも増やしたい
- そして、大切な家族やペットのために、必要な電気を確保しておきたい。
そう考えるのであれば、「停電はめったに起きない」「起きてもすぐ復旧する」という理由だけで、電気の備えを不要と決める必要もないと思います。
いつ停電するのか。
どれくらいの範囲で起こるのか。
どれくらい長く続くのか。
それを私たちが選ぶことはできません。
でも、停電したときに使える電気をどこまで備えておくのかは、自分で選べます。
私はその選択肢の一つとして、普段から使えるポータブル電源と、自分で電気を作れるソーラーパネルを備えておくことには大きな意味があると考えています。
これが、「停電してもすぐ復旧するからいらない」と判断する前に考えてほしい最後の2つのポイントです。
結局、ポータブル電源は必要?いらない?

ここまで、「ポータブル電源はいらない」と言われる4つの理由について、7つのポイントから考えてきました。
では結局、ポータブル電源は必要なのでしょうか。それとも、なくてもよいのでしょうか。
私の答えは、「すべての人に必要なものではない。でも、備えておくことで守れるものがある人には大きな価値がある」です。
大切なのは、「防災のために必要らしいから買う」「高いからいらない」と周囲の意見だけで決めることではありません。
自分は何のために使うのか。停電したときに何を守りたいのか。
そこから考えてみてください。
ポータブル電源が「いらない」可能性が高い人
次のような方は、無理にポータブル電源を購入する必要はないと思います。
- 停電しても使いたい電化製品がほとんどない
- スマートフォンはモバイルバッテリーで十分備えられている
- 調理はカセットコンロなど別の方法で対応できる
- キャンプや車中泊など屋外で電気を使う予定がない
- 普段使いやソーラー発電にも興味がない
- 長期停電についても別の方法で十分に備えている
このような場合、数万円から十数万円以上をかけてポータブル電源を購入しても、十分に活用できない可能性があります。
「防災にはポータブル電源が必要らしい」という理由だけで購入する必要はありません。
自分に必要な備えを考えた結果、「自分には必要ない」と判断することも、正しい備え方の一つだと思います。
ポータブル電源を備える価値が大きい人
一方、次のような方は、ポータブル電源を備える意味が大きくなります。
- 大切な家族やペットを守るため、できる限りの備えをしておきたい
- 停電しても冷蔵庫や通信機器などをできるだけ使いたい
- 在宅避難でも普段の暮らしをできるだけ維持したい
- 自宅で仕事をしており、パソコンや通信環境を止めたくない
- 家族やペットのために必要な電化製品がある
- キャンプ、車中泊、庭やベランダなどでも電気を使いたい
- ポータブル電源を普段から活用したい
- ソーラーパネルで自分でも電気を作りたい
- 数時間の停電だけでなく、長期停電まで備えておきたい
すべてに当てはまる必要はありません。
特に私が大切だと思っているのは、「停電したときに何を使いたいか」だけではなく、「誰を、何を守るために電気を備えるのか」まで考えることです。
大切な家族やペットがいるから、万が一のときにできる限りのことをしておきたい。
そのために必要な電気を自分で確保しておきたい。
それも、ポータブル電源を備える十分な理由だと私は考えています。
一つでも「停電したとき、これだけは守りたい」と思うものがあれば、それがポータブル電源の必要性を考える出発点になります。
\自分に必要だと思ったら、次は失敗しない選び方を確認/
まとめ|ポータブル電源が必要かどうかは「何を守りたいか」で考えよう
この記事では、「ポータブル電源はいらない」と言われる4つの理由について、7つの判断ポイントから考えてきました。
ポータブル電源は、すべての人に必要なものではありません。
使う目的がなければ高い買い物になりますし、スマートフォンの充電ならモバイルバッテリー、調理ならカセットコンロなど、ほかの備えで十分な場合もあります。
だから私は、「防災のためにポータブル電源は絶対に必要です」とは言いません。
大切なのは、必要か、いらないかを周囲の意見だけで決めるのではなく、自分の暮らしに当てはめて考えることです。
普段から使うことはあるのか。
停電したら何に困るのか。
数時間ではなく、停電が長期化したらどうするのか。
そして、
そのとき誰を、何を守りたいのか。
ここまで考えると、自分にポータブル電源が必要なのかが少しずつ見えてくると思います。
私自身、ポータブル電源を使い続け、ソーラーパネルで電気を作る生活をしてきたことで、「電気を備える」ということへの考え方が変わりました。
電気は、普段はコンセントにプラグを挿せば当たり前のように使えます。
しかし、自分でソーラー発電をしてみると、「電気を作るのは大変なのに、使うのはあっという間だ」ということを実感します。
だからこそ、限られた電気を何に使うのかを考えるようになりました。
子どもの自由や未来のために使う電気。
自分の好きなこと、やりたいことのために使う電気。
大切な家族やペットの健康を守るために使う電気。
私にとってポータブル電源とソーラーパネルは、単なる便利な家電やアウトドア用品ではありません。
普段から電気を作り、蓄え、必要なときに大切なもののために使えるようにしておく「電気の備え」です。
もちろん、この記事を読んだ結果、「自分にはポータブル電源はいらない」という答えになってもよいと思います。
反対に、
「停電したとき、大切な家族のためにできる限りのことをしておきたい」
「自分でも電気を作れるようにしておきたい」
「必要なときに使える電気を、自分で確保しておきたい」
と思ったのであれば、それがポータブル電源を備える理由になります。
ポータブル電源を買うことが目的ではありません。
大切なものを守るために、自分にはどんな備えが必要なのかを考えること。
私は、それが一番大切だと思っています。
#00 【徹底解説】ポータブル電源は本当に必要?購入前の疑問に答えます
#01 ポータブル電源はいらない?必要ないと言われる4つの理由と7つの判断ポイント
#02 ポータブル電源を買うべき人とはどんな人?あなたは本当に必要なのかを徹底解説
#03 ポータブル電源だけじゃもったいない!ソーラーパネルセットで得られるメリット
#04 ポータブル電源の「普段使い」で電気代節約、快適生活実現
#05 電気代・ガス代ゼロ円-ポータブル電源をソーラー充電して節約調理
#06 ポータブル電源の価格が高く感じるのはなぜ?家電ではなく設備と比較すべき
#07 「ポータブル電源は高い」は誤解!ソーラーパネルセットなら万一に備えた「保険」になる
#08 電気代高騰から子供を守る!ポータブル電源とソーラーパネルでできること
#09 電気料金値上げに負けない!ポータブル電源とソーラーパネルで家族の笑顔とゆとりを守る
#10 ポータブル電源で節電意識UP!電気の見える化がもたらす4つのメリット
#11 「ポータブル電源、元取れる?」元をとるための5つのポイント
#12 停電の室内で本当に役立つのはポータブル電源だけ
#13 ポータブル電源で備えるのは、経験したことのない大規模な停電リスク
#14 ポータブル電源は必要か?電力不足リスクから見たポタ電とソーラーパネルの必要性
#15 「いつか買う」は損!ポータブル電源買うなら今すぐ買うべき5つの理由
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